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  2006年02月  

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消化不良、一応治まる
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Dinosaur Jr


Dinosaur Jr.
02/27/06 Shibuya-AX - Shibuya, Tokyo, Japan


そして、2日目、再びAXへ。
会場に着くと、昨日とよりもずっと外に人が少なくて、大丈夫なのかと思う。
空いているロッカーに適当に荷物と上着を入れて鍵を閉めたら、偶然昨日と同じところに入れていて、少しばかり驚いた。
それにしてもロッカーが外ってどうなんだ?
真冬じゃないから、まだいいけど。
中へ入ってみると、やっぱり昨日より少ないかな、でも平日だからしょうがないかな、なんて考えながら水を買いに行ったら、有名な俳優さんを見かける。
たしかバンドもやってる人だから不思議はないか、などと思いつつじっと見てしまった。
今日は、前の方は音楽を楽しむ場所ではない、という教訓に基づき、FOB付近へ陣取る。
どっちにしろ爆音だからあんまり関係ないかと思いつつ。
なんてしているうちに会場が埋まり始め、多分、昨日と同じくらいにはなったんではないだろうか。

昨日と同様、15分遅れくらいで始まる。
1曲目は、多分昨日とは違う(もしかしたら同じ?うろ覚え...)が、ファーストアルバムの曲と思われる。
どうもこのアルバムだけは、悪くないのだけれど、その後と比べると楽曲の完成度が低く、このバンドを熱心に聴いていた当時もあまり頻繁には聴かなかったのだ。
だから、数曲を除いてはっきりと覚えてなかったりする。
これを機にちょっとチェックしてみるか。
今日は、どうも1曲目からギターのチューニングがおかしく、しきりに気にしているようだった。
が、やっぱり聴いている位置が良かったのか、昨日よりもバランスよく聴こえ、昨日もこの辺で見れば良かったと少し後悔。
本編はやはり1時間ほど、曲順が違うくらいでやる曲はほとんど違いはなかった。
ただ、昨日はアンコールにやった"The Wagon"や"The Lung"を既にやってしまったので、今日は何をアンコールに持ってくるんだろうか、と少し期待した。

で、結局アンコールも昨日と同様3回。
最初は、たしか昨日もやっていた"Just Like Heaven"だったか。
続いて、たぶん"Chunks"かな?
Jが珍しくレス・ポールなんかに持ち替えている。
「アメリカに取りに帰ったんだ」とか言ってたような気がするが、あまり客に通じた様子はなく。
2回目のアンコールでは、やはり"Freak Scene"。
そしてやっぱり一番の盛り上がりを見せていたが、個人的に一番グッと来たのが、次にやった"Tarpit"。
セカンドアルバムの6曲目だ。
大きくうねる感じが気持ち良く、かなり好きな曲。
いっそのこと最後は"Don't"でもやって、グダグダのまま終わってくんないかな、なんて思ったが、さすがにそれはなかった。

でも、このバンドのライブは、いつも見るたびに楽しみはするのだけれど、意外と気持ちの盛り上がりが少ない。
例えば、ニール・ヤングを見た時のような。
自分としては同じくらい好きなはずなのに、見終わった後は結構サッパリとしていて、いつも、まあこんなもんかね、と思いながら帰っているのだ。
それと、多分曲をあまり知らないで見る人にはあまり楽しくないライブかもしれない。
あの爆音のせいで。
曲を知っていても途中でどこを演奏しているのか分からなくなる時があるくらいだから、結構きつい部分もあるのではないだろうか。
でも、あの音でなければこのバンドらしくないし、というのもあるけれど。

1日目を見終わった時点では、2日間もチケット取る必要なかったかな、とか、もうこういうのはいいかな、とか考えていたのだけれど、やっぱり場所選びが良かったせいか、昨日よりはずっと楽しめたので、少し気が変わった。
演奏がどうとかではなく、自分自身の気持ちとして。
多分、再び見る機会があれば見に行くと思うし、また前述のような気持ちにもなるのだろう。
けれども、また見たい。
そんなバンド。
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[2006/02/27 23:22] | Live | トラックバック(0) | コメント(0)
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やや消化不良
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Dinosaur Jr Reunion


Dinosaur Jr.
02/26/06 Shibuya-AX - Shibuya, Tokyo, Japan


再結成Dinosaur Jr.の来日一日目へ。
Dinosaur Jr.は、過去3回ライブを見ている。
最初は、たしか"Whatever's Cool With Me"が出た後の来日に渋谷公会堂で。
次は、"Without A Sound"が出た後に、On Air Eastと新宿のLiquid Roomだったと思う。
ルー・バーロウについては、Sebadohを新宿ロフトで1度見たことがあるだけだ。
こういうバンドのライブを見に行くのはかなり久しぶりだが、何となく起きた時から体調が今ひとつで、気分的にはあまり盛り上がらないまま、初めてのAXへ行ってみた。

中へ入ってみると、ステージ上、ギター側にはマーシャル3段積みが4列(ヘッドがマーシャルじゃないのもあったけど)、ベース側にはマーシャルの3段積みを中心に両脇には大口径のスピーカーに乗ったアンプが1台ずつ、始まる前からかなりの大爆音が予想される。
早めについてしまったので1時間近く待って、ようやく登場。
メンバーみんなそれぞれ老けたが、ルー・バーロウの変わり様がインパクトがあった。
ヒョロヒョロなイメージだったのに、たぶん少なく見積もっても1.5倍くらいにはなっているんじゃないだろうか。
でも、太くなった腕でリッケンバッカーノベースをかき鳴らすのがなかなか様になっていたが。

ライブの最初の方、つい前の方にいたばっかりに、かなりひどい目に遭う。
にこやかにぶつかってくるの連中の顔を見るとイライラするし、ライブを楽しめないので、ちょっと後ろへ避難。
1曲目はなんだったかな。
もみくちゃだったし、爆音だったしで、あまりよく分からなかった。
聴き憶えがあまりない曲だったから、多分、以前はあまりはまらなかったファーストアルバムの曲だろうか。
この辺は、どこかでセットリストが登場するのを待ちたい。
その後、ファーストからサードまでの曲を中心に好きな曲も連発されたのだけれど、ライブ冒頭のイライラと体調の悪さが尾を引き、今ひとつ乗り切れない。
今日はベースアンプ側で見ていたので、リッケンバッカーのベースを歪ませると、そういえばこんな音だったよな、と個人的に懐かしんだりしてみたが。
で、本編は、途中ベースの音が出なくなるというトラブルに見舞われつつ、1時間ほどで終了。
最近、3時間くらいのライブが当たり前という感覚になっているので、やけに短く感じたが、これが普通か。

そして、アンコール。
"Freak Scene"は、多分この日一番の盛り上がりだったんじゃないだろうか。
でも、個人的に最も嬉しかったのが、"The Wagon"。
まさか、ルー・バーロウ脱退後の曲だからやるとは思ってなかったし、ルーが"You won't see me..."とコーラスを取るなんて想像もつかなかったから。
もしかして、初めて?とか、日本だから?とか思って、帰ってから再結成後のライブのセットリストをチェックしてみたら、知る限り去年の11月28日にはライブでやっていたようだ。
でも、この曲を聴けただけでも収穫。
思ったより早く終わるかな、なんて思っていたが、結局アンコールには3回も応えるというサービスぶりで、終了したのがちょうど9時頃だったか。

演奏自体は良かったと思うし、ヴォーカルが聴こえようが聴こえまいがお構いなしの叩き付けるような音は圧巻だった。
でも、前述の通り、どこか気分的に乗り切れなかったし、こういう音楽は好きだけれど、今現在、自分自身が求めているのはこういうものではないんだな、とちょっと冷静になってしまったりもした。
そんな気持ちを引きずりつつ、明日もう一日...。
今日の教訓を活かして、もうちょっと楽しめる位置で見よう。
[2006/02/27 00:02] | Live | トラックバック(0) | コメント(4)
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やっぱり最高です
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White Pepper

Ween
White Pepper


"The Mollusk"の後、ライブ盤(未聴)を挟んでリリースされた2000年のアルバム。
これは、"The Mollusk"以上に印象が薄かった。
個々の曲についてはまったくと言っていいほど覚えておらず、漠然ととてもポップなアルバム、というイメージだけが残っていた。
それくらい聴いていなかったアルバム。
でも、"The Mollusk"同様、つまらなかったからではなく、この時期、個人的にあまりロックに惹かれなかっただけ。
実際、印象は悪くなかったし。

