monthly

  2006年01月  

スポンサーサイト
TOP ▲
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
この記事のURL | TOP ▲
もう一歩
TOP ▲
イン・ウィズ・ジ・アウト・クラウド

The Baker Brothers
In With The Out-Crowd


2005年にリリースされたライブアルバム。
2004年10月12日、イギリスのジャズ・カフェという場所でのライブだそうだ。
このバンドのことはよく知らないのだけれど、去年、たまたま試聴して、1曲目の"Chester's Tongue"という曲のかっこよさに惹かれて買った。
少し調べてみたら、日本でも人気があって来日もしているし、アメリカのSoliveなんかとも比較されたりしている、なんてことが分かった。
Souliveはまだちゃんと聴いていないので比較はできないのだが、もうちょっと荒々しさを伴っているような気がする。
その辺りイギリスのバンドらしく、多分モッズ的なノリにも影響を受けているのだと思う。
個人的な感想では、Corduroyを激しくしたような印象だ。
アマゾンのレビューを読んでみたら、Souliveなんかと比べるな、というファンの意見が載っていて、まあ気持ちは分からんではないけど、自分にとってはどっちでもいい。

音の方は、前述の通り、荒っぽく勢い一発という感じだが、ライブということもあって、よりそういう部分が増幅されているのだろうと思う。
でも、細かいところもちゃんと演奏しているし、単に演奏力がないから勢いだけで済ましているバンドではなさそう。
ただ、あまりにも勢いで押し切るので、せっかくの展開も流れて行ってしまい、今ひとつメリハリにかける。
フロアで踊りまくるのが好きな人には受けは良さそうだけれど、個人的には2、3曲でお腹一杯。
ノリ的には嫌いではないし、先にも書いた通り1曲目は好きだ。
この曲が真ん中辺りにあったら気に入ったかどうか、微妙な気もするが。
やっぱり生で見る方が楽しそうなバンドではある。
多分、行かないだろうけど...。
スポンサーサイト
[2006/01/31 00:30] | Soul/Funk | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
気になるオヤジ
TOP ▲
The Future

Leonard Cohen
The Future


92年リリースのアルバム。
実のところ、この人についてはあまり良く知らなくて、あとはこの約10年後にリリースされた次のアルバムを借りて聴いたことがあるくらいで、自分で持っているのはこのアルバムだけ。
このアルバムの少し前、"I'm Your Fun"と題されたトリビュート・アルバムがリリースされていて、そのアルバムには興味深いアーティスト、バンドたちが参加していて、当時雑誌でもよく取り上げられていたと記憶している。
結局、そのトリビュート・アルバムには手を出さなかったのだけれど、その後リリースされたこのアルバムが妙に気になって買ってみたのだった。
今までは極々たまに聴くだけだったのだが、ひょんなことから「カナダのフランス語圏の中で英語を話すユダヤ人」という少し複雑な生い立ちを知ることとなり、ちょっと違った興味が湧いた。
で、ライナーも読み返してみたかったし、詩人や小説家としても知られる人だから、きっと歌詞も興味深いものだろうと思ってCDを探してみたが見当たらなくて、今は確認できないのが残念。
前に友人に貸したからそのままなのか、返してもらったような気もするので、どこかに埋もれているのか。

とりあえず、歌詞の世界や今までやって来たことなどは置いといて、やっぱり特徴的なのはこの人の声。
個人的には、ニール・ヤングのような高くて頼りな気な声に惹かれることが多いのだけれど、この人とトム・ウェイツだけはドスの効き方が半端ではなく、妙に引っかかりがある。
セルジュ・ゲンズブールなんかとも少し近いものを勝手に感じていたりもする。
今から14年前の発売当時このアルバムを聴いた時、決して自分の好みの音楽ではなかったのだが、随所に好みのコード進行や展開が散りばめられていて、それを聴きたいのと今聴いたらもっと好きになるんじゃないか、という確認を兼ねて聴き続けているような気がする。
そう頻繁にではないけれど。

今日、本屋へ行ったら、タイムリーなことに「レナード・コーエン伝」なんて本が出ていることを知った。
4500円もするので読んでみたいけど見送ったのだが、アマゾンではバーゲンブックとやらで60%オフで売っているようだ。
うーん、どうしよう。
[2006/01/30 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
座って聴きたい
TOP ▲
Jesse Harris


Jesse Harris
01/28/06 HMV Shibuya & Tower Records Shinjuku


トリスタン・プリティーマンというアーティストと一緒にギタリストとして来日し、自身のニュー・アルバムのプロモーションのためインストア・ライブを行う、ということをジェシー・ハリスについて書いたエントリーへコメントをくださった方から教わり、行ってみた。
考えてみると、2、3度、たまたまインストア・ライブがあるところに居合わせたことはあるが、誰かを見ようと思ってインストア・ライブに出掛けたのは初めてだ。
しかも、居合わせて、なおかつちゃんと見たのはマシュー・スイートの時だけで、あとは渦巻きの着物が似合いそうな某有名アーティストともうひとつは名前も憶えていない。

そんな感じで、渋谷のHMVも滅多に行かないし、様子も分からないので、少し早めに到着。
ライブ・スペースを探しつつ、店内を物色し、トイレに行って戻ってくるとちょうどTさんが来ていて、話をしながら登場を待つ。
しばらくすると、使い込んだギブソンのアコースティック・ギターを持ってジェシーの登場。
いや、その前に普通にその辺をウロウロしていたので、姿は見かけていたのだけれど。
演奏は、ギター1本のみの弾き語りというシンプルなもの。
もともとこの人の音楽は、バンドとして演奏した時もシンプルなものだから、まったく違和感もないが、より本質が鮮明になっててよい感じだ。
アルバム1曲目の"Slow Down"を初めてとして良い曲ばかりで、まだ聴いていないアルバムへの期待が高まる。
中でも、ボブ・ディランもやっているという"Corrina Corrina"という曲が、最もストレートでこの人のルーツを垣間見たようで印象に残った。
演奏された曲は6曲で、約20分、多分すべてニュー・アルバムの曲。
プロモーションだから当然だけど。

アルバムも買ってないし、サイン会はパスして、Tさんがたまに行くというジャズ喫茶へ。
コーヒーを飲みながら、こんなのこんなのこんなのを聴いた。
どれも知らないものばかりで新鮮だったのだが、特にローランド・カークのやつはちゃんと聴いてみたいと思った。
もしかして、CD化してないのか?と思って、調べたらちゃんとCD化されているようなので今度買ってみよう。
ジャズ喫茶の店主の思うつぼ(?)ではあるが、大音量で聴くとよく聴こえて、家で聴いたらガッカリするというディスクランド効果でないことを祈りつつ。
そして、夜中にDachamboを見に行くから一度帰って寝るというTさんとは渋谷で別れ、新宿へ向かった。

新宿のタワー・レコードに着いてもまだ時間があったのでウロウロしていたら、ライアン・アダムスの新しいアルバムがあったので試聴してみた。
1曲目の歌い出しが、デッドの"Truckin'"そっくりだ。
フィルのバンドに参加していたせいだろうか。
2曲目、3曲目と少しずつ聴いてみたが、3曲目がニールの"Don't Let It Bring You Down"みたいだし、引用が多そうだが、結構良い感じだ。
でも、Supreme Dicksばりのダウナーなジャケットを見て、こいつ、大丈夫なんだろうかとちょっと思ったが。

