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  2005年11月  

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聴きどころ多し
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Steve Kimock Band - Road Notes Vol.2


Steve Kimock Band
Road Notes Vol.2


最近Digitalsoundboard.netでリリースされた、新ラインナップによるこの秋のツアーからのコンピレーション。
チャーリー・ミラー氏による選曲で、CD3枚分、収録時間ギリギリまでみっちりと詰まっている。
CMさんは、SKBのショーの度に小さなノートにセットリストやキモックの曲ごとの使用ギター、その他いろいろメモを取っているそうで、それを基に選曲されたのがこのシリーズ。
Vol.1の方もとても良い内容だったので、続編の方もさっそく購入してみた。

まず1曲目、アルバム"Eudemonic"を意識してか、"Eudemon"が選ばれている。
この曲は、なかなか今のメンバーでの演奏がはまっている。
続く、"Long Form Part 1"では、オルガンのリフによるテーマ部分がちょっと辛いが、インプロ・パートでは、メンバー同士の応酬が凄い。
今のSKBは、こういうところのバランスが凄くいい。

他に印象に残った箇所をいくつか。
まず、"Thing One"。
今までこの曲を特別視したことはなかったが、今のメンバーでの演奏、素晴らしい。
そして、"Jam > One For Brother Mike"。
曲名なしの"Jam"の方は、ロドニー主導じゃないかと推測するが、STS9ばりなクラブ・ミュージックっぽい演奏だ。
リード・マティスのベースも、ロバート・ウォルターのキーボードも相性がいいようだ。
もしかして、リリース間近(?)のロドニーのアルバムってこういう感じ?
"One For ~"は、出だしではもうひとつかなと思ったが、エンディングへ向けての盛り上がりが良かった。
次に"Tangled Hangers"。
この曲ではマーティン・フィエロが参加していて、そのためか導入部分ではジャズ寄りな演奏が聴けて面白い。
ジャズ畑のマティスが大活躍していて、それに触発されてか、いつもゲスト参加するとわりとリラックスしたサックスを吹くフィエロが、珍しく若い頃のような気合いの入ったサックスを吹いている。
"Tongue 'n' Groove"は、いつにもましてゆったりとしている。
珍しくキーボードによるソロなんかも入っていて、前半は良い感じなのだが、ちょっとテンポ落とし過ぎたのか、後半ダレ気味なのが残念。
この曲では、マティスのベースは少し機械的で、今ひとつ合わないかも。
最後は、"Little Wing"。
この曲は、いつ聴いてもいいね。

10月に入ってからの音源を聴いた時にも思ったのだけれど、全体的にロドニーはややおとなしめ。
それでも充分凄いし、多分、キーボードのスペースを作るためだ。
それにしても、アルバムはいつ出るんだろう?


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[2005/11/30 00:06] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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密度高し
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Undermind

Phish
Undermind


わざわざ言うまでもなく、Phishの最後のアルバム。
トレイの新しいアルバムを聴いて、改めて聴いてみたくなったのがなぜかこれだった。
それは両者にちょっと近いものを感じたからだ。
曲が似ているとか、やっていることが近いとかではなく、楽曲そのものへの集中力とか、そういった点に。
それと、このアルバムがリリースされた時期というのが、自分自身、少しはPhishを聴いていて、それなりに好きなアルバムなんかもあったけれど、解散だ何だと騒がれているがどんなもんかね?という確認のつもりで聴いてみただけで、その後繰り返し聴くようなことはないままだったからというのもある。

で、結構久しぶりに聴いてみた訳だが、やっぱり完成度の高いアルバムだと思う。
それは、最初に聴いた時にも感じたことだ。
それに、タイトル曲の"Undermind"やギターポップ風味な"The Connection"なんかは好きだし、他にも良い曲が多い。
カップリングのDVDに収録されたレコーディング風景も和やかで、とてもこのあと解散を控えたバンドの音には聴こえない。
まあ、このアルバムの製作時点で解散を考えてたのかどうか分からないけど。

という具合に、決して印象の悪いアルバムではないのだが、それでも未だにもうひとつはまれないでいる。
このアルバムの中の曲も、もっとライブで練られれば印象がまた違ったものになったような気もするが。
トレイの新しいアルバムも同じような感想を持つかな、と自分で思ってたら、意外とあっちは気に入ってしまった。
まあ、懲りずにまた聴いてみるとしましょう。
[2005/11/29 00:27] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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良いんじゃないでしょうか
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Shine

Trey Anastasio
Shine


やっと到着したトレイのニュー・アルバム。
例のSony BMGのrootkit騒ぎに巻き込まれるような形でいったいどうなってんのかと思っていたが、自分が購入したデュアル・ディスク盤の方はそれとは違うらしいのでとりあえずホッとしていた。
ただ、このデュアル・ディスクもちょっと曲者で、これを買った友人のCDプレーヤーでは再生することができなかったらしい。
結局、まだちゃんとした規格通りの"CD"としては発売されていないことになる。
だから、実際に手元に届いて、自分のCDプレーヤーで再生してみるまで安心はできなかった。
そして、おそるおそるCDプレーヤに入れて再生ボタンを押してみたら、動かない。
「俺のもだめか!」と落胆しかけたところ、単に裏表を間違って入れていただけと分かり、1人で顔を赤らめつつ、無事再生できて一安心。

で、肝心の内容の方だが...。
身近なところでの前評判では、「すごくいい」「悪くはないけど、うーん」と両方の意見を聞いた。
トレイのアルバムが出ると知った時は、「悪くはないけど」の方かなと自分でも想像していたが、「すごくいい」という方の、曲と歌が良いという話を聞いた時に自分でもちょっと感ずるところがあって、これは自分で聴いてみるまで分からないなという気持ちでいた。
「悪くはないけど」と言っていた友人(前述の、CDプレーヤーで再生できなかった友人)は、「ポップ・ミュージック」という言葉を使っていたが、この「ポップ」という言葉がキー・ワードのような気がする。

結論としては、凄く良いアルバムだと思う。
まだ、個別の曲に関してどうこう言えるほど聴き込んではいないのだけれど、ライブ音源で先に聴いていたタイトル曲の"Shine"は凄く好きだ。
この曲を1曲目に持ってきたのは正解だと思う。
何となく決意表明のような気がして。
3曲目の"Invisible"は、なんだかMonkeesのマイク・ネスミスが作る曲のようだ。
とにかく、曲を重視し、丁寧に作られたことがよく分かる。
でも、「悪くはないけど...。」の方の気持ちも分からなくはない。
こればっかりは好みの問題もあるし、Phishに対する思いも絡んでくるだろうし。

