monthly

  2006年12月  

スポンサーサイト
TOP ▲
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
この記事のURL | TOP ▲
シメククリ
TOP ▲
DSCF2298.JPG

Sardine Head
12/30/06 Crocodile - Shibuya, Tokyo, Japan


11月のクロコダイル以来、同じくクロコダイルへSardine Headを見に。
今月は、今回を含め、3度もライブがあったのだけれど、所用で見に行くことが出来ず、かなり楽しみにしていた今年最後のライブだ。
個人的にも、今年のライブ観戦締め。

ライブのスタート時点で、今日は1セットでやるという予告。
1曲目"Shuffle"、また今までと少し違う感じだ。
この曲は聴く度に完成度の高いものになって行くので、面白い。
たしか初登場は、ちょうど1年前の年末ライブだったような気が。
そして、今回も新曲が登場。
細かいフレーズを積み重ねた、ちょっと変な曲。
後半にもう1曲、新曲が登場したが、どちらも今後の変化が楽しみな感じ。

1時間くらいしたところで、もう"Loop"が登場。
もうやってしまうのか?と思ったら、この後、バンドからテキーラのサービスが。
実質、ここがセットブレイクか。
ごちそうさまでした。
"Loop"はもちろん今日も凄かった。

後半、お馴染みの曲や4年ぶりに演奏するという古い曲、新曲を交え、じらしにじらす展開に。
1時間くらいのギュッと凝縮されたライブも良いけれど、こういうのはワンマンならではなので、やっぱり面白い。
そして、いつも以上に爆音。
脳みそを揺さぶられる感じが気持ちいいのだけれど、特徴的な緻密なフレーズが聴き取りにくくなってしまうのが、ちょっと残念だ。

セット終わりが、最近、一番気に入っている"Block Signal"(だったと思う)。
そして、アンコールで、多分2曲。
終わってみると11時50分近く、テキーラ・タイム込みでトータル約3時間半。
でも、不思議と疲労感はなく、かなり満足度の高いライブだった。
耳がおかしくなってはいるけれど。
バンドの皆さん、お疲れさまでした。
来年も期待しています。



という訳で、ライブ締めと同時に、今年の更新はこれで最後となります。
いつも読んでくださっている皆さん、コメントをくださる皆さん、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を。
と、たまには普通の挨拶をしときます。
スポンサーサイト
[2006/12/31 02:53] | Live | トラックバック(1) | コメント(9)
この記事のURL | TOP ▲
よくぞ
TOP ▲
オールド・フォークス

Walter Bishop Jr.
Old Folks


76年のアルバム。
このアルバムは、以前、"Speak Low"を取り上げた時(参照)、Sonnyさんにお薦めいただいたもの。
それ以来、折りを見て購入しようと思い、アマゾンのカートに入れっぱなしにしておいたら、いつの間にか在庫なしの状態に。
でも、運良く別のところで中古盤を見つけ、手に入れることが出来た。

ライナーによると、当時、本国では目立った活動をしていなかったが、日本では根強い人気のあったアーティストのレコーディングを日本側の企画で行ったことがあったそうで、これもそんな中の1枚だそうだ。
監修の名前を見たら、どうやらキース・ジャレットの来日を招聘している方じゃないか。
そうだったのか。

で、これは、良い。
とてもキビキビしているというか、躍動感に溢れている感じ。
ピアノが素晴らしいのはもちろんだが、ベースもドラムもとても良い。
そう思って、メンバーをチェックしてみたら、サム・ジョーンズにビリー・ヒギンズという、自分がとても好きな組み合わせ。
"Speak Low"のエントリーのコメント欄を読み直してみたら、その時Sonnyさんからそう聞いていたことを思い出したが、すっかり忘れていた。
忘れていたにも関わらず、このベースとドラムを気に入ったということは、ジョーンズ&ヒギンズの組み合わせがかなり好きなんだと思う。
まだ、そんなにたくさん聴いたことがある訳ではないけれど。
その組み合わせで掘ってみるのも面白そう。

気付いたら、ベースとドラムのことばかり書いていたが、もちろんピアノも良いです。
どう表現したら良いのか、うまく言えないのだけれど、単純に聴いていて楽しい。
よくぞ録音しておいてくれました、と感謝するばかり。
でも、もう少し手に入り安いと嬉しい。
この間、cさんに教えてもらったサム・ジョーンズの"Seven Minds"というアルバムもこの"Old Folks"と同じシリーズで、やはり、現在、在庫なし。
見つけた時には、一応、在庫があったようなのだが、さっさと注文しておくべきだった。
また、数年後に再発するだろうか。

