monthly

  2006年04月  

スポンサーサイト
TOP ▲
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
この記事のURL | TOP ▲
長く暗いブルース
TOP ▲
Magnolia Electric Co.

Magnolia Electric Co
Magnolia Electric Co


2003年リリースのアルバム。
前回のエントリーの勢いでここに遡ってみる。
前回書いた通り、このアルバムがSongs: OhiaとMagnolia Electric Coのどちらのアルバムとしてリリースされたものなのか判断がつかないのだが、Songs: Ohiaと書いてあるのは帯や日本語のブックレットだけで、ジャケットにはMagnolia Electric Coとしか書いてないので、一応、Magnoliaとして紹介。

これまた前回少し触れた通り、CD屋で試聴した際、1曲目のイントロを聴いただけで購入したものだ。
その1曲目の"Farewell Transmission"という曲、歌詞も改めて読み返してみたら明るいものではないし、曲調も物悲し気な感じなのだが、ラップスティールによるイントロがとても印象的で、淡々と歌われる様が美しく、その後もほぼこの曲を聴くためにアルバム1枚聴くと言っても過言ではないほど気に入っている。
前回紹介した"What Comes After The Blues"もアルバムとしてはとても良い作品だし好きなのだが、この"Farewell~"のような飛び抜けてインパクトのある曲がないので、この"Magnolia Electric Co"の方が好きかもしれない。
ほんの僅かな差ではあるが。
もちろん良いのはこの曲だけでなく、だからこそアルバム1枚通して聴く訳だが、部屋でじっくり聴くのは久しぶりのことで、ゆったりとした感じが心地よく、しみじみと聴いてしまった。
ニール・ヤングを彷彿とさせるのも確かであるが、このアルバムと同時期に聴いたせいか、(Smog)Bonnie 'Prince' Billyに共通するものも強く感じる。
Songs: Ohiaとして、Bonnie 'Prince' Billyのレーベルからアルバムをリリースしているし、共作もあったと思うので、当然の繋がりかもしれないが。

このアルバムは、プロデュースがスティーブ・アルビニで、ジャケットを手がけたのがウィリアム・シャフというGodspeed You Black Emperor!などのジャケットを手がけている人物。
ウィリアム・シャフについてはよく知らないのだが、何となくこのアルバムの音とはかけ離れたイメージを持つ人達が関わっているのが面白い。
アルビニといえば、この人の音楽やギターは結構好き(といってもRapemanくらい)なのだが、プロデュース作品の音の質感があまり好きではなくて、PJハーヴェイだとかNirvanaだとか、この人の関わったアルバムを聴いてまったく興味を失ったし、この人が世界最高のバンドなんて言っていたJesus Lizardなどは少しも面白くなかったので、多少警戒していたのだけれど、どうも最近ではなかなかいい仕事をしているらしく、このアルバムは最良の仕事の1つなのではないだろうか。

という訳で、たまに凄く聴きたくなる1枚。
スポンサーサイト
[2006/04/30 01:36] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
地味だが最高
TOP ▲
What Comes After the Blues

Magnolia Electric Co
What Comes After The Blues


ジェイソン・モリーナ率いるMagnolia Electric Coの2005年のアルバム。
オフィシャル・サイトをチェックしてみたら、一応このアルバムがデビュー・アルバムということらしい。
でも、このアルバムがリリースされるちょっと前に限定っぽいライブ・アルバムが1枚リリースされているし(ついでに参照)、Songs: Ohiaと名乗っていた頃にリリースされた"Magnolia Electric Co"というこのバンド名をタイトルに冠したアルバムをリリースしていて、Songs: Ohiaのサイトでは、そのアルバムもこのバンド名義のアルバムとして挙げられていたから、この"What Comes After The Blues"は3枚目に当るものだとばかり思っていたのだが。
適当なのか、なんなのか、どちらでもいいと言えばどちらでもいいが、すっきりしない。

とりあえず、それはおいといて。
このバンドを知ったのは、その"Magnolia Electric Co"というアルバムから。
CD屋で試聴して1曲目のイントロだけで気に入り、愛聴していた。
カントリーやフォークなど、アメリカのルーツ音楽的な音でありながら、スティーブ・アルビニがプロデュースという、ミスマッチな感じも面白かったし、その頃のジェイソン・モリーナのインタビューでは、「70年代のニール・ヤングのレコードの音を参考にした」と自ら語っていたと思うが、まさにその通りの音で、それが自分のツボに入ったのだ。
ただ、CD屋などで「ニールヤング的」と紹介されている場合、あまり信用していないし、フォロワーが聴きたい訳ではないので、たいてい興味を持たないのだが、このバンドの場合は違った。
たしかにニールの影響丸出しで、説明するのに避けては通れないくらいだとは思うのだが、それ以上にジェイソン・モリーナの個性も充分発揮されているように思う。

このアルバムがリリースされた時には、もちろん"Magnolia~"が好きだったので期待はしていたが、それほど大きなものではなく、確認、と言ってもいいほどのものだった。
このアルバムでもプロデュースがアルビニで、全8曲で約36分ほどの地味な作品。
ただ、一聴した感じインパクトが大きい訳ではないのだけれど、聴くほどにジワリと効いてくる、進化というよりは深化という感じが素晴らしく、気が付けば去年買った純粋な新譜の中では、上位にランクされるアルバムとなった。
まあ、上位と言っても新譜はたいして買っていないので、ちょっと大袈裟かもしれないが、そのくらい良いアルバムだと思っている。
70年代のロック的な音と90年代以降のロックやオルタナ・カントリーなんて呼ばれる音楽とを結びつける感じがとても良いところを突いているし、個人的にとてもツボに入る。
が、良いところを突き過ぎていて、知られにくいのではないかとも思っている。
以前にどこかで書いたような気もするが、70年代のロックが好きな人に聴かせてみたいバンド。

知る限り、まだ来日していないと思うのだが、やはりライブが見たい。
これも以前に書いたような気がするが。
[2006/04/29 02:19] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
再結成に興味なし
TOP ▲
Ritual de lo Habitual

Jane's Addiction
Ritual De Lo Habitual


90年のサード・アルバム。
たしか何年か前に再結成していたと思うが、当時としてはこれがラスト・アルバムだったはず。
先日、このアルバムの中の"Been Caught Stealing"のPhishによるカヴァーを聴いて、久々に聴いてみたくなった。
当時このアルバムに結構はまっていて、過去のアルバムに遡ってみたりもしたのだが、ファースト・アルバムはなんだか中途半端な感じだったし、結構期待して聴いたセカンド・アルバムは、まったくと言っていいほど面白くなくて、内容すら憶えていない。
だから、結局このバンドというよりはこのアルバムが好きなだけだっただけだ。

この手のバンドの中では、胡散臭さがピカイチのバンドだったが、とりわけペリー・ファレルのヴォーカルの胡散臭さが際立っている。
多分、エフェクト無しではなかなかキツいと思われるファレルのヴォーカルが、このバンドのカラーを決定付けてもいるのだけれど。
最近、その昔好きだったがその後まったく聴かなくなったものが当時と同じような気持ちで聴けることがわりと多く、このアルバムはどうだろう?、と思いながら聴いていたのだが、案外面白かった。
当時、このアルバムはLed Zeppelinぽいと言われていて、自分でもそんな印象を持っていたのだが、改めて聴いてみたらそれほどでもなく、"Then She Did..."という曲が少し"Kashmir"辺りに似ている程度だろうか。
ただ、面白く聴けたと同時に、当時感じていたほどにはたいしたことをやっていなかったことにも気付いてしまったのだが。
まあ、iPodでシャッフルした時にこの中の曲がたまに出て来たら面白いとは思う。

で、そんな中でも"Been Caught Stealing"は、とても良い曲だしアルバムの中でもアクセントになっているように思う。
よく聴いていた頃も頭の2曲、真ん中辺りのこの曲、終わりの方の長い曲とそれぞれいいバランスで好きな曲があって、それでアルバム1枚通して聴いていたような気がする。
平均して良いアルバムより、自分にとってアクセントになる曲がところどころ入っているアルバムの方が結果的に聴くことが多くなるという典型的なものだったかも。

話は変わるが、先日キモックのライブのスケジュールを見ていて、共演者のサイトのリンクがあったので見てみたら、なんとこのJane's Addictionのドラマーであるスティーブン・パーキンスのサイトだった。
それが、4月21日のKimock/Perkins with Reed Mathis and Willie Waldmanというユニット。
おまけにGrateful Deadのミッキー・ハートまでゲストで登場したらしい。
音源は入手済みだが、まだ聴いていない。
一体どこでどう繋がったのか、想像もつかないが楽しみだ。
[2006/04/28 00:12] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
みっちり
TOP ▲
Steve Kimock Band - Road Notes Vol.3


Steve Kimock Band
Road Notes Vol.3 - Winter Tour 2005-2006


Digitalsoundboad.netより、Road Notesシリーズの第3弾。
2005年から2006年にかけての冬のツアーからの選曲で、今回もCD3枚組、3枚とも収録時間ギリギリまでみっちりと収録。
このシリーズは聴き応えがあるので、結構楽しみにしている。

まず、1曲目、12月11日の"Bouncer"が良い。
音質がいつもとちょっと違っていて、少し粗いような気がするのだけれど、それが不思議とこの曲に合っていて、アルバム1曲目にふさわしい出来。
続いて、1月18日の"Cole's Law"。
この日のこの曲は素晴らしい、っていつも書いているような気がするが。
いつ聴いても良いこの曲の演奏の中でも、こうしてコンピレーションにピックアップされているのだから、その中でも特に良い演奏に違いない、とこじつけておく。
1月22日の"Dr.Zaius"、この曲はやっぱりギタ-2本の方がいいなと思いつつ、今のメンバーになったばかりの頃ほどでもなく、バンドとしての結束が固まったことが窺える。
途中のドラムをフィーチャーしたパートが面白い。

2枚目に移って、12月30日の"Talking Drum/Kalimba Jam > While We Wait"。
トーキング・ドラムもカリンバもKing Crimsonのこのアルバムで使われている楽器だが、それは無関係だろう。
ジャムの後そのまま"While We Wait"でもトーキング・ドラムが入り、少しいつもと違う雰囲気を醸し出しているのが良し。
1月7日、ジャム・クルーズでの"Ice Cream"。
この曲も"Cole's Law"同様、いつ聴いても良い。

3枚目の1曲目、12月10日の"It's Up To You"。
最近この曲の演奏時間がとても長く、この日は約30分。
途中からまったく別の曲と言える展開になるのだけれど、そこがいつも面白い。
12月31日、NYEの「蛍の光」から"In Memory Of Elizabeth Reed"。
"Elizabeth"は、あのメインのフレーズが出てくるまで気付かないで聴いていたのだけれど、なんとなくへヴィーな印象を持っていたこの曲が軽快なアレンジになっていて新鮮だった。
と言っても、原曲をあまり知らないのだけれど。
今日聴いた印象では、メインのフレーズがホーンを意識しているように聴こえたのだが、原曲の方はどうなんだろう。

