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  2006年09月  

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こんな日もあったのね
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Miles Davis
11/07/73 Dom Sindikata - Belgrade, Yugoslavia


73年、ユーゴスラビアでのライブ。
どうやら"Another Biches Brew"という2枚組のブートのうちの1枚らしい。
最近、いつも利用している、とあるサイトで立て続けに73年の音源がアップされていたので、ありがたくダウンロード。
この音源はその中の1つ。
おかげでブートの類いは、一切買わずに済んでいる。

73年というと、まだそんなにたくさんの音源を聴いたことがある訳ではないのだが、デイブ・リーブマンの鋭いサックスやピート・コージーのブチ切れギターだとか、聴きどころも多いし、バンドとしてもとてもまとまっていて好きな時期だ。
それに、何と言っても、もの凄いスピードで突っ走る印象が強く、それがまたスリリングで格好いい。

でも、この日の演奏は、ちょっと様子が違っていて、スピードがグッと抑えられている、というのは聴く前に某本で読んで知っていたのだが、まったくその通りの演奏が繰り広げられている。
このどっしりと構えた感じ、ファンク度が一層濃くなっていて、なかなかの聴き応え。
ブチ切れてないピート・コージーのギターも良いもんだ。
その上、この音源、ラジオで放送されたもので、そのため、音質、バランスともに素晴らしく、細かいところまで楽しめる。
切れ目なし、ぶっ続けの約45分。
何度か繰り返して聴いたが、聴くほどに味の出てくる演奏だ。
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[2006/09/30 00:43] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(6)
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素に近い?
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Yonder Mountain String Band

Yonder Mountain String Band
02/23/03 The Egg At Hart Theater - Albany, NY


最近、すっかり気に入っているYMSB。
このバンドのことはまだそんなによく知らないので、この短期間のうちにそうたくさん書くことがある訳でもないのだけれど。
でも、一応、まだ聴いたことがあるのが去年と今年の音源だけなので、約3年半前のこの音源をダウンロード。
3年半の間に音がどう変わっているのか興味があったのももちろんだが、セットリストを見ると、ファーストセットの頭から4曲とセカンドセット(アンコールなし)の終わりの9曲がアンプラグドということで興味を持った。

で、いきなりアンプラグドの演奏から始まる。
音源として聴いてしまうと、アンプを通した音と比べて押しが弱く聴こえてしまうが、これが本来の姿か。
アンプを通そうが、通すまいが、いずれにしろ変わらぬテクニックが冴えているし、きっと生で聴いたらもっと良いのだろうなと思う。

そして、アンプを通した演奏が始まると、少し音大きめ、勢いもアップの印象。
でも、少なくともいくつか聴いた最近の音と比べるとロックっぽいノリがなく、まじめに(?)ブルーグラスを演奏しているような感じだ。
この細かいフレーズの絡まり合いの気持ち良さを知ってしまうと、別にロック的な要素はあってもなくてもどっちも良いことだけれど。
やっぱり、遡るほどブルーグラス度が高まるんだろうか。
最初期とか、少し気になる。

まだ曲と曲名が一致しなかったりもするのだが、それでもそれなりに好きな曲も出来つつある。
でも、最近の音源で聴き慣れた曲があまりここでは聴かれず、それはそれで新鮮だ。
それと、曲間のMCが長め。
主に誰がしゃべっているのか分からないが、良く喋る。
それはともかく、約2時間半、たっぷり30曲堪能できる、良いショーでした。
[2006/09/28 00:20] | Blues/Country/Bluegrass | トラックバック(0) | コメント(0)
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500円
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1990

Daniel Johnston
"1990"


タイトル通り、90年のアルバム。
CDのクレジットによれば、レコーディングは88年らしいが。
クレイマーがプロデュースで、シミー・ディスクより。
買ったのはいつ頃だったか忘れてしまったが、結構前に地元の古本屋で500円で買ったことだけは憶えている。
ケースも割れていて、あまりいい状態ではなかったのだけれど、"Artistic Vice"は好きだったから大いに興味があったし、何より安かったので。
でも、当時はまったく乗り切れず。
アカペラの曲で始まり、ギターかピアノによる弾き語り中心なアルバムだが、後半に進むにつれグズグズになっていくのがどうも退屈に感じてしまったのだったと思う。

で、続けてダニエル・ジョンストンのアルバムを聴き直している一環でこのアルバムも久々に聴いてみた。
最近、ダニエル・ジョンストンがお好きということで度々コメントをくださるmaさんという方の一番好きなアルバムがこれだそうで、気になっていたこともあったし。
気になっていたというのは、このアルバムは自分の中ではキツいアルバムと認識していたから、このアルバムが一番というのがちょっと不思議に思っていたのと、今聴いたらどうだろう、というのと半分ずつくらいだろうか。

ところがどうでしょう。
これが凄く良いのです。
これ以前の作品は聴いたことないので比較できないが、少なくともこれ以降の作品と比べると、この人のエッセンスが詰まっている上、むき出しになっているんじゃなかろうか。
他のアーティスト、バンドとの共演や、誰かのバックアップを受けて作られた作品もメロディの良さなどが浮き彫りになってとても良いと思うのだけれど、このアルバムを改めて聴いてみて、この人の音楽は基本的に孤独な音楽なんだなということに今更ながら気付いたような気がする。

どうもここ最近、買った当時はキツかったが、改めて聴いて見直したパターンが続いているが、それはそれで喜ばしいことだ。
その中でも、このアルバムの見直し度は最も高いかもしれない。
やはり万人向けではないけれど。
映画が楽しみです。
[2006/09/27 00:04] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
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問題作だらけ
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Chappaqua Suite

Ornette Coleman
Chappaqua Suite


65年のアルバム。
「チャパカ」という映画のサウンドトラックとして製作されたにも関わらず、結局その映画には採用されずに終わった2枚組の作品。
この盤は、97年に発売されたものだが、帯を見たら「日本初CD化」と書いてある。
買ったのも、その97年当時。
なんでこのアルバムを選んだのか、あまり良く憶えていないのだけれど、初CD化ということで、何となく貴重そう、重要そう、とかそんなことを考えたのだと思う。

でも、これがさっぱり分からなかった。
何度か挑戦してみたものの、結局、最近まで放置。
やはり同じ頃に聴いた"Skies Of America"参照)も、当時の自分にとってはなかなかハードルの高い作品だったが、キツいという意味ではこの2枚組の方が上だったように思う。
そんな感じだったので、今年の3月の来日の前後、持っているオーネットのアルバムを改めて聴き直したりしていた時にも、このアルバムだけは無意識のうちに避けていたような気がする。

そして、先日、何を聴こうかとiPodをいじっていて、別にたいした理由もなく、目にとまったこのアルバムを聴いてみた。
するとどうでしょう、これが全然、格好良いじゃないですか。
どこから聴いてもオーネット節全開な感じ。
映画のために作られたということで、また他の作品とはちょっと曲の作り方などには違いもあるのかもしれないが。
レコードでいえば、片面に1曲ずつ収録されていて、2枚組なので計4曲。
1曲が長めで、言ってしまえば、どの曲も同じようなのだが、ずっと聴いていても不思議と飽きず。
大きめの音で聴いたら、気持ち良さそう。
いや、気持ち悪いのか?
クレジットを見て気付いたのだが、このアルバムにはファラオ・サンダースが参加している。
意外と、ありそうでなさそうな組み合わせ。
と思って、軽く調べてみたところ、多分共演はこれのみのようだが、どうなんだろう。

そういう訳で、なかなか見直したこのアルバムだが、このアルバムを買った頃、自分にとってオーネット・コールマンはまだ少し早かったらしい。
再び帯に目をやると、「オーネットのキャリアにおける最高の問題作」なんて書いてあるが、それを言ったらほとんど問題作だらけなのではないだろうか。
現在、再び手に入りにくいらしいが。
オーネット・ファンの間では、どんな評価なんだろう?
[2006/09/26 00:12] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(10)
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再び15分刻み
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Thirty-Minite Raven