そんなこともあったので、昨日、やはり同じシリーズの、別のアーティストのアルバムをたまたまCD屋で見つけたので、買ってしまった。
でも、検索してみたら、そっちはまだ普通に売っていた。
予想はしていたが、やっぱりそんなもんらしい。
それは、多分、年が明けたら登場すると思います。
[2006/12/30 01:31] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
気になるジャケット気になるタイトル
TOP ▲
Afro-Cuban

Kenny Dorham
Afro-Cuban


55年録音の2つのセッションからなるアルバム。
もともと10インチとしてリリースされていたものに未発表曲を加えたもので、リリースこそ"'Round About Midnight At The Cafe Bohemia"の方が先のようだが、こっちがブルーノートでの初リーダセッションにあたるそうだ。

このアルバムは、ブルーノートのディスコグラフィー本で見かけて以来、なぜかとても気になってずっと聴いてみたいと思っていた。
気になった理由というのは、とても単純。
ジャケットのデザインと"Afro-Cuban"という言葉の響きだけだ。
何しろ、ここでの主役であるケニー・ドーハムについては、多分、誰かの作品で少しは聴いたことはあると思うのだけれど、リーダー作はまだ聴いたことがないし、こういう人、というイメージが自分の中で出来上がっていないので。
そんなこのアルバム、たまたま安く売られているのを見つけ、念願叶ってようやく聴くことができた。

濃い。
とても密度が濃い。
ホーンが4人(曲によっては3人)もいるので、派手めだが、タイトル通りのラテンなノリにピッタリ。
それに、参加メンバーが凄い人ばかり、というのは最近ようやく分かるようになってきたことだけれど、一丸となった演奏が見事。
期待以上。

ラテンと言えば、ずいぶん前にここには参加していないがサブーのアルバムを友人に貸してもらって聴いたことがあった。
タイトルはすっかり忘れてしまったのだけれど、ようやくCD化、という感じのアルバムで、多分、この"Afro-Cuban"同様、クラブ方面でも人気があった作品だったのだと思う。
少なくともブルーノートのアルバムではなかったような気がするが、どうだったか。
まあ、それはともかくとして、その頃はラテンの良さが分からず、結局そのサブーのアルバムも全然印象に残っていない。
が、多分、今聴いたら楽しめるのではないかと思う。
今度、また聴かせてもらおう。
まだ、持っていたらだけど。
よろしく。

という訳で、なんだかサブーについての方が長いような気もするけれど、良いです、とても。
1500番台も良いものだなあ、と思う今日この頃。
[2006/12/29 01:16] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
懐かしめ
TOP ▲
Primus

Primus
11/17/93 The Bomb Factory - Dallas, TX


ここに来て、なぜかこのバンド。
93年のライブ。
多分、"Pork Soda"というアルバムを出した頃だ。
聴いたことないけど。
この音源は、友人がbt.etree.orgで見つけ、それを先週会った時にくれたもの。
"SBD REMASTER"と言うだけあって、もの凄く音が良くて驚いた。

Primusは、以前、結構聴いていたことがあった。
と言っても、当時ミクスチャーとか言われていたこの辺りのバンドの興味を持っていた期間があまり長くなかったため(つまんないのが多かったから)、結局、91年の"Sailing The Sea Of Cheese"というアルバムと、ずっと後になって、それもつい3、4年ほど前、たまたま手に入れたレス・クレイプールのソロ・アルバムを1枚を聴いたことがあるだけ。
それと、こうしたライブ音源のダウンロードを利用し始めた頃、やはりbt.etree.orgでこのバンドの、たしか再結成後の音源を見つけ、それを聴いたこともあるのだが、期待に反してあんまり面白くなかったこともある。
なので、前述の2枚のアルバム関してはかなり好きだが、バンド自体に深い思い入れがある訳でもなく、でも、それなりに懐かしさもあり、といった具合。