話は最初に戻るが、Sony BMGの問題のあるディスクは回収、交換ということになったらしいし、このアルバムについてはmp3のダウンロード販売も始まっている。
Amazon.comのレビューでは、CCCDであることを理由に低い評価をしているのも見かけた。
肝心の音楽以外のところで話題になったり、評価されてしまうことはとても残念なことだ。
個人的には、デュアル・ディスクもあんまり嬉しくないし、CCCDなんかは問題外。
いい加減、どうにかならんもんか。
内容が良かっただけに...。
[2005/11/27 01:55] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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缶入り
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Metal Box

Public Image Ltd
Metal Box


何を今更という感じもしなくはないが、つい買ってしまった。
ちょっと前にHKさんの日記で紹介されているのを読んだのがきっかけ。
このアルバムと次の"Flowers Of Romance"は、かなり以前に友人に借りて聴いたことがあって、その時はどこが良いのかさっぱり分からなかった。
それは多分、Sex Pistolsのイメージから抜けきれなかったからだ。
ライドンになってからの、あまりに違う歌い方に馴染めなかったし、ニュー・ウェイブ系の音楽の持つ曖昧な感じがちょっと苦手だったのもある。
そして、今聴いたらどうかな?って言う気持ちを、特にこのアルバムに対して、漠然と持ち続けていて、今回、ちょうど良い機会になった。

で、実際に聴いてみて。
これはもう、ベースのための音楽。
ベースだけでいい。
誤解を恐れずに言ってしまいえば、ヘタクソなギターがいらないなあと思う箇所もあったし、ボーカルについては、以前みたいに違和感はまったく感じなかったものの、別に入ってても入ってなくてもどっちでもいい。
ジャー・ウーブルのベースもこの頃はまだ下手なんだけれど、多分、この時でしか表現できなかったというか、この時の瞬間を切り取ったようなものなんだろうと思う。
普通に弾いたらかっこ悪くなってしまいそうなスレスレのところをかっこ良く弾く、というのはやっぱりセンスあってのもの。
いや、もしかしたらかっこ悪いまんまでかっこ良いのかも。

Canあたりの影響が強い、なんて言われているようだが、それも改めて聴いてみて、ようやく理解できた。
どちらかと言えば、ダモ鈴木脱退以降のCanからの影響だろうか。
ジャー・ウーブルは、その後、Canのメンバーとアルバムを作ったりしているのも面白い繋がりだ。

と、インパクトの強かった部分に関して書いたりしてみたものの、日常的に聴きたいかというとそこまでではない。
ただ、このアルバムの後続に与えた影響というのはかなりのものだろうということは想像できる。
特にダブを取り入れたクラブ・ミュージック方面だとか。
あと、Dub Narcotic Sound Systemなんかにも意外と影響与えているのかな、なんて感じた。
よく、45回転の3枚組で発売されたオリジナルの缶入りレコードと比べ、このCDは音が全然だめだなんてことを言われている。
CDとしては比較的ましな方なんじゃないかと思うが、レコードの方は聴いたことがないので比較のしようがない。
機会があったら聴き比べてみたいけど、プレミアの付いたレコードを買う気にはならないし...。

[2005/11/26 00:20] | Rock | トラックバック(0) | コメント(7)
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もっと掘らねば
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Yarona

Abdullah Ibrahim Trio
Yarona


南アフリカ出身のピアニスト、アブドゥーラ・イブラヒムの95年のドイツでのライブ盤。
デューク・エリントンに見い出された人で、以前はダラー・ブランドと名乗っており、"African Piano"という作品でよく知られているそうだ。
ダラー・ブランドという名前も、現在のアブドゥーラ・イブラヒムという名前もまったく知らず、つい最近、たまたま訪れたこちらのブログで知り、興味を持った。

80年代以降のジャズには今まであまり興味を持ったことがなく、やや抵抗があったというか、ほとんど偏見に近いかもしれないが、数えるほどしか聴いたことがない。
そんな感じだったので、期待と不安と入り交じった感じだった。
ところが、1曲目のピアノだけの導入部分だけでその不安が完全に吹き飛んだ。
ベースとドラムが入り、徐々に盛り上がってくるあたりで完全に耳が釘付け。
最初、ちょっとだけキース・ジャレットに近いタイプかな、なんて思ったりもしたが、進むにつれちょっと違うなと思った。
あくまでもこのアルバムを聴いただけの印象ではあるが、音を敷き詰めるようなタイプではなく、間を非常に重視した、メロディアスなピアノだ。
良い意味でジャズだけに囚われておらず、同時代的なリズムなども極々自然な形で導入されているのも素晴らしい。
バックを務めるベースもドラムも良くて、3人のバランス、雰囲気がとても良い。
最後の曲まで、約1時間、一気に楽しめる。

このアルバム、調べてみたら中古でも少し高い値が付いていたり、日本ではやや手に入りにくいようだ。
こういうのが埋もれているは、ちょっともったいない。

[2005/11/24 23:43] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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3/4
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Jon Fishman


Trey Anastasio Band
11/11/05 Utica Memorial Auditorium - Utica, NY


友人がメールで、この日のショーで、マイク・ゴードンとジョン・フィッシュマンがゲストで登場したことを教えてくれた。
これは面白そうだなと思ってさっそく探してみたが、bt.etree.orgでも、気付いただけで3つの音源がアップされていて、あっさり見つかる。
まあ、注目度が高いのは当然のことだろう。

トレイのサイトでは、時計を設置してこの日に向けてカウントダウンをしていたらしいし、02年10月25日の同じ場所でのショーを記念して、と音源に付属していたテキスト・ファイルに書いてあったから、詳しいことはまったく知らないのだけれど、どうやら特別なものらしい。
そのためか、始まる前にカウントダウンをしているのだが、なぜかバックにEuropeの"Final Countdown"が流れていて、ちょっと笑った。
続く1曲目の"Mr. Completely"からなかなか重厚な感じで飛ばしていて、いきなり20分にも及ぶ演奏を繰り広げる。
なかなか調子よさそう。
新しいバンドとしてのやり方が板についてきたのか、今年4月の始動直後よりもかなり印象がいい。
新しいアルバムが未だ手元に届かないので、初めて聴いたアルバムのタイトル曲、"Shine"はなかなか良い感じの曲だ。