David Grubbs
Thirty-Minute Raven


2001年のEP。
かわいらしいジャケットとは裏腹に、30分の曲が1曲というストロング・スタイル。
何年か前に、友人が働いている中古レコード店で見つけ、安かったので買ってみたのだが、前回"Act Five, Scene One"同様、今ひとつ入り込めず、数回聴いたのみで放ってあった。
でも、その"Act Five~"が今聴いてみたら悪くなかったので、遡ってみた。

冒頭の数分間、ジョン・マッケンタイアのバスドラの刻みとグラッブスの非常に特徴的なギターのフレーズで始まり、その後、電子音や様々な音が続く。
そして、曲の半ば、15分を過ぎた辺りで、曲の冒頭と同様、バスドラの刻みとギターによる、比較的聴きやすい展開に戻り、再び実験的な展開になだれ込む。
トラック分けをしていない30分の曲ではあるが、曲の構成としては、まったく"Act Five~"と同じようだ。
どちらかと言えば、このEPの方が、ギターにしても、実験的な部分にしても分かりやすいし、聴きやすい。
ここでのアイデアをもう少し突き詰めたのが、"Act Five~"という感じだろうか。
こっちを先にきておいた方が良かったかも。

予想通りというべきか、"Act Five~"同様、なかなか面白く聴ける。
これもまた、聴きたいと思うシチュエーションは限られそうではあるが。
これが以前は、単純にキツいとしか感じなかったのだから、更に面白い。
やはり人様には、あまりお薦めできませんが。
[2006/09/25 00:40] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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15分刻み
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Act Five, Scene One

David Grubbs
Act Five, Scene One


2002年のアルバム。
約15分の曲が4曲、トータルでちょうど60分ほど。
実験的な方のデビッド・グラッブス。
買った当時、なかなか入り込めなくてほとんど聴いていなかったアルバムだ。
しかも、このアルバムを持っていたことすら、つい最近まで忘れていた。
ろくにライナーも読んでいなかったので、改めて読んでみたが、参加メンバーはグラッブスの他にヴァイオリン、パーカッションでトニー・コンラッド、ドラムとパーカッションでダン・ブラウンという人物が参加しているようだ。
コンラッドの方は、実際に音は聴いたことは無いのだけれど、Faustとアルバムを作っているので、名前だけは知っていた。
が、ここ数回のエントリーで名前を挙げているTable Of Elementsは、どうやらこの人のレーベルらしいことを、知ったばかり。
なるほど。
ダン・ブラウンについては、まったく初めて聞く名前だが、God Is My Co-Pilotにも参加していたことがある人らしい。
1度ライブを見たことがあるから、ひょっとしてその時にいたのだろうか。
あんまり面白くはなかったが、一応、懐かしい名前だ。

そして、このアルバム。
持っているのを忘れていたくらいだから、内容については、ただひたすらキツいとしか憶えていなかった。
4曲とも、曲の始めの何分かはグラッブスの親しみやすい(?)ギターで始まる。
こうして聴いてみると、この人のギターはなかなか特徴がある。
その後いろいろな音、電子音やら車の音やら、鐘の音やら、表れては消え、という展開。
なので、聴くものになかなか忍耐を必要とすると思うが、これもまた、受け付けない人はまったくダメな類いのものだろうと思う。
でも、久しぶりに聴いてみたら、ここのところの個人的な前衛ブーム(?)のせいか、これがなかなか悪くない。
そうしょっちゅう聴きたいものでもないが、前々回"Banana Cabbage, Potato Lettuce, Onion Orange"同様、夜中に聴くと非常にはまる。
あとは気持ちが荒みがちな時とか。
今は、荒んでないけど。

とにかく、人様には全然お薦めしないけど、見直した1枚。
オルークさんの方はどうだったかな。
[2006/09/24 01:42] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
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お見事
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Medeski Martin And Wood

Medeski, Martin And Wood
08/20/06 True People's Cerebration
Theatre Hibiki - Yamanakako village, Yamanashi, Japan


先日、山中湖の湖畔で行われたフェスティバルの2日目。
と言っても、出演したのはMMWのみ。
しかも、アコースティック。
MMWは、前々から見たいなと思っているのだけれど、まだ一度も生で見たことがなくて、今回も残念ながら見送った。
なかなか縁がない、のは自分が行く気にならないだけで、例えば去年の年末の場合だと、夜中のライブはあまり好きじゃないからとか、そんなことでもあるのだが、今回は純粋に他に予定があったので。
でも、同じ頃、山梨県にはいたのだけれど。

ここのところ、度々この日のこの音源を聴いていて、聴くほどに見事な演奏だなと唸っている。
もう隙がないと言うか、何と言うか。
隙がないと言っても、疲れるような隙のなさではなく、ただただ、ため息をつくしかないような、そんな隙のなさ。
古いものから、新しいものから、ジャズから、フリーから、ファンクから、縦横無尽。
メデスキさんのピアノはこんなに良かったのか。
初めて聴いた訳ではないのに。
音源を聴くだけでもこれだけ楽しいのだから、当日現場にいればもっともっと楽しかったことでしょう。

ちょっと前までジャズは古い方が面白いなんて思い込んでいたのだが、こういうのを聴いて、やっぱり今のジャズ・ミュージシャンも侮れないなと考えを改めているところ。
MMWの場合、ジャズのフィールドだけで語れる人達ではないけれど、どんなことをやっていても常に根底にジャズがあることが感じられて、そこがとても好きだ。
別にジャンルにこだわっている訳ではないのだが。
でも、この人達はやっぱり特殊な例なんだろうか。
例えば、ちょっと前に聴いたクリスチャン・マクブライドには、このMMWのような面白さは無い。

なんてことは、別にどうでも良くて、ますますライブを見てみたくなった。
どっちかと言うとアコースティックの方が見たいかも。
できれば、単独で数回やってくれると嬉しいが、プロモーターとしてはフェスティバルの方が人集めやすくていいのだろうか。
でも、次こそは。

興味ある方、B&P受けます。
遠慮なく。
[2006/09/23 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(5)
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これも水脈
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Banana Cabbage, Potato Lettuce, Onion Orange

David Grubbs
Banana Cabbage, Potato Lettuce, Onion Orange


97年の多分、1枚目のソロ・アルバム。
前々回取り上げたGastr Del SolのEPと同じく、Table Of Elementsよりリリースされたもの。
たしか雑誌のレビューを読んで興味を持ったのだが、時期的にはGastr Del Solを聴くよりも前のことで、デビッド・グラッブスという名前も知らなかった。
その上、このCDを買った後も、このアーティストが誰だとかを意識せずに聴いていて、グラッブスだと気付いたのはずいぶん後のこと
気付いた時には、ああ、そう言えば!、と驚いた記憶がある。

このアルバムは、全3曲、トータル約30分ほどのインスト集。
1曲目がピアノによる約3分ほどの小品、2曲目がエレクトリック・ギター1本による約12分の曲、3曲目がアコースティック・ギター1本による約16分の曲、という構成。
分かりやすいメロディーもなく、聴く人によっては退屈極まりない作品だと思うが、初めて聴いた時から、不思議と嫌ではなった。
さすがに繰り返し聴くほど、はまったことはないけれど、たまに分かりやすいメロディーだとか、リズムだとかを排した、どちらかと言えば無機質で淡々とした静かな音を聴きたくなる時期があって、そういう時に妙にしっくり来る。
特に夜中。

パッと聴いた感じ、ミニマルな現代音楽に近い印象もあるのだが、現代音楽ほど聴く者を突き放した感じでもなく、なかなか絶妙な間合いじゃないかと思う。
今まで聴いていて、ピアノの印象が最も強く残っていたのだけれど、今日、久しぶりに聴いてみたら、ピアノの曲が一番短いことが分かって、ちょっと意外だった。
でも、なんだか以前よりも沁み入る感じがして、とても良い。
誰にでもお薦めできるアルバムではないが。

これもまた、アメリカシングルトーン水脈な1枚、だと思うんだけど。
[2006/09/22 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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この人達も実験好き
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The Moat Recordings