この日、"Sailing~"からは、4、5曲演奏していて、やはりその辺にとても惹かれる。
楽曲のクオリティーが高いような気がするが、どうだろう。
単純に聴き慣れた曲だからというのもあるし、その他のアルバムを聴いていないので何とも言えないのだけれど、実際、聴いたことのない曲の中には少しばかり緩慢で、退屈な曲があるのもたしかだ。
もうちょっとファンク度が高いと嬉しいが、意外とハードな展開が多い。
やっぱりギターが元Possessedだからか。

でも、何度か繰り返して聴いていると、音が良いおかげでクレイプールのゴリゴリでブリブリな変態ベースの音がはっきり聴こえ、だんだん気持ち良くなってきた。
この音はちょっと癖になるような気がしないでもない。
ただ、今更、Primusの聴いたことのないアルバムを聴いてみよう、という気はあんまり起こらないけど。
どちらかと言えば、クレイプールのソロの方が聴いてみたいかな。
それと、91年くらいのライブがあるなら、それだ。
[2006/12/28 00:19] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
ガラクタ
TOP ▲
It's Spooky

Jad Fair And Daniel Johnston
It's Spooky


89年のジャド・フェアとダニエル・ジョンストンの初共演作。
何かと共通点の多そうなこの2人によるこのアルバム、ずいぶんと前から知っていたし、興味がなかった訳ではないのだが、何となく敬遠してきたような気がする。
ジャド・フェアについては、かなり前に買ったHalf Japanese名義とソロ名義のアルバムをそれぞれ1枚ずつ持っているだけ。
面白い作品ではあったのだけれど、なんだかよく分からなかったというのが本当のところで、長いこと聴いていなかったりもする。
多分、そのせいでこのアルバムもちょっと敬遠していたのだと思う。
でも、やはりあの映画の中でのジャド・フェアのコメントやこのアルバムのレコーディング時のフィルムを見たおかげで、とても聴いてみたくなった。

そして、思っていた通り、ガラクタのような音楽が繰り広げられている。
一応、褒め言葉。
リズムが狂おうが、メロディが外れようが、お構いなしの自由度の高さ。
思いついたことをやってみて、録ってみて、で、完成、といった感じか。
そもそも完成させるとか、そういうことは眼中にないのだろうと思うが。
一般的に言われる音楽的なテクニックのようなものは皆無だけれど、聴いていて妙に楽しいのはなぜでしょう。

アルバムを通して聴いた時にはまったく気付かなかったのだが、9曲目にBeatlesの"Tomorrow Never Knows"のカヴァーが入っている。
改めて通して聴いてみても、気付かずに通り過ぎてしまったので、9曲目を選んで聴いてみた。
でも、そうして聴いてみてても分からないという、奇天烈なカヴァー...。
熱心なBeatlesファンが聴いたら、怒るかも。

これもクレジットを見て気付いたのだが、最後にはButthole Surfersのカヴァーが入っている。
これは、なかなか笑える。
あの映画を見ていなかったら、なぜこうなるのか気付かなかったし、この面白さも分からなかったと思う。

こうしてこの2人を並べてみると、ジャド・フェアは変わった人ではあるけれど、コントロールした上でこうなっているような気がする。
実際、どんな人なのかはよく知らないが、映画で見た時にもそんな風に感じた。
一方、ダニエル・ジョンストンの方は、病気のせいもあり症状が重い、といえば良いのか、普通ではないと感じる度合いが高い。
よっぽど意気投合したのか、相性はとても良いようだけれど。
実際、そんな雰囲気がこのアルバムからも伝わる。

やはり万人向けではない、約70分31曲。
[2006/12/27 00:41] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
月刊グラントグリーン2007年1月号
TOP ▲
Standards

Grant Green
Standards


今年最後のグラント・グリーン。
61年に録音、でもリアルタイムではリリースされず、80年に日本で"Remenbering"というタイトルでリリースされたもの。
メンバーは、ベースにウィルバー・ウェア、ドラムにアル・ヘアウッドのトリオ編成。
現行のタイトル通り、スタンダード曲を取り上げたアルバム。

全体的に落ち着いた印象だが、地味と言えば地味。
アルバム通して、ほぼ同じトーンで進行して行くので余計にそう感じるし、若干ギターが浮いて聴こえてしまう。
見方を変えると、ギターを聴くためのアルバムと言ってもいいのかもしれない。
ただ、そのギターもだんだん熱くなってきたところでとちっている箇所があったりもするのだけれど。
このアルバムが録音された61年は、リーダーとしても、サイドマンとしてもレコーディングのためのセッションが最も多かった時期だから、あえてリリースが見送られたのも何となく頷ける。