"Access Me"から、トレイはアコースティック・ギターに持ち替え、マイク・ゴードンがベースで登場。
会場は大合唱となる。
"The Divided Sky"の途中、演奏が止まり、場内が大歓声に包まれる。
音だけでは何が起こっているのかよく分からなかったが、どうやらフィッシュマンが登場したようだ。
で、シンバルを1回叩いて去っていった模様。
友人からは、"One Cymbal"と聞いていたので、てっきりシンバル1つを使って演奏に参加したのかと思っていたが、1回叩いただけ、という意味だったようだ。
その後、Phish時代の曲を連発し、息の合ったところを見せてくれた。
最後、"Boogie On Reggae Woman"では、エレクトリックに戻り、さらにフィッシュマンがドラムで参加。
なかなか良い感じだ。

2人がゲストで参加したと聞いた時、まず、ペイジは?と思ったが、テキスト・ファイルにはちゃんと、「ペイジはいなかったよ」と書いてあった。
やっぱりみんな同じこと考えるよね。
[2005/11/24 00:53] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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たまに聴くといい
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Ladies & Gentlemen We Are Floating in Space

Spritualized
Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space B P


Spacemen 3のジェイソン・ピアース率いるSpritualizedバンドの97年のサード・アルバム。
なんてなんて書いてみたが、Spacemen 3は聴いたことがないし、自分にとってのこのバンドというのは、このアルバム以前はSpritualized Electric Mainline名義だった頃のシングル1枚のみ、以後はたしかこの次作にあたるライブ・アルバムで終わっていて、近作はまったく聴いていない、というその程度。
加えて最初にシングルを聴いた時にはどこが良いのかよく分からず、このアルバムも最初はそれほど気に入っていた訳でもなかった。
その後、何度か聴くうちに、1曲目のタイトル曲と9曲目のストリングスが泣かせる"Broken Heart"が気に入り、ほぼそれらを聴くだけのためにアルバムを通して聴いていたが、そんな感じでも何度か聴いてればそれなりに愛着が湧き、たまに聴きたくなるくらいのアルバムにはなった。

で、今日、その、"たまに"が突然、おそらく4、5年ぶりくらいにやってきた。
たまに、とは言えないかもしれないが。
一言で言ってしまえば、サイケデリック。
それにソウルを意識したようなホーンが入ってきたり、ゴスペル風なコーラスが入ったり、前述の通りストリングスが入ってきたりと徹底的に自分のやりたいことを盛り込んだような凝った作りだ。
極めつけが、ボーナス・トラックを除いたラストの曲"Cop Shoot Cop..."では、ピアノでDr.ジョンが参加している。
意外な感じだが、これがなかなかはまっている。
そして、このねじれ具合と、人を食ったようなアルバムのタイトルなんかも、いかにもイギリスのアーティストらしい。

"Cop Shoot Cop..."のつぶやくように歌うボーカルを聴いていて、ふと何かに似ているなあと思った。
そうだ、ロバート・ワイアットだ!
以前にはまったく気付かなかったが、そういう意識で聴いてみるとなかなか面白いかもしれない。
多分、また、"たまに"聴きたくなるアルバムだろうと思う。
[2005/11/22 23:20] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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思ってたよりさわやか
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Last Days and Time

Earth, Wind & Fire
Last Days And Time


EW&Fの72年作。
この人達の作品、初めて聴いた。
もともとブラック・ミュージックが得意ではなかったし、ヒップホップに浸かり始めて以来、そういった音楽を少しは聴くようにはなったけれどもどちらかといえばソウルやファンクよりもジャズに傾倒していたのというのもあるが、このバンドの場合、やっぱりディスコのイメージが強かったからだ。
Kool & The Gangもそう。

そんな感じだったのだが、kgさんのブログでこのアルバムが紹介されていて、興味を持った。
しかも、3曲目の"They Don't See"はマイルスの曲だというし。
でも、今、書き始めるまでそのことを忘れていた。
聴き覚えがないので、まだ聴いてことがないやつだ。
だから、原曲と比べてどうなのか分からないが、かなりてが加えられているような気がする...。
マイルスのいつの曲なんだろう?

とりあえず、それはあとで調べるとして。
聴く前は、もうちょっとグリングリンなのを想像していたが、なかなかサラッとした感じ。
好みとしては想像していたようにもう少しグリグリ来てもいいけれど、ロックとは違う粘りのあるリズムがかっこいい。
後のイメージとは異なる、この時代らしい演奏だ。
さわやかな印象を受けたのは、多分、見事なコーラスワークやミニー・リパートンっぽい女性ボーカルが入るせいだと思う。
きっと、こういうセンスはディスコ時代にも受け継がれているんだろうと想像する。
でも、やっぱり初期のやつをもう少し聴いてみたい。
[2005/11/22 00:26] | Soul/Funk | トラックバック(0) | コメント(4)
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開始
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Phisbill


Phish
Phishbill 10/15/05 No Style - Shibuya, Tokyo, Japan


3回目のPhishbillの音源の回覧が始まった。
毎回、イベント終了後にこうして回覧をしてくれるのだけれど、また改めて聴き直せるというのがとてもありがたい。

改めて聴いてみて...。
当日に感じた通り、ファーストセットの4曲目"Esther"が凄くいい。
個人的にはこの日のベスト。
この曲へ向かって徐々にウォーミングアップするように盛り上がっていく構成と、この曲以降、"Possum"までの流れが好きだ。
セカンドでは、"Free"と"If I Could"が気に入っている。
そして、本当のライブさながらにアンコールもある訳だが、ラストの"Limb By Limb"のまえに"Inlaw Josie Wales"というアコースティックのインストを入れるあたり、非常にこだわりを感じる。
そういえば、当日、このアンコールが始まった時、テーパーのkgさんが「これは絶対、2000年のZepp Tokyoのやつですよ!」と教えにきてくれて、Phishに関してまだまだそんなレベルに達してない自分は、若干引きつつ、非常に感心したのだった。

とにかく、今回も良質のコンピレーションとして、とても楽しめた。
回覧への参加は、まだまだ受け付けているようですよ。
Phishお好きな方、ぜひどうぞ。
[2005/11/20 22:47] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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来てちょうだい
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Hard to Love a Man

Magnolia Electric Co
Hard To Love A Man


10月にリリースされた5曲入りのEP。
タイトル曲の"Hard To Love A Man"は、現時点での最新アルバム"What Comes After The Blues"に収録されているから、そこからのシングル・カットということだろうか。
アルバムのリリースが今年の4月のことなので、妙なタイミングではあるが。