そして、聴き慣れない曲が2曲ほど。
ディスク2枚目の1月18日"Medicine Music"とディスク3枚目の1月19日"Cabrillo"。
どちらも今までとはちょっと違う雰囲気を持っていて印象的だったのだが、特に"Medicine Music"の方が好みだ。
何となくベースのリード・マティスによる曲のような気がする。
たしかマティスの曲が登場した日があったのだが、どの曲だったか憶えていないので、そのうち探してみたい。

と、一聴して印象に残ったのがこんな感じ。
もちろん、ここに挙げてない曲が悪い訳でなく。
こんなのを聴くと今のメンバーでの演奏を生で聴いてみたいと思ってしまうが、しばらくSKBとしての活動はないみたいなので、来日があるとすれば、今年後半か。
Zeroでもいいんだけど。

最近、友人(の友人、正確には)2人が、スティーブ・キモックを気に入ってくれたらしく、嬉しく思っているところ。
少しは参考になるでしょうか。
[2006/04/27 00:25] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
ジャズ・ロックといえば
TOP ▲
Lee Morgan - The Sidewinder


Lee Morgan
The Sidewinder


63年にレコーディングされ、64年にはジャズ・アルバムとしては異例のヒットチャート25位まで浮上したアルバム、なんてことはここで書くまでもないのだろうけど、一応。
暇な時にちょっと前に買ったブルーノートのディスコグラフィー的な本をパラパラ眺めていたり、ネットなどでも度々「ジャズ・ロック路線」なんて言葉を見かけるので、ジャズ・ロックなんて聞くとこんなのこんなのばかり思い浮かべてしまう者としてはとても気になるので、その代表的なものと思われるこのアルバムを買ってみた。
今月は、もうCDを買うつもりはなかったのだけれど、アマゾンで他に買いたいものがあり、金額調整のためもあり。
こんな時に便利なブルーノートの人気盤980円シリーズ。
でも、聴きたいものはいくらでもあるので、このアルバムに絞るまでに結構悩んだのだけれど。

で、このアルバム。
1曲目のタイトル曲、"The Sidewinder"。
断片的にではあるが、何度も聴いたことがある曲だ。
この曲は、あちこちでさんざんサンプリングされているはず。
誰のどの曲、というのは思い出せないのだけれど、間違いなく知っている。
そうか、こういうのを「ジャズ・ロック」というのか。
名称はともかく、これがそうなら好きな音だ。
ダンサンブルなジャズと言ったらいいんだろうか、この辺りが90年代になってクラブ・ジャズなんて呼ばれた音楽の直接的な先祖と言えるのかも。
そういったことは別にしても、格好よいし、単純に楽しめる。
リー・モーガンのリーダー作は、このアルバムの他にはまだ"Leeway"しか聴いたことがないのだが、聴くたびに耳に馴染んできて、今ではこのどっしりしていて、独特な間のあるリー・モーガンのトランペットがとても気に入っている。
この"The Sidewinder"は派手な感じなので、夜中に落ち着いた雰囲気のものが聴きたい時には"Leeway"の方が良いかも。
でも、このアルバムも見事な演奏だし、まったく色の違う作品だから、どちらが上とかそういうことではないけれど。

余談。
5曲目に"Hocus-Pocus"という曲があるのだが、やっぱりこんなアルバムを思い出してしまった。
聴いてみたら、まったくの無関係であることが分かった。
いや、最初から関係ないとは思ってたんだけど、どうしても気になってしまって。
[2006/04/26 00:00] | Jazz | トラックバック(2) | コメント(10)
この記事のURL | TOP ▲
刺激
TOP ▲
Bill Frisell - Further East / Further West


Bill Frisell
Further East / Further West


2004年5月8~11日のオークランド、Yoshi'sでのライブを1枚目に、2003年12月9~12日のニュー・ヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブを2枚目に収録したダウンロード販売のみのアルバム。
去年リリースされた、同じく2枚組のライブ盤"East/West"のアウトテイク集のような感じなのだろうか。
なんて、知った風に書いているけれど、実は今までビル・フリゼールの作品をまともに聴いた事がない。
去年リリースされた"Fusion For Miles"の中の1曲がほとんど初めてに近いのだが、あのアルバム自体、頻繁に聴くほど気に入っている訳ではないので、それほど印象にも残っていなかった。
でも、来月のライブにmikionさんからお誘いを受けた時、会場がブルー・ノートなので料金がやたらと高い上、ブルー・ノート自体ちょっと...、な感じではあるのだが、ビル・フリゼールという人に対する興味の方がそれを上回り、見に行ってみることにした。
ドラムがブライアン・ブレイドであることもその理由の1つ。
で、まだ聴いたことがないのならダウンロードで気軽に買えるこのアルバムから聴いてみては、とmikionさんからお薦めされ、先週やっと手に入れてみた。

そして、ここ数日、聴き入っている。
最初に聴いた時、1曲目から引き込まれ、捨てるところがないというか、聴いていてまったくダレることがない。
それくらい自分の好みの音だった。
これを5年前に聴いていたら面白く感じたかどうか、あまり自信はないけれど、もっと早く聴くべきだったと後悔している。
トリオとは思えない音の厚み、トリオならではの間を活かした演奏、どれを取っても見事と言うしかない。
1枚目の3曲目まで、NY的なやや前衛的な雰囲気があるのだが、それが「西」でのライブで、カントリー的な要素が少し入ったり、どちらかと言えば西寄りなゆったりした雰囲気が2枚目の「東」のライブであるという構成も面白い。

更に、さすがキモック好きのmikionさんのお薦めだけあって、この延長上にキモックの音楽が見え隠れするのが面白い。
アメリカのルーツ音楽的な要素と前衛的な要素やその他いろいろな要素を行ったり来たりするところなど、何となくアプローチに近いものを感じる。
ビル・フリゼールのこのアルバムには、ファンク的な要素や、ダンス・ミュージック的なアプローチはまったくないから、そういうのを求めている向きにはお薦めしないが、SKBやMMW辺りの脳みそを刺激してくれるような部分が好きで、まだビル・フリゼールを聴いたことがないという人なら絶対楽しめるはず。
ビル・フリゼールは知っているけど、キモックって誰?って人が読んだら何のこっちゃの文章ではありますが。

という訳で、来月のライブがますます楽しみになった次第。
ライブの前には聴けそうもないけど、"East/West"はまず聴いてみたいし、デイブ・ホランドとエルヴィン・ジョーンズとのトリオなんて面白そうなアルバムも凄く気になっている。
[2006/04/25 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(25)
この記事のURL | TOP ▲
ライブは良かったけれど...
TOP ▲
Sasha Dobson


Jesse Harris & Sasha Dobson
04/23/06 Earth Day Cafe - Shibuya, Tokyo, Japan


予定通り、今日の昼からのフリーライブへ行ってきた。
このライブのことを知った時、初めは昼からというのが少し引っかかって迷っていたのだが、ジェシー・ハリスとは日本におけるレーベルメイト(?)にあたるKonono N°1のライブのチケットが、アースデイというイベントに出店しているプランクトンのブースで先行予約ができるということで見に行く決心がついたのだ。
それと、昨日のライブでは、サーシャ・ダブソンのヴォーカルが個人的にやや印象が薄かったので、もうちょっと素の状態で聴ける機会があるなら聴いてみたいと思っていたし。

ということで、そのライブ。
予定時間の12時を少し過ぎた頃、2人の登場。
始まる前からサーシャはその辺をウロウロしていたのだけれど。
なんだかセッティングに手間取っていたようで、2人がマイクの前へ立つといきなりハウリング。
どうも機材の調子が今ひとつだったようだ。
まあ、こういうライブだから音響面での期待はあまりしていなかったのでしょうがないかと思いつつ、1曲目がたしか昨日と同じ"Without You"から。
で、これがなかなか良い雰囲気。
昨日のライブの2人のデュオ・セットよりもスーッとヴォーカルが耳に入ってくる感じだ。
当たり前だが、ギターも表現力豊かでうまい。

でも、この曲の終盤のあたりで1つ問題が起こる。
PAのスタッフが、モニターの辺りに出て来て何かいじっていたのだが、大きなノイズが発生。
座って聴いていたので、何をどういじっていたのか分からないが、果たして曲の途中にやる必要があったのだろうか?
ステージ上の2人は苦笑いしながら曲を続けていたけれど。
この後も途中、ギターの音にちりちりとノイズが混じったり、曲が始まる度にモニターの音を大きくして、というサーシャのジェスチャーが見られたが、聴く側としては後半はなんとか盛り返し、それほど気にならなくなって来た。

"Without You"の他にも昨日のライブで聴いた覚えあるの曲も何曲か。
でも、残念ながら曲名が分からない。
ライブは、曲数を数えていなかったのだが、演奏時間約30分ほど、多分7、8曲はやってくれたのではないだろうか。
その中で最も印象に残ったのが、"If Not For Dreams"という曲。
ちょっと憂いのあるコード進行が良い。
そして、この後の2曲もとても良かった。
いろいろと問題を孕みつつ、6月にリリースされるというアルバムを聴いてみたいと思わせるに充分な演奏内容だったと思う。
欲を言えば、軽めのパーカッション類があるともっと良かったが。

ライブの内容から少し話は逸れるが、1つだけ音響面でのトラブル以上に不快だったことがある。
座席に横に何かのブースがあって、そこのスタッフが演奏中、決して小さいとは言えない声でしゃべっていたこと。
あの会場の配置、どう考えてもおかしい。
無料だから文句は言えないよね、なんてことまったく思わない。
アーティストを呼んで、そこで演奏を聴かせるってことは、無料だろうが有料だろうが、場を提供する側としては最低限その環境を整える義務があるんじゃないかと思う。
これだったら少しでも金を取って、もうちょっとましな環境にしてくれたら、というのはそのアーティスト目的で聴きに来た人間の意見だろうし、プロモーションということを考えれば、無料にして通りがかりの人でも楽しんでもらえるようにした方がいい、というのは理解できるけれども。
なにより演奏するアーティストに対して、あまりにも失礼じゃないか。
演奏の内容が良かっただけに、これだけが非常に残念。

検索してみたら、既にアルバムをリリースしたことがあるらしい。
父親がピアニストな上、母親もシンガーだったそうで、ディジー・ガレスピーやボビー・ハッチャーソンなどとも共演したことのある人だったようだ。
音楽一家という訳だ。
とりあえず気を取り直して、サーシャ・ダブソンのアルバムのリリースを待ちましょう。
また、来日してくれそうだし。
[2006/04/24 00:49] | Live | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
武器
TOP ▲
Jesse Harris