だからと言ってつまらない訳ではなく、この独特の緩やかなムードは聴いていて妙に気持ち良かったりもする。
ベース、ドラムの演奏も抑えめだが、決して悪くはないし。
同じトリオのアルバムなら、"Green Street"参照)の方がスリリングで好きなのはたしかではあるけれど、これも捨て難い。
部屋でタラタラ流して聴くにはちょうど良いかも。

1年の最後に来て、なんだか妙に地味なのを持ってきてしまったが、今年は突然、未発表ライブが発売(参照)されたりと、ちょうどグラント・グリーンを追いかけている途中の自分にとってはタイムリーな嬉しいこともあった。
来年もまだまだ続きます。
[2006/12/26 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
もっと聴かれてもいいはず
TOP ▲
Villager

Matt Deighton
Villager


マット・デイトンの95年の1枚目のソロ・アルバム。
この1枚しか聴いたことがないので、今どうしているのかはまったく知らないが、当時、Mother Earthのメンバーだった。
Mother Earthは、その頃、アシッド・ジャズというくくりで紹介されていたバンドのひとつだったのだけれど、その周辺、いくつか聴いてはみたものの、あまり自分の耳にはフィットしなかったために深入りせず、Mother Earthについては、結局まったく聴く機会がなかった。
Mother Earthというバンドに対して、何となく、「今ひとつ」なイメージを勝手に作っていたこともあって。

で、そんな今ひとつだと思っていたバンドのメンバーのアルバムをなぜ聴いていたかと言うと、友人に激しく薦められたから、という単純な理由からだ。
最初こそ、あまりに地味だったもので、まあ悪くはないね、という感じだったのだけれど、聴けば聴くほどじわりと味が出てきて、わりと愛聴していたアルバムだ。
音は70年代風で、95年とは思えないほど古臭い。
フォークを基調としているが、さすがにクラブ・ミュージック方面から出てきただけあってグルーヴ感もあり。
その上、歌心の方もなかなか。
今日、本当に気まぐれに、かなり久しぶりに聴いてみたのだけれど、とても丁寧に作られているのがよく分かるし、改めて良いアルバムだなと思った。
なんだか妙にはまってしまう。
以前にこのアルバムをよく聴いていた頃にも、こういうフォーキーな感じで良いのがあったら他にも聴いてみたいなんて思っていたのだが、ここまでストレートにはまるのは意外と少ない。

一応、検索してみたら、Mother Earth共々、その後も何枚かアルバムをリリースしているようだ。
妙に値段が高かったり、売り切れだったり、ちゃんと流通しているような感じでもないようなのが残念だが、地道に活動を続け、一定の評価は得ているらしい。
Amazon.comの方では、安値で叩き売られているようなので、ちょっと手に入れてみようかな、と少し思っているところ。

地味だけど、なかなかの佳作。
[2006/12/25 01:01] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
めったに買わないサントラを
TOP ▲
真夏の夜のジャズ

Jazz On A Summer's Day

先日、結局2度も見に行ってしまった「真夏の夜のジャズ」のサウンドトラック。
これは2000年にリリースされたらしい日本盤。
輸入盤の方はいくつか見かけていたのだけれど、こっちは知らなかった。
この日本盤のサントラもDVD同様、現在、手に入りにくいようだ。
輸入盤の方をいずれ買おうかなと思っていた程度に思っていたので、特に急いで買うつもりでいた訳ではないのだけれど、たまたま中古盤を見つけてしまい、つい。
定価よりは安かったが、中古盤としてはやや高めだったので、どうしようかと思ったが、届いてみると新品同様、ほとんど傷もなくピカピカだったので、まずまずだ。

まだ映画の方も見たばかりなので、音を聴きながらいろいろな場面を思い出せるのがなかなか楽しい。
一方、音だけで改めて聴いてみると、また新鮮でもある。
特に1曲目を飾るジミー・ジュフリー・スリー、映画の方でも印象的だったのだけれど、音だけに集中して見ると更に良い雰囲気だ。