少し早めにライブ・スペースのある階まで降りてみたら、すでに人が集まっていたので、その群れに加わりしばし待つ。
今度もまた、ギターを抱えて見えるところにいたりして、結構無防備だ。
しばらく待ち、いよいよ演奏が始まったが、渋谷のHMVよりも狭いし音も粗い。
HMVでは、ジャズとクラシックのフロアーということもあって、雰囲気も良かったし。
Tさん、どちらか1つということなら渋谷にしておいて正解。
演奏された曲も同じだったが、これはまあ予想通り。
決して良い環境とは言えないながらも、シンプルな演奏が良い。
ミニ・アルバムでもいいから、弾き語りの作品を作ってくれないだろうかと思いつつ、4月の単独来日が楽しみだ。
なかなか疲れたが、充実した一日となった。
[2006/01/29 02:20] | Live | トラックバック(0) | コメント(3)
この記事のURL | TOP ▲
ほとんどアンチコン
TOP ▲
Forest for the Trees

Forest For The Trees
Forest For The Trees


97年にリリースされた唯一のアルバム。
ベックを一躍有名にした"Loser"を共作したことで知られるカール・スティーブンソンによるユニット、と言うのは去年だったか、一昨年だったか、友人からなかなか面白いよということで聴かせてもらった時に知った。
このアルバムのジャケットも見覚えはあって、97年頃だとベックはそれなりに聴いていたと思うが、ここまで聴くには至らなかった。
で、このユニットについても、カール・スティーブンソンについてもまったく知らないので、少し調べてみたのだが、このアルバム自体は94年に作られていたのだが、精神分裂病を発病したため、97年までお蔵入りすることになったそうだ。
一時は回復し、次のアルバムも発表されるという話もあったそうだが、未だ病院で治療中、というのが2、3年前の情報。
このアルバムの他には2枚ほどシングルが出ているのみのようだ。
ベックとは対照的な道を歩んでいる。

音の方はといえば、ヒップホップをベースにし、後は思いつく限りの音を詰め込んだような感じで、とても実験的なのだけれど、響きが非常にポップ。
これにベックの持つブルースやフォークの要素を加えれば、まさに"Mellow Gold"になる。
いかにこの人の貢献度が高かったのかがよく分かる。
でも、これを聴いて真っ先に感じたのが、Anticonの連中との類似性。
特にOdd NosdomやWhy?が関わっているユニットは、まるっきりこれと一緒と言っても良い。
なんだか聴いているとそのうちDoseoneの声が聴こえてくるんじゃないかと感じてしまう。
94年に作られたことを考えるとこのセンスは時期的に結構早いかもしれない。
ベックのような売れ方をすることはまずないだろうし、本人もそういうことはまったく望んでいないようだが、また復活して作品を作ってくれたらなかなか面白いものができるような気がする。


[2006/01/28 02:22] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
もっと元気です
TOP ▲
'Round About Midnight

Miles Davis
'Round About Midnight


55年から56年にかけてレコーディングされたCBS移籍第1弾となったアルバム。
ブルーノート盤を聴くまでは、聴いたことのあるマイルスの作品の中で最も古いアルバムで、本格的にマイルスを聴き始めた時、とりあえずポイントになりそうなアルバムを聴いてみようと思い、"Kind Of Blue""Bitches Brew"に続いて買ってみたのだった。
ただ、雰囲気も良いし、完成度が高いのもよく分かったものの、今まで決して聴く機会は多くなかった。
当時は、と言っても1年半も経っていないのだけれど、やっぱり古いと感じてしまったのだと思う。
それがここ1年くらいジャズへの興味がまた盛り上がり、いろいろと聴き続けた結果、間口が広がってきたというか、以前とは違うツボが形成されつつあるようで、ブルーノート盤を聴いた時、このアルバムを改めて聴いたら絶対気に入るはずだと確信した。

で、案の定、とても気に入った。
1曲目、セロニアス・モンクの名曲"'Round Midnight"のマイルスのミュートを使ったトランペットのなんと美しいことか。
加えてギル・エバンスのアレンジだという、有名なあの派手なフレーズ。
実は、名曲と言われるこの曲については、今まであまりピンと来ていなかったのだが、最近、モンク自身の演奏やその他の人の演奏をいくつか聴いて、徐々にその良さが分かって来ていたところで、そのどれとも異なるアレンジのマイルスのバンドのこの演奏のかっこよさもようやく理解できたように思う。
続く"Ah-Leu-Cha"がまたかっこよく、クレジットを確認したらチャーリー・パーカーの曲であることが分かった。
恥ずかしながら、チャーリー・パーカーもまだちゃんと聴いたことがないので、これは聴いてみなければならないな、と思った次第。
ブルーノート盤にも収録されている"Dear Old Stockholm"もまた雰囲気が違っていて良い。

ここでのコルトレーンは、よく言われるようにまだ化ける前で、危なっかしいところもあるし、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズという名手達の演奏に比べると劣るところがある。
ただ、たしかに後のような凄みはないとは思うけれど、個人的にはそれほど気にはならない。
とにかくアルバムの隅々まで神経が行き届いていて、どの曲も素晴らしく、なんといってもマイルスの演奏が良くて、名実共にマイルスが主役のアルバムだと思う。
こうなってくると、まだ手を出していないプレスティッジ時代のアルバムなどにも興味が湧いてくる。
[2006/01/27 00:51] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(12)
この記事のURL | TOP ▲
元気です
TOP ▲
Miles Davis, Vol.1Miles Davis, Vol. 2

Miles Davis
Volume 1, Volume 2


52年、53年、54年にマイルスがブルーノートに残した録音を2枚のCDに収めたアルバム。
元々は10インチのレコード時代にリリースされ、後に12インチのシリーズ、いわゆる1500番台というやつが始まった時に、2枚のレコードに再編集され、それぞれ1501番、1502番というナンバーが振られリリースされた。
でも、このCDは、そのレコードとは曲順が違い、"Volume 1"には52年と54年の演奏が、"Volume 2"には53年の演奏がそれぞれ収録されていて、もう廃盤になっているようだが、2枚組でリリースされたものをバラ売りしたものだ。
正確には、それとも少し曲順が違うのだけれど。
ちなみに1501番と1502番と同じ曲順のものは日本盤として出回っているものだ。
買う時にどちらにしようか、少し迷ったのだが、安い輸入盤を選んだ。

音楽を意識して聴き始めてから20年以上経っているし、ジャズも、途中ブランクはあるものの、10年近くはそれなりに聴いているのに、マイルス歴は1年半にも満たない。
まだ、マイルスの古い時代のものをあまり聴いておらず、今まで聴いた中ではこのブルーノート盤が最古のものになる。
そして、ここ数ヶ月、同じく歴の浅いブルーノートに対する興味が湧いてきていて、マイルス&ブルーノートなんて組み合わせ、聴くしかないじゃないかと思っていたところ、ちょうどrollins1581さんのブログで取り上げられていた(ここここ)ので、購入するに至ったのだ。
マイルスがブルーノートに録音を残すことになった経緯については、素晴らしい逸話があるのだけれど、有名な話だし、その辺りはrollins1581さんが詳しく書いてくださっているので、そちらにお任せしようと思う。

で、聴いた印象。
マイルス以外でも、この時代のジャズはまだあまり手を出していないので、あまり比較はできないが、嫌みのないゴージャスさがあって、マイルスはやっぱり昔からマイルスなんだなと再確認した。
1曲目"Dear Old Stockholm"のヒップホップな出だし(ほんとは逆だけど)の何とかっこ良いことか。
ともに演奏するミュージシャンの演奏も素晴らしく、なによりこの時代らしいジャズのフォーマットの中で元気にトランペットを吹くマイルスがいい。
とてもドラッグに苦しんでいた人の演奏とは思えないくらい颯爽としていて、気持ちがよく。
もしかしたら1年前にこれらを聴いていても通り過ぎていたかもしれないが、最近、少し守備範囲が広がってきたのか、今までそれほど聴き込んでいなかった"'Round About Midnight"も聴こえ方が変わってきそう。
とにかく、上昇過程のマイルスが楽しめる。
こと、トランペットに関しては、セラー・ドアでの演奏を聴いたばかりなだけに。
[2006/01/26 00:42] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
再発見
TOP ▲
Columbia: Live at Missouri University 4/25/93