Joseph Holbrooke Trio
The Moat Recordings


今年の3月にリリースされたアルバムだが、レコーディングは98年。
残念ながら昨年末に亡くなったデレク・ベイリーのギターに、今では現代音楽の作曲家として知られるギャビン・ブライヤーズがベース、トニー・オクスレイ(で読み方良いのか?)という人のパーカッションという編成。
あまり詳しくは知らないのだが、この3人で60年代に活動していたのがこのグループだそうで、98年頃、再び集まって活動していた時期があったらしく、このアルバムはその時に残されたもの。

デレク・ベイリーについては、過去1枚だけしか聴いたことがなくて、そのアルバムも多分、ベイリーの作品の中では評価が高いものではないから、何となく面白いとは思いながら、その後この人の他の作品を聴く機会を持つことはなかった。
変な話、亡くなってから、ああ、そう言えば、と思い出したように興味を持ったと言っても良いかも。
それともうひとつ、ギャビン・ブライヤーズ(参照)のベースを聴いてみたかった。
もともとジャズ畑出身の人で60年代にデレク・ベイリーと活動していたという話を聞いていていて、この人がどんなベースを弾くのか、とても興味を持っていたのだが、その頃の作品は手に入りにくいようだし、自身の作品でもコントラバスを弾くことはあってもジャズ方面の活動からは離れていたから、それを知る機会がなかったので。
そんな時、このアルバムがリリースされるということで買ってみた、のは先々月。
ちょっと聴いただけでしばらく放置してあり、ここのところGastr Del Solを聴いていて、その延長(?)で聴いてみる気になった。

この辺りのインプロヴィセーション音楽は、それほど手を出していないので、あまり比べるものがなく、正直、数回聴いただけではどの曲も同じようだし、これといった気持ちの盛り上がりがある訳ではない。
けど、2枚組、全15曲という大作にもか関わらず、不思議と飽きない。
それは、ピンと張りつめた緊張感がずっと持続する見事な演奏のおかげだと思う。
何と言うか、うまく言えないのだけれど、適当に聴こえて、多分、本当に適当なんだろうけど、しかも間合いが絶妙だったりとか。
ベイリーにギターもさることながら、パーカッションに耳を奪われる場面が多い。
お目当てのブライヤーズのベースの方は、音を探りながら、弾きすぎることはなく、といった感じか。
予想通りと言えばそうなのだが、ちょっと期待はずれでもある。
こういう演奏だとベースはどうしてもこうならざるを得ないのかなとも思うが、もうちょっとバリバリ弾いていることを期待していたので。

で、この感じ、何かに似てるなと思ったら、やっぱりAltered States。
編成もほぼ一緒だし、メンバー感のバランスも非常に近い。
ただ、Altered Statesもかなりのものだが、これを聴いてしまうと、Altered Statesの方がかなり親しみやすい音に聴こえるのが不思議。
この両者の音楽、繋がりは確実にあると思うし、最近、Altered Statesを聴いていたおかげで、このアルバムも違和感なく楽しめているような気がする。
きっと、このトリオもCDを聴いているよりもライブを見た方が面白いはず。
もう今となっては、無理な話ではあるが。

今のところ、楽しみ方を探しつつ、楽しんでいるような、そんな感じ。
まず通勤時に電車の中で聴いていたのだが、部屋でちょっと大きめの音で聴いている方が印象がいい。
次には、ライブ盤がリリース、なんて話を今日どこかで読んだ。
それも楽しみにしときましょう。
ついでに、60年代の作品も再発してくれると嬉しい限りだが。
[2006/09/21 00:45] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
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実験好きな人達
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The Harp Factory on Lake Street

Gastr Del Sol
The Harp On Lake Street


95年のTable Of ElementsというレーベルからリリースされたEP。
約17分に渡る曲が1曲のみ収録されたもの。
Table Of Elementsについてはあまり良く知らないのだけれど、ここからリリースされたものだと、このEPの他にはFaustの95年のアルバムデビッド・グラッブスの1枚目のソロ・アルバムを持っているが、どれも前衛的な作品ばかり。
サイトを見てみたら、知っている名前もあるにはあるが、大部分は知らないアーティストばかり。
でも、それよりもこのレーベルがまだ存続していることと、何やらフェスティバルまでやっていたようで、そっちの方に驚いた。
"John Fahey Tribute"なんて書いてあって、なかなか興味をそそる。
話を戻すと、曖昧な記憶ではあるが、たしかGastr Del Solに興味を持ったのはこのEPからだったと思う。
結局、先に聴いたのは"Upgrade & Aferlife"で、その後このEPに遡ったのだけれど。

内容の方は、前述の通り1曲のみ。
グラッブスにしてもオルークにしても、ポップな楽曲を作る一方で、例えば60分で1曲、ピーとか音がするだけの、なかなか聴く者に忍耐を要求するようなアルバムを作っていることを思い出させてくれる。
前半は、ほぼ現代音楽と言っていいようなホーンをフィーチャーした展開。
後半は、ピアノを使った弾き語りなど、静かな展開。
Gastr Del Solの作品を全部聴いてないので推測ではあるが、このEPは作品中、最も実験的なのではないだろうか。
だからこそ、このレーベルからのリリースなのだろうし。

ただ、このEP、ポップな要素はどこにもないが、60分1曲のようなソロ作に比べれば、このEPはずっと聴きやすい(?)と思うし、グラッブス、オルーク両者の実験的な部分が混ざりあった感じが面白い。
とは言いつつ、こんなにこの作品を集中して聴いたのは初めてだし、今後も頻繁に聴くことはないとも思うけれど。
でも、たまにはこんなのも良いかな、と思う。
[2006/09/20 00:35] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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こっちは始まりっぽい
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Crookt Crackt or Fly

Gastr Del Sol
Crookt, Crackt, Or Fly


94年の2枚目のアルバム。
ジム・オルークの参加はこのアルバムから。
Gastr Del Solは、まず"Upgrade & Aferlife"を聴いて気に入り、このアルバムと"The Harp Factory On Lake Street"というEPに遡ったのだが、このアルバムについては、ちょっと求めていたものと違った気がして、あまり聴かずに放ってあった。
"Upgrade~"と比べると荒削りだったし、なんだかギャンギャンとやかましい印象を残して。
で、"Camoufleur"を久しぶりに聴いてみたついでに、こっちも聴いてみた。

たしかに"Upgrade~"や"Camoufleur"に比べれば、荒削りであることには違いない。
でも、ちょっと思い違いをしていたようで、ギャンギャンうるさい展開がある曲は2曲だけで、あとはその後と変わらず、アコースティック・ギターを主体とした実験的なフォークといった感じ。
このアルバムを聴いた頃は、まだ、デヴィッド・グラッブスとこのアルバムにも参加しているジョン・マッケンタイアの過去のバンド、Bastroを聴いたことがなかった。
そのBastroは一昨年くらいにようやく聴くことができたのだけれど、それを聴いた今となっては、このアルバムに収録されているうるさい展開のある曲にしても、Bastroほどではなく、むしろGastr Del Solを含むその後の活動への繋がりが分かって興味深い。
加えて、リアルタイムで聴いていればの話ではあるが、オルークとの活動がここからスタート、ということで何か面白いことをやってくれそうな、そんな期待感を持てる音だし、個人的にはやはり"Upgrade~"の方が好きだけれど、中にはこっちのアルバムの方が好き、という人もいるんじゃないかと思う。
かなり見直した1枚だ。

こうなると、アルバムでは唯一聴いたことのない、オルーク参加前の熊ジャケが気になるところだ。
ずっと前から気になっていたのだけれど。
[2006/09/19 00:02] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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たしかに終わりっぽい
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Camoufleur

Gastr Del Sol
Camoufleur


デビッド・グラッブスとジム・オルークによるユニットの98年のアルバム。
一応、ラスト・アルバムということらしいが。
当時、個人的には、この辺りの音については、興味を失うか、失わないか、ギリギリのところで、かろうじて本当に聴いてみたいと思えるものを買ってみる、という感じだった。
そんなことも手伝って、このアルバム、わりと好んで聴いていたものの、やや中途半端な印象を持っている。
Gastr Del Solだと、何と言ってもこの前作に当る"Upgrade & Aferlife"が好き(参照)で、このアルバムを最初に聴いた時には、かなり抽象的だった前作と比べ、具体的、というか、曲らしい曲をやっているなと感じた記憶がある。
それもまた、中途半端な印象を持つに至った原因のひとつでもある。