ただし、不満な点もいくつかある。
期待としては、映画では使われなかった曲が収録されていて欲しかったとまでは言わないまでも、部分的に使われたと思われる曲のカットされた部分も収録していて欲しかったのだが、そういうこともまったくなく、おそらく映画で使われたままの尺で収録されている。
だから、映画としてみるならまだしも、音楽だけを取り出して聴くと少し中途半端な印象を受ける曲もある。
ソニー・スティットやチコ・ハミルトン辺りがそうだ。
チコ・ハミルトンは、ジミー・ジュフリー同様、音に集中して聴くと、更に面白く感じられるだけに残念。
リハーサルのところや無伴奏チェロまで収録しておいてくれたらもっと嬉しいのだが。

そして、マヘリア・ジャクソンのところ。
マへリアは映画同様、3曲収録されている。
映画では、2曲目の"Didn't It Rain"の後、ピアノの演奏をバックにマへリアが少し喋り、3曲目の"Lord's Prayer"へとそのまま繋がるのだが、アルバムの方では、マへリアのMCの後、一度フェイド・アウト、そして改めて"Lord's~"が始まる。
ここはスッと繋がっていて欲しいところ。

で、決定的なのが、音が今ひとつなこと。
多分、まったく手を加えていないという訳でもないのだろうけど、少し音が薄く、迫力不足なのがとても残念。
58年という時代を考えれば、ある程度は仕方がないとしても、もう少し何とかならないものか。

この映画のサントラは、何度も発売されていたようだが、日本ではこのCDが初めての発売だったようだ。
輸入盤の方では、ジョージ・シアリングがカットされていて、この日本盤のみ1曲多いらしい。
それは、良い点と言えば、良い点か。
ちなみにアマゾンでも何種類か見かける。
そのほとんどは、手に入りにくいようだけれど。

現行で手に入るのはこれらしい。↓
Jazz on a Summer's Day

個人的にジャケットの雰囲気が一番好きなのがこれ↓
Jazz on a Summer's Day

あとはこんなのや、↓
Jazz on a Summer's Day

こんなの。ジャケが良くない。↓
Jazz on a Summer's Day

今回買った国内盤は、ジャケットはなかなか良いと思う。
でも、やっぱり登場シーンの少ないモンクの写真が一番大きいのは少し不自然ではないかと感じるが。
やっぱり今ならこの方が目を引くのかな。
[2006/12/24 02:17] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
おもろい
TOP ▲
Double Bass

Niels-Henning Orsted Pedersen & Sam Jones
Double Bass


76年の、タイトル通り2人のベーシストの共演アルバム。
ヨーロッパの白人とアメリカの黒人という対照的(という言い方は失礼か)とも言える2人のベーシスト。
これはいつだったか、結構前にTさんに教えてもらったもの。
最初はそのタイトルから、てっきりベース2本だけのデュオなのかと思っていたら、アコースティック・ギターとドラム、曲によってはパーカッションも入っている。
フィリップ・キャスリーン(?)というギターの人は初めて見る名前だけれど、ドラムはサム・ジョーンズの相棒(?)、ビリー・ヒギンズ。
パーカッションはアルバート・ヒース。
どこかで見かけたはずだが、誰だっけ。

これが面白い。
実に面白い。
あんまり面白いので、繰り返し聴いている。
全体的な音の雰囲気は、ペデルセン寄りな、70年代のヨーロッパのジャズといった感じか。
まだ、あんまりその辺に手を出していないので何とも言えないが、唯一聴いたことのあるペデルセンのアルバム(参照)にも通じる雰囲気があるように思う。
多分、右チャンネルがジョーンズで、左がペデルセン。
ベースの演奏スタイルも対照的な2人なので、その聴き比べも面白く、早いフレーズの滑らかさではペデルセンの方に歩があるけれど、いかにもニュー・ヨークなどのジャズ・クラブで鍛えられた感じのジョーンズのぶっといベースもとても魅力的。
なんだかひとりだけ、さわやかな中に煙たいのが混じっている感じで良い。

そういえば、ベースが好きだと言うわりには、ベーシストのリーダー作はまだあまり聴いていないかも。
その上、こういう風に全面的にベースがメロディを担当するような作品となると、これがほぼ初めてに近い。
デイヴ・ホランドにもこういう作品があったのでは?と思って調べてみたら、サム・リヴァースとの共演盤(これこれ)だった。
サム違いの勘違い。
でも、これはこれで面白そうなので聴いてみたいが、どうやら廃盤なのが残念。