それはさておき。
アルバムの充実ぶりには目を見張るものがあったから、このEPへの期待も当然高かった。
そして、見事に期待に応えてくれた。
まだ、1、2度聴いただけではあるが、聴けば聴くほどにジワリと沁み込んできそうだ。
ラストの曲"Werewolves Of London"のみ、カヴァー。
曲調が他とちょっと違うなと思ってクレジットを見てみたら、ウォーレン・ジヴォンの曲だそうだ。
さすがに名前くらいは知っているが、自分には馴染みのないアーティストなので、曲を聴いたのもたぶん初めて。
だから、この曲がどういうものかまったく知らないのだけれど、弾んだ曲調がアクセントになっていて良い。

ライブも精力的にやっているようだし、オフィシャル・サイトではライブ音源のFlacファイルを無料で配布するという太っ腹ぶりだ。
ぜひ、日本にも来て欲しいところだ。
[2005/11/20 22:35] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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1曲ダブり
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Newport '63

John Coltrane
Newport '63


63年のNewport Jazz Festivalでの演奏が3曲、61年のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブが1曲で構成されたライブ・アルバム。
ただし、 4曲目のヴィレッジ・ヴァンガードでの"Chasin' Another Train"は、4枚組のやつにも収録されているので、既に聴いたことがある。
あんまり憶えていなかったが。

このアルバムについては、こちらのブログで興味を持った。
"My Favorite Things"が凄いらしい。
なるほど、これは確かに凄い。
コルトレーンによるこの曲のライブを聴いたのは多分初めてだが、上がったり下がったりの波が激しく、グイッと引き込まれる。
これで、もうちょっと録音のバランスが良かったら嬉しいのだけれど。
落ち着いた曲調の1曲目、"I Want To Talk About You"もとても良い雰囲気だ。
そして、面白かったのが、"Impressions"。
途中完全に、サックスとドラムのデュオとなる。
そのやりたい放題な感じが、素晴らしい。

そして、久しぶりに聴くヨレヨレな感じの"Chasin' Another Trane"。
ここのところ、コルトレーン熱が再燃しつつあり、ちょうどヴィレッジの4枚組も久しぶりに聴きたいと思っていたところ。
買った当時もよく分からないながらも、熱気満ちた感じが好きだった。
だから、コルトレーンといえば、名盤とされるバラードものよりも、こういう暑苦しいのがいいと思っている。
でも、バラードものも今の耳で聴いたら、また印象変わるだろうか。
とりあえず、持ってるアルバムを片っ端から聴き直してみよう。
[2005/11/19 02:37] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(2)
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職人気質
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The Secret Sun

Jesse Harris & The Ferdinandos
The Secret Sun


03年の4枚目のアルバム。
先に聴いたこの次のアルバムと比べると、基本的な路線は変わらないが、少しラフな印象。
それがまた、味わいがあってよい。
カントリー・テイストもうまくブレンドされていて、Wilcoあたりを好む向きにもいいかもしれない。
5曲目、"What Makes You"では、ノラ・ジョーンズが歌とピアノで参加している。
クレジットも見ていなかったので、それが何曲目なのかは知らずに聴いていたが、ピアノが入ってきた瞬間、すぐにそれと分かった。
歌や声ももちろん良いのだけれど、他者の作品に参加しているのを聴いて初めて、ピアノも特徴的であることに気付いた。

ジェシー・ハリスの声や楽曲の雰囲気を聴いていて、ずっと誰かに似ているなと思っていた。
多分、Jules Shearだ。
アルバムは1枚しか聴いたことがないし、そんなによく知っている人ではないが、シンディー・ローパーがこの人の曲をカヴァーしたり、知る人ぞ知る感じのシンガー・ソング・ライター。
そんなところも何となく似ている。
ジェシー・ハリスの方が素朴な感じで、自分の好みではあるが。

オフィシャルサイトを見たら、来年1月には新しいアルバムが出るようなので、楽しみだ。
[2005/11/18 00:19] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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来そうで来ない
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Digable Planets


Digable Planets
10/30/05 Vegoose, Club Tent - Las Vegas, NV


再結成したDigable Planetsが、先日ラス・ヴェガスで行われたVegooseに出演したときのライブ。
Vegooseのラインナップを見て、結構ヒップホップのアーティストが混ざっていたので、へ~、と思っていた。
まさかとは思ったが、bt.etree.org/にアップされていたので、ダウンロードしてみた。
ここにヒップホップが登場するのは珍しい。
ついでに、同じくVegooseに出演していたAtmosphereもダウンロードした。

良いグループだとは思っていたが、それほど熱心に聴いていた訳でもなく、もちろんライブも見たことはない。
でも、どういう経緯があったのかは分からないけれど、10年以上経ってからの再結成ということで、音がどういう風になっているのか興味があった。
詳細は不明だが、どうやら生バンドを従えての登場のようだ。
聴いた限りでは、ギター、ベース、ドラム、エレピ(?)に、あとターンテーブル。
ホーンは、サンプリングのように聴こえたが。
ただ、解散前のアルバムでも、クレジットを見るとこうした楽器を導入していたようだから、きっと自然な流れなんだろうと思う。
各楽器のソロや、インストの曲、生演奏ならではの展開もあるにはあるが、基本的にはレコードを再現することを主体としているようだ。
路線も解散前の延長線上で、特に違和感もない代わりに、驚くような要素もない。
もともと、ジャズ志向の強いグループだけに、こうした生演奏ははまるとは思うけど、もうちょっと踏み込んでも良いような気がする。
まあ、良くも悪くも予想通りだった。

それにしても歓声の大きいこと。
アメリカ本国では未だに根強い人気があるとは聞いていたけれど、ここまでとは。
きっと日本でも好きな人はたくさんいると思うが、ここまでではないだろう。
でも、展開次第では、今後化ける可能性もあるかも。
Black Eyed Peasみたいになっても困るけどね。
[2005/11/17 00:23] | Hiphop | トラックバック(0) | コメント(2)
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フリー?ローファイ?スカム?
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At Slug's Saloon, Vol. 1

Albert Ayler Quintet
Slug's Saloon - May 1, 1966


初めて聴くアルバート・アイラー。
フリー方面も面白いのがあれば聴いてみたいのだけれど、あまり知らないので、この人とこのアルバムがどういう位置付にいるのかもまったく分からない。
例えば、オーネット・コールマンあたりと比べると、田舎っぽいというか、土の匂いがするなという印象だ。
オーネットもそんなに都会的ではないかな?