という訳で、またまた久々に聴いてみた。
これまで以上にストレートにポップな曲が続く。
いや、こういった曲はこれ以前にもたくさんあるのだが、違いはエフェクト少なめ、奇妙な効果音少なめな所だろうか。
曲によっては、Velvet Crushだとか、そっち方面を思わせるものもあるし、素直に良い曲が多い。
聴く前はこういった曲ばかりだったような気がしていたのだが、ちゃんとバカな曲も用意されていた。
メタル風な曲が2曲におかしな方向にねじれたインストが1曲。
やっぱりこの連中はこうでなくては。
これもまた、バラエティに富んだ良いアルバムだと思う。

今現在、持っているWeenのアルバムはこれで最後だ。
しばらく続いたWeen研究もひとまず終わり。
でも、あまりにも面白いので、来月あたりまた登場するでしょう。
[2006/02/26 00:27] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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こってり
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Porter Batiste Stoltz


Porter Batiste Stoltz with Steve Kimock
02/24/06 Mexicali Blues - Teaneck, NJ


Porter Batiste Stoltzというグループにスティーブ・キモックがゲスト参加し、Digitalsoundboard Radioでストリーミング中継するというので、部屋の片付けなどをしながらずっと聴いていた。
Porter Batiste Stoltzって何?と思って調べたら、アーロン・ネヴィル抜きのFunky Metersのメンバーで構成されているそうだ。
Funky Metersは、いくつかライブ音源を聴いたことがあるだけだし、恥ずかしながらオリジナルのMetersに至っては、まともに聴いたことがない。
加えて、この周辺の音楽やら人脈には疎い。
それでもFunky Metersを聴くきっかけになったのは、キモックが"Cissy Strut"や"You're The One"といった曲を取り上げていたからで、これは間違いなく相性がいいだろうと思って、楽しみにしていた。

iTunesでずっとかけっぱなしにしていると、日本時間でちょうど昼の12時頃からショーがスタートした。
思った通り、なかなかいい感じ。
曲を知らないし、集中して聴いていた訳ではないので、あまり細かいことについてはどうとか言えないけれど、それでも何となく聴いたことがある曲もあった。
でも、はっきり分かったのは"Iko Iko"くらいか。
放送の終わりでは、キモックの息子のジョン・モーガンがDigitalsoundboard.netで発売されるよ、なんて宣伝していたりして、なかなか微笑ましかった。
放送が終わったのが、セットブレイク込みで午後3時半頃。
聴き応えたっぷり。
音源の登場を待ちたい。

なんて、思ってたらさっそくbt.etree.orgにアップされていた。
一部では早アップでおなじみ(?)ロブ・クラーク氏によるもの。
実は、やってくれるんじゃないかと期待したのだけれど。
ありがたいことです。

25日もこの組み合わせで演奏するそうなので、音源聴いたらまた感想書いてみます。
たぶん。
[2006/02/26 00:02] | Soul/Funk | トラックバック(0) | コメント(0)
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風にそよぐ最低ぶり
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The Mollusk

Ween
The Mollusk


97年リリースの6枚目のアルバム。
この辺りから惰性というか、今どうなっているんだろうという確認のために買うようになり、数回聴いただけだったし、インパクトの強かった部分以外あまり内容も覚えていなかった。
でも、つまらなかったのかといえば、そういう訳でもなく、相変らず面白いことやってるねえ、と文字通り確認しただけで満足してしまっていたのだと思う。

という訳で、これまた久しぶりに聴いてみた訳だ。
のっけから人を食ったような曲で始まる。
そして、当たり前のように声のピッチはいじってある。
そうかと思えば、歌心溢れる美しいメロディの曲が登場したりもするし、再び人を食ったようなチープなMotorhead風(?)な曲や、これまでなかったようなストリングスを導入した壮大な曲が登場したりと、めまぐるしく展開して行く。
このバンドの世界にはもう慣れてしまっているので、以前のアルバムほどびっくりするような要素は少ないが、これだけバラエティに富んだ内容を違和感なくまとめるのはさすが。
4曲目"I'll Be Your Jonny On The Spot"と曲名からして最低ぶりが遺憾なく発揮されている11曲目"Waving My Dick In The Wind"は特にバカバカしく、痛快。

今日、たまたまネットで見かけただけで未確認なのだけれど、この不気味なジャケットはヒプノシスが手がけたもの、という情報があった。
もし、本当だとしたらヒプノシスがまだ活動していることにも驚くし、このバンドのジャケットを手がけていることにも驚く。
どうなんだろう。
今のところ、半信半疑。

と、ここまで書いてクレジットにある"Storm Thorgerson"という名前を検索してみたら、本当にヒプノシスの一員だった人だ!
[2006/02/25 01:52] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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最低だけど実力派
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12 Golden Country Greats

Ween
12 Golden Country Greats


96年のナッシュビルでレコーディングされたカントリー・アルバム。
エリアコード615系だとか、プレスリーのバックで演奏していた人達だとか、分かる人には分かる凄いミュージシャンが多数参加しているそうだ。
これが、真っ当なカントリー・サウンドに仕上がっていてるのだが、あまりにカントリーそのものなので、当時は2、3回聴いただけに終わった。
まったく面白さが分からなかったから。

で、ここのところの勢いに乗って聴いてみた。
最近ではカントリー風味もかなり好きになっているのである程度は予想していたのだが、思った以上に気持ちよく聴ける。
最初の2曲は、おそらく本人達は歌っていなくて、曲だけ作って演奏には参加していないのかと思った。
まあ、そんなやり方もありだなと思って納得しかけていたら、3曲目はちゃんと参加していることが確認できるような曲で、フランク・ザッパが歌っているのかと思ったくらい。
全編カントリーというイメージを強く持っていたし、あまり聴かなかったアルバムだったから、ひねった曲はないのかと思っていたのだけれど、数曲ちょっとだけおかしな処理が施してある曲があった。
加えて、ちゃんと(?)"Parental Advisory Explicit Lyrics"のマークが入っているのもミソ。
最後の"Fluffy"という曲、少し声のピッチがいじってあって気持ち悪いのだが、もの凄く良い曲だ。
アルバムとしても完成度が高い。

楽曲を崩すことで変態性を発揮するということもセンスがいることだと思うけれど、整えることで楽曲に狂気を感じさせるというのもなかなか並大抵のことではないなと改めて思う。
どこまで狙っているのか分からないが、それには作曲能力や演奏力が求められるし。
この人達は、その辺りのさじ加減が絶妙だ。
やっぱり奥が深い。
[2006/02/24 00:15] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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ジャケが最低
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Chocolate and Cheese

Ween
Chocolate And Cheese


"Pure Guava"に続く94年のアルバム。
たて続けに聴いていたらどんどん面白くなって来て、とりあえず持っているアルバムを全部聴いてみようという気になっている。
このアルバムからややシリアスな曲調の割合が増え始め、当時最初に聴いた時には少し物足りなさを感じた。
でも、何度か聴くうちにそのシリアスな曲こそ、狂気が潜んでいるように感じられ、"Pure Guava"と並んでよく聴いたアルバムになった。

このアルバムでは、これ以前に言われていたようなロウ・ファイな要素はほとんどなくなっている。
当時、ロウ・ファイと言われていたバンド達は、演奏がうまくないためにそうなったように感じられるものも多かったのだが、この連中は演奏が普通にうまい。
ギターなどはかなりの腕だ。
見たことはないが、ライブでの演奏の評判も良いし、ここ数日、過去の作品を聴き返していて再確認した。
表現手法としてのロウ・ファイを選ぶのとそうならざるを得なかったものとではやっぱり違うなと改めて思った。
個人的には、どちらも嫌いではないのだけれど。

ちゃんと読んだことはないのだが、多分、歌詞も面白いのだと思う。
多分、ろくでもない歌詞も多いのだろう。
この辺りは、変幻自在な演奏スタイルと併せて、フランク・ザッパに似た印象がある。
興味のない人にはまったく必要なない音楽だと思うけど、やっぱり奥の深い連中だ。
[2006/02/23 00:43] | Rock | トラックバック(0) | コメント(8)
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がんばってください
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Life After Failing