ちょっと話は逸れたが、これは良いです。
[2006/12/22 00:37] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(18)
この記事のURL | TOP ▲
タフ
TOP ▲
Don't Call Me Buckwheat

Garland Jeffreys
Don't Call Me Buckwheat


91年のアルバム。
ちょうど自分の聴く音楽が変わりつつあった頃で、雑誌のCDレビューなどをじっくり読んだりしていて、そんな時に知った中の1枚。
ガーランド・ジェフリーズというアーティストのことはまったく知らなかったのだけれど、自身の幼少の頃の写真を使ったというこのジャケットがとても印象的だったから。
で、何度か買おうと思ってCD屋で手に取ったこともあったし、何年か後に中古盤屋で見かけた時にも思い出したように手に取ったこともあったのだが、結局購入にはいたらず、今までまったく聴かないままだった。

そんなガーランド・ジェフリーズ。
先日、"I'm Alive"という新作(というより新曲を含んだベスト盤らしいが)が久しぶりにリリースされているということをyasさんのところで知り、急に聴いてみたくなった。
そういうことなら前から気になっていた、と言うのもあるけれど、これしか知らないし、さっそくこのアルバムを検索してみたのだが、どうやら今は廃盤らしいことが分かった。
でも、運良く中古盤が323円と言うウソみたいな値段で売られていて、さっそく注文。
340円の送料の方が高い。

という訳で、15年越しで聴いたこのアルバム。
この人と言うと白人、黒人、プエルトリカンの混血であるということや、人種差別に苦しんだことなどが思い浮かぶ(そのくらいしか知らないのだけれど)ので、どこか暗い雰囲気のある音楽なのかと思っていた。
でも、実際に聴いてみると、たしかにそこはかとなく哀愁は漂ってはいるけれど、カラッと明るい面が強い。
曲によっては、軽いシンセサイザーの音が目立ち、音作りとしてはちょっと好みでない所もあったりするが、予想通りの力強い歌唱力のおかげでそれもわりと気にならない。
ただ、91年のリリース当時にこれを聴いても、全然良いとは思わなかったかも。
アルバムの冒頭でゴスペル風に始まり、軽めのヒップホップ風な展開から、レゲエへといきなりジャンル分けなど意味がないことを感じさせる。
個人的に良いなと思うのは、ロックやポップ風な曲よりもレゲエ色の強い曲。
特に4曲目の"Color Line"という曲が好きだ。

聴いていて、何か似たような雰囲気のアーティストがいるなと漠然と感じて、フィンリー・クェイというアーティストのことを思い出した、のは良いのだけれど、そのフィンリー・クェイがどんなだったか今ひとつ思い出せない。
それと、名前は忘れてしまったのだけれど、一昨年くらいに国立のライブハウスで見たアフリカのどこかの国から来たブルース・シンガーのことなどを思い出した。
たしか内戦か何かを逃れて日本に来たと言っていたような気がするが、歌声の力強さに同種のものを感じる。

この何処にも属していない感じは素晴らしい。
その反面、おかげで作品をリリースする機会に恵まれない(それとも、本人のペースがこうなのか?)ような気がしなくもない。
やはりyasさんに教えていただいたのだが、ルー・リードとは学生時代からの友人だそうで、Velvet Undergroudあたりとも繋がりがあり、ジョン・ケイルのソロ・アルバムにも参加しているらしい。
ちょっとこの音からは想像がつかない人脈だ。
興味深い一方で、この人の正体が伝わりにくくなっているような気も。

でも、多分、聴くタイミングとしては、今で良かった、と思う。
[2006/12/21 00:44] | Rock | トラックバック(1) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
たらふく
TOP ▲
Phish - Colorado '88

Phish
Colorado '88


ちょっと前にリリースされた、タイトル通り88年のコロラドでのライブ。
7月29、30日、8月3、4、5日の演奏から抜粋、再構成し、3枚のCDにぎっしり詰め込まれている。
Phish Dry GoodsLive Phish Downloadsのみの販売らしい。

あんまり盛りだくさんなので、なかなかまとめて聴くのは疲れてしまうが、若いPhishの貴重な記録だ。
ちょうど"Junta"をリリースした前後だろうか。
録音状態は、例えば妙にベースの音が大きかったりとか、バランスも良いとは言えないし、最高な状態ではない。
演奏も、当たり前だが後のPhishと比べればずっと荒削りで、曲によっては頼りない。
客が少ないのか、拍手も結構まばらだったり。
でも、成長過程のバンドの勢いが素晴らしいし、とても面白い。
多分、何も知らずにライブハウスでこんなバンドを見かけたら、さぞかしビックリするでしょう。