Big Star
Columbia - Live At Missouri University 4/25/93


93年4月25日の再結成時のライブ盤。
ライナーによれば、再結成第一弾のライブということなので、昨日のエントリーに書いた来日公演はこれより後ということになる。
寒かった記憶があるから半年以上経ってからのことかと思うが、当時はクアトロに行く機会が多かったので、他のライブと勘違いしているかも。
当時、まだクアトロの下にWaveがあり、帰りにTruman's Waterのノイズ垂れ流しのレコードを買い、夕飯にメンチカツを食べ、そのレコードを聴いて寝たら夜中に吐き気を催し、熱を出して寝込んだのは、たしかこのバンドのライブの後だったような気がする。

それはさておき。
結構好きだったPosiesのメンバーが加わっているということで興味もあるにはあったが、どちらかと言えば確認に近いようなほとんど買う前にも期待感はなく、当時はあまり気に入らず、1、2度聴いただけだったと思う。
このCDを聴いたのがライブを見る前だったか見た後だったか、はっきり憶えていないのだけれど、何となくライブを見た後、ちょっと冷めてから聴いたような気もするので、そのせいもあったのだろう。
だから、今日このアルバムを聴いたのもかなり久しぶりのことで、どんな感じだったか、それこそ確認のために聴いたようなものだ。

が、これが意外といい。
演奏は多少危なっかしい部分もあるのだけれど、ライブ映えするからなのか大半がファーストとセカンドからの曲で、曲の良さを改めて実感した。
あとはサードから2曲、T.Rexとトッド・ラングレンのカヴァーに、ファーストアルバムのみで脱退し、78年に交通事故で若くして亡くなってしまったクリス・ベルの"I Am The Cosmos"。
クリス・ベルの曲をライブで取り上げていたことなどすっかり忘れていたのだが、良い曲だし好きな曲なので、嬉しい発見だった。
ただ、ドラムのジョディー・スティーブンスが歌う曲もあるし、Posiesの2人も歌えるので、交代でヴォーカルをとるのだが、アレックス・チルトンの歌う曲が一番いい。
独特な雰囲気を持つ人だ。
昨日も書いた通り、新しいアルバムも出たことだし、また来日するようなら見に行ってしまうかも。
[2006/01/25 00:37] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
沁みる
TOP ▲
Third/Sister Lovers

Big Star
Third/Sister Lovers


78年のタイトル通り3枚目のアルバム。
70年代のパワー・ポップ然としたファーストやセカンドも良いのだが、やっぱりこのアルバムが最高傑作。
90年代初頭、Teenage FanclubやVelvet Crushなどのギター・ポップのバンドの連中がこぞってこのアルバムをフェイバリットに挙げ、おそらくそれを受けて92年に再発されたものだ。
かくいう自分も、それ以前はこのバンドの名前すら知らなかったし、そういった流れで興味を持った。
ベースのクリス・ベルが脱退し、いろいろなミュージシャンが参加しているものの、アレックス・チルトンを中心に作られたほぼソロ・アルバムに近いものだったと思う。

音の方は、"Femme Fatale"をカヴァーしていることからも分かるように、Velvet Undergroundの影響が窺える内省的なもの。
それに、ボーナストラックにはKinksの"Till The End Of The Day"のカヴァーが収録されていて、そういったブリティッシュ・バンドからの影響も加わる。
ちょっと記憶が曖昧なので間違っているかもしれないが、たしかアレックス・チルトンは、ニュー・オリンズとか南部の出身でその辺りのアメリカのルーツ・ミュージックの影響も受けていて、そういった音楽性が更にミックスされる。(余談だが、今、いろいろと検索してみたら、この人、例のハリケーンの後には、一時行方不明になっていたそう。)
参加ミュージシャンの中で人気は目を引くのが、スティーブ・クロッパー。
残念ながら1曲のみの参加なのだが、それが"Femme Fatale"だというのが面白い。
このアルバムを買った当時は、意外な人選に驚いたのだが、アレッックス・チルトンのルーツを考えると不思議はない。
とにかく、そういったルーツが見事に調和し、今聴いても沁みる曲が多い。

ギター・ポップのバンド達の後押しもあって再評価された頃、アレックス・チルトンとドラムのジョディー・スティーブンスにPosiesのフロントの2人が加わり、来日したことがあった。
たしか、93年?
そのライブをクアトロまで見に行ったのだが、演奏の方はボチボチといった感じ。
ただ、雰囲気は良かったし、まさかこのバンドを生で見れるとは思ってもいなかったので、素直に楽しんできた。
で、先日、といっても年が明ける前だが、CD屋へ行ったらその時と同じメンバーで新しいアルバムがリリースされていた。
まったくノー・チェックだったので驚いたのだけれど、試聴してみたら1曲目がなかなか良い感じで更に驚いた。
もちろんこのサード・アルバムとはまったく違う雰囲気なのだが、買って聴いてみても良いかなと思い、すぐに試聴するのをやめた。
来月あたり、行ってみるか。
[2006/01/24 00:36] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
曲順の謎
TOP ▲
The Final Comedown

Grant Green
The Final Comedown


71年のグラント・グリーン唯一の、そしてブルーノートにとって初のサウンドトラック。
個人的には、映画のサウンドトラックというものに惹かれることが少なく、CDの棚の中にもその枚数はもの凄く少ない。
もちろん、映画音楽にも優れた曲はたくさんあると思うし、映像のために音楽を作るということにも意義はあるのだと思うが、どうしても映画あってこそ、というイメージがつきまとってあまり楽しめないことが多い。
中には安易なコンピレーションのようなものもあるし。
だから、この時代は黒人映画と黒人音楽の結びが強く、多くのサウンドトラックが生まれたようだが、そのほとんどを聴いたことがなく、真っ先に思い浮かべたのがマービン・ゲイの"Trouble Man"
実際、この頃の黒人の音楽の力のようなものが感じられ、どちらのアルバムにも共通の雰囲気があるように思う。

ただ、これをグラント・グリーンの作品として純粋に楽しむには少しばかり無理がある。
グラントらしいギターが楽しめる曲は、2、3曲、半分くらいの曲では演奏に加わっていない。
グラントが加わっているパートでの演奏はとても素晴らしいもので、SKBのファンク寄りの演奏はこれをなぞっているんじゃないかと思えるような曲もある。
グラント抜きの曲でも、演奏自体もこの時代らしいかっこよさを持ったものだし、曲も全然悪くない。
けれども、やっぱりアイデアの断片のようなものが多く、これがもう少し長い演奏だったら、と思わずにはいられない。
あくまで、サウンドトラックということで、無駄な部分はそぎ落としてあるような印象だし、数曲を除いてそう何度も繰り返し聴きたいとは思えない。