なんでこういう風になるのか、何をしたいのか、まったく分からないところが面白い。
そう頻繁に聴きたいものでもないが、どこか憎めない、こういうの。
その昔、渋谷のLa Mamaで見たCaroliner Rainbowを思い出す。
自分にとっては、ジャズがどうとかいうよりも、そういう流れで聴いた方がしっくり来るかも。
分かった振りをして、しかめっ面して聴く類いのものでもないだろう。
1曲目のフレーズ、もの凄く印象的。
[2005/11/16 00:21] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(2)
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フィラーの勝ち
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Phish
LivePhish "New Orleans Relief"
11/07/91 Tipitina's - New Orleans, LA


"New Orleans Relief"にフィラーとして収録されたもの。
セカンドセットのみ。
LivePhishのサイトによれば、残念なことにファーストセットのマスターテープは紛失してしまってるらしい。
場所もニュー・オリンズだし、96年の分と併せて長さもちょうどいいということで収録されたのだろう、多分。

"David Bowie""Take The A-Train""Love You"では、Col. Bruce Hampton & ARUがゲスト参加している、というのを今クレジットを見て思い出した。
聴いているときはすっかり忘れていて、どう違うのか聴き逃した。
珍しくジャズやってるなあと思ったら、"Take The A-Train"だったんだ、これ。
やっぱりニュー・オリンズにちなんでということか。
続く、"Love You"。
これは、歌に入るまで気付かなかったが、シド・バレットの曲。
シド・バレット好きなもので、気付いた時、何か単純に嬉しくなってしまった。
まったくの別世界になっているが。
それにしても、「A列車で行こう」からシド・バレットへ行くというセンスが狂っててよい。

全体的に、後の演奏に比べればメリハリには欠けるものの、荒削りで良い。
なによりバンドが、上に向かって進んでいる感じがもの凄くする。
本編の96年のものより、こっちの方が楽しめた。
80年代や90~3年くらいの音源は、まだそんなに聴いたことがないので、その辺探ってみるのも面白そう。
[2005/11/15 23:56] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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なぜ2Pac?
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Bruce Hornsby


Bruce Hornsby
11/06/98 Yoshi's - Oakland, CA


ブルース・ホーンズビーの98年のショー。
この日は、前半の途中からフィル・レッシュとスティーブ・キモックが、後半すべてキモックが参加している。
キモック目当てでもあるが、2、3ヶ月前に聴いたホーンズビーがあまりに素晴らしかったので、続く7日と8日の分と併せてダウンロードした。

セットリストには、ホーンズビーによるイントロの前に"Tupac The Way It Is"という曲がある。
まさかね、と思いつつ聴いてみたらヒップホップだったので、多分あの2Pacの曲だ。
2Pacはイメージ的に好きになれなくて聴いたことないから、確証はないけれど。
という具合になぜか開演前に流れていたSEがそのまま収録されている。

それはさておき。
ホーンズビーの軽やかなピアノで始まる。
そして、軽やかな歌声。
この人のピアノと歌のメロディーは、作ったようなところがなく、ごく自然な感じでスーッと入り込んで来る。
こういうのを天才というのか。

そして、"Scarlet Begonias"から御大フィル・レッシュとキモックが登場。
それまでの、ホーンズビーとそのバンドによる演奏も素晴らしいのだけれど、この2人が加わってからのホーンズビー/フィル/キモックのトライアングルによる相乗効果が凄い。
フィルのベースの存在感は圧倒的だし、キモックのキラキラとしたギターが冴えている。
ボーカルは当然ホーンズビーだが、なぜかジェリー・ガルシアが一緒に歌っているような気さえした。
このメンバーで演奏したのは、あと"Rainbow's Cadillac""Loser""Tennessee Jed"で、計4曲。

後半のショーでは、キモックのみの参加となるが、前半の終わり4曲のインパクトが強く、やや物足りなさを感じてしまうものの、今のSKBではあまり聴くことのできない類いのキモックのギターを聴くことができ、それはそれで面白い。
ちょっとばかりベースソロに詰めの甘さを感じたりもしたが、終始リラックスした、とても良いショーだと思う。
[2005/11/15 00:34] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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コルトレーンじゃなくてね
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Giant Steps

The Boo Radleys
Giant Steps


93年のセカンドアルバム。
友人からのメールに、久しぶりにこのバンドを聴いていた、なんて書いてあったので久々に聴きたくなってしまった。
当時、とにかく死ぬほど聴いた。
初めて聴いた時も、1曲目のイントロを聴いただけですべてOKだった。
ほとんど雰囲気だけに頼っていたようなファーストアルバムから比べると、ソングライティングに磨きをかけ、まさに"Giant Steps"なアルバムだと思う。
初期のシューゲイザー風味も残しつつ、ダブを取り入れたり、曲重視にコンパクトにまとめてみたりと、バラエティーに富んだ内容でもある。
ただし、"Lazarus"のみ、イントロがフェードインしてくるこのアルバムのヴァージョンよりも7分にも及ぶシングルのヴァージョンの方が良い。

その頃愛読していた某音楽雑誌のレビューで、某音楽ライターがこのアルバムに対し、非常に低い点を付け、批判的なレビューを書いていて、アホかこいつは、と友人とよく話していた。
今になって思うと、信頼するべきなのは自分の耳だと思うようになった最初にきっかけだったかもしれない。

その後、このバンドはよりソングライティング重視な方向へ進み、より市民権を得ていくが、どうも自分の耳にフィットせず、興味をなくしてしまっていた。
そして、知らない間に解散していたようで、ちょっと残念でもある。
メンバーが何やっているのかさえ知らないが...。
[2005/11/14 00:41] | Rock | トラックバック(0) | コメント(7)
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ニアミスした人
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While the Music Lasts

Jesse Harris & The Ferdinandos
While The Music Lasts


金曜日に帰ったら、何か届いていた。
てっきり、トレイの新しいやつだと思ったら、これだった。

これが実に良い。
友人からも薦められていたし、ずっと聴いてみたいと思っていた。
この人を知ったのは、おそらく多くの人と同じく、ノラ・ジョーンズを聴いてから。
それを期待して聴いて、か細い声が今ひとつ、なんて意見もよく見かける。
好みの問題だからしょうがないのだけれど、そこが良いんじゃないか、この人の場合。
良質なメロディーをちょっと頼り無さげな、高めの声で歌う。
まさに、自分の好みだ。
曲によっては、ニック・ドレイクを思わせる。
声が似ているとか、曲が似ているとかじゃなくて、雰囲気や佇まいが。
曲を聴かせることに専念するバンドの演奏も実に素晴らしい。
この辺は、ノラ・ジョーンズとも共通しているかも。