でも、このアルバムの1曲目、"The Seasons Reverse"という曲。
これが凄く好きだ。
98年当時も、ほぼこの曲を聴くためにこのアルバムを聴いていたようなもの。
1曲目にいきなり目的の曲が終わってしまうので、後の曲の印象が少し薄い。
きっとこれも中途半端な印象を持つ原因になっているのだと思う。
ただし、当時、多分、少なくとも日本ではジム・オルークの方が名が知られていた、というより、自分が知らなかっただけかもしれないが、このユニットもオルーク主導だと思っていた。
それがどうやらグラッブス主導であることが分かり、それぞれのソロを聴いてもグラッブスの方が好きだし、こうして改めて聴いてみると、やはりグラッブス色の方が強いなと思う。
なので、Gastr Del Solの作品としては"Upgrade~"が好きなことには変わりはないが、このアルバムの 印象もかなりアップ。
と、同時にこのユニットでは、確かにこの先へ進むことはないだろうな、とも今になって感じる。
ほとぼりが冷めた頃、不意にアルバム1枚作ってみても、また面白いとは思うけれど。

当時は、あまり気にしていなかたし、よく分からなかったのだけれど、これもまた、アメリカーナ、そしてアメリカシングルトーン水脈な1枚。
やはり1曲目、凄く良い。
[2006/09/18 01:14] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
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別冊グラント・グリーン第4号
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All the Gin Is GoneBlack Forrest

Jimmy Forrest
All The Gin Is Gone / Black Forrest


ジミー・フォレストの59年録音の初リーダー・アルバム。
2枚あるけど、同日録音なので、一遍に聴いてみた。
そして、これがグラント・グリーンの初レコーディング作品だそうだ。
ジミー・フォレストという人については、本で得た知識しかないので、単なる受け売りになってしまうが、グラント・グリーンの故郷、セントルイスのボスと言われたテナー奏者。
52年に"Night Train"という曲が大ヒットしたこともあるそうだが、59年になるまでアルバムを作る機会がなかったのは、ファン層がアルバムを買うことのできる人達ではなかったから、ということらしい。
本当にそれだけの理由なのかどうかまでは知る由もないが、50年代という時代を考れば、きっとそういうことなんだろうと思う。
そんなこんなで、若きグラントさんもフォレストに世話になっていたそうで、レコーディングに参加の運びとなったらしい。
ちなみにセントルイスと言えば、マイルスの出身地でもある。
そのマイルスも、地元ではこの人の世話になってたこともあるそうで、2人の共演作も1枚あるようだ、というのは既に数ヶ月前、rollins1581さんも書いてらっしゃいます。

で、これが。
いきなり軽快な"All The Gin Is Gone"という曲から始まり、なかなか楽しい。
フォレストは、豪快に吹くタイプなようで、聴いていて気持ちがいい。
この曲は、61年の"Grantstand"のタイトル曲と同じ曲。
聴き比べてみたら、テンポはほぼ同じなのだが、奏者が違うのはもちろんだが、編成が違うので、なかなか面白い。
でも、豪快にぶっ放すだけではなく、バラード曲では、ヴィブラートが印象的な、貫禄のある演奏を聴かせてくれる。
さすが、ボス。
他に印象に残ったのが、ハロルド・メイバーンのピアノ。
多分、聴くのは初めてだが、さわやかで良いなと思った。
それと、エルヴィン・ジョーンズ。
アクセントの付け方とか、非常に特徴的だし、この人のドラムはやっぱり良い。
数回前のエントリーで、グラント・グリーンの初レコーディングで既にエルヴィンと共演していたことに気付いた、と書いたのは、同時にこれらの2枚のアルバムを買ったからと言うだけの単純な理由。
余談です。

お目当てのグラントさん。
ところどころ、リズムに乗り切れてなかったり、フレーズとフレーズの継ぎ目がぎこちなく感じられるところがあるにはあるけれど、ギターのスタイルとしては、後の演奏に繋がるものは既にが出来上がっていると思う。
まあ、このとき28歳位だから、当然といえば当然ではあるが。
そして、聴く前に考えていたよりも、意外とフィーチャーされている箇所が多い印象。
"Black Forrest"の方には、"But Beautiful"というボス抜きのグラント中心の曲も1曲ある。
アルバムを通して聴いた時には、あまり印象に残らなかったのだけれど、改めてこの曲だけチェックしてみたら、やはり後のブルーノート時代に繋がるような、なかなか味わい深い演奏だった。

この2枚のアルバムを比較してみると、リリース順から考えても、テイク違いとはいえ4曲も同じ曲が収録されていることから考えても、"Black Forrest"の方は、この時のセッションの「おこぼれ集」といった印象が強い。
実際のところはどうなんだろうか。
演奏面ではそんなに極端に質が異なる訳ではないが、これがもし、ブルーノートだったら、というより、アルフレッド・ライオンだったら、"Black Forrest"の方はリリースしなかったのではないか、なんてちょっと考えた。
アルバムとしてのまとまりは、"All The Gin Is Gone"の方が上だ。
これらのアルバム、もしグラント・グリーン目当てで聴くなら、後の方でも良いかと思うが、50年代のジャズを楽しむにはなかなか良い作品じゃないだろうか。
個人的には、グラントの参加がなければ、もしかしたら聴くことのなかったアルバムだったかもしれないし、そういう意味では聴いてみてよかったと思う。
結構、好きです。
[2006/09/16 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
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いいね、トムさん
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Around

Tom Verlaine
Around


Televisionのトム・ヴァーラインのソロ最新作。
ヴォーカル入りとインストの2枚同時リリースのうち、こちらはインストの方。

パンクは好きだったが、どちらかと言えばイギリスびいき、その後はより攻撃的なものを求めてハードコアの方へ流れていった。
だからという訳ではないけれど、いわゆるNYパンクと言われていた辺りは、聴かず嫌いという面もあったりもするが、少し苦手としていた。
パティ・スミスは全然興味もなかったし、Ramonsは聴いていて嫌ではなかったものの、あまり面白みが感じられず、ライブに行っても途中で飽きてしまう感じ。
そんな中、このトム・ヴァーラインのTelevisionだけは、ちょっと興味を持ち、学生時代に友人にCDを借りて聴いてみたことがあった。
でも、結局、その時はよく分からなかったのだけれど。
その後、マシュー・スイートのアルバムに参加したリチャード・ロイドのギターが格好良かったものだから、再び挑戦してみたが、やはりダメ。
という訳で、興味は持ちつつ、今日至る感じ。
なので、トム・ヴァーラインがブランクがありつつも、それなりに作品を発表し続けていたことや、最近ではパティ・スミスのところでギターを弾いたりなんてことすらまったく知らなかった。

で、先日、HKさんにこのアルバムを薦められた。
そして、性懲りもなく(?)、Televisionを今聴いたらどうだろう、と思っていたことろだったので、喜んで聴いてみた。
結論から言ってしまうと、これが実に面白いアルバム。
インストというのが、またポイントで、いろいろとイメージが湧いてくるのが良いと思う。
最近、こればかりだが、やはりジョン・フェイヒーやデビッド・グラブスなど、アメリカの地平を感じさせてくれるような音。
曲によっては、ビル・フリゼールとか。
フリゼールとの違いは、明らかにパンクを通ってきたことが分かる辺りか。
それとこれも、最近こればかり、な感はあるが、シカゴ方面を思い出させる。
と思ってみたら、この度の2枚のアルバムはどちらも、スリル・ジョッキーからリリースされているようだ。
加えて、以前にリリースされたインスト・アルバムも去年、同じくスリル・ジョッキーから再発されているようなので、こっちも気になる。
当然、今回一緒にリリースされたヴォーカル入りの方も。
このアルバム、必ず気に入るだろう友人の顔が何人か浮かぶ。