Life After Failing
01/27/06 Dead Head's Land Yukotopia - Tokyo, Japan


先日、こんなバンドがあるよ、とmkさんに教えてもらった。
なんでも日本で活動しているイギリス人とカナダ人の3ピースバンドだそうだ。
ライブ活動は去年からで、まだ活動歴はそんなに長くないようだ。
Live Music Archivesに音源がアップされいることも教えてもらい、さっそく試してみた。

で、結構期待していたのだが...。
まず、演奏がかみ合っていなくて、特に展開が変わるところでつまずく。
自らジャムバンドを名乗っているわりには、どこにジャムがあるの?という感じで、曲が長いだけのような気がする。
ルーズな演奏でユルユルと行くのも個人的にはありだと思うけれど、このバンドの曲はそういった感じではなく、もっと鋭さやタイトさが求められるものだ。
そのわりにはアイデアに演奏力が追いついていないし、無駄が多い。
リハーサル不足?
この音源はサウンドボードからMDへ録音したもので、わりと音が良いのだけれど、かえって演奏の粗が目立ってしまっているので、ちょっと損しているかも。
1、2年後にはもう少しよくなっている可能性もあるし。
アルバムが出ているようなので、これを聴いて良かったら買ってみようかと思ったけど、今はやめときます。
[2006/02/22 23:40] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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最低で奥が深い
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GodWeenSatan: The Oneness

Ween
God Ween Satan


90年のファーストアルバム。
でも、今日見つけたファンサイトによるとこの前にカセットの作品が3本くらいあるらしい。
昨日取り上げた"The Pod"が意外と面白かったので、調子に乗って更に遡ってみた。
プロデュースがRollins Bandのベーシストだったアンドリュー・ワイス。
当時は、あんなマッチョなバンドとこんなへなちょこなバンドが結びつかず意外な気がしたが、今思うとそう驚くほどでもないのかも。

これもまた、当然ふざけたアルバムだ。
でも、意外と聴きやすく、買った頃は"The Pod"同様、収録時間も長いし、ちょっときつくてあまり聴いていなかったのだけれど、今聴くとなかなか面白い。
シリアスなメタル・ファンが聴いたら怒りそうなメタル風な曲も多く、バカ度が高い。
8曲目の"Don't Laugh(I Love You)"という曲はなかなかいい曲で、当時から好きだった。
そういえば、あんまりいい曲だったので少しベースラインをコピーしたのを思い出した。
今、ちょうどスピーカーから流れて来た"Squelch The Weasel"という曲、アコースティックな普通に良い曲だ。
後半の方はほとんど覚えていなかったから、なかなかの発見。

前から一度でいいから生で見てみたいと思っていたのだが、サマーソニックで来日し、Weezerの裏で出演していたらしい。
加えて、単独のライブも。
そういえばそんな情報を見かけたような気もするが、ここ数年、冷めていたので見過ごしていた。
惜しいことをした。
もし、再び来日するようなことがあれば見ておきたい。
しばらく来そうもないけど。
[2006/02/22 00:10] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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最低で最低
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The Pod

Ween
The Pod


"Pure Guava"と同じく、92年のセカンドアルバム。
クレジットによれば、レコーディング自体は90年らしい。
悪名高いシミー・ディスクからのリリース。ファーストアルバムもシミーからと思っていたが、勘違いだったようでこのアルバムだけだった。
ジャケットは、ご覧の通り、レナード・コーエンのベスト盤のパロディーだ。
Weenもレナード・コーエンも知ったのがほぼ同時期だったし、こんなアルバムを出してたものだから、レナード・コーエンに対して妙な間違ったイメージができてしまっている。
あくまで個人的に。

ジャケットが示す通り、次作"Pure Guava"以上にふざけたアルバムだ。
4トラックを使ったレコーディングだから、音は更にチープな仕上がり。
買った当時も面白いとは思ったが、なかなかきつくて頻繁には聴いてなかったものだ。
だから、内容がどんなだったかほとんど覚えてなかったのだけれど、久しぶりに"Pure Guava"を聴いた勢いで、調子に乗って聴いてみた。
で、やっぱり今でも通して聴くのはなかなかきつい。
70分以上もあるし。
でも、やっぱり"Pure Guava"で聴けるような歌心ある曲もあって、ときどきハッとさせられるメロディー(あくまでメロディーだけね)もあったりするし、シド・バレット在籍時のPink Floydみたいな曲もあったが、それは間違いなく褒め過ぎだろう。
とりあえず、サイケだったり、メタルだったり、このバンド(というか2人)の原型がほぼ詰め込まれたアルバムだと思う。

今日調べてみたら、このアルバムは95年にエレクトラから再発されていたらしい。
そういえば、そんなこともあったような気がする。
ますます凄いな、エレクトラ。
でも、間違ってもリマスターなどしてはだめだ、これは。

なんて考えながら聴き続けていたら、だんだんグニャグニャになって気持ち良くなって来た。
まあ、何年間に一度聴いてクスッとするのが正しい聴き方だろう。
お薦めはまったくしません。
[2006/02/21 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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最低で最高
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Pure Guava

Ween
Pure Guava


92年のアルバム。
シミー・ディスク時代から数えれば、多分、3枚目。
そして、メジャー・デビュー作。
実にふざけたアルバムだ。
ほぼ全曲でボイスチェンジャーが使われ、チープなエフェクトをかけたギターにリズムマシンを使った楽曲ということで、当時は宅録ポップだとかロウ・ファイだとかで代表的なバンドとして紹介されていた。
裏They Might Be Giantsなんて言われ方もされていたような気がする。
このアルバムリリース後、似たようなバンドやアーティストが雑誌で紹介され、いくつか聴いてみたりもしたが、このアルバムを超えるものはなく、ほとんどが印象に残っていない。
Butthole Surfersでさえメジャー・デビューの時にはジョン・ポール・ジョーンズをプロデューサーに迎え、聴きやすいハード・ロックに変貌していたのだから、エレクトラはこのアルバムをよくこのままリリースしたものだなと感心する。

初めて聴いた時の印象は、たしか、「なんじゃこりゃ?」という感じだったと思う。
それが繰り返し聴くうちに、徐々にはまることとなった。
それは、おそらくストレンジな音の裏側に歌心が感じられたから。
この人達と前述の雑誌で紹介されていたようなバンド達との決定的な違いが、そこだと思う。
このアルバム以前のシミー・ディスク時代のアルバムは、面白いことは面白いが、そこまで感じられるほどの出来ではなく、残念ながらそういったバンド達と大差ないのだけれど。
今日、かなり久しぶりに聴いてみたのだが、改めて聴いてみると楽曲はもちろんのこと音作りも凝っていて低音もちゃんと出ているし、よくできたアルバムだと思う。

2、3年前からbt.etree.orgなどを利用するようになり、聴くことの少なくなったこのバンドの名前をたびたび見かけ、少し驚いたものだった。
アメリカ本国での人気の方が高いのかもしれない。
それに加え、Phishがこのバンドの曲をライブでやっている。
友人から、なんて曲だったか教えてもらったのだけれど、忘れてしまった。
なんとなくPhishのメンバー、好きそう。
でも、Phishファンに自信を持ってお薦め!、とは言えないなあ、これ...。
最高なんだけど。
[2006/02/20 00:21] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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未完
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Clifford Brown Memorial Album

Clifford Brown
Memorial Album


クリフォード・ブラウンの死後、ブルー・ノートに残された録音をまとめたタイトル通りの追悼盤。
演奏自体は、53年の6月と8月の2回のセッション時のもの。
薬漬けで落ちぶれていたマイルスが、ブラウンの演奏を目の当たりにして焦りを感じた、なんて有名な逸話があって、たしかマイルスの自叙伝で最初に読んだのだと思うが、そんなことからとても興味があって、ずっと聴いてみたいと思っていた人だった。
そんな折り、rollins1581さんが面白そうな盤を紹介(ついでにここここも)していらしたので、ようやく買ってみようと思ったのだが、とりあえず今回はこのアルバムを選択した。
前から聴いてみたいと思っていたアルバムだし、何より安かったから。