9月に横浜に与世山澄子さんのライブを見に行ったら、その前日に同じ場所でこの人のライブがあったことを知って悔しい思いをした。
次、来たら、絶対見に行く。
[2005/11/13 01:15] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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これは何?
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Steve Kimock Halloween


Steve Kimock Band
10/31/05 Mexicali Blues - Teaneck, NJ


SKBのハロウィーンのショー。
この日は、Digitalsoundboard.netにて、ストリーミング中継された。
日本時間で、ちょうど昼休みにかかるくらいの時間だったのだが、仕事場のパソコンは音が出ないので、残念ながら触りすら聴けず。
ところが、次の日にはもうbt.etree.orgにアップされていて、驚くやら、感謝するやら。

まず、1曲目の"Thing One"が凄くいい。
続く、"Hover > You're The One"もなかなか良かった。
やっぱり今のラインナップではこうした軽快な曲がはまるようだ。
"Kickin' Up Dust"は、もう今のSKBのテーマ曲じゃないかとさえ思う。
逆に、"Bronx Experiment"の様なへヴィーな曲では、やや物足りない。

この日、お祭りだからサービスのためなのか、変わったカヴァー曲が聴ける。
Rushの"Tom Sawyer"。
Rushは、大昔に"2112"くらいしかまともに聴いたことがなく、この曲もあんまり良く憶えてなかったのだが、「ああ、そういえばこんなだったなあ」と思い出した。
ボーカルを担当するのが、ロドニーだ。
なかなか、はまっている。
高い声もちゃんと出てるし、この人結構歌がうまい。
もしかして、この選曲はロドニーの趣味?
あんまりSKBでやる必然性を感じないのは確かだが、まあ、お祭りということで。

最後の"Little Wing"、いつものように爆発寸前のところで抑えたようなキモックのギターがかっこいい。
ところで、これはなんの格好?
[2005/11/13 00:37] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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節穴でした
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Giant Steps

John Coltrane
Giant Steps


59年録音。
レコーディングの時期は、マイルスの"Kind Of Blue"と重なっている。
コルトレーンはここから、と言われるくらいどこの雑誌や本でも大名盤として挙げられるアルバム、なんて説明はいらないくらいの作品だろう。
そんなことを言いつつ、これを初めて聴いた時、どこが良いのかさっぱり分からなかった。
その頃、既にジャズも少し聴くようになっていて、コルトレーンについても"A Love Supreme"を聴いて気に入っていたのだが、このアルバムは他の物と比べるとちょっと古臭く聴こえた。
以来、何度か理解しようと試したものの、棚に眠っていた。
今日聴いたのは、すくなくとも7、8年ぶりじゃないだろうか。

しかし!
1曲目"Giant Steps"から、完全に持っていかれてしまった。
凄い、の一言。
なんで、このかっこよさに今まで気が付かなかったんだろう、と思うと同時に自分のジャズを聴く耳の変化も感じる。
ジャズを再び熱心に聴くようになったのが、ここ1、2年のことなので、もう少し前にこのアルバムを聴いてもここまで楽しめたかどうか分からない。
今は単純にこのアルバムを楽しめるようになったことを喜びたい。
"シーツ・オブ・サウンズ"ってやつが、非常に分かりやすい形で表現されている。
しかも、全曲、自らの作曲という気合いの入れよう。
自分の持っているこの盤には、ボーナストラックとして6曲のアウトテイクが入っていて、そのほとんどは本編ほどの勢いが感じられないが、"Countdown"のみ、アウトテイクの方が面白かった。
また、じわじわとコルトレーンが面白くなってきてしまった。
こうして、聴きたいものが増えていく...。

[2005/11/11 00:13] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(6)
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オルガン物の宿命
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Let 'em Roll

John Patton
Let 'Em Roll


65年作。
ちょっと前にJさんの日記で紹介されていて、興味を持ち、買ってみたものだ。
そして、このアルバムがグラント・グリーンへの入り口となった。
もちろん、最初はグラント・グリーンのこともよく知らなかったので、単純にこのアルバムに興味を持っただけだ。
最近になって、ブルー・ノートの、特にグラント・グリーン周辺のことを知るようになって、ジョン・パットンとグラント・グリーンに加えてボビー・ハッチャーソンとなかなかお腹いっぱいになりそうなメンバーだと分かった。

グラント・グリーンのアルバムをいくつか聴いた今、改めて聴いてみると、正直、他のアルバムほどまだのめり込めていない。
ここでの主役はパットンなのだから、グラント中心に聴くのも違うんだろうけど。
もちろん、オルガンはかっこいいし、いつもとちょっと音色の違うギターも面白いし、ヴァイブも良い雰囲気だ。
ただ、好みで言えば、アコースティックにしろ、エレクトリックにしろ、ベーシストがいた方がしっくり来るというか、自分が聴いていて単純に嬉しいようだ。
若干の物足りなさは、その辺から来るのかもしれない。
と言いつつも、パットンを含め、この周辺には興味津々なので、いろいろ聴いてみたいと思う今日この頃。
[2005/11/10 00:39] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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清々しくて、実験的
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ジャザノヴァ

Ira Kris Group
Jazzanova


アイラ・クリスの71年のアルバム。
といっても、この人についてはなんにも知らない。
5、6年前になんの予備知識もなくCD屋でちょこっと試聴して買ったものだ。
いわゆるクラブ方面から掘り起こされた隠れた名盤ってやつ。
当時、初めてのCD化だったようだ。
ドイツのDJ集団、Jazzanovaの名前もこのアルバムから取られたと記憶しているが、どうだったか。

ライナーによれば、ギタリストのアイラ・クリスと、このアルバムではフルートを吹いているフランク・セント・ピーターはアメリカ人だが、ヨーロッパで活動していた人達らしい。
そして、ミュンヘンでヴェネズエラから来たホアン・ロメロ(ギター)と出会い、生まれたグループだそうだ。
タイトル通り、ジャズとボサ・ノヴァの融合。
キレの良い、スピード感のあるアコースティック・ギターのカッティングに、ジャズ・ギターとフルートが絡み付き、非常にスリリングだ。
そして、ちょっと実験的だったりもする。
よくある「ボサ・ノヴァが人気あるみたいだから、ちょっとやってみるか」的な感じではなく、「新しいことをやってみようじゃねえか」という気概が感じられる。
ロックな要素はないけれど、どこかこの時代のロックに通じるような雰囲気も漂う。
残念ながら、他にどんな作品があるのか、どんな活動をしていたのかまったく分からないが、こういうのもっと聴いてみたい。