1つスッキリしないのは、各曲の分数とCDプレーヤーに表示される分数が異なることだ。
1秒、2秒の違いはよくあることなので気にもならないのだが、3分とか4分も違う曲がある。
単にクレジットの分数が間違っているのか、それとも曲順自体が違うのか。
オリジナルのレコードとCDとで曲順が変えられていて、クレジットがレコードのままなのではないか、とも考えられるのだが、購入したアマゾンでの表示は、CDのジャケットのクレジットと曲順が違い、さらにアメリカのアマゾンの方では、CD通りの曲順で表示されていて、判断しかねている。
手元にある本には、タイトル曲"The Final Comedown"と"Afro Party"という曲が聴きもの、と書いてあるのだけれど、どうも書いてある感じとCDのクレジット通りの曲順だとちょっと雰囲気が違うし。
もうちょっと調べてみたいのだが、果たして解決するかどうか...。
[2006/01/23 00:15] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
これも怪作?
TOP ▲
Latin Playboys

Latin Playboys
Latin Playboys


Los Lobosのデヴィッド・イタルゴとルイ・ペレスの2人にミッチェル・フレームとチャド・ブレイクが加わったユニットによる94年のアルバム。
トム・ウェイツを聴いて思い出したのがこのアルバムだった。
このアルバムもリリース当時、なかなか評判が良かったのだが、トム・ウェイツのアルバム同様、いまひとつ入り込めなかったからだ。
でも、今だったら面白く聴けるんじゃないかと思って、かなり前からiPodの中に入れてあったのだけれど、なかなか聴く機会がないままになっていた。

このアルバムは、当時、Weenの傑作"Pure Guava"などに代表されるロウ・ファイだとか宅録ポップなんて呼ばれてたものに並べられて紹介されることも多く、Los Lobosというベテラン・バンドのメンバーがそういった作品をリリースしたということで注目されていたのだったと思う。
で、Weenも好きだったし、その流れで聴いてみたのだが、似て非なるものというか、単純に求めていたものと違っていただけだったのだと思うが、良さがまったく分からなかった。

今、改めて聴いてみると実によく作り込まれていて、細かい音作りが非常に面白く、どっしりとしていて、このラテン・ミュージックの裏側のような雰囲気がいい。
音作りがSoul Coughingに似ているなと思ったのだが、ハッと気付いてSoul Coughingのアルバムを引っ張り出してきてみたら、やっぱりプロデュースがチャド・ブレイクで、リリースが同じ94年。
どうりで似ている訳だ。
曲によっては80年代っぽい作りのものがあって、それが90年代風な音色で表現されているのだけれど、機材やそれを使う側の技術的な進歩のようなものを感じた。
個人的には、そんな聴き方ができるのも今だからこそ、という感じなのだが、以前あまりこのアルバムを気に入らなかったのは、ちょっと80年代を感じてしまったこともあるように思う。
もうちょっと聴き込んだら、もっと面白そうなアルバムだ。
[2006/01/22 01:49] | Rock | トラックバック(1) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
怪作
TOP ▲
Bone Machine

Tom Waits
Bone Machine


92年作。
最近、いろいろ聴いてみたいなと思っている内の一人、トム・ウェイツの唯一持っているアルバム。
リリース当時の評判も良かったし、雑誌の年間ベストのような記事でもこぞってベスト5だかベスト10に挙げる人、特にミュージシャン、が多く、興味を持って買ったものだ。
でも、その評判の良さとは裏腹に、個人的にはこの世界に入り込めなかった。
別に聴いていて嫌な音楽だった訳ではないのだが、ほとんど悪ふざけといってしまっても良いような楽曲、恐ろしいほどのダミ声、あと多分一番の理由は普通にビートが入っていなかったからだろうと思う。
他には"Closing Time"を後輩の家で聴かせてもらったこともあるのだが、こちらはなかなか良い感じで、機会があったら聴いてみようと思ってはいたのだが、結局手は出さずにいた。
でも、決してこの人に対して悪いイメージはなく、ゲスト参加したギャビン・ブライヤーズの"Jesus' Blood Never Failed Me Yet"は好きだったし、興味はあるけど何となく敷居の高い人、という存在だった。

このアルバムに対する印象が変わったのはいつだったか、たしか3、4年ほど前に何気なく聴いてみた時だったと思う。
ダミ声でも咆哮のようであったり、むせび泣きのようであったりと、曲によっていろいろ表情があり、まさにジャケット通り。
その楽曲もどうやったらこんな曲が浮かぶのか分からないのだが、なんだかそれがととても面白く感じられた。
今日も久しぶりにこのアルバムを聴いて、何とも言えない感覚に包まれるのが気持ちよく、よりいっそう引き込まれた。
これを機会に他の作品も聴いてみようと思うが、さてどれにしようか。
[2006/01/21 02:03] | Rock | トラックバック(0) | コメント(9)
この記事のURL | TOP ▲
1日目に劣らず
TOP ▲



Phish 08/17/96 Clifford Ball Day 2
Plattsburgh Air Force Base - Plattsburgh, NY


96年のクリフォード・ボール2日目。
先週、友人がこんなのがbt.etree.orgにアップされてるよ、とメールで教えてくれた。
確認してみたらFOB音源だったので、帰宅してからさっそくダウンロード開始。
1日目の音源は、以前にSDB音源をダウンロードして持っていたので、どうしようか迷ったが、とりあえず1つも2つも同じだということで、ついでに。

1日目の方は、3セットCD4枚分にもなる長いショーで、途中アコースティックセットをはさんだ凄い演奏だった。
この2日目は、同じく3セットでCDの数こそ3枚と少ないが、演奏時間は1日目とほぼ同じで、エレクトリックセットのみ。
1曲目"The Old Home Place"、2曲目"Punch You In The Eye"、そして3曲目の"Reba"の途中までぼんやりと聴いていたのだが、徐々に様子が変わってくる。
"Reba"は約16分にも及ぶのだが、延々と続く緩やかな演奏がとても気持ちよくて、気付いたらかなり引き込まれていた。
そうなるとそこからは、セット終わりの"Suzy Greenberg"まで一気に駆け抜ける。
続く2セット、3セットも途切れることなく高いテンションの演奏だが、この日は1セット目の演奏が好み。
もう1度聴いたら印象変わるかもしれないが。
まあ、とにかくここぞという特別な時に、最高の演奏を披露できるのがこのバンドの凄いところだったんだなと思う。
[2006/01/20 00:14] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
2ヶ月半がかり
TOP ▲
Ultimate Alternative Wavers

Built To Spill
Ultimate Alternate Wavers


93年の、たぶんファーストアルバム。
93年ということは、おそらくDoug MartschがTreepeople脱退直後、Treepeopleのアルバムと同じくC/Z Records(懐かしい!)からりリースされている。
このバンドを聴いたのは次作の"There's No Wrong With Love"が最初。
当時は、情報があまりなかったから、元Treepeopleのメンバーがやっていることだけ何となく知っていて、その後、このアルバムもCD屋で見かけて気にはなっていたのだけれど、結局買わずにいた。
去年、廃盤になっていて高値がついていることが分かって、ちょっと調べてみたら、まともな値段で売っているのを見つけたので、さっそく注文したのだ。
それが、約2ヶ月半ほど前、注文したことも忘れかけていた頃、無事到着。
海外の業者はよく分からん。

ずっと聴いてみたいアルバムではあったのだが、正直言うとあまり期待していない気持ちも半分くらいあった。
いや、もっとあったかも。
この手のバンドは、インディーズ時代にもの凄く良くてメジャーでだめになるか、ある程度有名になってからの作品を聴いて気に入って、昔のものを聴いたらスカスカで全然だめかのどちらかが多い。
それは、聴く側のタイミングの問題もあって、先に聴いた方の音を求めてしまうからというのも大きいと思うが、このバンドの場合、インディーズのアルバムを聴いて気に入り、メジャーに移ってからのアルバムも結構好きなものが多いから、どちらに当てはまるのか聴いてみるまで分からなかった。