正直言ってしまうと、まだ数回聴いただけではこの人のトランペットのどこがどう凄いのか、まだ理解できているとは言い難い。
それでも、難しそうなフレーズを軽々と吹いているのはよく分かるし、なによりジャズは本来楽しいものなんだよ、とでも言いたげな雰囲気がとても良い。
若々しくて、勢いがある。
個人的に一番好きなのは、11曲目の"Hymn Of The Orient"。
ベースラインが、かっこ良い。
このCDにはこの曲の別テイクが最後の18曲目に収録されているが、出来はやっぱり本編の方に軍配が上がる。
オリジナルの曲順では、この曲が1曲目だったようで、それも頷ける曲だと思う。
だから、セッションごとに曲順が並べ替えられたこの盤とオリジナルに忠実な日本盤のどちらを選ぶか迷うところではあるが、マイルスのブルーノート盤同様、安さを優先した訳だ。

これはもう、あちこちで語られていることだと思うし、今更言ってもしょうがないことなのだが、25歳という若さで亡くなってしまったこの人が、60年代、70年代を過ごしていたら、一体どんな作品を残していただろうかと想像すると残念でならない。
[2006/02/19 01:55] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(12)
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余裕たっぷり
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A Meeting of the Times

Rahsaan Roland Kirk & Al Hibbler
A Meeting Of The Tmes


ローランド・カーク、72年のアルバム。
デューク・エリントンに捧げた作品だそうで、エリントン楽団のシンガーを務めていたアル・ヒブラーが参加。
先日、ジェシー・ハリスのインストアライブをはしごした際、合間に立ち寄ったジャズ喫茶で聴いた中の1枚。
ローランド・カークについては、以前に雑誌か何かで紹介されていて、その時に少し興味は湧いたのだが、その後まったくそんなことすら忘れていて、まともに聴くのは初めてのこと。
店で聴いた時も帰り際だったので、そんなにちゃんと聴いた訳ではなかったのだが、その日、その場所で聴いた中では最も好みの音だったのだ。

で、さっそく注文してCDが届くのを心待ちにしていた訳だが、1曲目を聴いて少し拍子抜け。
前述の通り、シンガーが参加したヴォーカル・アルバムだったのだ。
ジャズ・ヴォーカルについては未だ興味が湧かなくて、普段聴くこともないし、正直言ってしまうと期待していたものとは違ったのだが、なかなか悪くはない。
聴いてみると結構心地よいものだなと思った。
ちょうど最近、立て続けにこのアルバムが出た72年前後のジャズを聴いていたのだけれど、例えば、ブラック・ジャズ・レーベルの作品などと比べるとスケールの大きさを感じる。
もちろん、目指すものが違うのだから違っていて当然だし、個人的にはアンダーグラウンドな音楽も好きなので、あちらはあちらで捨て難い魅力はある。
でも、やはりいくらスピリチュアルだ何だと言ったところで(そう言ってるのは本人達じゃなくてメディアか)、狭い範囲での出来事だったのだなと気付かされる。
自分自身、そういった事柄に対する捉え方が変わって来ているせいもあるけれど。

ベストトラックは6曲目"Carney And Begard Place"。
店で聴いた曲はこれだった。
多分、この曲はレコードではB面1曲目で、店主はどうやらB面をかけたようだ。
この曲だけ、ちょっと他とは雰囲気が違い、ローランド・カークのサックスが唸りを上げる。
サックスの音も表情豊か。
この曲の終わりのところで、トレードマークとも言うべきサックス2本(3本?)吹きらしい音が聴けるのだが、ちょっとディジィリドゥを思わせる音だなと思った。

このアルバムについていろいろと調べていたら、ちょっと前までオーネット・コールマンのアルバムとのカップリングのCDが売られていたようで、エディ・ハリスのようにその人の作品2枚のカップリングならまだしも、なぜ他のアーティストとカップリングするのか疑問を持った。
何か関連性があってのことなのだろうか。

まあ、それはさておき、このアルバムはおそらくローランド・カークの代表的な1枚、という訳ではなさそうなので、他のアルバムもぜひとも聴いてみたい。
[2006/02/18 18:19] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
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2004年の1枚
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Guess at the Riddle

David Grubbs
Guess At The Riddle


2004年のアルバム。
全作品を把握してないので、何枚目かは不明。
一昨年リリースされた新譜の中では、多分一番聴く回数が多かったアルバムだ。
これ以前のアルバムも2枚ほど聴いていてそれなりに好きだったし、ジム・オルークと組んでいたGastr Del Solも好きだったのだが、デビッド・グラブス自身を意識し出したのはこのアルバムからだったと思う。
それに、Gastr Del Solの時はジム・オルークのイメージがどうしても強くて、今思うと単にこの人のことを知らないだけだったのだが、自分が好きだったのはオルークではなくて、この人のセンスだったのだと気付かされた作品でもある。
グラブスとジョン・マッケンタイアがやっていたBastroも去年再発されるまで聴いたことがなかったし。

まず、1曲目"Knight Errant"が最高。
もうほとんどこの曲を聴くためにこのアルバムを聴いていたようなものだ。
歌ものの曲すべてに言えることだが、どこか牧歌的な雰囲気がある反面、ニュー・ヨーク出身らしい緊張感を伴っていて独特な雰囲気がある。
そして、後半は実験的な曲が続く。
元相方のジム・オルークもそうだが、この辺りの人達は両極端で、もの凄くメロディアスな曲を作るかと思えば、アルバム1枚で1曲とかなかなか聴くのに覚悟のいる作品を作る。
過去の作品では、作品ごとに歌ものと実験的なものに分かれていたようなイメージだったが、このアルバムではこれまでの活動の総括的に両方の要素がうまくブレンドされていると思う。

ライナーなどを久しぶりに読み返していたら、4曲目の"Magnificence As Such"は、メイヨ・トンプソンの曲であることが分かった。
今まで知らずに聴いていたが、気付かないほどに違和感なく溶け込んでいる。
やっぱりメイヨ・トンプソンやジョン・フェイフィなど、アメリカのルーツ・ミュージックの裏側を歩いて来たような人達からの影響が色濃い。
その周辺も結構聴き逃しているから、機会があったら探ってみたいと思っているのだけれど。
グラブスもね。
[2006/02/17 00:32] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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黒黒
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インファント・アイズ(紙ジャケット仕様)

Doug Carn
Infant Eyes


71年のリーダー作としては2枚目、ブラック・ジャズに残した作品の中では1枚目にあたるアルバム。
このレーベルの代表的なアーティストとして紹介されるが、全21作品中、4作品がこの人のアルバムだから、当然といえば当然だろうか。
コルトレーンが大好きなようで、紹介される時には必ず「スピリチュアル」という言葉が使われるし、レーベルのイメージを決定付けているのもこの人によるところが大きいのかも知れない。
でも、レーベルカラーに統一感があり過ぎて、あまり長続きしなかったというのも、それが原因の1つでもあるんではなかろうかという気もする。
97年の再発当時、この人のアルバムをもう1枚くらい買ったと思っていたのだが、棚をチェックしてみたらこれしかなかったので、勘違いだったようだ。

オリジナルが1曲、あとはコルトレーン、ボビー・ハッチャーソン、ウェイン・ショーター、マッコイ・タイナー、ホレス・シルバーの曲を取り上げている。
そのうち4曲に、ダグ・カーンが作詞した歌詞が乗っていて、奥方であるジーン・カーンが歌い上げている。
その極めつけは、"A Love Supreme"の中の"Acknowledgement"の歌付きカヴァー。
演奏の方も、コルトレーン的な雰囲気がギュッと凝縮されたような感じ。
今聴くと少々小粒な感じもするし、きれいにまとまり過ぎているような気もするが、当時、まだジャズを聴き始めてそれほど経っていなかった自分には分かりやすくて、前々回取り上げたのThe Awakeningと共にジャズへの興味を深めるのに一役買っていたような気がする。
でも、今日久々にライナーを読んで、ダグ・カーンがピアノ&オルガン奏者であることを知って、そういえばどのパートがこの人なのか全然気にせずに聴いていたことに気付いた、というその程度だったのだけれど。
まあ、雰囲気は嫌いじゃないし、たまに聴くにはなかなかいいアルバムだと思う。

まったくの余談なのだけれど、初めてZeroによる"Afro Blue"を聴いた時、まず思い浮かべたのがこのレーベルのこと、特にダグ・カーンのこのアルバムのことだった。
もしかして、このアルバムにも"Afro Blue"が入っていたかな?と思ったが、入ってなかった。
でも、ちょっと近い雰囲気はあるような気がする。
[2006/02/16 00:34] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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これもジャケ買い対象外
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The Cedar Walton/ Hank Mobley Quintet - Breakthrough!The Cedar Walton/ Hank Mobley Quintet - Breakthrough!