Jesse Harris
04/22/06 Club Quattro - Shibuya, Tokyo, Japan


待ちに待ってたジェシー・ハリスのライブ。
今年に入っていくつかライブを見に行ったが、実はこのライブを一番楽しみにしていたかもしれない。
Dinosaur Jr.の場合、もちろん楽しみだったし、2日も見に行ったくらいなのだが、ノスタルジックな度合いも強いかった。
それに、オーネット・コールマンの場合、こちらも楽しみにしていたのはたしかだが、これを逃したら生で見る機会はもうないかも、という感じ。
でも、一番の理由はなによりも1月の終わりに見たインストア・ライブがとても良かったからだ。
それにしても渋谷のクアトロなんていくのは何年ぶりのことだろうか。
多分、10年くらいは経っているはず。
最後にあそこで見たのは、Stereolabだったか、Gorky's Zygotic Mynci だったか、憶えてないが、たしかその辺り。
中へ入ってみると、かなり内装が変わっていて、少し空間が広がったような印象。

で、始まる。
最初にオープニングアクトで、おおはたなんとかさんという日本人のアーティストが3曲ほど。
結構知られた人らしいのだが、個人的には名前を聞くのも初めて。
なんというかフィッシュマンズ以降のフォークといった感じ?
3曲目にボブ・ディランの"Blowin' In The Wind"をやったのだが、アコースティック・ギタ-1本のみで広がりのある斬新なアレンジで演奏していて、いろいろといアイデアが豊富なアーティストなのだな、と感心した。
が、聴いていて全然嫌ではなかったものの、自分の日常に必要な音かな、と考えるとあまり必要ない。
あまり興味は湧きませんでした、ごめんなさい。

そして、いよいよ本題へ。
ジェシーはインストア・ライブの時とほぼ同じ出立ちで登場。
1曲目は"Slow Down"から。
アルバムでは、ベースレスでオルガン、ドラムとのトリオなのだが、ライブではベースが加わっていて、多分ライブでの音の厚みや選曲の幅を広げることを考慮してのことだと思われるが、盛り上がる時には想像していた以上に激しく、抑制を利かせつつ、メリハリもあって見事な演奏だ。
去年、ノラ・ジョーンズのライブを見た時にも感じたのだが、こういう人達の演奏のうまさというのは本物だなとつくづく思う。
残念ながら曲名と曲が一致してないので、順番に曲名を上げることが出来ないのだが、新旧の曲を織り交ぜながら、素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
アルバムにも入っていない、純粋な新曲が1曲。
たしか"Wind"って言っていたような気がするが。

この新曲の後(だったかな?)、バンドが引っ込み、サーシャ・ダブソンというジェジーがアルバムをプロデュースしたという女性シンガーが登場し、ジェシーとのデュオで4曲ほど、バンドが加わって1曲を披露。
個人的に一番良かったのはバンドが加わってからの一曲。
ただ、なかなか良いシンガーではあったが、どういう個性の持ち主なのか、今ひとつ掴めず。
明日、ジェシーとのデュオでのフリー・ライブをやるそうなので、もう一度聴きに行ってみようと思っている。

この後、ジェシーのヴォーカルに戻り、その後の一曲がとても良かった。
が、曲名分からず。
今日、最も印象に残った演奏だったかも。
心なしか、観客の拍手も大きめだったような気がする。
でも、違う意味でもっと印象に残った曲がある。
それは、アンコールでやったカヴァー。
「ニール・ヤングは好きかい?」と言いながら告げた曲名が、"Mellow My Mind"!
自分の中で1、2を争うくらい好きなアーティストであるニールの、1、2を争うくらい好きな"Tonight's The Night"というアルバムの中の、1、2を争うくらい好きな曲だ。
ニールとは違うが、ジェシーのあの声で歌われるこの曲も素晴らしい。
作曲のセンスだけでなく、カヴァーのセンスもとても良い。
もちろん、"Corena Corena"もとても良かったし。
そして、最後はジェシーの歌とギターにオルガンだけ、というなかなか憎い終わり方。

演奏も素晴らしく、期待以上にとても良いライブだった。
でも、それ以上に感じたのは、曲の良さ。
演奏の善し悪しというのも重要だけれど、良い曲を作ることができる、というのは音楽をやる上で一番の武器だな、と痛感。

そうそう、始まる前にハモンドのオルガンを生で見るの初めて、なんてTさんに話していたのだけれど、初めてではなかったことを思い出した。
以前バンドをやっていた頃、よく対バンしていたバンドにハモンド&レスリー・スピーカーを使っているバンドがあったのだ。
スラッシュ・メタルのくせに。
機材の搬入が大変そうだったな、そういえば。

明日のフリー・ライブは外らしいので、雨が降らないことを祈る。
ライブの前に立ち寄ったタワー・レコードで見つけたサン・ラーのドキュメンタリーのDVDが気になりつつ。
[2006/04/23 01:58] | Live | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
加減した?
TOP ▲



Phish
02/17/97 Paradiso - Amsterdam, Netherlands


97年のオランダ、アムステルダムでのショー。
アムステルダムといえば、この1年前、96年のショーの音源を友人から借りて聴いたことがあるのだが、その時にも書いた通り、メンバーがキマリきっていて、お世辞にも完成度の高い演奏とは言えなかった。
この97年のショーは、そのテープを貸してくれた友人からお薦めされてダウンロードしたもの。
オランダでやったライブの中では一番いい演奏とのこと。
ちなみにSetlist.comで調べてみたら、この他に同じ97年の7月1日と2日があり、計4回のライブを行ったようだが、投票数は少ないものの、どの日の評価も結構高い。
96年のヘロヘロの演奏さえも。

で、この日の演奏。
最近、久しぶりにレゲエを聴いて、たまにはいいな、なんて考えていたら、この日の1曲目が、ボブ・マーリーの"Soul Shakedown Party"のカヴァー。
例によってカヴァーというよりはコピーな感じだが、コーラスが決まっていて、とても良い。
この日が初演だった模様。
そして、次の"Divided Sky"で、何となく現実に引き戻される感じ。
やや抑えめな演奏に感じられるのだが、それが良い雰囲気。
次に気になったのが、"Timber"。
この日に限らず、この曲でのマイク・ゴードンの低音コーラスがいつも気になる。
この人、コーラスはバッチリなのに、自分がメインで歌う"Mike's Song"では結構適当なのをいつも不思議に思う。
ファーストセットは、わりと最初からの抑えめな雰囲気のまま淡々と進んだように感じた。
演奏が悪い訳ではないのだけれど、何となく引っかかりがないような。

そして、セカンドセット。
高揚感がいつ来るか、なんて少し期待しながら聴いていたのだが、結構ファーストセットの延長のような雰囲気で進んで行く。
何となくしっとり。
で、約20分に及ぶ"Carini"でようやく高揚感が少し味わえた感じ。
けれど、何となくまた元に戻る。
そんな雰囲気だからか、セカンド終わりの"Prince Casian"とアンコール1曲目の"Sleeping Monkey"がとても良かった。

全体としては、先に聴いた96年のアムステルダムでの演奏よりはずっと安定している。
さすがに量を加減したのか(何の?)、いつものPhish。
途中もつれそうになっているところもあったような気がするが。
ただ、先にも書いた通り、何となく淡々としていて、一聴して高揚感が得られるような感じではない。
でも、それがつまらない感じではなく、また聴いてみようかなという気にさせる類いのもので、きっと何度か聴いたら印象が変わってくるような気がする、そういう感じのショーでした。
[2006/04/22 00:41] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
ジワジワくるかも
TOP ▲
Reach

Jacky Terrasson
Reach


95年にリリースされた、リーダー作としては軽く調べた限りでは4枚目だと思われるアルバム。
ジャッキー・テラソンというピアニストのことを知ったのはつい最近。
ほんの少し前まで、80年代や90年代以降のジャズやジャズ・ミュージシャンというものにあまり興味を持ってなかったこともあったし、なかなか触れる機会もなかったので、こういう人がいることすらまったく知らなかったのだが、先日聴いたばかりのエディ・ハリスの"Freedom Jazz Dance"というアルバムにこの人が参加していて、興味を持った。(参照
そんな程度なので、この人がどういう評価を受け、このアルバムがどういう位置付けにあるのか、そういった予備知識はまったくない。
しかも、このアルバムを最初に選んだのは、中古盤が3ドルそこそこという安い値段で売られていたという単純な理由からだ。

このアルバムでは、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ編成。
ブックレットの写真を見ると、リハーサル風景なのかレコーディング風景なのか分からないが、ドラムセットはスネア、バスドラ、シンバル1つととてもシンプルなもので、バスドラのサイズがちょうどフロアタムを横に置いたくらいの小さめのもの。
ミックス自体もベース、ドラムはやや小さめ、三者がぶつかり合うのではなく、ベースとドラムはサポートに徹する感じだ。
これは当然、そういったコンセプトによって作られているのだから、違和感はまったくないのだけれど、最初聴いた時にはちょっと物足りない印象を持ってしまった。
でも、昨日、今日と何度か繰り返して聴いていて、その度に印象が良くなっている。
とても落ち着いた、良い演奏だ。
ピアノはとても軽やか。
こういうのを洗練された、というのだろうか。
たしか65年生まれと今日どこかのサイトで読んだから、このアルバム当時はちょうど30歳くらいのはず。
エディ・ハリスのアルバムが94年だから、このアルバムではそれよりは少し後だが、ほぼ同じ時期なので印象もかなり近く、勢いのある演奏。
何となくブルース・ホーンズビーのピアノに近い印象を持った。
他にももっと似た感じの人がいたような気がするのだけれど、思い出せない。
演奏も曲も良いし、聴いていてなかなか気持ちのよいアルバムだ。

ただ、それ以上の何かがあるかといえば、今のところそういったものをあまり感じられないのもたしかで、この人ならではの特徴がつかめていない。
一聴してインパクトのある類いの作品ではないし、今後また印象は変わってくると思うけれど。
また、こういう軽やかなピアノを聴くとセロニアス・モンクがいかに特殊なピアニストだったのか浮き彫りになって面白いと思う。
それはこのアルバムに対する感想とは関係ないが。
という訳で、何となく中途半端な感想になってしまったが、機会があったら他の作品も聴いてみたいとは思っている。
[2006/04/21 00:37] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
古いけど新しかった
TOP ▲
Genius of Modern Music, Vol. 1