で、これは予想以上に良いアルバムだった。
Doug Martsch脱退後のTreepeopleのラストアルバムのだめさ加減から、"Treepeople = Doug"ということだったのだと思うが、そのTreepeopleという過渡期を経ているからか、おそらくやりたいことがはっきりとしていて、Built To Spillの原型はほぼ出来上がっていると思う。
中には、Treepeopleを彷彿とさせるフレーズもあるにはあるが、緩んだギターフレーズの細かい積み重ねのような、その後に繋がるような要素もすでに出来上がっている。
それに加え、バンド初期らしいパンク寄りの勢いもあって、それはそれでまた面白い。
もっと早く聴いておけば良かったと思いつつ、結構な拾い物だった。
[2006/01/19 00:18] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
トリオではだめなのかい?
TOP ▲
Cedar Walton Quartet - Live At The Umbria Jazz Festival


Cedar Walton Quartet
Live At The Umbria Jazz Festival


76年7月20日の"Eastern Rebellion"のメンバー、シダー・ウォルトン、ジョージ・コールマン、サム・ジョーンズ、ビリー・ヒギンズの4人でのライブ映像。
よくもまあ、こんな映像がDVD化されたものだと感心する。
でも、とてもありがたい。
1曲目がいきなりアルバムと同じ"Bolivia"。
この曲はテーマ、特にベースがかっこよく、アルバムを初めて聴いて一発でやられたのだが、ライブにおいてもアルバム同様、躍動感のある演奏が素晴らしく、目が釘付けに。
ウォルトンのピアノを弾く姿がまた素晴らしく、たぶん独特な指運びが見ていてとても気持ちよい。
これを見るだけでも、充分価値のある映像だ。

ただ、1つ気になるのがジョージ・コールマンのテナー・サックス。
アルバムを聴いた時にもやや違和感を覚えたのだが、ライブではそれが更に倍増し、テーマ部分ではまだしもソロではなかなかきつい部分も目立つ。
時折、あからさまに調子が外れていたり、尻すぼみなのが気になる。
以前、"Eastern Rebellion"を教えてくれたTさんにマイルスのバンドにいた人だと聞かされ、そういえば名前聞いたことあるなと思ったのだが、この人の参加するマイルスの"My Funny Valentine""'Four' & More"ともに大好きなアルバムなのだけれど、びっくりするほどサックスの印象が残ってなくて納得したことがある。
もちろん、名のある人だから、一定のレベルに達していているのだと思うけれど、マイルスのバンドにしろ、このバンドにしろ、コンセプトにそぐわないというか、ついていってないようなところが見受けられる。

そんな感じで、サックスのソロのパートとサックスが外れたトリオでのピアノソロのパートのテンションのさが一目瞭然で、願わくばこのまま3人での演奏が続いてくれれば、なんて思ってしまった。
それぐらい、このトリオでの演奏が素晴らしい。
こんなのを一度、生で見て見たいもんだ。
[2006/01/18 00:06] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
帰りがけに
TOP ▲
Bad Brains

Bad Brains
Bad Brains


Phishbillの帰り道、少しハード目に。
82年にカセットテープのみでリリースされたもの。
学生の頃、友人からそのカセットを借りて、聴いたのが最初だった。
リリースからはかなり経っていた頃だから、そのカセットもオリジナルじゃなくて再発されたものなんじゃないかと思う。
センスの悪いジャケットで国内盤のCDが出たこともあったが、一時期、知っている限りではなかなか入手が難しかった。
その後、めでたくリマスターされ、レコードとCDが発売されたのだったと思うが、それももう10年くらい前になるかも。
その時はレコードプレーヤーを持っていなかったくせにレコードを購入、CDを買ったのは去年のことだ。

メンバー全員が黒人のハードコア&レゲエ・バンド。
つまらんミクスチャーではなく、パンクはパンクとして、レゲエはレゲエとして演奏する。
Clashなんかも、後半、レゲエを取り入れたりしていたが、10代の頃はどうもそういったものやレゲエそのものにも馴染めなかった。
でも、なぜだかこのバンドを聴いて興味を持ち、ボブ・マーリーなどを聴くようになったのもその後のことで、何となく邪道な経路のような気もするが、とにかくレゲエへの入り口となったバンドでもある。
ヒップホップを良く聴いていた頃には、NYではヒップホップ方面からも支持されていることを知って、よくよく考えれば人種的なこととか、メッセージ性なんかで共通するところもあって不思議はないのだけれど、少しばかり驚いた憶えがある。
音楽的に交わるのではなく、ありのままの姿で受け入れられているというのが良い。
日本にいると分からないことも多い。

もともとジャズやフュージョンを演奏していたバンドらしいので、エネルギーを伝えるのに充分な演奏力はあるし、HRのヴォーカルは今聴いてもかっこ良い。
後続への影響力も大きいし、未だに根強い人気があるんじゃないだろうか。
黒人のロック・バンド自体、その後数えるほどしか出てきていないし、こんな音を出すバンド、他にはいない。
数年前、抜けたり戻ったりしていたHRが再び戻り、Soul Brainsと名前で活動を再開したなんて言っていたが、今どうしてるんだろう。
なんとなく、また活動止まっているような気もするが...。
[2006/01/17 00:36] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
そして今日も雨
TOP ▲
Phishbill 4


Phishbill
01/15/05 No Style - Shibuya, Tokyo, Japan


友人Aと5時に待ち合わせ、4回目Phishbillへ。
入り口のところで、お互い渡すものがあったので交換。
送料節約のため、彼に一緒に注文してもらっていたGrateful Deadの69年フィルモアのボックスセットを受け取る。
No.5370だった。
そのうち再プレスしそうな気もするけど。

それは、さておきPhishbill。

Set 1
Glide
Oh Kee Pa Ceremony
Suzy Greenberg
Foam (07/15/92)
Sneakin' Sally Through The Alley >
Guyute (08/08/98)
Weigh
Piper
Cars Trucks Buses
Character Zero (07/30/97)

Set 2
Also Sprach Zarathustra >
Down With Disease
Taste
The Mango Song
Lawn Boy
Scent Of A Mule
Mike's Song >
Swept Away >
Steep >
Weekapaug Groove (10/22/96)

Set 3
The Wedge >
Reba (08/15/98)
Farmhouse (07/18/99)
Bathtub Gin
You Enjoy Myself (11/29/98)

Encore
Mexican Cousin (01/03/03)



1曲目がいきなり、もしかしたら何らかの形で聴いたことあるのかもしれないが、聴き慣れない曲で、友人に尋ねてみたら"Picture Of Necter"に入っている曲だという。
このアルバムはまだ持っていない。
実はPhishの存在を知ったのはこのアルバムが出た頃、雑誌でレビューを読んだのが最初で、当時は気にはなったものの、聴くには至らなかったのだ。
重要な曲がたくさん入っているようだし、これは早いところ聴いておいた方が良さそうだと思った次第。
今回、印象に残ったのは、その1曲目"Glide"とセット終わりの3曲。
特に"You Enjoy Myself"は、ちょっと長過ぎやしないかと思いつつ、圧巻。
イントロから歌に入るまでの展開が普通じゃない。
3セットと聞いていたので、少し気合いがいるかと思ったら、長さは感じなくて、今回も楽しめた。
主催者のお二人、お疲れさまでした&ありがとうございました。

そして、今日も帰りはなぜか雨...。

[2006/01/16 02:52] | Live | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
行きがけに
TOP ▲
Soon Come...

Asheru And Blue Black Of The Unspoken Heard
Soon Come...