The Cedar Walton/Hank Mobley Quintet
Breakthrough!


シダー・ウォルトンとハンク・モブレーによる72年のアルバム。
サム・ジョーンズとビリー・ヒギンズといういつもの組み合わせにチャールズ・デイビスがバリトン&ソプラノ・サックスで加わったクインテット。
ハンク・モブレーに取っては最期のレコーディングとなったアルバムだそうだ。
フレディー・ハバードの"Bolivia"に続いて、これもなかなかジャケ買いし難いアルバムだ。
現在手に入るCDは写真左側のジャケットなのだけれど、ホームページビルダーのテンプレートを使って作ったウェブサイトのようなジャケットだ。
未確認だが、どうやら元のジャケットが写真右側のようだ。
これもあまりパッとしないが、左側よりはましか。

でも、内容の方はなかなか良い。
モブレーの曲が60年代っぽさを残した感じである一方、ウォルトンがエレピを弾く曲ではちょうど前回取り上げた同じく72年作のAwakeningのアルバムあたりにも通じるような雰囲気があって、ちょうど時代の変わり目のような新旧が同居したような感じがある。
1曲目のモブレー作曲のタイトル曲"Breakthrough"も勢いがあって好きだけれど、ウォルトン作曲で加えてエレピを弾いている3曲目の"House On The Maple Street"が他の曲とはちょっと異なる鋭さがあってとても良い。
続く4曲目の超有名曲"Theme From Love Story"のピアノトリオによる演奏も聴き応えあり。
結局、ウォルトン中心の演奏が好きらしい。
ただ、モブレーについては初めてまともの演奏を聴いたので、全盛期を知らないし、今の時点ではこのアルバムでの演奏がどうなのかよく分からない。
この後、消息不明だった時期もあるらしく、復帰を望んでいながらそれも叶わず86年になくなってしまったというから残念なことだ。

村上春樹さんが最近の著作の中でシダー・ウォルトンを紹介して以来、ちょっと注目が集まっているらしい。
この間、渋谷のタワーレコードに立ち寄ってみたら、その本の横にライブアルバムの"Pit Inn"が束で置いてあったり、アマゾンで"Cedar Walton"と検索してみると、同アルバムが1番目に上がってくる。
ちょっと前までは、上位に来るのはサイドマンとして参加したアルバムばかりだったし、"Pit Inn"に至っては在庫切れだったのに。
手に入りにくいのだと思って、ちょっと割高だったにもかかわらずアメリカのアマゾンで手に入れたのだが、慌てて買う必要も無かったようだ。
でも、なんのしがらみも無く好きなアーティストを自身の言葉で紹介し、その結果、今まで一般にはあまり知られてなかったアーティストに注目が集まったのだから、それはそれで素晴らしいことだと思う。
村上春樹、恐るべし。
[2006/02/15 00:27] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(10)
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The Awakening  - Hear, Sense And Feel


The Awakening
Hear, Sense And Feel


シカゴのグループ、The Awakeningの72年のファーストアルバム。
97年にブラック・ジャズ・レーベルの作品が一挙にCD化され、当時雑誌で紹介されていたのを読み、興味を持って買ったもの。
レーベルについてもこのグループについても、あまり詳しくは知らないので、今はライナーに頼るしかないのだけれど、このレーベル唯一、グループを名乗っている人達だ。
とはいえ、ロックと違ってジャズの場合、リーダーの名前を冠さずにバンド名を名乗るケースは多くはないから、結構貴重なグループなのかもしれない。
当時、たしかこのレーベルの代表的なアーティストであったダグ・カーンを中心に「コルトレーンの子供達」的な紹介のされ方をしていたと思う。
このレーベル自体70年代の黒人の民族運動を背景に生まれたのだったと記憶している。(けど、うろ憶え)。

ライナーによれば、AACMに関わっていた人から、伝統的なジャズをやっていた人まで、バラエティに富んだメンバーで構成されているらしいが、取り立てて有名なミュージシャンが参加している訳ではないようだ。
きっと、もっと詳しい人だったら知った名前もあるのだろうけど、少なくとも自分に分かる名前は無い。
でも、バンドとしての体裁を取っているだけあって、とても演奏にまとまりがあって、買った当時、よく分からないながらも気に入って聴いていた。
今日、かなり久しぶりに聴いてみているのだけれど、今聴いてもかっこいいし、充分楽しめる。
メンバーがバラエティーに富んでいるせいなのか、この時代の黒人音楽らしいドス黒さと70年代らしい清涼感のようなものが無理なく同居している。
ジャズ・ファンク風味の6曲目の"Brand New Feeling"は、当時も好きだったのだが、こんな曲があったことすら忘れていて、再発見した感じ。

97年に一連の作品が再発された時は、全部聴いてやろうなんて思っていたのだけれど、案の定、途中で頓挫し、結局5、6枚買っただけで終わっていた。
でも、たしか去年、今度は紙ジャケ・シリーズで再発されていたから、まあ、全部とは言わないまでも、以前に聴きそびれていたものを聴いてみたいなと思っているところ。
[2006/02/14 00:26] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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やりたい放題
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限りなき探求(完全生産限定盤)

Miroslav Vitous
Infinite Search


チェコスロバキア出身のベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスの69年の初リーダー作。
Weather Reportのオリジナル・メンバーであり、ジョー・ザビヌル、ウェイン・ショーターとともに中心人物だった人、ということは今までまったく知らなくて、つい最近、kikkaさんのブログでこのアルバムが紹介されているのを読んで知ったばかり。
Weather Reportを聴いたのはかなり以前のことで、たしか"Black Market"を友人に借りたのだったと思う。
当時はまだジャズも聴いていなかったから、今だったら印象が変わるかもしれないのだが、完成度の高い音楽であるけれど面白みの無いものに聴こえ、それ以来手に取ることが無いままになっている。
そんな感じで、ちょっと苦手意識も持っていったため、結果、このベーシストの存在を知る機会も失っていたらしい。
で、kikkaさんのブログでこのアルバムを知ったちょうどその頃、「そのあまりにベース離れしたアプローチにジョー・ザビヌルが苛立ちを覚え、結局グループを離れることとなった」、ということをある本で知り、興味を持った。

69年という時代であること、参加メンバーの中にジョン・マクラフリン、ハービー・ハンコック、ジャック・ディジョネットがいるということから、聴く前から間違いなく気に入るはず、という確信があった。
で、思った通り、スリリングな1曲目から引き込まれた。
演奏しているメンバーがマイルスのバンドにいた人がほとんどだからということもあるが、内容的にもこの頃のマイルスの音楽性(特にライブでの)に近い。
違いといえば、よりフリー度が高く、演奏者同士のぶつかり合いのような場面も多い。
まあ、これはマイルスのアルバムではないから違っていて当然なのだけれど。

今までにもう何度か聴いているのだが、あまり曲名などを気にしていなくて、このエントリーを書くにあたってクレジットを読んでいたら、1曲目が"Freedom Jazz Dance"。
いくつか前のエントリーで取り上げたエディ・ハリスの曲だ。
この曲について、Tさんがコメントで触れていたのでどんな曲なのだろう?と思っていたのだけれど、もう既にカヴァーの方を聴いていたとは思いもよらなかった。
でも、多分、このアルバムでのアレンジは原曲とはかなりかけ離れたアレンジなんだろうと思う。
こうなると原曲もぜひ聴いてみたい。

ベースについては、超絶かつメロディアス。
こういうアプローチのベーシストは知らないだけで探せばいるのだと思うが、なかなか聴き応えあり。
ただ、インパクトが強い分、意外と飽きるのが早そうな気もしているのだが、ロック方面からも入りやすいアルバムだと思う。
いい機会だから、いい加減、Weather Reportも聴いてみましょうかね。
[2006/02/13 00:13] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(8)
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世界は広い
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Make This Moment