Thelonious Monk
Genius Of Modern Music Vol.1


47年から48年にかけてレコーディングされた10インチ時代の曲を再録したアルバムその1。
このアルバムを最初に聴いたのは1年とちょっと前だ。
そして、セロニアス・モンクの作品をまともに聴いたのも初めてだったのだが、その時は、なんだかこの人少し変だな、でもなんだか面白いな、とは思ったもののどこからどう突っついたらいいのか分からず、興味はありながらもあまり聴かないまま過ごしてきた。
このアルバムに関して言えば、古さに少し馴染めなかった部分もあったのだと思う。
多分、自分の持っているCD、レコードの中では、ジャズのみならず、全ジャンルを見渡しても最も古い録音の作品ではないだろうか。
そんな感じのモンクなのだが、映画がなかなか面白かったこともあり、いろいろ聴いてみたいなと思ているところで、とりあえず自分の持っている作品から聴いてみよう、と印象が変わることを期待しつつ、久しぶりに聴いてみた。

で、やっぱり10インチ時代の録音とあって、曲は短いし、古さを感じるのはたしか。
でも、それを補ってあまりあるというか、驚くのはここ1年とちょっとの間に聴いたいくつかのアーティストの作品の中で演奏されていた曲が、もう既にここにあること。
レコーディング当時はもう30歳だったというから、モンクだけに焦点を当てれば不思議はないのかもしれないけれど、時代を考えてみれば、作曲センスの凄さがよく分かる。
そして、ピアノ。
思った通り、映像を見たのが良かったようで、足を無造作に動かしてリズムを取りながら弾く様子や、ほとんど手のひらが伸びきった状態で、叩くように弾く様子などを思い浮かべながら聴いていた。
今までも特徴のある音であることは分かっていたつもりだが、あの独特のタッチはああいう弾き方から生まれるのか、ということを知って聴くと、更に面白く感じられる。
まるで子供がおもちゃのピアノを適当に叩いているような感じのまま、大人になってピアノを弾いているような。
だから、時々乱雑にも聴こえたりもするのだが、よく聴くと同時に繊細であったり、とても特徴のある不思議なピアノだ。
きっと、この辺りは作曲とも密接な関係があって、それが分かるときっともっと面白く感じられるのだろうと思う。
けれど、まだ自分自身、そこまで感じられるほどには全然達していない。

という訳で、そのうち後の作品をいろいろと聴いてみたいと思っているが、同時にこのアルバムのVol.2ミルト・ジャクソン名義のアルバムなんかも聴いた上で、そっちへ行ってみるのも面白いかもしれない、なんて少し思っている。
[2006/04/20 00:56] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
この記事のURL | TOP ▲
ちょっと遠い
TOP ▲



Phish
12/31/91 The New Aud, Worcester Memorial Auditorium - Worcester, MA


91年のNYE。
まだ、80年代や90~93年辺りは数えるほどしか聴いた事がないので、NYEだし面白いかも、と思ってダウンロード
大晦日ということもあり、「蛍の光」を含み、3セット、3時間超。
この頃だと1曲当たりの平均演奏時間が短いのかな?と思ってチェックしてみたら、意外とそうでもなく、後々まで演奏し続ける代表的な曲もかなり出揃っているし、ショーとしてのスタイルはもうほぼ出来上がっていたことを確認。
違いといったら、1曲で20分を超すような演奏がないこと、ややトリップ感少なめなことくらいか。

頭から聴いていて、まず、おっ!と思って曲名を見たら"Esther"。
この1年とちょっとの間、ようやく曲を憶え、好きな曲も出来てきた感じなのだが、まだ若干曲と曲名が一致してなくて、お!と思うとこの曲であることが多々ある。
どうやらこの曲が好きらしい。
この日最もトリップ感を味わえたのが"Reba"。
この曲も引っかかることが多い。
サードセットの頭が"Wilson"。
実は、この曲、曲自体が嫌いな訳ではないのだけれど、最初のところの客に歌わせる部分がどうも苦手だ。
でも、まだ91年のこの頃はそれがなかったらしく、多分、おもちゃかサンプラーかなにかを使って、"Fuck You"だとか、"Fuckin' Dude"だとか多愛もないことを言わせているのだが、まあそれはどちらでも良いのだけれど、観客による合唱がなくて、新鮮だった。
そして、"Tweezer > McGrupp > Mike's Song > I Am Hydrogen > Weekapaug Groove"の流れはこの日一番の盛り上がりだろうか。
特に"Tweezer"と"Mike's Song"のジャムが良し。
この辺りの流れも気に入ることが多くて、多分単純曲が好きなのだろう。

と、演奏の方は充実していてなかなか良かったのだが、1つ残念なのがドラムとベースの音が遠いこと。
ステレオでバランスを調整して、大きめの音で聴けばあまり気にならないのかもしれないが、iPodで聴くとやや音圧的に物足りなかった。
ヴォーカルなどはなかなかきれいに録音されていると思う。
まあ、こうして聴けるだけでも有り難いのだけれど。
[2006/04/19 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
レアレゲエ
TOP ▲
Rare Reggae Grooves from Studio One

Rare Raggae Grooves From Studio One

レゲエついでにもう一丁。
2000年にリリースされたタイトル通りStudio Oneのレアな曲を集めたコンピ、らしい。
ここの収録されているアーティスト達についても曲についても何一つ知らないのだけれど、とにかく良く聴いていたアルバムだ。
多分、レゲエでは最も聴いたものではないだろうか。
レゲエの場合、ボブ・マーリーなど一部のアーティストは別として、単体のアーティストのアルバムを聴くと結構どの曲も同じだったりして、あまり聴かなくなってしまって、こうしたコンピの方を好んで聴くことが多かった。
まあ、コンピの場合でもどの曲も似たり寄ったりの場合も多いし、もしかしたら、その似たり寄ったりな感じが良いのかも、なんて思ったりもするが、普段からレゲエにどっぷり浸かっている人から見れば全然甘いのだろう、多分。
で、このアルバムのは、雑誌のレビューで見つけて興味を持ったのだが、特に名前も聞いたことがないアーティストばかりという匿名性がとても良い方に作用して、妙にはまったのだ。

どの曲も程よく低音が聴いていて、気持ちがよいのだが、なんといっても1曲目のロイド・ロビンソンというアーティストによる"Cuss Cuss"という曲がいい。
初めて聴いた時には、何となく、まあこんなもんか、という感じでアルバム全体流れて行ってしまっていたのだが、この曲の格好良さに気付いた時、アルバムの頭から終わりまで一気に楽しめる愛聴盤になった。
何がどう良いのかというと、うまく説明できないし、音を聴いてもらうしかないのだが、この曲だけ妙にジャケットのイメージ通りのドス黒い感じが突出しているような気がする。
どのくらい知られている曲なのかさっぱり知らないのだけれど、多分、この曲最も好きなレゲエの曲だと思う。
他にはスカっぽい5曲目の"Come Running Back"という曲あたりが特に気に入っている。

こういう感じのアルバム、他にあるなら聴いてみたいとずっと思っているのだが、最近全然この辺興味を持ってチェックしてないから、良いのを逃しているような気がする。
と思って検索していたら、1枚近い感じのアルバムを見つけた。
微妙に高いが、とても気になる...。
[2006/04/18 00:16] | Reggae/Dub | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
古レゲエ
TOP ▲
Monkey Man

The Maytals
Monkey Man


リリースが何年なのか不明だが、ライナーによれば66~70年に録音された曲が収められているらしい。
この盤は、92年にCD化されたもので、記憶が曖昧だが、初CD化だったような気がする。(自信なし)
先日、友人の家へ遊びに行った時、このアルバムの中の"Pssure Drop"が流れていたので、このアルバム何?と尋ねたら、それは"Harder They Come"のサントラ盤で、この曲も収録されていることを知った。
"Harder~"というアルバム自体、今まで知らなかったのだが、JGBやキモックがカヴァーしているジミー・クリフの曲も入っているし、そのうち買ってみようと思いながら、とりあえず以前買ったこのアルバムを久々に聴いてみた。

このアルバムは、その92年当時、"Pressure Drop"という曲が聴いてみたくて買ったものだ。
Nukey Pikesという日本のハードコアのバンドがこの曲をカヴァーしていて、興味を持ったから。
ただ、その頃レゲエといえば、ボブ・マーリーを少し聴いて、それなりに好きだった程度。
で、買ってはみたものの、少し物足りなくて、良さが分かったのはもう少し経ってから。
レゲエについては具体的に誰が好きというの余りないのだけれど、トロージャンのコンピなどを聴いたりしているうちに、どうやら自分は古い、スカ~ロック・ステディ~初期のレゲエ辺りが好きらしい、ということが分かり、ボブ・マーリーも初期のStudio One時代のものばかり聴いていたのだが、そんな頃、ようやくこの"Monkey Man"というアルバムも素直に楽しめるようになったのだ。
トゥーツのヴォーカルは、オーティス・レディング直系な感じで、軽快な中にも哀愁漂う感じがとても良い。
曲によっては、レゲエというよりもオーティス・レディングそのままのソウルな曲もあったり。
目当てだった"Pressure Drop"ももちろん好きだが、意外と好きなのが1曲目の"Peeping Tom"という曲。
軽快なギターのカッティングが気持ち良い。

このアルバム、12曲約35分ととても短いのだが、確か2700円だか、2800円くらいして、買う時に迷った憶えがある。
この文章を書くにあたって検索してみたら、曲もたくさん入った安い輸入盤が出ていて、少し損をした気分だ。
まあ、ボーナストラックも善し悪しだけど、ということにしておきたい...。
[2006/04/17 00:34] | Reggae/Dub | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
独り言
TOP ▲
セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー

Thelonious Monk
Straight, No Chaser


88年に製作されたセロニアス・モンクの映画。
製作総指揮にクリント・イーストウッドの名前がある。
映画は年に数回見に行くだけで、レンタルも利用しない上、テレビでもほとんど見ないし、でも決して嫌いな訳ではなくて興味もそれなりにあるのだが、あまり普段の生活には関わりがない。
そんな程度だから、この映画の存在も知らなかったし、88年当時、この映画が日本で公開されたのかどうかも分からないのだが、まだジャズを聴いてもいなかったから、知っていたとしても見る機会はなかったと思う。
クリント・イーストウッドがジャズ好きで、自身もピアニストである、なんてことも初めて知った。

そして、セロニアス・モンク。
この人の作品はまだ2枚ほどしか聴いていない。
でも、とても興味はあるし、いろいろ聴いてみたいと思ってはいるものの、まだちょっと入り込めないでいる。
もちろん、妙な音使いだとか、ちょっと変わった曲調だとか、そういったことはそれなりに楽しめるのだが、まだグッと来るものが少なくて、"'Round About Midnight"の良さも最近になってやっと分かって来た程度。
そんな時、rollins1581さんがこの映画のことを紹介されていて、興味を持った。
単純に動いているところを見てみたいというのもあったし、シダー・ウォルトンがそうだったように、興味はあるけどまだあまりよく知らないアーティストの動いている姿を見ることで、印象がきっと変わるだろうと思った。
加えて、どんなアーティストにも当てはまることかもしれないが、その人柄が少しでも分かるとその人の音楽がより一層面白く感じられることがあって、セロニアス・モンクという人の音楽はそういう傾向の強いものなのではないか、なんて感じたから。