2001年リリース。
Richy Pitchの"Live At Home"を久々に聴いてみたら、タイトル曲の"Live At Home"がこのアルバムにも入っていることに気付き、こちらも久々に引っ張り出して聴いてみた。
同じ曲が入っているとはまったく気付かなかったのだが、それもそのはず、ミックスがまったく異なり、ほとんど別の曲と言ってもいい。

これは当時、大当たりした1枚。
少しヒップホップに対する興味が薄れつつあった頃で、雑誌などはまったくチェックしておらず、予備知識なしにCD屋で試聴して買ったのだと思う。
最初はあまりの地味さにそれほど聴いてなかったのだが、後からジワジワと沁みてくる感じで、気付いたら結構な愛聴盤になっていた。
ジャズネタ満載の手堅い作りだが、はまってしまうと非常に長く聴ける。
久しぶりに聴いて連想したのが、De La Soulの"Stakes Is High"だとか、全盛期のDITCだとか。
後は、もちろんA Tribe Called Questあたりからの影響大だろう。
Anticonの連中のような変化球も大好きだが、こういう直球は絶対必要。
まだこういう連中がいるのなら、チェックしてみる価値はあるかなと思う。
けど、これがリリースされたのももう5年前だから、最近はどうなんだろう、と思ったPhishbillへの道すがら。
[2006/01/16 01:56] | Hiphop | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
ジャケが80年代
TOP ▲
ススト

Masabumi Kikuchi
Susto


ジャズピアニスト菊地雅章の81年作。
何となく名前を知っていただけで、どんな人なのか、どんな活動をしてきたのかほとんど知らないのだけれど、どうやら凄い人らしいというのが最近になっておぼろげながら分かってきて、少し興味を持った。
中でもこのアルバムが、マイルスのエレクトリック時代の延長上にあるアルバムとして高い評価を受けているということで(安かったということもあって)、購入してみた。
実際にマイルスのバンドで演奏していたミュージシャンも参加している。

ギターのカッティングやキーボードの音色などに80年代の香りがするものの、古臭さは無く、エレクトリック・マイルスに近いかといえばたしかにかなり近いものがあるけれど、1曲目の"Circle/Line"などはオーネット・コールマンにも近い印象を持った。
もうひとつ感じたのが、ジャズがどうこうよりも、後のテクノやその他のクラブ・ミュージックなどにも影響を与えているんじゃないないかということ。
久しぶりにAs Oneとか聴いてみたくなったが、そんなことを考えていたら、ライナーにはDJ Krushが菊地氏について語っているコメントなどが引用されていて、なるほどなあと思った。

他の作品をまったく聴いたことがないので、この人の中でこのアルバムがどういう位置付けなのか比較もできないが、81年という時代を考えれば、かなり特異なアルバムだったのではなかろうか。
全体的に日本人らしい生真面目さが滲み出ていて、5年前の自分が聴いていたら、ここがネックになってあまり面白いとは思わなかったかもしれないが、個人的には聴くタイミングが良かったようで、かなり聴き応えがある。
音に広がりがあって、ヘッドフォンで聴いたらいろいろとまた発見がありそう。
[2006/01/15 01:25] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
月刊グラントグリーン2月号
TOP ▲
Feelin' the Spirit

Grant Green
Feelin' The Spirit


62年にレコーディングされたアルバム。
"Am I Blue"が、ゴスペルやR&B色の強いアルバムであるのに対し、このアルバムではスピリチュアル(霊歌)と呼ばれる音楽の曲を取り上げている、なんてことを"Am I Blue"のエントリーを書いた時にTさんが教えてくれたので興味を持った。
スピリチュアルという音楽についてその時初めて知ったのでちょっと調べてみたが、簡単に言ってしまうと、奴隷としてアメリカに連れてこられた黒人の間にキリスト教が広まり、ヨーロッパの宗教音楽、賛美歌とアフリカ的なものが結びついた音楽、ということらしい。
ゴスペルとごっちゃに語られることも多いらしいのだが、ゴスペルにとってはルーツとも言える音楽だそうだ。
スピリチュアルはもちろんのこと、ゴスペルについても漠然としたイメージしか持っていないので、"Am I Blue"とこのアルバムを聴き比べることで何か少しは掴めるかなと思ったのだ。

結論から言うと、そんな付け焼き刃の生半可な知識で分かる訳もなく...。
知ったかぶりするのもどうかと思うので、素直な印象だけにとどめておくとしましょう。
ボーナス・トラックの"Deep River"を除き、作曲のクレジットが"Tradirional"とあるから、すべてスピリチュアルの曲のようだ。
これがグラント・グリーンのギターととても相性がよく、とても良い作品になっていると思う。
いや、単純にとても気に入ってしまった。
このアルバムと比較すると、"Am I Blue"の方が響きがポップというかキャッチーな印象で、よりルーツに根ざした感のあるこの"Feelin' The Spirit"の方がどこか垢抜けないグラントのギターにはまるのではないかと思う。
ちょっと面白いのが、ハービー・ハンコックの存在。
クレジットを見てピアノがこの人であるのを知って少し驚いたのだが、バッキングもソロも素晴らしく、都会的な感じのするこの人のピアノとグラントのギターの対比が聴き所の一つだ。
ついでに、ドラムは最近何かと縁のあるビリー・ヒギンズだ。

で、今、"Am I Blue"の方を引っ張り出してきて聴いている。
もともと悪い印象は持ってないのだけれど、"Feelin' The Spirit"を聴いた後で、また少し印象が変わった。
もちろん、良い方に。
スピリチュアルとゴスペルが関係あるように、この2枚にも関連があるように感じる。
時系列で見ても、"Feelin' The Spirit"の方が先だから、何となく筋は通るし。
やっぱりこの人、面白いです。

[2006/01/13 01:07] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(14)
この記事のURL | TOP ▲
自由
TOP ▲
Free So Free

J Mascis + Fog
Free So Free


2002年のこの名義としては2作目になるアルバム。
何人かのゲスト参加はあるものの、基本的にはほとんどJマスキスだけで演奏されたそうだ。
"+ The Fog"の意味はあるんだろうか、と思いつつも、そんなところもこの人らしい。
前作、"More Light"では、Dinosaur Jr.の終わり頃の息苦しさのようなものが一掃されたように感じたのだが、このアルバムではもっとそれが進み、いい具合に力が抜けているように思う。
"More Light"では、仕切り直しというか、心機一転のようなある種の気負いみたいなこともあったのだろうかとさえ、このアルバムを聴いた後では感じられる。

そんなことを漠然と考えていたら、買った当時はろくに読んでいなかったライナーを改めて読み返してみて「Dinosaur Jr.の看板が外れた状態がいかに快適か」ということをインタビューで語っていたことを知った。
当時はインタビューなども全然チェックしていなかったからそんなことはまったく知らなかったのだけれど、結構そういう気持ちって音に表れるものだなと思った。
それは音だけでなく、1曲目の"Freedom"に始まり、3曲目の"Set Us Free"、そしてアルバムのタイトルでもある4曲目の"Free So Free"と「自由」という言葉が多く使われていることにも表れている。
このあたりは意識的にそうしているのかもしれないが。
曲の方は、今まで通りこの人らしい曲あり、今まで無かったようなストレートなR&R風なフレーズが出てくる曲あり、とその時に自然に出てきたものを自然に演奏している感じで、インパクトのある曲は無いけれど、とても好感が持てる。