Inger Marie Gundersen
Make This Moment


ノルウェー出身の女性シンガー、インゲル・マリエ・グンナシェン(と読むらしい)の2004年のアルバム。
地元を中心に約20年ほどの活動歴があるそうだが、自身の作品としてはこれが1枚目となるそうだ。
今まで名前すらまったく知らなかったのだが、つい先日、rollins1581さんがこのアルバムを紹介されていたのを読んで興味を持った。

発売当時、CD屋ではやはりノラ・ジョーンズに絡めて紹介されていたようで、rollins1581さんもおっしゃっている通り、かなり近い音楽性を持っていると思う。
やっぱり自分の知っている狭い範囲の中では、ノラ・ジョーンズのファースト・アルバムが最も近いが、もっとストレートにジャズな感じがする。
それは、ホーンがフィーチャーされているからという分かりやすい部分から受ける印象でもあるけれど、一音一音の間の取り方とか、そういうところにも表れている。
でも、それは意識したことではなくて、20年というキャリアで培ったものなのだろうと思う。
とにかく声がとても良くて、控え目だけれど力強い。

このアルバムを聴いて一発で気に入ってしまったのだけれど、最初に思い浮かべたのが、ニック・ドレイク。
自分の中ではこういう音の基準が、ニック・ドレイクになっているようで、たまにCD屋でニック・ドレイク的と紹介されているものを聴いてみるのだが、全然違っていたり、たいしたことないのも多い。(同じことが「ニール・ヤング的」にも当てはまる。)
で、なぜかこういった女性シンガーを聴いた時に近いものを感じることが多く、このアルバムはそういう意味でも大当たりだった訳だ。
実は、ノラ・ジョーンズを初めて聴いた時にもまったく同じ印象を持った。
多分、声の翳りに共通するものを感じるのだと思う。
やっぱり"Five Leaves Left"が近いだろうか。

このアルバムがどのくらい知られているのか分からないけど、もっと聴かれても良い作品だと思う。
世界は広いです、ほんとに。
[2006/02/12 00:34] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
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月刊グラントグリーン3月号
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Grant's First Stand

Grant Green
Grant's First Stand


61年の記念すべき初リーダーアルバム。
ギターにベイビー・フェイス・ウォレットのオルガン、ベン・ディクソンのドラムのトリオというシンプルな編成によるもの。
ルー・ドナルドソンの"Here 'Tis"で共演させたグラントとウォレットの相性の良さにアルフレッド・ライオンが目を付け、その5日後に録音したものだそうだ。(でも、発売はこちらの方が先。)

グラント・グリーンといえばオルガンとの相性の良さが語られるが、1発目からもう出来上がっていた訳だ。
アルフレッド・ライオン恐るべし。
個人的にはベースという楽器の音が好きなせいか、オルガン奏者のペダルベースの音が物足りなく感じていたのだけれど、最近、いい加減それにも慣れて来て、これはこれで気持ちの良いものだなと思えるようになって来たところ。
あまり印象が良いとは言えなかった"I Want To Hold Your Hand"も、以前よりは楽しめるようになって来ている。
ちょっとイージー・リスニングっぽく聴こえてしまうところもあるけれど。

それはさておき、このアルバム。
1曲目から飛ばしていて痛快だ。
この人の場合、あるコンセプトにはまるととてつもない力を発揮するのだけれど、どちらかといえば妙にコンセプチュアルになるよりも、こうした何も考えてなさそうな(と言うと失礼だが)演奏の方が活き活きとしているように感じられる。
でも、だからこそ、まだ聴いていないラテンやカントリーというコンセプトに基づいたアルバムでどういう演奏をしているのかとても興味もあるのだが。
このアルバムは、後の傑作に比べればやや小粒な感じがしなくもないが、単純にこの人のギターとオルガンとの絡みが楽しめる作品だと思う。

毎月、1、2枚、この人のアルバムを買って聴いてみているのだけれど、アマゾンで980円で売っている作品はすべて聴いてしまったので、とりあえず今回1番最初に戻ってみた。
時系列で追って行くのも面白そうだけど、何となく途中で飽きてしまいそうな気もするし、気になったものから適当にピックアップしていった方が良いかなとも思う。
サイドマンとして参加しているアルバムもたくさんあるから、次はどう行こうかと少し悩んでいるのだが、それも楽しいねと思う今日この頃。
[2006/02/11 01:58] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
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半笑い
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Eddie Harris - Is It In


Eddie Harris
Is It In


74年のアルバム。
これもまた、Tさんにお薦めされたものだが、現在"E.H. In The U.K."というアルバムとカップリングのCDが出回っているようだ。
その"E.H. In The U.K."というアルバムが、イギリスへ渡りロックのアーティストと共演したものだそうで、スティーブ・ウィンウッド、ジェフ・ベック、イアン・ペイス、Yesのメンバーなどが名を連ねていて、一体どんなことになっているのかとても興味が湧いた。
が、よくよく調べてみたら、後半に収録されているこの"Is It In"の曲が2曲ほど削られていることが分かり、どうしようか悩んでいるところでたまたまオークションで以前に単独でリリースされたCDが安く売られているのを見つけた。
もともとカップリングCDの類いはあまり好きではないし、2曲も削られているとあってはあまり買う気も起こらないので、オークションの方で購入してみた。

エディ・ハリスを知ったのはまだ1年も経っていない頃。
去年の3月のSteve Kimock & Friendsのライブにおいて、あのキモックが歌うと言う珍事(?)が起こり、そこで歌われたのがエディ・ハリスがレス・マキャンと組み、ヒットさせたという"Compared To What"。
その流れで、"Swiss Movement""Second Movement"の2枚を買って聴いていた訳だ。
いろいろ調べてみると、本国での人気と日本での知名度には開きがあるようで、「異端」なんて言われ方をしているのもよく見かけていたのだが、少なくともレス・マキャンと組んだ2枚のアルバムを聴く限り、そんな様子は感じられなかったので、不思議に思っていたところだった。

で、このアルバムだけで全貌を理解したとは言えないと思うけれど、少し納得。
最初、何だこれ?と思い、心の中で半笑いで聴いていた。
でも、今日聴いて(まだ2回目だけど)、なんだか面白くなって来てしまった。
1曲目のちょっとおかしなファンク、サックス吹いてないのかと思ったら、どうやらエレクトリック化されたサックスのようだし、チープなリズム・ボックスを使っている曲もあるし、最初まともなピアノから入る"House Party Blues"という曲も結局はおかしくなっていくし、最期の曲のサックス・ソロに至ってはVan Der Graaf Generatorを思わせる(なんて思うのは自分だけだろうけど)。
"House Party Blues"は、前述のカップリングCDでは削られているから、やっぱり単独のCDを買っといて正解だったようだ。

何より素晴らしいのが、まったく迷いが感じられないこと。
演奏も一流な感じがしないのが良い。
同時に意外と古臭さはなくて、最近のバンドがアレンジしてやってみても面白そう。(やっぱあのバンドかね、Tさん?)
何かだめそうな気もするけど、"E.H. In The U.K."もそのうち聴いてみようかという気になっている。
こういう人、好きです。
[2006/02/10 01:12] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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これもやばい
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Sings Greatest Palace Music

Bonnie "Prince" Billy
Sings Greatest Palace Music


2004年リリースのアルバム。
これは、一連の"Palace"が付く名義で活動していた頃の曲を録音し直したセルフ・カヴァー集。
ライナーによれば、ウェブサイトでベストアルバムに収録するということでファンに投票してもらった上で選曲し、それをすべて新録した、ということらしい。
レコーディングにはナッシュビルのカントリーやブルーグラス方面の、中にはボブ・ディランやニール・ヤング、ウィリー・ネルソンなどのアルバムにも名を連ねるような、実力派のミュージシャン達が多数参加しているようだ。

実は、このアルバムは買ってからそう何度も聴いていなくて、どちらかといえば聴き流してしまっていた。
先に聴いていた"Ease Down The Road""Master And Everyone"に比べると、この人らしいダウナーな感じがなく、普通のカントリーに聴こえてしまったからだと思う。
ところが、今日久しぶりに聴いてみて、その「普通のカントリー」っぽいところがミソだということに気付いた。
このアルバムに収録されている曲のオリジナルを聴いたことがないので、どう変わっているのか比較はできないのが残念だが、前述の2つのアルバムと比較するととてもリラックスしていて、明るく前向きな気さえする。
多分、芯の部分は変わっていないのだとは思うけれど。
このアルバムは、きっとグラム・パーソンズ辺りが好きな人にもいけるんじゃないかと思う。
いや、むしろ、その辺りが好きだけど、最近のアーティストを知らない、という人に聴かせてみたい。