Televisionもまた挑戦してみましょうかね。
[2006/09/15 00:28] | Rock | トラックバック(0) | コメント(8)
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いいね、ジャスパーさん
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Lemonade

G.Love
Lemonade


ちょっと前に出たばかりの最新作。
この人は、アルバムがリリースされる度に聴き、気に入ったり、時にはそうでもなかったりと、大ファンというほどではないけれど、登場した頃からわりと好きなアーティスト。
でも、確か4枚目あたりまでは追いかけていたが、一時興味をなくし、1、2枚ほど聴いたことのないアルバムもあるが。
で、何となく活動も少し停滞気味かな、なんて印象もあったのだが、2年前に出た前作を久しぶりに聴いてみたところ、なかなか良い出来だったので、それ以来、また少し興味が出て来ている。

で、このアルバム。
なんでレモネードなのかよく分からんが、前作とは対照的な雰囲気を持ったジャケットだ。
そんなイメージも手伝ってか、内容の方もカラッと明るめ。
この辺は、ジャック・ジョンソンとつるんでいる影響なのか。
曲の方は、相変らずと言えば相変らずだが、今回、ゲスト参加が多いので、なかなかバラエティに富んでいる。
フィーチャーされているのは、知っている名前だと、もともとのバンドのメンバーであるSpecial Sauseの2人に、ヒップホップ方面からBlackalicious、ジェシー・ハリスのサポート付きで今年の初めに来日したトリスタン・プリティマン、前述のジャック・ジョンソン、ベン・ハーパー。
Lateef The Truth Speaker、Marc Broussardなんて名前もあるが、誰だか分からず。
それとフィーチャーという形にはなっていないが、ドノヴァン・フランケンシュタイナーがギターを弾いているようだ。

でも、個人的に最も良かったのが、懐かしいJasper & The Prodigal Sunsの盟友ジャスパーさん。
ゲスト入りの曲の中では、この人の参加した曲が一番好きだ。
そして、今ひとつだったのが、Blackaliciousの参加した曲。
Blackaliciousは、かなり昔に1枚聴いたきりだが、全然面白くなかったことを思い出した。
あとはまあ、可もなく不可もなくといったところか。
ジャスパーの参加した曲を除いては、ゲストの入っていない曲の方がこの人らしくて好きだ。

アルバム全体としては、気軽に聴ける感じで、まあ良いのではないだろうか。
このアルバムを聴かずにはいられないほど、はまる予感は今のところないけれど。
どちらかと言えば、前作"The Hustle"の方が好きだし。
いや、でも全然悪くはないです。
[2006/09/14 00:12] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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月刊グラントグリーン10月号
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Street of Dreams

Grant Green
Street Of Dreams


64年のアルバム。
バックを務めるのが、ラリー・ヤングにエルヴィン・ジョーンズ、そしてボビー・ハッチャーソン。
つい先日、ラリー・ヤングの"Into Somethin'"を聴いてみて(ここ)、このままラリー・ヤング/エルヴィン・ジョーンズとの共演盤を聴いてみるのも面白かろう、ということで。
"Talkin' About!"に始まるその2人との共演も"Into Somethin'"に続いて、このアルバムで3作目。
ついでに言うと、エルヴィン・ジョーンズとの共演は、遡ること59年のグラント・グリーンの初レコーディングとなったジミー・フォレストのアルバム(これ"とこれ)から始まっていることに、今日、今頃気付いた。
意外と古い。
なんで気付いたかは、またそのうちに。

で、これですが。
全編、落ち着いた雰囲気のアルバムだ。
ヤング、ハッチャーソンともにソロはあるが、派手な感じではなく一定の雰囲気を保ったまま、どちらかと言えばうまい具合に主役であるグラント・グリーンのバックアップに徹している感じ。
エルヴィン・ジョーンズも同様。
リラックスした雰囲気の中、グラント・グリーンの持ち味を充分堪能できる。
どの曲がどうなのかまでは分からないのだが、物の本によれば、収録曲のすべてがシャンソンやテレビのテーマソングなどの歌ものが原曲だそうで、選曲とアレンジがカッチリはまっていように思う。
惜しむらくは収録時間が4曲で約33分と非常に短めで、もう1曲くらいあると嬉しいのだけれど。

ただ、こういうリラックスしたアルバムもとても良いなと思いつつ、もしかしたら1年前にこのアルバムを聴いていたら物足りなく感じたかもしれない。
"I Want To Hold Your Hand"のように。
聴くタイミングとしては、とても良かったのかも。

さて、次はどうしよう。
やはり、ラリー・ヤング絡みで行ってみようか。
気が変わらなければ。

そうそう、忘れてた。
ジャケットが非常に良いね。
実際にサンフランシスコにある交差点だそうで。
[2006/09/13 00:09] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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入門用に最適、か?
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Fun

Daniel Johnston
Fun


94年の、確かメジャーからリリースされた最初のアルバム。
プロデュースが、Butthole Surfersのポール・レアリー。
あまり良く憶えていないが、この組み合わせに結構期待して買ったような記憶がうっすらある。
ところが、まず1曲目を聴き、ダニエル・ジョンストンのヴォーカルは相変らずだが、バックの音があまりにまともなので面喰らったような記憶も。
普通なら聴きやすいはずのなのに、むしろちょっと違和感があって、最初はあまり聴いてなかったような気がする。
何しろ、始めに聴いたアルバムが、Artistic Viceという、インディーズ感丸出しの、演奏もおぼつかないようなアルバムだったから、そのギャップはかなりのものだった。
こちらはこちらで、逆の意味でちょっと取っ付きにくかったりもしたのだが。

でも、気付くと結構良く聴くアルバムになっていた。
決め手は、2曲目の"Life In Vain"という曲。
ストリングスのアレンジが良いし、メロディーもとても良い。
ほぼ、この曲を聴くためだけにアルバムを聴いていたと言っても良いかも。
ボール・レアリーはここでもまともな(?)ギター・プレイでダニエルをバックアップしている。
この人、自身のバンドでは、メチャクチャやっているようで、でも、どこか装っているようなところがある。
実際、このアルバムの前年にリリースした、"Indepent Worm Saloon"というメジャーから最初にリリースされたアルバムでは、結構まともなハード・ロックっぽいギターを聴かせているし。
その分、今ひとつなアルバムに仕上がった訳でもあるが。
こちらのアルバムでは、そんなことはなく、なかなか良い仕事をしていると思う。
そして、このアルバムを良く聴くようになったことで、いつの間にか"Artistic Vice"の方もとても好きなアルバムになっていた。

このアルバム、後半に進むにつれ、素朴なメロディーの良い曲を交えつつ、段々と支離滅裂な展開が増えてくる。
電子音や叫び声が飛び交ったりとか。
今考えると、良くメジャーからリリースできたなと思える節もあるが、これもまた、ダニエル・ジョンストンらしさだし、ある意味ではとてもバランスの取れたアルバムかもしれない。
久しぶりに聴いたが、なかなか良いアルバムだ。
音質もまともなので、意外と入門用にいいかも、とふと思ったりもした。
お薦めはあんまりできないけど。
[2006/09/12 00:30] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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月刊化?
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El Hombre

Pat Martino
El Hombre


67年の初リーダー作。
でも、オフィシャルサイトによると、この前にもうひとつ、リリースされていないアルバムがあるそうで、正確にはプレステッジにおける初リーダー作といった方が良いのか。
パット・マルティーノを聴くようになり、更にここで取り上げてみたら、いつも読んでくださっているある方がメールをくださり、このアルバムをお薦めしてくれたので、さっそく注文。

で、聴いてみた訳だが、最初にCDプレーヤーにセットして再生した時、一瞬、グラント・グリーンを聴いているのかと思ってしまった。
それは多分、オルガン入りに編成だからだと思うのだが、何回か聴いてみて、"Talkin' About!""Into Somethin'"など、グラント・グリーンとラリー・ヤングが共演しているアルバムにとても近い印象を持った。
これが、嫌いな訳がなく。
更に聴いていくと、白人ギタリストと黒人ギタリストの違い、プレステッジとブルーノートの違いなんかも、漠然とではあるが漠然とではあるが感じられてきて、そんな部分でもなかなか面白い。
コルトレーンの影もちらついたり。
いや、ちらついているどころではないのかも。
まさに70年のちょっと手前の、スリリングな音だ。
こういうストレートなアルバムは、長く楽しめると思う。