で、運良く安く手に入れられる機会があったので、さっそく購入してみた。
まず、最初のシーンがピアノを演奏している姿ではなく、バンドの演奏に合わせてステージ上でクルクルと回っているところから。
どうも回るのが好きなようで、空港で回っているシーンもあるし、楽屋などでは始終落ち着きなくウロウロしている姿も見られるし、想像通り少し変わった人だったようだ。
また、有名になるにつれ、精神も蝕まれていったなんてこともこの映画を見て知った。
多分、もともと繊細で、そういう傾向にあった人なのだろうけれど、バド・パウエルといい、やはり紙一重なんだろうか、と少し複雑な気分になる。

クルクル回るところ以外に印象に残ったのは、なんと言っても演奏している姿。
鍵盤のことはさっぱりなので、細かいことは分からないが、音の飛び方とか、間の取り方が独特だし、手の使い方、特に右手の使い方がとても印象的だった。
モンクに捧げるような形で、トミー・フラナガンとバリー・ハリスによるピアノの演奏のシーンが2度ほどあるのだが、それが「音による会話」のような感じで、とても良かった。
この2人の演奏が「会話」なら、モンクの演奏は「音による独り言」か。
そして、その「独り言」を分かりやすく他のメンバーに伝えるのが、チャーリー・ラウズの役目。
この人がバンドにおいてかなり重要な役割を果たしていたことがよく分かった。
途中、レコーディングのシーンで登場するテオ・マセロ、いかにも業界人のようで胡散臭いのが少し笑えた。
でも、このレコーディングのシーンも見所だと思う。
67~68年に撮影された映像が中心なのだが、よく残しておいてくれたなと思う。
83年の葬儀のシーンなんかも。

という感じで、映画としてもなかなか面白かったし、思惑通り、いろいろと聴いてみたくなっている。
その上で、もう一度見たら、また面白いかも。
[2006/04/16 02:11] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
前後も聴きましょう
TOP ▲
Black Beauty: Live at Filmore West

Miles Davis
Black Beauty : Miles Davis At Fillmore West


70年4月10日のフィルモア・ウェストでのライブを収めたアルバム。
オフィシャル盤で言えば、ここで取り上げた順番は前後するが、"Live At The Fillmore East""At Fillmore"の間ということになる。
どうも70年代のマイルスのオフィシャルのライブ盤は、音が悪いだの、あまり評判が良くないのが多いのでちょっと敬遠していたものがいくつかあった。
このアルバムもそんな中の1つだったのだが、友人から「"Black Beauty"持ってる?Grateful Deadのオープニング・アクトとして出演したんだよね。」なんてメールが来て、ああ、そういえばそうだったなと思い出し、興味が湧いていたところ、"At Fillmore"での演奏が凄いものであることに気付き、やはりこれは聴いてみなければ、と改めて思い直したのだ。
ジェリー・ガルシアは、マイルスのバンドの凄い演奏を聴き、その後に演奏することに少し当惑していた、なんて話も伝え聞くが、実際はどうだったのだろう。
ジェリー・ガルシアは話が合うやつだったよ、とマイルスは自叙伝の中で語っていたっけ。
どうせなら共演してくれたらもっと良かったのに。

少し話が逸れたが。
やっぱりこのアルバム、聴いてみてよかった。
"Live At The Fillmore East"の約1ヶ月後の演奏になる訳だが、チック・コリアの演奏がより凶暴になっていて、短期間の変化が窺えて面白い。
スティーブ・グロスマンもやや線が細いかな、という気もするけれど、なかなか鋭いソロを聴かせてくれる。
もっと在籍期間が長かったら、もっと面白くなっていたんじゃないかと思う。
ある本には、この日のデイブ・ホランドの演奏は手抜きだ、なんて書かれているのだが、どう聴いたらそう聴こえるのだろう。
おそらく当時、ウッドベース出身のベーシストで、エレクトリックベースを、しかもロック寄りにこれだけ演奏できる人はそういなかったのではないかと思う。
ジャック・デジョネットのドラムには、マイケル・ヘンダーソンよりホランドのベースの方が好きだ、やっぱり。
キース・ジャレット加入後には、「キース対チック」という場面が多々あるのだが、キース加入前のこの時、ホランドのワウを使ったベースがキースみたいな役割をしているところが聴けて、なかなか面白かった。

たしかに音はお世辞にも良いとは言えないし、バランスが悪い上、そのバランスが時々変わったりするのだが、普段からダウンロードした音源を楽しんでいる者としてはこの程度ならライブとして楽しめないレベルではない。
ただ、やっぱりオフィシャル盤としてちゃんとしたレコード会社が発売する作品ならもうちょっと何とかならんのかとは思うけど。
iPodでディスクの1枚目と2枚目をぶっ続けで聴くとあまり気にならないのだが、CDで聴くと1枚目の最後の切り方がどう考えても悪いし。
どうやらこのアルバムのSACDもリリースされているようなのだけれど、果たしてその意味はあるのだろうか。
他にもっと出すべきものがあるんじゃないだろうか、なんて思ってしまう。
でもまあ、演奏の方は充分楽しめるが。
ダウンロードした音源のリストを改めてチェックしてみたら、この4月10日の前後、9日と11、12日のフィルモア・ウェストの音源は既に持っていて、以前に聴いたはずなのだが、あまり憶えていない。
これは、聴かねば。
[2006/04/15 01:09] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
ウマサン
TOP ▲
Something Special

Hampton Hawes
Something Special


初めて聴くハンプトン・ホーズ、76年のライブ・アルバム。
このアルバムのことは、Sonnyさんのブログで知った。
その前だったか後だったか正確には憶えていないのだけれど、兵士として日本に駐留している間、「ウマさん」の愛称で親しまれ、日本のジャズ・シーンに影響を与えたピアニストがいた、ということを本やネットで読んだのだが、それがこのアルバムのこの人のことである、と繋がるのには少し時間がかかった。
が、連鎖反応のようにrollins1581さんfalsoさんがこの人のことを紹介されていたのを読んでますます興味が湧き、これは聴いてみたいと思ったのだ。

50年代のアルバムも良いらしいし、きっと初めて聴くならそっちの方から聴いた方が良いのだろうとは思ったのだが、このアルバムを選んだのは、何となくジャケットに惹かれたから。
決して、美しいとかデザインが優れている、という類いのジャケットではないけれど、ピアノを弾いているその姿がとても印象に残った。
よく「ギターは顔で弾くもの」なんて言われることがあるが、ピアノ、特にジャズにおいては通じるところがあるんじゃないかと思う。
マイルスのバンドにいた頃のキース・ジャレットの映像を見て、そう確信した。(ウソ)

で、音の方。
もともとブルースが得意な人だそうで、そんな感じの軽快な、そして楽し気な曲で幕を開ける。
ここだけで、お!と思った。
とてもいい。
でも、本当に引き込まれたのは次の"Pabilto"からだ。
ピアノのソロから始まり、バンドが加わってジャズ・ボッサ風になるのだが、やや演奏は粗いところがあるものの、それがまた良くて徐々に熱くなって行くピアノが素晴らしい。
そして、ギターの音が効果的で、これがまた良い雰囲気を醸し出している。
5曲目にソニー・ロリンズの"St. Thomas"をやっているのだが、タイトルしか知らなくて初めて聴く、と聴く前までは思っていたのだが、最初のメロディーが聴こえた瞬間、あ、これが"St. Thomas"なのか!と今更気付いた、恥ずかしながら。
ソニー・ロリンズといえば、まだジャズを聴くようになるずっと前に友人から借りた"Saxophone Colossus"を聴いたきりで、興味はもちろんあるものの、未だ手を出していないのだが、よく考えてみたら"Saxiophone~"の1曲目が"St. Thomas"じゃないか。
内容はさっぱり憶えていなかったのだが、このメロディーは他でも聴いていると思うし、ようやく曲名と曲が一致した。
重ね重ね、恥ずかしい話だが。

という訳で、少し話はそれたが、また1人、いろいろと聴いてみたいアーティストが増えることとなりました。
[2006/04/14 00:11] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
疲れた時にこの4枚1組
TOP ▲
Jerry Garcia Band - Merriweather Post Pavilion September 1 & 2, 1989


Jerry Garcia Band
Merriweather Post Pavilion September 1 & 2, 1989


Pure Jerryの第5弾、89年9月1日と2日の2日分。
最近少しばかり仕事が忙しく、この間の日曜日も出勤し、疲れて帰って来たところ、さて何を聴こうか、と目に付いたのがこのCD。
ジャズを聴きたい感じでもなかったし、単純に積んであった山の1番上にあっただけなのだが。
それとジャズを聴きたい感じではなかったのは、その日の昼間、携帯用のスピーカーを会社に持っていき、さんざん聴きながら仕事してたから、違うものが聴きたかっただけだ。
そんな具合に、たいした理由もなく聴いたこのCDが妙にはまって、ここ数日間、家で聴いている。

以前にも似たようなことを感じたことがあって、その時は疲れて電車に乗っていた時にiPodをシャッフルさせて聴いていたら、たまたま流れた"Russian Lullaby"が妙にはまったのだ。
そういう時は、Grateful Deadじゃなくて、Jerry Garcia Bandの方がいいらしい。
なんだか、妙にホッとするというか。
もしかして、ジェリー本人もGrateful Deadやその他諸々の活動の合間にJGBを続けていたというのはそんな意味合いもあったのかな、なんて考えてみたが。

数日に分けて、何かしながらぼんやりと聴いていた感じなので、細かいところがどうとかいうのはあまりないのだけれど、全体的な雰囲気がとても心地よい。
そんな中でも何となく印象に残ったのが、1日のセカンドセットの1曲目、"The Harder They Come"。
途中に多分マリンバのソロがあって、それがなんだか新鮮な響きだった。
それと、2日の"Forever Young"。
もちろん、ボブ・ディランの曲。
どういう訳か今までディランにはほとんど興味を持たずに過ごして来たので、アルバムは1枚も持ってないし、あまりちゃんと聴いたことはなくて、それでもこうして他人による演奏を聴くと良い曲だなと
思う。
やる曲も結構決まっているし、演奏も日によって驚くほど変わる、という訳でもないのだが、それが良いのかもしれない。

そういえば、Sick BitsのJGBのやつもまだ聴いていなかったし、いまそんな気分だから他のPure Jerryと併せて聴いてみようかと思う、今日この頃。
[2006/04/13 00:12] | Rock | トラックバック(0) | コメント(7)
この記事のURL | TOP ▲
ひょっこり再結成とかないかな
TOP ▲
The View From This Tower