個人的には、ボニー・プリンス・ビリー・ブームの到来。
数年前から聴いていたはずなのに、なぜか今頃。
ここ数作は聴き逃していたので、聴いてみなければ。
"Palace~"時代も。
[2006/02/09 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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これはやばい
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Master and Everyone

Bonnie 'Prince' Billy
Master And Everyone


2003年リリースのアルバム。
この人の作品で最初に聴いたのがこれだった。
"Ease Down The Road"についてのエントリー出の触れた通り、PalaceだのPalace Brothersだのといった名義で活動していて、その名前だけは知っていたのだが、それまで聴く機会がなく、音楽雑誌に付いていたサンプルCDに、このアルバムの曲が収録されていて、それを友人の家で聴かせてもらったのが最初。
衝撃的、という訳ではなかったのだけれど、淡々としていて素朴な曲に惹かれるものがあり、その後さっそく購入。
でも、あまりに淡々とし過ぎていたためなのか、決して長くはないアルバムなのに途中で飽きてしまった。
雰囲気も好きな感じだし、好きな曲もあって、その後もたまに聴いてはいたのだけれど、もともとシンプルな音は好きなはずなのにどういう訳だかもう一歩のところで入り込めないでいて、このアルバムを聴いた後に買った"Ease Down The Road"の方を好んで聴くことが多くなっていた。

で、なぜか今日わりと久しぶりに聴いてみる気になった。
雪も雨もやんでどんよりと曇っていて、何となく気分的にもそんな感じだったのかもしれない。
そんな気分で歩きながら、脱力感漂うこのアルバムを聴いていたら、妙にはまってしまった。
ところどころ女性コーラスやストリングス、キーボードが入りはするが、基本的には声とアコースティック・ギターのみの削ぎ落とせるだけ削ぎ落とした感じのシンプルな音。
ギターもかき鳴らさず、ほとんど爪弾くという感じで、時間がゆっくりと流れて行くというか、止まってしまっているんじゃないかと思えるほどで、帰宅してからまた聴いてみているのだけれど、じっとして聴いているとあまり動きたくなくなってしまう。
カントリー風味の"Ease Down The Road"も非常にシンプルな音だと思うけれど、このアルバムは更にその上を行く。
音作りも隅々まで気配りが行き届いていて、何となくミュージシャンにもファンが多いというのも分かったような気がする。
明らかに今までと聴こえ方が変わり、"Ease~"と同じくらい好きなアルバムになったかも。
[2006/02/08 00:36] | Folk | トラックバック(1) | コメント(6)
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ジャケ買い対象外
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Bolivia

Freddie Hubbard
Bolivia


90年から91年にかけてレコーディングされたアルバム。
フレディー・ハバードについては、かなり以前に友人から聴かされて、そのアルバムがなんだったか忘れてしまったのだけれど、当時ちょうど自分が求めていたような感じだったので、今度買ってみようと思い続けて今日に至ってしまっていた。
だから、フレディー・ハバードのリーダーアルバムを聴くのはこれが初めてで、まさか90年代のアルバムを最初に聴くことになるとは思いもよらなかった。
しかも、このジャケットだし。
まず、ジャケ買いはしないだろう、これは。
例によって(?)Tさんに教えてもらったのだけれど、探してみたらなかなかの入手困難ぶりで、高い値段が付けられていたのだが、たまたま運良くオークションで普通の値段で売られているのを見つけることができた。

サイドマンとして参加している作品は聴いたことがあるはずなのだが、今まであまり意識したことがなかったので、あまり過去の作品と比べてどうとか言えない。
加えて、ここでの目当ての1つはアルバムのタイトルにもなっている"Bolivia"。
シダー・ウォルトン作、"Eastern Rebellion"の1曲目を飾る曲。
いや、もちろんフレディー・ハバードにも興味があって買ったのだが、まずはこの曲がどう料理されているのか聴いてみたかった。
この曲は、とても躍動感があって好きなのだけれど、出だしのかっこよさは75年の"Eastern Rebellion"での演奏に譲る。
でも、フレディー・ハバードのトランペットは元気だし、90年代風なのかどうかは分からないが、さわやかで、これはこれで良い。
ぶつかり合い、というよりは調和といった感じか。
ただ、アルバム全体を通してそうなのだけれど、時折トランペットだけが挑みかかるような感じがあって、ちょっとだけ浮いてしまっているような印象もある。
トランペットに関して意外と聴きものなのは、バラードの"God Bless The Child"かもしれない。
あとは、緊張感のある5曲目の"Managua"なんかも好きだ。

少しばかり不満なのが、音のバランス。
決して音質が悪い訳ではないのだけれど、ドラムとベースが少し奥に引っ込んだ感じで、部屋で少し大きめの音で聴く分にはそれほど気にならないのだが、iPodで聴いた場合、ちょっと音圧が足りないように感じる。
その影響なのか、心なしかトランペットの音も元気がないように聴こえてしまうところがある。
それとも、ハバードの衰えのようなこともあるんだろうか。
ライナーには良いことしか書いてないから、その辺りは分からない。

90年代と言っても、もう15年も前のアルバムだから、ちょうど埋もれてしまう時期なのかもしれないが、この場合それもしょうがないかなという気もするし、聴いてみたら意外と良かったりもするので、もったいないことだなとも思う。
このアルバムが再び日の目を見る日は来るのだろうか...。

[2006/02/07 00:32] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
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早くも今年の1位?
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Mineral

Jesse Harris
Mineral


リリースされたばかりのニュー・アルバム。
このアルバムの前2作はメジャーからのリリースだったが、これは自身が設立したレーベルからの第1弾となる作品だそうで、"The Ferdinandos"抜きの初めてのアルバムでもある。
先日見に行ったインストアライブ以前に発売されていたから、その前に聴くこともできたのだけれど、イベントでサインをもらうという行為にもあまり興味が湧かなかったし、特別深い理由もなく、漠然とライブを見てから買おうかなと思っていた。
そして、そのインストアライブが予想以上に良く、それ以来、この人に対する自分の中での評価が更に高まっている。
もちろん、ライブを見る前からこのアルバムを楽しみにしていたのだが、ライブを見たことで期待感はもっと大きくなっていた。

今回は、ジェシー・ハリスの歌とギターに加え、オルガンとドラムという3人のみの非常にシンプルな編成。
もともとシンプルな編成で、シンプルな音作りのもの傾向が強い人だから、それほど大きな違和感はないけれど、以前は意外とバンド然とした感じだったのに対し、ベースがいない上、オルガンがフィーチャーされているせいか、とても落ち着いた印象が強い。
そして、オルガンによる装飾があるものの、驚くほどインストアライブの時の弾き語りによる演奏と印象が変わらず、曲の良さが引き立っている。
買ってからもう何度か聴いているのだが、今のところ気に入っているのは、1曲目"Slow Down"とトラディショナル・ソングの"Correna Correna"。
特に"Correna Correna"はライブを見て以来、とても気になっていて、何となくこの人の本質的なところが見えるような気がしている。
もちろん、他の曲も素晴らしく、2曲の短いインストも印象的。
さらに国内盤には"Slow Down"の弾き語りのヴァージョンが入っているのも嬉しい。
とにかく、純粋な新譜ではの今年1番ではないかと早くも思えるほど気に入っている。

それだけ気に入っているアルバムなのだが、オークションをチェックしていたら、先日のインストアライブでもらったらしいサインの入ったこのアルバムが早くも売り出されていた。
別に違法ではないんだろうし、正義感とかそんなつもりも全然ないのだけれど、胸くそ悪い。
[2006/02/06 00:33] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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どうなる再結成?
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Steve Kimock Band - 05/05/05 Fillmore Auditorium - San Francisco, CA