[2005/11/08 23:12] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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フィラーに期待
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Phish
LivePhish "New Orleans Relief"
04/26/96 New Orleans Jazz & Heritage Festival - New Orleans, LA


96年のニュー・オリンズでのショー。
オフィシャル・ダウンロードの最新音源。
売り上げは、カトリーナ基金に寄付されるそうだが、きっとそのためにこの日が選ばれたんだろう。

この日は、フェスティバルのためか、1セットのみ。
トータルでの演奏時間も決して短くないし、1曲1曲の長さも通常のショーとそう変わらないにも関わらず、全体的にこじんまりとした印象を持った。
「聖者が町にやって来る」を挟み込んだりと、ニュー・オリンズならではの遊びも忘れないが、演奏はちょっと散漫に感じられるところも少なくなかった。
最後の曲、"Cavern"はなんだかドタバタしている...。
もちろん、良い演奏もある。
もうちょっとのところで次へ行ってしまうのが少し惜しいが、"You Enjoy Myself"の後半はなかなか。
そして、この日最高なのは、"Harry Hood"。
この演奏は凄い。
ただ、やっぱり募金のためとはいえ、どうせ発売するなら、無理にニュー・オリンズのこの日の音源にしなくてもよかったのでは?なんて疑問もないこともない。

後半に同じくニュー・オリンズでの91年のショーのセカンド・セット以降が収録されているが、こっちに期待。
[2005/11/08 00:40] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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ジャケットも異質
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I Want to Hold Your Hand

Grant Green
I Want To Hold Your Hand


昨日に引き続き、グラント・グリーン。
65年のアルバム。
タイトルにもなっているビートルズの曲が1曲、後はアントニオ・カルロス・ジョビンの曲が1曲、残り4曲はスタンダード・ナンバーで構成される。
前に"Green Is Beautiful"について書いた時(参照)、「ロックの名曲、特にビートルズの曲をジャズで取り上げるのは好きじゃない」と書いた。
前言撤回。
いや、基本的には意見は変わらないけど、あのアルバムに関して言えば、何度か聴くうちに第一印象と違って、アルバムそのものが非常に気に入ってしまい、グラント・グリーンのギターによる"A Day In The Life"のメロディーが頭から離れなくなってしまった。
そんなこともあって、若干抵抗のあったこのアルバムを購入してみた。

で、"I Want To Hold Your Hand"。
1曲目で、しかもアルバムのタイトルにもなっているが、ここでの演奏は緩い。
ラウンジ・ミュージックのような感じだ。
同じ緩い演奏でも、例えば最後のコール・ポーターの曲での緩さとは質が違う。
この曲ほどではないにしろ、ジョビンの曲も近い印象を受けた。
どんな風に料理されているのか興味はあったし、演奏自体も決して悪くはないが、やっぱりアルバムの中では浮いているように思う。
65年という時代を考えると、話題性のようなものも必要だったんだろうか。
一聴した感じでは、2曲目"Speak Low"と3曲目"Stella By Starlight"が好みだ。
これもまた、何度か聴くうちに印象変わるかな?
[2005/11/07 01:01] | Jazz | トラックバック(3) | コメント(0)
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月刊グラント・グリーン
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Green Street

Grant Green
Green Street


61年のリーダー作としては2作目にあたるアルバム。
ギター、ベース、ドラムというシンプルなトリオ編成だ。
最近、グラント・グリーンが面白くてしょうがなくって、いつまで続くか分からないが、毎月何かしらCDを買おうと決めた。
とりあえず、安く売られている人気盤から片っ端に。

これは良い。
グラント・グリーンのギターを純粋に楽しむにはピッタリだ。
今、グラントの弾くギターのトーンとフレーズにもの凄く惹かれているので、そんな自分には先に聴いた"Idle Moments"よりもスーッと入ってきた。
もちろん、あっちはあっちで、人数の多い編成の時のギターとしての役割というか、そこに入ったときの立ち振る舞いを楽しむことができるので、面白いのだけれど。
ルディー・ヴァン・ゲルターによるリマスタリングも素晴らしくて、ギターの音の特徴と空間をうまく捉えているように思う。
今日初めて聴いたばかりなので、今はまだうまく言葉で表現することはできないが、とにかく気に入った。
リーダー作以外にも面白そうなアルバムがたくさんあるから、しばらく楽しみは続きそうだ。
[2005/11/06 02:03] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(5)
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最初の1枚
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Blue Train

John Coltrane
Blue Train


今更説明の必要もないだろうが、57年にリリースされた、ブルー・ノートにコルトレーンが残した唯一のリーダー・アルバム。
当時、既にプレステッジと契約していたにもかかわらず、それ以前にアルフレッド・ライオンと交わした口約束を実現したもの、といエピソードを知ったのはつい最近のこと。

実は、このアルバム、13~4年前に自分が初めて金を出して買ったジャズのCDだ。
当時、ジャズに興味を持ち、地元の中古レコード屋で購入。
よく分からないまま、コルトレーンは何となく良さそう、という根拠のない動機によって。
同じ頃、友人からマイルスの"Kind Of Blue"を含め、何枚かの一般的に名盤とされるアルバムを借りて聴いたのだけれど、このコルトレーンのアルバムを聴いたのとどちらが先だったか、はっきりとは憶えていない。
が、いずれにしろ、当時の自分にはよく分からん代物だった。
聴いていて嫌なものではなかったし、雰囲気がいいのは理解できたが、あまり必要のない音楽と感じた。
そんな感じで、2、3度聴いただけでしばらく放置していた。

正確には憶えていないが、その何年か後、ある日突然かっこいいものに聴こえるようになる。
それは多分、ヒップホップにどっぷりと浸かるようになってからだ。
それ以前は、黒人音楽というものにあまり縁がなかったというか、どちらかと言えば苦手にしていたが、ヒップホップを聴くようになって以来、ジャズにしても、ソウルやファンクにしても、わりとすんなりと受け入れられるようになっていた。
その後、自分の中での最初のジャズ・ブームが訪れ、このアルバムはそのきっかけを作ったとも言えるものだ。