Faraquet
THe View From This Tower


2000年リリースのこのバンド唯一のアルバム。
数年前、いろいろと聴きそびれていたものを買っていたのだが、その一環でFugaziのCDをまとめて買ったことがあった。
そのおかげで、アマゾンのお薦めにFugaziのイアン・マッケイ主催のDischordからリリースされていたこのアルバムが挙ってくるようになり、興味を持った。
このアルバムがリリースされた2000年というのは、個人的にあまり新しいバンドなどに面白みを見いだせなくなっていて、こっち方面への興味が停滞していた頃で、当然、こんなバンドが居ることもまったく知らなかったのだ。
そして、知った頃には時すでに遅しで、残念なことにバンドは解散してしまっていた。

これは1度聴いただけで、気に入った。
ここ数年聴いたこの手の音では一番だ。
まあ、そういうのを熱心にチェックしいる訳でもないのだが、同時に買ったQ And Not Uの方は、全然面白くなかったし。
ギターなどはかなりテクニカルだし、プログレやニュー・ウェーブの影響が強いということで複雑な展開も多いのだが、曲は短めでコンパクトにまとめあげるそのセンスはかなりのもの。
その上、メロディーラインはなかなかキャッチー。
演奏力は高く、キレもある。
ライブでは本当にこのフレーズを弾きながらヴォーカルを乗せていたのかと少し疑いたくなるくらいだ。
ライブを見ることができないのが残念でならない。
まだバンドが存続していたとしても来日するかどうか、微妙なところだけど。

という訳で、以前ほど頻繁ではないけれど、たまに無性に聴きたくなる一枚。
だから、常にiPodに入れっぱなし。
元メンバーがMedicationsというバンドをやっているらしいが、評判はもう一つな感じだし、気にはなるけれど迷うところだ。
DischordのCDは、安くていいんだけどね。
[2006/04/12 00:18] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
二番煎じ
TOP ▲
Sofistifunk, Vol. 2

Sofistifunk Vol.2 : Past Time Groove For The Future

イタリアのIrma Recordsのコンピ第2弾。
久しぶりに聴いてみた前作が、意外と良かったのに気を良くしてすぐ注文したもの。(こんな感じ

一聴した限り、前作と比較するともうちょっと選曲に幅がある感じだ。
そして、知っている名前がグッと減り、半分くらいは初めて知るバンド、アーティスト。
1曲目がジョー・ザビヌルによる"In A Silent Way"。
これ、結構期待していたのだが、少し外れ。
全然嫌ではないのだけれど、何か物足りない。
それは多分、マイルスがいないから、という単純なことでもあるし、マイルスのアルバムでもザビヌル本人が深く関わっていたはずだろうにこうも雰囲気が違うものかと、そういう意味では面白いのだけれど。
続く、メイナード・ファーガソン。
どこかで名前は聴いたことがあるような気がするが、ほとんど知らない。
前作で言えば、自分にとってはAzymthのような感じで、スレスレの線でもあるし、面白くもあるしという具合。
派手なホーンが印象的。
3曲目のエド・シグペンが、今回のあたりその1。
ヒップホップ的な、というより本来は逆なのだけれど、その辺りを聴き慣れた耳には馴染みやすく、こういうのをもっと聴きたい。
検索してみたら結構キャリアのある人らしいことは分かったのだが、本人の作品よりも他人のアルバムばかり出てくるので、少し手に入りにくいのかも。
チック・コリアの"Wind Dance"という曲は、まさにそんな雰囲気で、さすがの表現力だなとは思いつつも、この曲だけでは何とも言えず。
アルバムを聴いてみた方が良い感じだ。
そして、Airto。
知らないバンドか何かだと思ったら、アイアート・モレイラなのね、これ。
当然、マイルスのバンドにいた頃とは異なる作風だが、南米風で不思議な魅力のある曲だ。
この人のどこか憎めない感じと相まってなごむ。
これもわりと収穫。
ジョージ・デュークは、頭からキーボードとベースによるユニゾンが凄い。
でも、個人的には過剰な感じでもある。
曲そのものは悪くないのだけれど、少し行き過ぎ感あり。
続いて、Jorge Dega/Marcel Salazar、Flora Purim、Quarteto Em Cyの3組は可もなく不可もなくといったところで、今のところ印象に残らず。
最も驚いたのが、キャノンボール・アダレイだ。
"Rumplestiltskin"というジョー・ザビヌルの曲をやっているのだが、2001年という割には古臭く、少しださくもあり、そこがなんだかかっこいい。
アルバムあるなら、聴いてみたい。
一番の当りだったのが、ラルフ・タウナーだろうか。
ジョン・アバークロンビー絡みで名前だけは知っていたが、聴くのは初めて。
いかにもECMといった感じではあるけれど、これは好きだ。
ラルフ・タウナーを含めた3曲が少しジャズ寄りになって、次のSteps Aheadが意外と良い。
バックのシンセが80年代らしく、あまり格好よい音ではないのだが、その上に乗るピアノがとても良くて、妙なバランスだ。
最後のロニー・リストン・スミスって、名前を聴いたことがあるような気がするのだが、思い出せず。
静かなエレピのソロが良い感じ。

と、簡単に流すつもりが、結構な長さになってしまった。
全体的に言えば、収穫いくつかあったけれど、アルバムとして通して面白いのは前作の方だろうか。
もうちょっと焦点が絞られていたし。
ちょっと期待が大きすぎたか。
まあ、コンピレーションなんで、こんなものでしょう。
[2006/04/11 00:48] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
怪人
TOP ▲
Rain Dogs

Tom Waits
Rain Dogs


85年のアルバム。
トム・ウェイツの代表作の1つ、になるんだろうか。
少し前に"Bone Machine"を取り上げた際(参照)、コメントをくれたみなさんからいろいろお薦めされた中の1枚。
安かったからという大きな理由もあるが、まずはベタな所から行ってみようというのと、純粋にこのアルバムに興味を持ったからということで。

1曲目の"Singapore"という曲から、どうしちゃったんだろう?というくらい痛快な曲だ。
これだけで結構引き込まれてしまった。
"Bone Machine"でも感じたことだが、この人は一体どこから曲想を得ているんだろう。
きっとシンプルなルーツ・ミュージックなどの影響だったりするのだろうと思うのだが、他にない強烈なものになっているのが凄い。
でも、ところどころでどこかで聴いたことある感じだな、と思ったらWeenLatin Playboysに少し通じる部分がありそうだ。
というよりもトム・ウェイツからの影響が多少なりともあるのではないかと、勝手に想像する。

そして、マーク・リボーのギターが印象的だ。
ラテンぽい曲では特に。
ジャケットにはメンバーなどのクレジットがなく、マーク・リボーが参加していることくらいしか知らないで聴いていたのだが、ちょっと調べてみたら1曲だけ、キース・リチャーズが参加していて驚いた。
でも、気にしてなかったのでどの部分だかまだ未チェック。
それと、ときどきマシュー・スウィートを思い出させる部分が数カ所あって、たぶんそれは誤解なのだけれど、参加メンバーにロバート・クワインの名前があって納得した。
この人のギター、やっぱり特徴あるし、良い。
亡くなってしまったのが本当に残念。

という訳で、まだなんだかよく分からないところもあるけれど、気持ちのよい1枚。
いや、気持ち悪いけど、気持ちのよい、痛快な1枚。
[2006/04/10 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
ジャンキーへの一歩
TOP ▲
Miles Davis - 1969 Miles


Miles Davis
1969 Miles - Festiva De Juan Pins


69年7月25日、フランスのフェスティバルでのライブ。
この8ヶ月後の"Live At The Fillmore East"からアイアート・モレイラを除いた、ウェイン・ショーター、チック・コリア、デイブ・ホランド、ジャック・デショネットにマイルスと言う編成。
「ロスト・クインテット」なんて呼ばれている頃。
このライブの数ヶ月後に発売されることになる"Bitches Brew"の曲や"Directions"などの曲に混ざって、"Milestones"や"Footprints"、さらには"Round About Midnight"まで演奏されているというので興味が湧いて買ってみた。

で、まさに過渡期な69年。
"Directions"は、70年の演奏とはかなり印象が違って、同じようにゴリ押しなんだけど、質がちょっと違う。
最初聴いた時は、少し中途半端な印象を受け、期待したほどではないなと感じたのだが、今日、3回くらい繰り返して聴いていたら、少しまた印象が変わって来て、なんだか凄いことになっている。
ドラムの音が少し引っ込んでいるので、iPodで聴いた時には迫力不足だったのだが、帰宅してスピーカーで聴いたら、決して最高とは言い難い音ではあるものの、ドラムの暴れる様子がよく分かった。
"Milestones"では、アコースティック時代に少し戻る。
なんだかショーターのサックスはこういう方が活き活きしているように聴こえるのは気のせいか。
でも、デイブ・ホランドのベース・ランニングが良い。
アコースティック時代の曲なら、"Footprints"の方が凄く、ここでのマイルスのソロはなかなかの聴き応え。
チック・コリアのフェンダー・ローズは、70年のフィルモアの頃と比べるとおとなしく聴こえる、なんて思っていたら"Round About Midnight"の後半あたりで、爆発する。
けど、これはこれで凄いが、やっぱり少しおとなしいかも。
そてにしても"Round~"は、前半のマイルスのトランペットのソロからあのブリッジまではかろうじて面影があるが、後半は完全に別の曲になっている。
この曲から"It' s About That Time"に繋がる展開なんて、この時期ならではだし、聴き所かもしれない。
面白い。
オフィシャル盤として出すなら、もう少し音が良かったら言うことないんだけれど。

このロスト・クインテットの頃や、70年頃のライブは一時期片っ端からダウンロードして聴いていたのだけれど、その頃は曲の区別もついていなかったから、なんだか凄い、という印象しか持っていなくて、細かいところはあまり憶えていない。
でも、最近、ようやく細かな違いや何がどう凄いのか、という所が感じ取れるようになって来ていて、また聴くのが楽しくなっている。
ロックで言ったらGrateful Deadはもちろん、SKBだとかPhishなんかもそうだし、こうやってジャンキーになって行くのね。
[2006/04/09 00:26] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
付け足し
TOP ▲
Phil Lesh & Friends


Phil Lesh & Friends
10/07/99 The Warfield - San Francisco, CA


99年のサンフランシスコでのショー。
この時期はキモックがツアーに参加していたのだが、よくよく考えてみたらGrateful Deadを聴き始めたばかりの2年半ほど前、Phishのトレイとペイジが加わった"Phil & Phriends"の3日間の演奏しか聴いたことがない、多分。
でも、その頃はまだキモックもよく知らないどころか、もしかしたらまだ聴いていなかったような気がするし、PhishもCDも持っていたし聴いてはいたが、それほど好きではなかったので、誰が誰やら分からぬまま、とりあえず楽しんだ憶えがある。
今聴いたらまた違った楽しみができるだろうと思って、そのつもりでいるのだけれど、ちょっと聴きそびれている。
この4月15日から17日は、なかなか良いのでLMAのリンクを貼ろうと思ったら、3日ともソース違いの音源がたくさんアップされていて驚いた。
だから、99年丸ごと貼っておく。