そういえば、いつだったか、記憶喪失になって、ギターを一から習得し直したギタリストのインタビューを雑誌で読んだのだが、それがこの人のことであることが最近になって分かった。
インタビューの内容については、あまり細かいところまでは憶えていないのだけれど、凄い話だ。
あの時にもっと興味を持っていれば、もっと早くこの人の音楽に触れる機会があったのかもしれないが。
まあ、それはそれとして、グラント・グリーンと並んで、今とても興味があるギタリスト。
[2006/09/11 00:18] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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日に焼ける
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Hydepark Music Festival 2006

09/09/06 Hydepark Music Festival 2006

埼玉県狭山市の稲荷山公園へ。
ここは、自分の住む最寄りの駅から電車で一本、約30分ほどで行ける場所なのだが、行くのは何年ぶりだろう。
多分、小学生のとき以来。
ずいぶんと楽しく遊んだ記憶のある場所だ。
ここで行われるフェスティバルに、今年は中村まりが出演するというので、近い場所だし、行くかどうか迷っていた。
チケットが6000円と、決して安くはないし、今まで日本の音楽シーンというものにほとんど興味を持たずに過ごしてきた自分にとっては、正直言って、魅力的なラインナップではなかったので。
でも、この日ゲスト出演することになったテキサスのジャグ・バンド、Asylum Street Spankersというのがなかなか面白いらしい、という話を聞き、野外のライブはあんまり行ったことないし、ちょっと行ってみるかということで。

で、2番手で登場の中村まりさん。
一昨日も吉祥寺で見たばかりだが、始まり方が同じで、ボブ・ディランの曲から。
その後も、"Little House"だとか、トラディショナル・ソングだとか、"Our Blue"だとか、一昨日にも聴いたばかりの曲で占められる。
ライブでやる曲は、ほぼ決まっているのか、そういう意味ではやや新鮮みが薄かったものの、野外ということでまた違った雰囲気で良い。
やはり力のある声とギターだなと感心しながら聴く。
何でも売店で売っていたCDは完売だったそうで。
ただ、とても良い演奏、良いライブではあったが、どちらかと言えばもっと小さい場所で聴く方がしっくり来るかも。
できれば、持ち時間30分とかではなく、最低でも1時間ほどのライブが見たい。
次回に期待するとともに、この時点、午後1時半にもならないうちにこの日の個人的な目的の半分が終了。

この後何組か、省略。
あまり普段接する機会のないアーティストばかりで、それなりに発見や、思うところはあるのだけれど。
ただし、12時からずっと暑い中座りっぱなしで疲れていたし、途中で飽きてしまい、寝た。
やはり性に合わない、というのが正直な感想だが、なかなかこういう機会もないので、それはそれなりに貴重な体験だった。

5時半くらいだったろうか、目的その2、Asylum Street Spankersの登場。
なんだか、モヒカンの奴だとか、金属製の洗濯板みたいなのを肩から提げた奴だとか、なかなか期待させてくれる。
そして、期待通り、演奏はうまいし、ステージ運びも素晴らしく、見ていてとても楽しい。
アコースティック楽器を使って、アメリカのルーツ音楽主体の楽曲を演奏する訳だが、途中、Black Sabathの"Iron Man"だとか、Led Zeppelinの"Misty Mountain Hop"等を織り交ぜたり、遊びの要素も多い。
気付いたのはこの2曲だけだが、きっと他にも引用されていた曲はあったのだろうと思う。
なかなか笑えたのが、本人達曰く、ギャングスタ・ラップとカントリーを混ぜたという曲。
リズム感が非常に良いので、ヒップホップが好きだったものから見ても嫌悪感を抱くこともなく、センスの良さを感じた。
あと、ノコギリ。
何するのかと思ったら、股で挟み、左手でノコギリをしならせ、ヴァイオリンの弓で弾く。
一体どんな音なのかと思ったら、まさにテルミンみたいな音がする。
右足を揺すって、音を振るわせているのもポイントなのかも。
あれで音程取るのは、なかなか大変なのでは。
きっとこの人達は、CDを聴くより生で見た方がずっと楽しいだろう。
プロのパフォーマンス集団という感じか。
良いものが見れました。

と、ここで、目的100%終了。
このあと2組ほどまだあったのだが、疲れてしまったので、会場を後に。
このフェスティバル、ちょっと疑問なのが、ステージ前、スタンディング禁止という点。
踊って楽しみたいお客さんもいるだろうに。
次回、行くかどうか、というのは出演者次第だが、確率は低め。
近いのは非常に魅力的なのだが。
でも、少なくとも今日は、疲れたけど、楽しみました。
[2006/09/10 00:51] | Live | トラックバック(0) | コメント(4)
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不覚にも迷う
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Lonesome Strings

Lonesome Strings With Mari Nakamura
09/07/06 MANDA-LA2 - Kichijoji, Tokyo, Japan


Lonesome Stringsというバンド、全然名前も知らなかったのだが、聞くところによると、なかなか面白いバンドだと言うことだし、オフィシャルサイトを見てみたら、弦楽器のみによる、インスト主体のバンドであることが分かって、興味を持った。
さらに中村まりがゲストで出演するということで、吉祥寺へ。

余談。
吉祥寺は、昔からわりと良く行く場所。
それにMANDA-LA2も行ったことあるし、無防備に場所を調べもせず行った。
でも、着いてから、行ったことあると言っても過去、たしか2回だけ、1人で店まで行くのは初めてだったことを思い出す。
そして、てっきり北口のこの辺、と漠然と場所を記憶していて、探してみたが一向に見つからず。
開演時間も迫ってきたので、コンビニに立ち寄って雑誌で調べてみたら、南口...。
そんな訳で、先に食事を済ませて、余裕を持って店に向かったはずが、開演時間ギリギリの到着。
思い込みって恐ろしい。

で、始まる。
始まってすぐに思い浮かべたのが、ビル・フリゼール。
アメリカのルーツ音楽を題材に、ちょっとだけひねってみたりだとか。
時々、エフェクトをかましてノイズを乗せてみたりだとか。
ギター、スライド類、バンジョー、コントラバスの4人のメンバーの演奏は、突出した人がいる訳ではないのだが、非常にバランスが取れている。
これは、なかなか面白い、こんなバンドがいたのか、と感心しながら見ていた。

けど。
曲が進むうちになんだか自分が乗り切れていないことに気付く。
いろいろ考えてみたのだが、バランスは良くとも、それ以上ではないというか、圧倒的なアンサンブル、という感じではなかった。
それに一体感という以上の何か、マジックと言ったら良いのか、化学反応と言ったら良いのか、うねりと言ったら良いのか、とにかくそういうものを感じる瞬間があまりなかった。
少なくとも自分にとっては。
じっくり楽しむタイプの音楽だし、曲を知らないということも大きかったけれど。
加えて、少しばかりベースの音が通らないというのもあったのかも。
そういうちょっとモヤモヤした感じで、ファーストセットが終了。

そして、セカンドセット。
まず、1曲をLonesome Stringsのみで演奏し、いよいよまりさんの登場。
4曲ほど(たしか)、ソロで弾き語り。
この人を生で見るのはまだ2回目だが、やはりどこから出ているのかと思ってしまうその声と、ギターの演奏に唸らされる。
声を発したとたんに聴衆の耳を釘付けにできる人、なかなかいない、こともないかもしれないが、少なくともこの人はそういう類いのミュージシャンだと思う。
この後、Lonesome Stringsの面々が加わる。
ギターの方は、マンドリンを持っている。
さて、どうなるんだと思ったら、アルバムと違い、少しゴージャスな雰囲気になって、これがなかなか良かった。
何曲やったのか忘れたが、まりさんの曲やらグラム・パーソンズの曲やら、いろいろ交えて数曲。