Steve Kimock Band
05/05/05 Fillmore Auditorium - San Francisco, CA


去年の5月5日、フィルモアでのショー。
先日、何となくiPodをシャッフルさせてみたら、この日の"Point Of No Return"がかかり、あまりに心地よい演奏だったので、久しぶりに通して聴いてみた。
去年の5月5~7日の3日間は、ファンサービス的な内容で、中でもこの5日はすべてファンからのリクエストに応じて選曲されている。
リクエストと言うから、人気のある曲ばかりがずらりと並ぶのかと思っていたら、どちらかといえばこの時期にはあまり演奏しなくなっていた古い曲、それこそZero時代からの曲も多く、サン・フランシスコということもあるし、古くからのファンに人気のある曲中心ということらしい。
そのわりには、古くからのファンの間では賛否両論ありそうな"Sabertooth"が選ばれているのが面白い。
キモックが"Compared To What"を歌ったのはこの日だと思い込んでいたが違った。
あれは、3月のSteve Kimock & Friendsの時だった。

全体的には、ゆったりとした曲が多く、演奏もリラックスした感じ。
個人的に気に入っているのは、先にも書いた"Point Of No Return"。
それと、"My Favorite Things"だ。
Steve Kimock & Friendsではたまに演奏される曲なのだが、Steve Kimock Bandとして演奏されるのを聴いてみたいと思っていた。
事前にネットで受け付けていた投票の時に、この曲と同じ理由で聴いてみたいと思っていた"Afro Blue"かで迷い、結局"Afro Blue"に投票したのだけれど、この日は"My Favorite Things"の方が選ばれた。(でも、"Afro Blue"もこの次の日に演奏してくれた。)
おそらくコルトレーンのヴァージョンを参考にしているであろう雰囲気の良いもので、キモックらしいギターも堪能できるし、気に入っている。
後半、マーティン・フィエロのサックスが加わり、Zero時代の曲"Chance In A Million"が始まると、歓声が起こる。
やっぱり根強い人気があるらしい。

Zeroといえば、先日のキモック抜きのZero IIに続いて、正式に3日間の再結成ライブが決まった模様。
これにはキモックも加わるらしいが、それならボビー・ヴェガにも参加して欲しいところ。
チケットが25ドルで、3日間見ても75ドル。
キース・ジャレットを1回見るよりも安いじゃないか。
[2006/02/04 02:09] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
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バンドのせいじゃないです
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Push Barman to Open Old Wounds

Belle & Sebastian
Push Barman To Open Old Wounds


96年から01年までにリリースされたシングルを集めたコンピレーション。
最近はどうなのか知らないのだけれど、このバンドはシングル曲をアルバムに収録しないことで知られていて、評判の良いシングルもあったので、ずっと聴いてみたいと思っていた。
でも、前回書いたとおり、"Fold Your Hands Child, You Walk Like A Peasant"を聴いて、このバンドに対する興味が薄れ、過去のシングルまで辿るような気も失せてしまっていた。
そんなところへ去年、2枚組のアルバムがリリースされた。

もう興味が薄れてしまったいるせいもあって、熱心に聴いていた"The Boy With The Arab Strap""If You're Feeling Sinister"のようには入れ込めないでいて、去年買ってから2、3回しか聴いていない。
だから、ここの曲について細かく述べることができないのだけれど、やっぱい良い曲があって、バンドの成長と変化の過程を辿ることができるのが面白いと思う。
個人的には、最初期よりちょっと後から中盤くらいが良い。
それは、多分、上記の2枚のアルバムの時期と重なるのだと思う。

このバンドは、音楽以外でもアートワークも凝っていて、初期から統一感があるのも何となくいい。
こうして並んでいるとなかなか壮観。
でも、このアルバムの邦題が誰が付けたのか「フルキズソングス」というのだが、その気持ちの悪いセンスは何とかならんのかと思う。
バンド自体は全然悪くないのだけれど。
[2006/02/03 01:42] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
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病んでる?
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The Boy with the Arab Strap

Belle & Sebastian
The Boy With The Arab Strap


98年にリリースされた、正式なものとしては2枚目のアルバム。
学生時代にリリースし、何年か前にCD化された"Tigermilk"というアルバムを入れれば、3枚目ということになるが、ライナーによればバンド側は正式にこのアルバムをカウントに入れていないそう。
別にどっちでもいいけど。
先日、ジェシー・ハリスのインストアライブを見て帰って来て、静かなものが聴きたくなったので久々に引っ張り出してみたら、妙にはまってしまい、ここ数日家でよく聴いている。

5、6年前だったか、雑誌なんかでちらほら見かけるようになった頃、たまたま地元の古本屋で売っているのを見かけて買ってみたのが最初だった。
ネオアコ的なイメージからちょっと抵抗も持ってたためにそれまで手を出さなかったのだけれど、安いし試してみるか、という感じで。
多分、雑誌などでニック・ドレイクがどうとかという紹介のされ方をしていたのが引っかかっていたのだと思う。

そんな感じの軽めの入り方をしたのだが、これが予想以上に良くて、気に入ってしまった。
ネオアコの場合、素人っぽさと言うか、学生っぽさのようなもの(多分これは魅力でもあるんだろうけど)が馴染めなかった。
このバンドもそういう素人っぽい、素朴な感じがあるのだけれど、メロディーの良さがうまく調和していて、とても良い感じになっている。
ニック・ドレイク、と言われればたしかに多少は影響受けているんだろうとは思うけど、これはそんな話題にするほどでもないように思う。
それに加えて、そう感じるのは自分だけかもしれないが、うっすらと病んだ雰囲気に覆われていて、そこが好きだったりする。
この次のアルバムでは、そういう感じが薄れてしまって、それ以来このバンドをあまり熱心に聴かなくなってしまった。

このアルバムが出た頃は、インタビューを受けないとか、メディアへの露出が少ないなんて話を聞いていて、熱心にこのバンドの情報を追いかけていた訳ではなかったせいもあるが、たしかにメンバーの顔を知らなかった。
それが、もうじき新しいアルバムが出るらしく、雑誌にインタビューが載っていて、しかも中心人物であるスチュアート・マードックがにこやかに笑っている写真まで載っている。
何か心境の変化でもあったのか、単にプロ意識が芽生えたのか。
まあ、自分にとってはどっちでも良いのだけれど、何となく「病んだ雰囲気」が薄れたのと関係があるのではないかと勝手に想像してみた。

とりあえず、このバンドの作品ではこれが一番好きなアルバム。
[2006/02/02 00:44] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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同い年のこの人
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Ease Down the Road

Bonnie 'Prince' Billy
Ease Down The Road


Bonnie 'Prince' Billyことウィル・オールダムの2001年のアルバム。
Palace、Palace Brothers、Palace Songs、Palace Music、本名のWill Oldhamなど、いろいろな名義で活動を続けていて、もう結構なキャリアになるのだが、この名義では2作目。
以前から名前は知っていたのだけれど、なかなか聴く機会がなく、このアルバムの次作にあたる"Master And Everyone"を聴いたのが最初で、まだ3枚ほどしか聴いたことがない中で、今のところこのアルバムが一番好きだ。

このアルバムは、結構ストレートなカントリーが下地になっていて、最初の印象では、普通に耳を通り抜けていった感じだったのだけれど、何度か聴くうちに独特の暖かみのようなものが感じられて来て、それ以来好きなアルバムになった。
オルタナ・カントリーとして紹介されることも多いのだが、例えば、その代表格とされるWilcoが「ねじった」感じなのに対し、こちらは「ねじれた」感じと言ったらいいだろうか。
一聴すると淡々と流れていく感じなのだが、うっすらとダウナーな空気感に包まれていて、きっとこの辺は好みの分かれるところだろうと思う。
個人的には、Wilcoも好きなのだが、多分、こっちの方がより好み。
活動の幅も広くて、最近Tortoiseと組んだアルバムを出したばかりだ。
ライブではなぜかアンコールでリズム・マシンをチャカポコ鳴らしてディスコ・ソングを歌い客のひんしゅくを買うなど、ちょっと何を考えているのか分からないところもある。

今まで、このアルバムのライナーをろくに読んでいなかったのだけれど、改めて読み返してみたらジョニー・キャッシュの晩年のアルバムにも参加して、更に曲も取り上げられたそうだ。
ジョニー・キャッシュも前から興味があったので、良いきっかけになるかも。
去年だか一昨年に来日したから、次いつ来てくれるか分からないが、一度生で見てみたい。
[2006/02/01 00:41] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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