この10月7日は、セットリストが面白いからと前々から友人から話を聞いていて、前々回のPhishの音源と一緒に友人宅へ遊びにいった時に借りて来たものだ。
ファーストセットが"Jump"で挟まれている。
そう、Van Halenの。
懐かしいと言えば懐かしいが、あまり好きな曲ではなかったので、と言うかバンド自体あんまり興味なかったのでヒットした曲くらいしか知らないが、今でも鮮明に憶えているから、きっと何かしら力のある曲だったのだと今では思う。
今更、CDを買って聴いてみようなんてこれっぽっちも思わないけど、そんな"Jump"をどう演奏しているんだろうと興味があった。
で、結構まともに演奏していて、イントロのシンセサイザーの音がほぼそのまんま。
最初テープを流しているのかと思ったくらい。
これはこれで、ちょっと面白い。
そしてそのままジャムに流れ込み、約18分にも及ぶ"Jump"(と言っていいのかどうか)が展開される。
まさかサックスのソロ入りでこの曲を聴くことになるとは、この曲がヒットした23年前には思いもよらなかった。

そのまま、ファーストセットはぶっ続けで演奏されるが、特に良かったのが、"Dark Star > I Know You Rider > Dark Star"のところだ。
キモックが、自分の見せ場ではちゃんと自分の世界を作り上げている。
セカンドセットの"My Favorite Things"あたりもそうだ。
この曲の場合は、個人的に単純に好きだということもあるけれど。
他には"The Other One"や"Casey Jones"などおなじみの曲が好印象。
フィルのヴォーカルはいつものことながら少し力が抜けるし、ベースが少し聴き取りにくいのが少し残念だが、全体的にとても良い雰囲気のショーだ。
とりあえず、"Phriends"再チェック。
[2006/04/08 00:35] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
勘違い
TOP ▲
Eddie Harris Quartet - Freedom Jazz Dance


Eddie Harris Quartet
Freedom Jazz Dance


94年録音のアルバム。
タイトル通り、65年の"Freedom Jazz Dance"をフィーチャーしたもの。
買った理由もこれが聴きたかったから。
ミロスラフ・ヴィトウスマイルスがこの曲を取り上げているのを聴き、興味を持った。
そして、このアルバムを見つけ、タイトルにもなっているし、てっきり60年代のオリジナルの演奏だとばかり思って喜んで買ったのだ。
1度目はそう思い込んだまま、60年代の割には70年代以降、そして時折90年代っぽい間の取り方をするな、なんて考えながら聴いていた。
時代を先取りするようなセンスの持ち主だったのか、なんて感心しつつ。
で、帰宅してライナーを読んでみたら、94年の録音と分かり、恥ずかしいやら納得するやら。
ジャケット見れば、60年代にこんなに老けてる訳がないはずなのに。
まあ、オークションで安く手に入ったからいいんだけど。

という訳で、"Freedom Jazz Dance"。
結局オリジナルではなかったけれど、作曲者本人の演奏だから、それに近いはず。
ヴィトウスは、原曲が分からないくらいに相当崩しているのかと思っていたら、そうでもないことが分かった。
もともとフレーズやテンポが複雑な曲なのだ。
そして、かっこいい。
これにマイルスは目を付けた訳だ。
ただ、曲自体切れ味が鋭い雰囲気なのだが、ここでの演奏はそうでもない。
エディ・ハリスのサックスはもともと鋭い感じではないし、ライナーによればスケジュールの都合上、レコーディングには1日しかかけられなかったそうで、リハーサルも少なかったのだろうと思う。
もちろんちゃんと演奏されていない訳ではないけれど。

その他のリラックスした感じの曲では、なかなか良い雰囲気で、初めて名前を知ったジャッキー・テラソンというピアニストは若々しく、なかなか素晴らしい。
きっとレコーディングも良い雰囲気の中で行われたのだろうと思う。
アルバムとしては、最高、と言えるほどではないけれど、聴いていて嫌な音ではない。
サックスよりもピアノの方に耳が行ってしまうかも。
最近聴いた中では、Ulf Sandberg Quartetと印象が近い。
どちらも90年代のアルバムだからなのか。
"Freedom~"に関して言えば、曲の本質を突いているのはマイルスの演奏で、更に踏み込んでいるのがヴィトウスといったところだろうか。
ちょっとエディ・ハリスの分が悪いが。
とりあえず、本当のオリジナルは"The In Sound"というアルバムに入っていることが分かったので、気が向いたらそのうち。
[2006/04/07 00:56] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
月刊グラントグリーン5月号
TOP ▲
Sunday Mornin'

Grant Green
Sunday Mornin'


61年の3枚目のリーダー作。
1枚目の"Grant's First Stand"がオルガン、ドラムとのトリオ、2枚目の"Green Street"がベース、ドラムとのトリオ、そして3枚目のこのアルバムでは、ピアノ、ベース、ドラムというリズムセクションとのカルテット。
やっぱりいろいろな組み合わせを試し、グラント・グリーンの適正を見ていたのだろうか。
聴く側としてはいろいろなパターンを楽しめて有り難いが。
先月ソニー・クラークとのカルテットを聴き、そういえばまだオーソドックスなジャズのスタイルでピアノと演奏しているのは聴いたことがなかったことに気付いた。(参照
そして、ソニー・クラークとの演奏が録音当時、なぜお蔵入りになったのか、メンバーは違うが同じ編成のこのアルバムを聴いてみたら、リアルタイムで発売されたものとそうでないものとの違いが少しは感じられるかもしれないと思い、買ってみた。

とりあえず、それは置いといて。
まず、一聴してすぐに気に入ってしまった。
最初、朝の通勤時に聴いていたのだが、まさに"Sunday Mornin'"な感じ。
タイトルや白系のジャケットによる視覚的なイメージを含め作品としての雰囲気作りがとてもうまいなと思う。
ケニ・ドリューのピアノは、多分初めてだが、清々しくて素晴らしい。
でも、オルガンとピアノ、どちらとの相性がいいかといえば、どちらも良いけど、「絡み」ということを考えればオルガンの方かもしれない。
ピアノがソロを取る場合、ギターはホーンと同様に完全にスペースを明け渡す感じになるし、そうなるとグラントのバッキングを聴ける機会が減るから。
ただ、ピアノを加えたアンサンブルとしてはその方がきっと良いのだと思うから、それほど気にはしていないが。
グラント・グリーンらしい大らかさが楽しめる"Freedom March"やドラマチックな"Exodus"が今のところの聴き所。
それと、"So What"。
マイルスの原曲とは異なる、どこかのどかな感じが良い。
後のファンキー路線から入ったためか、聴き始めた頃はどちらかというとスピーディーな演奏を求めていたのだが、最近、こういった大らかなノリも本来の持ち味であることが分かって来て、より楽しめている。

で、ソニー・クラークとの演奏と比べてみて。
こうしたアルバムとして完成されたものを聴いてみるとやはり何か違うということだけは感じる。
あちらは曲数が多く、まだ自分の中で今ひとつ焦点が絞れていないので、うまく言葉で説明することができないが、若干、この大らかさのような持ち味が薄れているように思う。
アルフレッド・ライオンは本当に気に入らない演奏の場合、テープ自体を廃棄してしまっていたらしいので、そのテープを残してあったということは、演奏の出来自体に大きな差があった訳ではないのだろうけど。
また、聴き直してみなければ。

次、アイク・ケベックチャーリー・ラウズを聴いた影響で、"The Latin Bit"が聴いてみたくなっている。
ボサ・ノヴァではないけれど。
来月、どうしようかな。
[2006/04/06 01:02] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
カヴァーのようなコピーのような
TOP ▲



Phish
08/01/98 Alpine Valley Music Theatre - East Troy, WI


98年のアルパイン・ヴァレーでのショー。
先週、Phish好きの友人の家に花見に招かれた時に借りて来たもの。
最近、新しいパソコンを買い、ライブ音源のダウンロードを始め、今までカセットテープで楽しんでいたものや、過去に自分が見に行ったライブの音源を見つけては手に入れて楽しんでいるようだ。
そして、この日の音源もそんな中の1つで、実際に見に行ったショーだそうだ。
この友人のお薦めなら間違いないし、最近、98年あたりの感じにはまることが多いので、ありがたく借りて来たのだ。

この日はいきなり、Led Zeppelinの"Ramble On"でスタートする。
しかも、この日が初演らしい。
Phishは、他にも"Good Times Bad Times"をやっているが、マイナーな曲ではないけれど、Led Zeppelinならこれ、という曲ではない、なかなかいい所を突いてくるなといつも思う。
カヴァーと言うよりはコピーだが、好きな曲だし、なかなか面白い。
そして、本題の次の曲、"Mike's Song "からが凄い。
"Esther""Weekapaug Groove"へと続くのだが、この一連の流れがとても気持ち良い。
まだ、1年前にはこの感じが分からなかった。
これもPhishbill効果か。
その他、一通り聴いて特に印象に残ったのが、"2001"あたりの流れと、"Tweezer"のジャム。
特に"Tweezer"の方は、この日一番か。
でも、前述の"Mike's > Esther > Weekapaug"も同じくらい良いが。
"Ramble On"同様、カヴァーというよりコピーな感じの"Albequrque"も好きな曲なので、良し。

カヴァー曲の話ばかりになってしまうが、アンコール1曲目の"Been Caught Stealin'"。
電車の中で聴いていた時、どこかで聴いたことが誰の曲だか思い出せなかった。
オリジナルではないことは聴いていて何となく分かった。
トレイの声がむやみに高かったし。
そして、そんなことも忘れかけていた夕方、仕事をしながら急にハッと思い出した。
そうだ、Jane's Addictionの曲だ。
その昔愛聴していた"Ritual De Lo Habitual"の中の1曲。
そうか、そう来るか、と感心し、すっかり忘れていたものを思い出させてくれた。
ヴォーカルは結構無理があるけど。

という訳で、友人の思い出のショーを堪能した。
[2006/04/05 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
息抜きひとまず終わり
TOP ▲
Live at the Fillmore East, March 7, 1970: It's About That Time

Miles Davis
Live At The Fillmore East (March 7, 1970)


"At Fillmore"の約3ヶ月前の70年3月7日、同じくフィルモア・イーストでのライブ。
冒頭でフェードインがあるが、こちらはコンプリート。
同じ日に出演していたのが、Steve Miller BandやNeil Young & Crazy Horseだそうだ。