そんな感じだったので、しばらくはこのまま行くのかと思っていたら、去年の4月頃、突然再結成が発表されて驚いた。
わざわざ発表するくらいだから、まさかオリジナル・メンバーで?、と半信半疑でいたら、本当にそうで、再び驚くこととなった。
自由から生まれた余裕によるものなんだろうか。
ルー・バーロウのサイトには、「子供も生まれて生活も変わったし、お金も必要だったから再結成のオファーを受けた」なんてコメントもあったから、まあいろいろと事情はあるのだろうけど、演奏を聴く限り、以前よりタイトになってまとまりのある感じだし、今度の来日は結構期待している。
[2006/01/12 00:30] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
ごぶさた
TOP ▲
LIVE AT HOME

Richy Pitch
Live At Home


ノース・ロンドン出身のDJによる2002年のアルバム。
7 HeadsよりEl Da Sensei、Apani B、J-Live 、Mr. Complex、Asheruと実力派のラッパーが参加している。
朝起きるところから夜寝るまでの、家の中での一日を描くというコンセプトに基づいた内容。
ここ数年買った中ではわりと好きで、未だに気が向くと聴いている。
最近すっかりヒップホップを買わなくなってしまって、他にこれといった物が無いからというのもあるが。

それはさておき、軽快で古き良き(?)ヒップホップを感じさせるトラックだ。
その上に派手さのない渋めのラップが乗るのだが、それが実に気持ちいい。
今、久しぶりにクレジットや帯に書いてある文章などを読んでいたら、アルバムのタイトルにもなっている1曲目"Live At Home"は、このアルバムにも参加しているAsheruのグループであるAsheru And Blue Black Of Unspoken Heardの"Soon Come..."というアルバムに提供された同名の曲のリメイクだそうで、今までずっと気付かずに聴いていた。
Asheruの方も好きでかなり聴いていたはずなのに...。
とりあえず、今度そっちも聴いてみよう。

先にも書いた通り、最近はCD屋へ行くとたまにヒップホップもチェックしていることはしているのだけれど、どうもピンとくる物が少なくて、ちょっと良さそうなのがあっても帰ったらネットでチェックしてみようと思って、それっきりになってしまう。
でも、たまにこのアルバムのように良い物も出てくるので、聴き続けたい音楽の1つではあるのだが、今はあまり興味が向いていないということか。
最近、Madlibあたりも面白そうだなとは思っているのだけれど。
[2006/01/11 00:33] | Hiphop | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
嬉しくないボーナス
TOP ▲
Nefertiti

Miles Davis
Nefertiti


67年のアルバム。
前回のエントリーでも書いた通り、オーネット・コールマンの"Science Fiction"を久しぶりに聴いて、もしかしたら見当はずれかもしれないが、1曲目の"What Reason Could I Give"でやっていることがなんとなく"Nefertiti"を連想させ、こちらもしばらくぶりに聴いてみたくなった。
もちろん、当然のごとく雰囲気はまったく違うし、関連性もないと思うのだけれど。

ウェイン・ショーターが3曲、ハービー・ハンコックが2曲、トニー・ウィリアムスが1曲提供し、マイルス自身の曲がない。
でも、どこをどう聴いてもマイルス一色で染まっているのが凄いところ。
もちろん、個々の作曲能力も素晴らしいし、それぞれの特色も出ているのだろうけれど。
そして、やっぱり1曲目の"Nefertiti"。
リード楽器のソロがなく、リズムセクションが変化を付けていくという曲。
いろいろな音楽が溢れかえっている現在、もしかしたらこの曲を聴いてもどこがどう凄いのか分かりづらいかも知れないが、リアルタイムでジャズを追っていたとしたら、よほど奇怪な曲に聴こえたのではないかと思う。
かくいう自分も、ジャズばかり聴いて来た人間ではないので、話には聞いていたけれども、どこがどう革新的なのか最初はよく分からず、何度か聴いているうちにおぼろげながら実感できるようになったのだ。
同じフレーズを吹きながら、少しずつずらしていくトランペットとサックス、ソロを吹かずとも充分聴かせてくれる。

全体的には、派手なソロも少ないし、非常にムードを大切にした、落ち着いたアルバムだ。
だからなのか、今まで自分で持っているマイルスのアルバムの中では意外と聴く回数が少なかった。
雰囲気は好きなのだけれど、実はもうひとつ入り込めないでいた。
で、理由を考えてみた。
このアルバムには、テイク違いのボーナス・トラックが4曲、約25分ほど収録されていて、全体で65分ほどになる。
通しで聴くと、同じ曲が何度も出てるせいで、必要以上に長く感じてしまい、本編の持つ本来の雰囲気を壊しているんじゃないかと思う。
ボーナス・トラックは嬉しい場合もあるが、これはあまり嬉しくない方だ。
まだ、本編の途中にテイク順に収録されていないだけましかもしれないが。
そういったことを意識して聴きながらこの文章を書いているのだけれど、本編の方は凄く良くて(ボーナス・トラックも別に悪くはない)、ようやくはまることができそうな気がする。

[2006/01/10 01:11] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
ジャケ買い成功例
TOP ▲
Complete Science Fiction Sessions

Ornette Coleman
Science Fiction


71年リリースのCBS移籍第1弾となったアルバム。
オーネット・コールマンに興味を持ったのは、ちょうど10年ほど前、会津若松に住む友人のところへ遊びに行った時、"Dancing In Your Head"を聴かせてもらったのがきっかけだった。
とにかくどこに焦点を合わせて聴いたら良いのか分からないようなとち狂った変態ファンクぶりにかなり衝撃を受けたことを思い出す。
でも、実は"Dancing In Your Head"の方は、未だ買いそびれていて、それ以来ちゃんと聴いてはいないのだけれど、今でもその時聴いた曲をはっきり憶えている。
で、この"Science Fiction"というアルバムが自分で最初に買ったこの人のアルバムとなった。
この盤は97年だが、98年に再発されたもので、内容についてなんの予備知識もなく、ジャケットだけで選んだ、たしか。
ロック的な耳で聴いてもかっこよく、オーネット・コールマンの持っている作品(そんなに多くはないけれど)の中では一番好きなアルバムだ。

内容の方はというと、"Dancing In Your Head"に比べればずっとジャズ的だが、ひねくれ方が非常にこの人らしく、小難しそうなことをやりつつも、響きは意外とストレート。
全編、チャーリー・ヘイデンのベースがかっこよく、特に3曲目"Street Woman"のベースだけになるパートなどは今聴いてもしびれる。
1曲目の"What Reason Could I Give"は、当時も暴れるリズムセクションに、延々ゆったりしたテーマを吹き続ける管楽器とその上に乗るヴォーカルの醸し出す不思議な雰囲気が好きだったのだが、今聴くとマイルスの"Nefertiti"に曲の構造が似ているなと感じる。
これは、個人的に結構な発見だった。
買った当時は、ここに参加しているミュージシャンについてほとんど知らなかったのだが、クレジットを読んでみたら、シダー・ウォルトンの"Pit Inn"でドラムを叩いていたビリー・ヒギンズが参加していて、オッ!と思った。
当然ながら、音楽性はまったく違うから、ドラミングの違いを聴き比べてみるのも面白いかもしれない。
[2006/01/08 00:20] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
動画も登場
TOP ▲
Live at Madison Square Garden New Year's Eve 1995

Phish
New Year's Eve 1995 Live At Madison Squre Garden


昨年末にリリースされたばかりの、95年のNYEのショーを収録した3枚組。
3セット、約3時間にも及ぶ長いショーではあるが、95年といえばバンドが乗りに乗っていた頃、高いテンションを保ったまま突き進む。
1曲目"Punch You In The Eye"の最初のヴァースでは今ひとつヴォーカルがリズムに乗れていなかったり、その後もトレイの声が出てないところなどもあるにはあるが、歌唱力で聴かせるバンドではないから、それほど気にもならない。
アンコールの"Johnny B. Goode"では、明らかに声がかすれていたりもするのだが、まあ長丁場ということで。