再びLonesome Stringsのみの演奏へ。
この時点でちょうど10時頃だったので、もう帰ろうかなと結構本気で考えたのだが、思い直す。
結局、この判断は間違ってなかったようで、入り込めなかった前半とは少し聴こえ方が変わってきた。
特に、まりさんが引っ込んでからの2曲目、曲名は分からないのだが、この日、最も楽しんだ曲だ。
やはりフリゼールを思わせるタイプの曲だったのだが、淡々と、そしてジリジリと抑えめに盛り上がっていく感じが非常に良い。
こういう瞬間がもっとあると良いのに、と思った。
この後、1、2曲やって、アンコールにバンドのみで1曲、更にまりさんが加わってもう1曲で終了。
締めは、まりさんの"Our Blue"。
スロー・スタートなバンドなのか、こちらの気分の問題なのか、それともその両方なのか、なぜか前半乗り切れなかったものの、中村まりを加えた後半から、非常に楽しめた。
欲を言えば、ベースがもっとちゃんと聴こえる環境で聴いてみたい気がするが、CDだったらその辺気にせず楽しめるのかも。
機会があったら、またチャレンジしてみます。

という訳で、明日、いや日付がもう変わっているから、今日、中村まりとAsylum Street Spankersというバンド目当てに、稲荷山公園へ行きます。
近いから。
[2006/09/09 01:45] | Live | トラックバック(1) | コメント(2)
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柱、じゃま
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DSCF0327.JPG

Konono N°1/Cibelle/Flying Rhythms
09/05/06 Club Quattro - Shibuya, Tokyo, Japan


Konono N°1の日本ツアー最終日へ。
4月のジェシー・ハリスのライブ以来のクアトロ。
この日は2組もオープニング・アクトが出演するということで、半分楽しみに、もう半分は別にオープニングはいらない、という気持ちで迎えた。

で、1番目のFlying Rhythms。
このグループのことは今回初めて知ったのだが、なかなか面白いよという話も聞きつつ、正直言うとそれほど期待していた訳ではなかった。
アフリカ人のヴォーカル&パーカッション、日本人のドラマー、そしてダブ処理担当のミキサーの3人組。
日本のグループと聞いていたから、アフリカの方がいるとは予想外だったが、セネガル出身の方で日本も長く、あちらこちらで活躍しているそうだ。
そして、これが予想以上に凄い。
期待していなかっただけに、嬉しい驚き。
非常に日本人らしい生真面目なリズムの刻みとアフリカの、大雑把に聴こえるけど緻密な、そして緻密でいて大らかなグルーヴが絡み合っていたり、絡み合っていなかったり、さらに的確なダブ処理。
これがなかなか面白い。
簡単に言ってしまうと、シークエンサーを使ってやるようなことを人力でやっている訳だが、人力のうねりの面白さを堪能できた。
機会があったら、また見てみたいグループ。
とりあえず、CDでも聴いてみるか。

そして、2番目、シベーラという女性アーティスト。
ブラジルの方だそうだが、まったく予備知識なし。
休憩時間にトイレに行き、戻ってくるとステージ上にはノートパソコンやいろいろな機材が机の上に置かれていて、髪型やら服装から醸し出される、微妙なイカレ具合と相まって、一体どんなことをやってくれるのかと期待する。
操作の感じから、パソコンの横にあったのはカオスパッドのようにも見えたが、気のせいかも。
でも、少なくともエフェクト系の機材らしい。
演奏が始まると、足下は見えなかったが、やはりエフェクターが置かれていたようで、自分の声やらいろいろな小物を使って音を重ねていきループさせ、その場でトラックを作る。
手法自体は目新しいものではないけれど、なかなかセンスも良く、その上にブラジルの女性ヴォーカルらしい涼やかな歌声が乗るが、やはり少しイカレた雰囲気。
しゃべると別にイカレた人ではないようだが。
強いて言えば、音響系ということになるのか。
聴いていて連想したのは、やはりシカゴ周辺のシーンだとか、Stereolabだとか。
カルヴィン・ジョンソンのKあたりにもいそうだが、ちょっとSlap Happyだとかジャーマンの香りも。
ただ、進行もスムースではなかったし、やはりFlying RhythmsとKononoの間では浮いていたのは確か。
「バンド抜きでやるのは初めてよ」って最初に言ってた(気がする)から、今回、本領発揮という訳では無さそうだし、ちょっと期待できるところもあるので、とりあえずCDでも聴いてみるか、これも。
最後は、確かカエターノ・ヴェローゾの曲って言ってた、気がする。

で、いよいよKonono。
もう2回も見て、やる曲も進行もほぼ同じだし、分かってはいるのだけれど、やはり面白いし、凄い。
ただ、ちょっと残念だったのが、ステージが狭かったからなのか、3人いたダンサーのうち1人しか登場しなかったこと、それと御大が後半ほとんど演奏していなかったこと。
でも、御大がいなくとも演奏にはそれほど影響はなく、もう完全に引き継ぎ(?)は済んでいるということか。
きっとこうやって脈々と受け継がれていくのだろう。
アンコールでは、再び御大が登場し、でも演奏には加わらず、踊る、踊る。
ひたすらサービスに努めている感じだった。
長い日程でお疲れだったのかも。
もしかして他の出演者とのセッションがあるのかなと思ったが、今回はなし。
見る前は別にセッションはなくても良いかなと思っていたのだけれど、Flying Rhythmsが素晴らしかったので、ちょっと期待していたのだ。
でも、Kononoの演奏中、セネガルのパーカッションの人が普通に客席で踊って楽しんでいて、ステージに向かう様子もなかったので、薄々分かってはいたのだが。
この日、お疲れだったのか、会場の都合なのか、終わってみると意外とあっさり目ではあったものの、でも、やはり楽しいライブだった。

東京公演を3回見たが、3回ともシチュエーションが違い、若干演奏の雰囲気も違ってなかなか面白かった。
順番を付けるとしたら、楽しさという意味でも、やはり日比谷野音、次に、今思うと演奏が丁寧だった六本木、そしてあっさり目のクアトロといったところだが、それぞれに楽しく、素晴らしかった。
また見たいと思うし、ぜひまた来て欲しいと思う。
そして、また来てくれるなら、日本のアーティストとの共演も面白いけれど、もっとコンゴの人をたくさん連れて来て欲しいね。

とにかく、とても楽しいライブでした。
長い日程、お疲れさまでした。
[2006/09/07 00:48] | Live | トラックバック(0) | コメント(4)
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ヨレヨレ
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Artistic Vice

Daniel Johnston
Artistic Vice


一体何枚目になるのか分からないが、シミー・ディスクからリリースされた91年作。
新しいアルバムを聴いて以来、前回のメイヨ・トンプソンといい、ちょっとこっち方面に針が振れている。
いや、ちゃんと(?)YMSBとかも聴いてるんだけど。

ともかく。
この人の作品の中で最初に聴いたアルバムだ。
このアルバムのことを知ったのは多分雑誌で読んでだったと思うが、なぜ興味を持ったかとか、細かいことはあまり憶えていない。
多分、シミー・ディスクだとか、ロウファイだとか、その一環だったと思う。
しかし、最初聴いた時には、なんじゃこりゃと思った、確か。
ヘタクソな演奏、ヨレヨレのヴォーカル、皆、気は良さそうだが、パンチの効いたメンバーの写真。
スキャナーを持っていれば写真を載せたいくらいだが、残念ながら持ってないので。
そんなこんなで、最初のうちはあまり聴いていなかったはず。