マイルスを熱心に聴くようになったのはまだここ数年のことで、もちろん"Bitches Brew"は比較的最初の方に聴いていて好きだったのだが、まだ分かったような分からないような感じだったそんな頃、このフィルモアのライブの前日、3月6日のライブを手に入れ、度肝を抜かれれた。
スタジオ盤とはまったく異なる、塊が押し寄せるような、叩き付けられるような音だった。
この後、75年の一時引退に至るまでの過程はどれも凄いし面白いが、エレクトリック時代の中でいつが一番好きかといえば、個人的にはこの頃かも。
それは、デイブ・ホランド&ジャック・デジョネットの組み合わせが単純に好きなこともあるし、まだマイルスのトランペットに鋭さが感じられるからだと思う。
でも、デイブ・リーブマンやピート・コージーがいる頃も好きなので、ほんのわずかな差ではあるのだけれど。

で、この3月7日。
まず、1曲目の"Directions"、ベースとドラムのみでフェードインし、その後のエレピ(?)のビャッ、ビャビャッという音でゾクゾク来ちゃうのだ、いつも。
ここからもの凄いスピードで、ファーストセットの最後まで駆け抜ける。
セカンドセットでは、全体的にややスピードを落とし、同じ曲でもまったく違う雰囲気なのがまたよし。
この日はアコースティック時代最後の生き残りであるウェイン・ショーターの脱退直前のライブでもある。
この時点でのショーターは、この頃のコンセプトに合わなくなっているだの、フレーズが古く感じられるだの言われることがあるのだが、たしかに、特にセカンドセットにおいてはややたるく感じてしまうところもあるものの、後任のスティーブ・グロスマンやゲイリー・バーツとは格の違う貫禄のある演奏だ。
なにより新旧交代の瞬間や音の移り変わりの過程が楽しめるのだから、貴重なものだし、まったく文句はない。
このアルバムは全体的に音が少し粗いのだが、この演奏にはちょうど良く、更に迫力あるものにしていると思う。

ただ、"At Fillmore"を久しぶりに聴くまで、このアルバムの方が好きだったし、演奏もこちらの方が凄いと思っていた。
が、よく聴き直してみて、このアルバムは"At Fillmore"の頃への過程であることをようやく理解した。
それはショーターの脱退、キース・ジャレットの加入など、目に見える要素もあるが、勢いで乗り切るような感じが薄れ、更に高いところへ行っているように感じられるから。
チック・コリアは1人でも凄いが、やっぱりキースとの対決の方が面白いし。
なんて書いてはみたものの、このアルバムのゴリ押し感もやはり好きなのだが。
次は、"Black Beauty"
[2006/04/04 01:09] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
再び息抜き
TOP ▲
ボサ・ノヴァ・バッカナル

Charlie Rouse
Bossa Nova Bacchanal


59年から70年にかけてセロニアス・モンクのサイドマンを務めたチャーリー・ラウズの62年作。
ブルー・ノートに残した唯一のリーダー・アルバムだそうだ。
このアルバムもまた、前回のアイク・ケベックの"Bossa Nova Soul Samba"同様、タイトルに「ボサノヴァ」の文字があると言うだけの理由で買ったものだ。
その2枚を同時に購入したのだったと思う。
そしてまた、同様の理由から、買った当時は数回聴いたのみ。
でも、どちらかと言えば、アイク・ケベックのアルバムの方が聴いた回数も多く、印象に残っていたのだが。

そして、そのアイク・ケベックのアルバムがとても良かったから、こちらの方も聴いてみたくなったのだ。
この2枚のアルバムに特に関連性はないのだが、同時に購入したせいか、2枚で1組という印象を勝手に持っている。
共通していることと言えば、ボサノヴァを取り入れたことと、ギターでケニー・バレルが、チェケレ(見たことあるが、名前は初めて知った)でガーヴィン・マッソーという人が両方のアルバムに参加していることだろうか。
内容の方は対照的と言ってもいいかもしれない。
こちらの方が、もう少し「型としてのボサノヴァ」を取り入れた印象が強く、明るい。
それは、多分ケニー・バレルの他にもう1人、ラテン・ギターをフィーチャーしていることとも関係があるだろうと思う。
だからか、単にボサノヴァであることよりも、もう少し広い意味でのラテン音楽っぽい印象を受けた。
そして、久々に聴いてみて、まず思い出したのがミルトン・バナナ。
明るいだけでなく、どこか物悲しさも漂っているところなど。
このアルバムでは、誰でも知っているような有名な曲をいっさい取り上げていないのも好感が持てる。
そうした有名曲で構成されている作品が悪いという訳ではないのだけれど、このアルバムではそういった試みが成功していると思うし、意欲的な感じがするから。
ジャズとして聴くなら、アイク・ケベックの方を選ぶが、このアルバムも軽快で心地よく、捨て難い。
という訳で、このアルバムも再発見。
[2006/04/03 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
息抜き
TOP ▲
Bossa Nova Soul Samba

Ike Quebec
Bossa Nova Soul Samba


ブルーノートにおいて、ミュージシャンとしてだけでなくスカウトマンの役割も果たしていたというアイク・ケベック、62年の遺作。
本当は前回のエントリーの勢いで、マイルスの"Live At The Fillmore East"を取り上げるつもりで、昼間、出掛ける道すがらずっと聴いていたのだけれど、少し疲れてしまい、帰りに気分転換に聴いてみたこちらの方を先に取り上げてみようと思う。
最初に聴いたのはいつだったか、はっきりと憶えていないが、多分、7、8年前のことだ。
ジャズ寄りのボサノヴァを聴いてみたいと思い、この作品やアイク・ケベックについてはもちろん、ブルーノートがどうとか、そんなこともまったく知らず、タイトルに「ボサノヴァ」の文字が入っていたから、という単純な理由で買った。
内容が分からないので、買う時には結構迷った記憶もあるが。
でも、求めていたものがもう少しスリリングな音だったせいか、それとはまったく逆と言ってもいいほど緩やかなこのアルバムは、そう何度も聴くことはなく終わってしまった。
聴いていて嫌な音楽ではなかったし、雰囲気の良さは感じていたのだけれども。

そんなこのアルバムを、最近iPodの中に入れたばかりだったこともあり、今日の帰りにバスの中で何となく聴いてみた訳だ。
そして、これが見事にはまる。
温かいテナーの音やケニー・バレルのギターの音が心地よく、決して派手とは言えない作品だけれど、ようやくこのアルバムの魅力に気付くことができた。
最近、こういうことが、特にジャズにおいて、とても多い。
もちろん、それを期待して、以前たいして聴いていなかったものを聴いているのだから、どれも大抵その期待に応えてくれるのが嬉しい。
単純にボサノヴァの曲をアレンジしてやっている類いのものではなく、独自の解釈で、ボサノヴァがどうとかいうのとは関係のないレベルに達しているのが良い。
遺作、というのは改めてライナーを読み、たった今知ったばかりで少し驚いたが、このアルバムのレコーディングから2ヶ月後に亡くなってしまった、というのは信じられないような演奏。
なかなかの愛聴盤になりそうだ。

ジャズ・ボッサと言えば、たぶん"Getz/Gilberto"ということになるのだろうけど、こちらも以前はあんまり気に入らなかった。
ただ、こちらの場合、完成度は高いのは分かるが、ジョアン・ジルベルト寄りに聴くと今ひとつ面白くない、という別の理由があってのことだったのだけれど。
このアイク・ケベックのアルバムとは雰囲気も違うし関連性もないけれど、これを機会に聴き直してみると印象は変わるだろうか。
[2006/04/02 01:37] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
水木金土
TOP ▲
At Fillmore: Live at the Fillmore East

Miles Davis
At Fillmore: Live At The Fillmore East


70年6月17日から20日の4日間に渡ってフィルモア・イーストに出演した時のライブ・アルバム。
テオ・マセロの編集によって、それぞれ曜日別にまとめられている、というのは今更言うまでもないだろうと思う。
キース・ジャレットがバンドに加わった最初のライブでもある。
この時期だから、怒濤のごとく押し寄せる音の塊で、演奏も曲も悪い訳がない。
ただ、初めて聴いたのが去年のことなのだが、編集の仕方が気になって、かっこいいなとは思いながらもこのアルバムを聴くことは少なかった。
オフィシャルでは、"Live At The Fillmore East"の方が気に入っていたし、ダウンロードして手に入れたライブ音源も多数あったから。
それにここのところ、どちらかというとアコースティック方面の方へ興味が行っていたこともあって、更に遠ざかってたのだが、つい先日kikkaさんのところでこのアルバムが紹介されていて、久しぶりに聴いてみようかという気になった。
ちょうどセラー・ドアのボックスも一通り聴いたことだし、比較してみるのも面白いかと思って。

で、改めて聴いてみた訳だが、やはり少しばかり編集が気になるところがある。
特に一番最初の水曜日のところで顕著で、ずっとこの感じが続いて欲しいなと感じるところでブツッと切られ、次の展開へ行ってしまう。
でも、その後、木曜、金曜と進むにつれ、意外と気になるところがなくて、どうやら冒頭で気に入らないところがあったため、そのイメージが勝手に自分の中で大きくなっていたようだ。
もうちょっと聴き込むべきだった。
演奏の方は、凄い密度。
以前は、この約3ヶ月前のウェイン・ショーター脱退直前の"Live At The Fillmore East"の演奏の方が凄いと感じていたのだが、こちらも凄い。
過渡期的で、荒削りな"Live~"の方も強烈な演奏でとても好きなのだけれど、成熟度ではこちらが上か。
この時期の方向性としては、この6月のフィルモアの頃から8月のワイト島の辺りがピークなのかもしれない。

それは、さらに半年後のセラー・ドアでの演奏と比較するとはっきりする。
例えば、キース・ジャレット。
セラー・ドアのボックスが発売されたとき、キースが凄いという評判だったのだが、それもう当たり前のように凄い、たしかに。
だって、キース・ジャレットだから。
でも、チック・コリアも在籍したこの時期のようにぶつかり合う相手がいた方がもっと凄いと思う。
このアルバムの中だったら、特に20日の土曜日のやり取りのように。
セラー・ドアの中だったらジョン・マクラフリンが参加した日のキースが一番面白かったし。
そして、アイアート・モレイラ。
この時期、この人のパーカッションその他の演奏が必要不可欠なのだが、セラー・ドアの方では若干、このバンドでは役割を終えたかなと感じた。
もしかしたら、録音のバランスのせいかもしれないけれど。
もっと細かく聴いていけば、バンドに新たな血を注入したメンバー、もう役割を終えたメンバー、更にその両方が同居した時期などがはっきりして来て面白いと思う。
ただ、マイルスの場合、ずっと過渡期だったとも言われるので、この時期に限らないと思うが。

という訳で、このアルバムの評価が以前よりも上がった。
なによりこの時期のライブ盤の中では、ジャケットもいいし。
でも、やっぱり未編集の状態でも聴いてみたい。
と思って、手持ちのリストをチェックしてみたら、最終日の20日の音源だけ既に持っていた。
聴いてみましょう。
[2006/04/01 02:39] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。