category - Africa -
![]() Konono N°1 Lubuaku 2004年にリリースされた、2003年2月5日のオランダでのライブを収録したアルバム。 オランダのThe Exというバンドのオープニングアクトだったそうだ。 The Exは、ノイズ、アヴァンギャルド系のバンドで、オランダのSonic Youthなんて紹介されることもあったように記憶している。 少し前にTortoiseとコラボレート もう結構なキャリアになるバンドで、かなり前から名前は知っていたし、多少興味を持ったこともあるのだが、実際に音は聴いたことがない。 ちょっと調べてみたら、最近ではアフロ・ビート等も取り入れたりしているらしく、そういう繋がりでThe Exの方からアプローチがあったのだろうと思う。 このライブ盤の存在を知った時、意外な名前が登場して来たので少しばかり驚いた。 このライブ盤を購入したのは、もちろん少し前に取り上げた彼らのアルバム"Congotronics" あまりにも面白かったので、すぐに注文し、それが昨日届いた。 そして、3年ほど前にはどんなことをやっていたのだろう、と思いながら聴いてみたのだが、これが"Congotronics"とほとんど一緒。 ある程度は予測していたけれど。 強いて言えば、"Congotronics"の方がもう少し整理されているというか、テンポに変化があったり、いろいろと工夫が施されているように思う。 詳しくは分からないのだが、"Congotronics"に収録された曲の中にもライブと思われるものもあったし、レコーディングもきっとライブに近い状態で行われたのだろうから、ほとんど変わりがないのだけれど、アルバムということを意識して作られたという印象は多少あるので、入り口としてはちょうど良いのかもしれない。 でも、このライブ盤がつまらないかと言うとそういう訳ではない。 よりストレートで生々しく、やはりエレクトリック・リケンベの歪んだ音に持っていかれる。 そして、このリズムのたくましさは何なんだろう。 ミカ・カウリマスキの映画「モロ・ノ・ブラジル」 やっぱりこれは、生で聴かないと。 スポンサーサイト
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![]() Konono N°1 Congotronics 活動歴25年にもなるというコンゴのグループの2005年にリリースされたアルバム。 産業廃棄物や織機を利用して作ったジャンク楽器、エレクトリック・カリンバ(※)、ドラムなどを使って演奏されているそうだ。 リリースはベルギーのレーベルからで、日本ではジェシー・ハリスの"Mineral" このレーベルのことはもちろん、エレクトリック・カリンバは、ちょっと前にキモックがライブで使っていたし、音楽的にも人脈的にも何の繋がりもないけれど、自分の好きなものとたまたま繋がったのが面白い。 それはさておき、これがなかなか強烈。 アフリカの音楽についてはまったくと言っていいほど知識がないので、歴史的なこととか、地域的な違いとか分からないし、これが伝統的な音楽に基づいたものなのか、大衆的な音楽に基づいたものなのかも分からないのだけれど、単純に曲だけを取り出せば、自分なりに勝手に思い描いているアフリカ的な音楽という印象。 それが、前述のような楽器を使い、さらに歪んだ音で表現されることで独特の雰囲気を生み出している。 陳腐な言い方をすれば、人力トランスとかそんな風にも言われてしまうのだろうけど、たしかに目をつぶって聴いているとかなり意識が持って行かれる音だ。 複雑なリズムの重なり合いの上で、歪んだカリンバの音が素晴らしいアクセントになっている。 生で聴いたら、さぞかし凄いのだろうと想像できる。 なんて思っていたら、8月の終わりから9月の初めにかけて日本でもツアーを行うようだ。 できれば生で体験してみたいな、と思っているところ。 ※カリンバは、国、地域のよって呼び名が違うそうで、コンゴでは「リケンベ」と呼ぶそうな。 参考:http://kalimba.hp.infoseek.co.jp/af-kali.html |
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