それが、きっかけが何だったのか、これまた思い出せないのだが、いつの間にか好きなアルバムに変わっていた。
ダニエルの他、リード・ギターが2人、リズム・ギターが2人にベースにドラムという大所帯ながら、その編成が一体どこに活かされているのか分からない、ガシャガシャした演奏の上に乗るメロディーの良さに惹かれて。
その良さに気付いたのは、もしかしたらメジャーからリリースされた"Fun"を聴いた後だったような気もする。
演奏がある程度のレベルに達していないと表現できないことや、そういったことから生まれる面白さを持った音楽はあるし、それはそれで好きだが、それもまた表現の1つの手段に過ぎないのだな、とこのアルバムを聴くとそう感じる。
受け付けない人は、まったく受け付けないだろうけど。
このアルバムだったら、2曲目の"Honey I Sure Miss You"と5曲目、BMX Banditsがカヴァー(同じ曲と気付くには時間がかかった)していた"Tell Me Now"あたり、名曲だと思う。

という訳で、数枚聴いただけではあるが、ダニエル・ジョンストンの作品の中では、多分最も好きなアルバム。
[2006/09/05 00:17] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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来ますよ
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Corky's Debt to His Father

Mayo Thompson
Corky's Dept To His Father


Red Krayolaのメイヨ・トンプソンの70年のソロ・アルバム。
ソロ名義としては、唯一のアルバムだそうで、意外と言えば意外。
久しぶりにCDのジャケットを眺めていたら、今までまったく気付いてなかったのだが、背ラベルのところには"Corky's Cigar"と書いてあった。
正しいタイトルはどっちだ?と思って、ディスコグラフィーを掲載しているサイトを見ていたら、"Corky's Debt To His Father"がオリジナルのタイトルで、"Corky's Cigar"の方は、95年にドラッグ・シティーから再発された時に付けられたタイトルだそうだ。
なぜだ。
紛らわしい。

前々から興味を持ちつつ、このアルバムを聴いたのは、つい2、3年前のこと。
友人がやっている(やっていた?)ネット・ラジオで聴き、一発で気に入った。
最初の印象は、シド・バレットをアメリカンにしたような感じ、といったところ。
何となく声が似ているし、真ん中に線があるとして、そこからは確実に、そして絶妙に外れているところとか。
でも、シド・バレットよりは、多少、シラフだろうか。
そして、ドラッグ・シティーからリリースされていることから考えればまったく不思議はないのだが、デヴィッド・グラッブスやジム・オルーク辺りに確実に繋がる音だなと思う。
実際、Red Krayolaはその辺の人脈にサポートされているし。
同じよう以前から興味を持ちつつ、メイヨ・トンプソンよりも後に聴いたジョン・フェイヒーにも同じような印象を持ったし、真っ先にこのメイヨ・トンプソンのことを思い出した憶えがある。
この何とも言えない揺らぎがとても良くて、日曜日の昼下がりに聴いていると頭がなかなかクラクラしてきて、更に良い。

でも。
まだ、Red Krayolaの方は聴いたことがない。
で、どうやら新しいアルバムが出たばかりらしく、いい加減聴いてみようかなと思っていろいろ検索していたら、なんと来月、来日の予定だとか。
チケットも比較的高くないし、言ってみようかと目論見中。
[2006/09/04 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(8)
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映画の前に
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Lost And Found

Daniel Johnston
Lost And Found


リリースされたばかりのニュー・アルバム。
ダニエル・ジョンストンを最初に聴いたのは、多分、約15年ほど前だったと思う。
それ以来、いや、実際は時間は多少かかったが、好きなアーティスト。
ただ、好きと言っても、すべてのアルバムを聴いた訳ではないし、ここ数作、リリースされる度に買ってみようと思いつつ、聴き逃していて、結局聴いたのは、2004年に出た様々なアーティストによるトリビュート・アルバムのみ、というそんな感じ。
で、近々公開されるはずのドキュメンタリー映画を観に行こうと思っていて、なんとなく再び興味が再燃していたところ、新しいアルバムが出るということで今度こそ買おうと思っていた。
そんなこのアルバムを、金曜日に立ち寄った友人の働くレコード店で見つけ、即購入。

特に目新しいところもなく、初めて聴くアルバムなのに、すでに聴いたことがあるような感じだ。
でも、それが凄く良い。
この人に目新しさなど求めていないし。
声は、以前と比べると嗄れて、もっとくたびれた感じだが、まったく印象は変わらず。
既に3回ほど繰り返して聴いている。
個人的に一番好きなアルバムが、シミー・ディスクからリリースされた"Artistic Vice"という、もっと音に手の加えられていない、ヨレヨレな感じのアルバムだったりするので、その辺りと比べると、やや音に凝り過ぎのようにも聴こえる。
けれど、周りの音がしっかりすればするほど、と言っても普通と比べればずっとシンプルなものだけれど、この人の持つメロディーの良さと狂気のようなものが際立つので、それはそれでなかなか面白い感じになっている。
そんな訳なので、メジャーからリリースされた"Fun"というアルバムも、音はカッチリしているのだが、結構好きなアルバムだ。

本当に買ったばかりで、数回聴いている程度なので、1曲1曲細かいことはあまり言えないし、この人の場合、何が良いのかと言われると、人によってはまったく受け付けないと思うので、なかなか説明が難しいところがある。
でも、久々に聴いてみて、やっぱり良いなというのが正直な感想だ。
こうなってくると映画が非常に楽しみだ。
その前に他のアルバムも聴いて、もうちょっと気分を盛り上げておこうかと思った。
たった今。
[2006/09/03 01:50] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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裏オールスター?
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Micky Hart

Rhythm Devils
08/17/06 Higher Ground - South Burlington, VT
08/19/06 Gathering Of The Vibes, Indian Lookout Country Club - Mariaville, NY


一部(でもないか?)で話題のRhythm Devils。
Grateful Deadのミッキー・ハートとビリー・クルーツマンを中心に、Phishのマイク・ゴードンがベースに、スティーブ・キモックがギター。
さらにSikiru Adepoju、 Bobi Cespedes、 Glenys Rogers、 Atom Smithという名前がクレジットされてるが、残念ながら詳しくは不明。
全然知らなかったのだが、このRhythm Devilsという名義は、オフィシャル・サイトを見る限り、80年代には登場していて、アルバムも何枚かあるようだ。(これとか
今年の4月にもこのメンバーでライブをやったみたいだが、未聴。
で、この8月にやったライブの内、2日分がアップロードされていたので、さっそく手に入れた。

さすがに、ドラム/パーカッションの2人が主導ということで、リズムが主体となったパーカッシブな展開。
今ちょうど、Konono N°1や、芳垣さんのドラム等、パーカッションがグイグイ引っ張っていく音楽に惹かれているので、この感じ、もの凄く良い。
なんとタイミングがいいのだろう。
曲調としては、アフリカ風だったり、アラビア風だったり、インド風だったりと、アメリカ白人によるアフリカ、アジア音楽の解釈といった感じだ。
Greatful Deadの曲も時折登場するが、どちらかと言えばファン・サービス的な感じで、聴いていて面白いのは、このために用意されたであろう、新しい曲の方だ。
実際、本当にやりたいのはこっちの方だろうし。

マイク・ゴードンのベースは、やはりこの人らしい音、フレーズだなと思うが、時々フィル・レッシュのように聴こえたりもする。
実際、多少なりとも影響は受けているだろうし、音色の傾向は似ていると思う。
キモックは、ややお客様モードと言うか、若干おとなしめに聴こえる。
もちろん、出るところは出るし、良いギターを聴かせてくれるが、曲調の割にはいつもよりロック的なフレーズが多いのが不思議。
アラビア風だとかインド風のフレーズは結構得意だと思うのだが。
もうちょっと行っちゃっても良いのに、とは思うが、さすがにDark Star Orchestraにゲスト参加するのとは訳が違うか。

アフリカ系と思われるヴォーカルに加え、ドナ・ゴッドショーが活躍。
やや消化しきれていないようにも聴こえるところもあったりするが。
更に19日の方には、数曲のGrateful Deadの曲でボブ・ウィアーがギター&ヴォーカルで参加しているようだが、音を聴く限り、あまり目立たず。

次は、10月にVegooseに出演だそうで。
このままコンスタントに続けてくれたら、もっと濃いものになりそうな気がするので、期待したいが、いつまで続けてくれるのか。
濃くなった辺りで、ちゃっかり来日とかしてくれたら言うことないんだけど。
[2006/09/01 01:06] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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