届いてから2度聴いただけなので、まだ細かいところまでどうこう言えるほどではないのだけれど、大きい会場の似合う、もの凄くオープンな音楽性を持ったバンドなんだなと改めて思った。
大きな視点で見ると凄く大雑把な感じでもあるし、細かい視点で見ると、もの凄く緻密なフレーズの積み重ねがあったりと、何というか、あまりうまく言えないのだけれど、面白いバランスで成り立っているように思う。
それはメンバーについても言えることで、絶妙のバランスで成り立っていて、各メンバーの現在の活動を否定するつもりは全くないけれど、この4人が揃って初めて生み出されるもの、というのは確実にある。
でも、バンドを解散させ、そこから離れようとした気持ちも何となく分かる気もするが。

95年のこのショーからちょうど10年後にリリースされた訳だが、メンバーの名前の頭文字から付けた"JEMP Records"というのも何やら意味ありげだし、今年の秋には4人揃ってライブをするなんて噂もあると友人から聞いた。
いくら何でもちょっと早すぎるような気もするが、それが即、再結成に結びつくかどうかも分からないし、とりあえず何が起こるか楽しみにしておこう。

ところで、CDだけかと思っていたら、livephish.comで、全曲ではないが映像までリリースされた。
13曲中、1曲は無料でダウンロードできる。
で、帰って来てさっそく購入してみたのだが、1曲ずつのダウンロードなので結構時間がかかるが、まあ気長にやりましょう。
[2006/01/07 02:21] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
原風景
TOP ▲
Tossing Seeds (Singles 89-91)

Superchunk
Tossing Seeds (Singles 89-91)


92年にリリースされた、タイトル通り89年から91年のシングルをコンパイルしたアルバム。
90年代前半、Dinosaur Jr.やSonic Youth、Sub Pop周辺のバンドなどを熱心に聴いていた頃、USインディーズの代表的なバンドとして活躍していたこのバンドの作品の中では最もよく聴いていたものだ。
というよりも、当時、"No Pocky For Kitty""On The Mouth"なども聴いたのだが、悪くはないものの、あまりピンと来ず、結局このアルバムくらいしかまともに聴いたなかったというのが本当のところ。
このアルバムに収録されている曲というのが、多分このバンドの最初期の曲にあたり、パンク直系のストレートな、そしてちょっと憂いのあるコード進行にメロディアスなヴォーカルが乗る。
それに比べ、他のアルバムでは、アルバムとしての完成度を求めたためなのか、これといって印象に残る曲がなく、どうも入り込めなかったのだ。

という訳で、もう何年ぶりか分からないくらい久しぶりに聴いたのだが、そのストレートさが良くて、やっぱりこういうのは自分の原風景の1つとして忘れられないなと思った。
どの曲も捨て難いが、1曲目"What Do I"、4曲目"Slack Motherfucker"、6曲目"Garlic"、Sebadohのカヴァーである12曲目"It's So Hard To Fall In Love"と13曲目の"Brand New Love"あたりが特に良い。
友人からは、その後も良いアルバムを出してるなんて話も聞いてて、少し聴かせてもらったりもしたのだが、ヴォーカルの歌い方が変わり、雰囲気も変わっていて、それはそれで興味深い感じではあった。
今、ちょっと調べてみたらこのアルバムの続編のような、91年から95年のシングルを集めたアルバムなんかもリリースされていて、とりあえずその辺から聴いてみようかなんて少し思った。
そのうち、気が向いたら。

[2006/01/06 00:20] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
ピアノに注目
TOP ▲
PIT INN

Cedar Walton
Pit Inn


74年に新宿ピット・インで行われたライブを収録したアルバム。
60年代には、アート・ブレーキーのグループを始め、数々のレコーディングやライブに参加するも、ピアニストとして脚光を浴びることが少なかったシダー・ウォルトン。
かくいう自分も、この人のことを知ったのは去年のことで、Tさんに教えてもらった"Eastern Rebellion"を聴いたのが最初だった。
70年代らしい躍動感のある素晴らしいアルバムだと思ったが、まだシダー・ウォルトンのピアノそのものの良さを理解できたとは言い難かった。
さらに、少し前、買ってからあまり聴くことのなかったコルトレーンの"Giant Steps"を久々に聴いて、数曲、シダー・ウォルトンが参加していることに気付いたのだが、正直、この人のピアノについてはあまり印象に残っていない。

そして、去年の年末に同じくTさんより、村上春樹さんが「意味がなければスイングはない」の中で、シダー・ウォルトンについて書いていることを教えてもらった。
で、さっそく読んでみた訳だが、氏もシダー・ウォルトンというピアニストにはたいして注目していた訳ではなく、このピット・インでのライブを生で見て深く感銘を受けたそうで、お気に入りのピアニストに対しての思いが綴られている。
ウォルトンの経歴を知る受けでも非常に助けになる文章で、個人的にも他の作品を聴いてみたいと思っていたところだったので、このライブ・アルバムを手に入れてみた。

勢いのある1曲目から素晴らしく、グイグイと引き込まれる。
ベースのサム・ジョーンズ、ドラムのビリー・ヒギンズとの息もぴったり。
村上氏の文章にもライナーにも書いてある通り、小さな場所が合いそうな演奏であるが、まさにピット・インという場所がうってつけだったことがCDを聴いただけでも充分伝わってくるのだから、生で聴いていた人達へのインパクトというのは相当なものであったことが想像できる。
どうやら流行に左右されずに黙々と自分の音楽を磨き続けて来た人のようで、古いジャズの良い部分と70年代らしい生き生きとした感じが見事に調和しているように思う。
改めて、"Eastern Rebellion"も"Giant Steps"も聴き直してみたい。
今度はピアノに注目して。
[2006/01/05 00:31] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
明けました
TOP ▲
Steve Kimock


Steve Kimock Band
Fall 2005 Soundcheck Sampler


あけましておめでとうございます。
新年一発目、SKBから参ります。

SKBやSK&Fその他のライブ音源のダウンロード販売をしているサイトDigitalsoundboard.netが、アカウントを持っている利用者へのプレゼントとしてクリスマスから年末の休暇あたりに配布する音源の2005年版。
ライブ前のサウンドチェックやリハーサルの時に録音されたものが収録されている。
今回の音源には2曲。

まず1曲目、"Killer Blues Jam"と題された昨年10月26日の演奏。
リラックスした雰囲気の中、タイトル通りブルースが演奏されている。
演奏は現在のメンバーによるものだが、SKBでシンプルなブルースが演奏される事自体珍しいと思うので、なかなか面白いと思う。
だが、なんと言っても聴きものは2曲目の約42分に及ぶ"Jam Out Of In Reply"と題された同じく昨年8月10日のリハーサル。
メンバーが、キモック、ロドニーに加え、残念ながらバンドを離れてしまったミッチ・ステイン、ベースに現メンバーのリード・マティス、キーボードにMookie Siegel(ムーキー・シーゲル?)という、短期間に終わった貴重な時期だ。
本番さながらの緊張感溢れる演奏と、本番では聴くことのできないお遊びの演奏が交錯し、非常に面白い。
特にキモック、ミッチの2本のギターの絡み。
やっぱりこのコンビネーションは好きだし、もう1度生で見てみたかったなと思う。
と同時に今のメンバーの演奏も生で見てみたいので、できるだけ早めに来日してくると嬉しい。
何となく、次に来日する時にはまたメンバー変わってしまいそうな気がするが。

という訳で、今年も一年、よろしくお願い致します。
[2006/01/04 01:10] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。