実際に聴くのは、これまた結構久しぶりのことなのだが、この音の充実度はどうだろう。
どのメンバーも凄いが、コルトレーン以外では、リー・モーガンのトランペットに惹かれた。
ポール・チェンバースのベースも良いねえ。
ちょうど今、ブルー・ノートに興味を持ち始め、リー・モーガンも聴いてみたいと思っていたところだったので、なかなか興味深く聴くことができた。
躍動感が素晴らしい。

このエントリーを書くにあたって、このアルバムを検索してみたら、知らない間にイギリス盤がCCCDとして発売されていた。
どうせ買わないから良いんだけど、何かがっかりするな。

[2005/11/05 02:52] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(6)
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ダシ
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Prairie Wind

Neil Young
Prairie Wind


おまけのDVDの方を見た。
字幕があるものだと思って日本盤の発売を待ったが、アルバムと同じ音にレコーディング風景を組み合わせただけで、字幕の入る場面など全くなく、輸入盤でも充分だった。
まあ、装丁も良いし、クーポンで安く買えたから良いんだけど。

内容は、前述の通りレコーディング風景を組み合わせただけのものではあるが、これがつまらないかというとそんなことはなく、非常に面白かった。
参加しているミュージシャンは、ほとんど年配の人達ばかりなのだけれど、若造には出せない味がにじみ出ている。
このDVDを見て、ますますこのアルバムが好きになった。
音数は少ないが、説得力のある音楽。

このアルバム、かなり気に入っていて、ここのところ毎日聴いている。
1つのアルバムをここまで集中して聴くのはかなり久しぶりのこと。
ニールのファンじゃないけど、"Harvest"が好き、って人にもお薦めしたい。

[2005/11/04 00:21] | Rock | トラックバック(1) | コメント(8)
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いってみよう
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Root Down

Jimmy Smith
Root Down


ジミー・スミスの72年のライブを収めたアルバム。
おそらく、Beastie Boysがこのアルバムのタイトル曲をまんま使ったことでも有名なアルバムだろうと思う。
自分自身もそれで興味を持ち、何年か前に買った。
CDの帯を見てみたら「世界初CD化』と書いてあって、発売が99年あたりだから、一般的には長いこと埋もれていたアルバムのようだ。

音の方はといえば、小難しいところはいっさいなく、非常に分かりやすい。
分かりやすくて、かっこよい、単純に楽しめるアルバムだ。
最近、ブルー・ノートに関する本を読んで、この人がいかに天才的だったか、いかに革新的なオルガン奏者であったか、ということを知った。
もちろん、それまでも凄い人だという認識は持ってはいたが、当時の人気ぶりがそこまでとは思ってはいなかった。
この人の後発のジャズ・オルガン奏者への影響力というのは、きっと並々ならぬものであるだろう。
それだけではなく、多分ロック方面への影響も結構強いんじゃないかと、今日、久々に聴いてみて思った。
2曲目の"For Everyone Under The Sun"あたりを聴いて、オランダのバンド、Focusを連想するのは自分くらいだろうけど。

とにかく、もっと聴いてみたい。
[2005/11/03 23:24] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(2)
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フェードアウト・フェードイン
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Blowout Comb

Digable Planets
Blowout Comb


このアルバムは、94年リリースのセカンド・アルバムにしてラスト・アルバム。
ファースト・アルバムは、地味ながらもなかなかの佳作だったし、ジャズ色の強いヒップホップが好きだったこともあって、このグループについても良い印象は持っていた。
が、やっぱり線の細い感じはしたし、あえて点数を付けるとすれば、10点中7点くらいの微妙なところで、愛聴していたとは言い難い。
そんな訳で、このセカンド・アルバムがリリースされた時も手を出さずにいたのだが、去年だったか、今年だったか、友人に薦められて安い中古盤を買ってみた。
これが意外と良くて、やや好みから外れる曲もあるものの、きっとこのまま続けていればもっといい作品を作ったのではないかと思わせる出来だ。
ゲストのGuruとJeru The Damajaは、さすがの存在感。
シングルまでフォローしていないので正確には知らないが、このあと解散してしまったようだ。
記憶が正しければ、当時はまだ学生さんだったと思うので、いろいろと事情もあったのだろうと思う。

ところが、どうやらひっそりと再結成しているらしいことをこちらのブログで最近知った。
しかも、新録ではないものの、ブルー・ノートから新しいアルバムもリリースされている。
特別思い入れのあったグループではないので、どちらかと言えば、なぜ今頃?という思いの方が強いものの、驚きではあった。
ただ、解散後、メンバーが音楽活動を続けていたのかどうかさえ分からないが、10年ほど経った今、どんな音を聴かせてくれるのか興味はある。



[2005/11/03 01:02] | Hiphop | トラックバック(1) | コメント(4)
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そろそろまた来て下さい
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Prairie Wind

Neil Young
Prairie Wind


軽くて済んだとはいえ、病気で倒れてからまだ半年とちょっと。
元気なオヤジだ。
前作"Greendale"に続き、DVD付きということで、字幕が入っているであろう日本盤の発売を待った。
今回のこのアルバム、"Harvest""Harvest Moon"に続く3部作の最終章というふれこみだ。
たしか、"Silver & Gold"が出た時もそんなことを言っていたような気がするし、"Harvest Moon"が出た時には、"Harvest"と"Old Ways"と併せて3部作とか言ってたような気がするが...。
本人が言っているのか、レコード会社が勝手に言っているのか知らないが、この際そんなことを気にするのはよそう。

で、これが予想以上に素晴らしい。
とりあえず、待った甲斐はあったようだ。
朝、歩きながら聴いていて、1曲目の"The Painter"からグググッと引き込まれた。
往年のメロディーの陰がちらつく場面にニヤリとしつつ。
それだけでなく、ストリングスやホーンが入っていたりと、これまでやってきた要素がバランスよくちりばめられている。
3部作と言われるように"Harvest""Harvest Moon"とのつながりは確かに感じないこともないが、個人的には前作"Greendale"の延長線上のように聴こえる。
この2作には、コンセプト的にも音的にも繋がりはないけれど、なぜかそう感じた。
周りと衝突したり死にかけたり、時には迷走したりしながら、やりたいことをやりたい時にやりたいように続けてきた人だが、"Greedale"とそのツアーを経て、今回のアルバムではリラックして後ろを振り返りつつ、また先へ進んでいるように思う。

どうぞ、死ぬまでそのままの姿勢でいて下さい。
[2005/11/02 00:19] | Rock | トラックバック(1) | コメント(4)
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