個人的に特に面白かったのが、ハービー・ハンコックの"Maiden Voyage"。
いかにもロック・バンドが一所懸命ジャズを演奏しようとしている風なのだけれど、とても熱がこもっていて、この曲をきっかけになぜか聴く時の集中力が増す。
そういえば、Phishの演奏で、ジャズっぽい展開になるのは聴いたことはあるが、まともにジャズの有名な曲を演奏しているのって、「A列車で行こう」とか、その辺りしか聴いた記憶がない。
どうなんだろう。
他にもあるならちょっと聴いてみたい気もするが。

そんな具合に、このアルバムで今のところ気に入っているのは"Maiden Voyage"以降。
聴き慣れたあの曲があんな感じだったり、やはり聴き慣れたこの曲のこのフレーズがこのCDで初めて聴いたと思われる曲の途中に登場したり、いろいろと発見がある。
とは言え、まだそんなに何度も聴いていないので、またいろいろと印象は変わってくるかもしれないけれど。
なかなか良いです。
お腹一杯になります。



ところで、全然関係ないけど。
先日のジョアン・ジルベルトのライブを収録したDVDの発売が中止になってしまった。
ジョアン自身、ライブの出来に満足がいかなかったというのが理由だそうなので、それならしょうがないかという感じだが、とても残念でもある...。
[2006/12/20 00:44] | Rock | トラックバック(-) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
ニールは歌ってないのかな
TOP ▲
Crazy Horse

Crazy Horse
Crazy Horse


71年のファースト・アルバム。
ライナーを見ると、ニールの91年のライブ盤"Weld"のことなどにも言及しているから、その頃再発された物だ。
買ったのもその頃。
個人的には、ニール・ヤングにどっぷりとはまっていた時期で、当然、このアルバムを買ったのもその流れで興味を持ったからだ。
ただ、あまりのストレートなロックぶりがちょっと気に入らず、というほどではないけれど、その頃求めていた物と少し違ったので、気に入った曲はあったものの、あまり繰り返し聴くには至らなかった。
理由はもの凄く単純だ。
ニールがいないから。

で、そんなこのアルバムを久しぶりに聴いてみている。
先日取り上げたインガー・マリエの新しいアルバムの中で、このアルバムの5曲目"I Don't Talk About It"がカヴァーされていたのを聴き、そういえばこんな良い曲があったよな、と思い出したので。

内容の方も、そういえばこんな曲が、と思い出しながら聴いている感じだが、曲調がかなりバラエティに富んでいて、なかなか面白い。
思い切りRolling Stones風な曲、とてもポップな曲、ライ・クーダーのスライド・ギターが活躍する曲、などなど。
ジャック・ニッチェやニルス・ロフグレンなど、優れたソングライターが参加しているからだろう。
そんな中でも、聴いていて耳を引くのがダニー・ウィッテンの曲。
時折、ニール風だったりもするが、もしかしたら、ニールとお互いに影響しあっていたのかなと思う。
ニール作の"Dance, Dance, Dance"や、後に"Tonight's The Night"に(そして最近リリースされた"Live At The Fillmore East"にも)"Come on Baby Let's Go Downtown"として収録される"Downtown"など、このアルバムに入っていることをすっかり忘れていた。
でも、"Downtown"はライブでの演奏の方が好きだ。
単純に聴き慣れているからというのもあるけれど。

以前よりはこういうストレートなロックを楽しめるようになっているので、というよりも、このアルバムを買った当時は、ニール以外の古いロックをほとんど聴いていなかった(受け付けなかった)時期で、多分、このアルバムをあまり聴かなかったのそれだけのことだと思う。
良い曲が多いので、なんだか普通に楽しめた。
中でも、やっぱり"I Don't Want To Talk About It"は名曲。
聴いたことはないけれど、たしかにロッド・スチュワートの声には合いそう。
ニールってこの曲歌ったことないんだろうか。
あるなら聴いてみたいけど。
[2006/12/19 00:12] | Rock | トラックバック(0) | コメント(14)
この記事のURL | TOP ▲
黒さはないけど
TOP ▲
Sunday At The Village Vanguard

Bill Evans Trio
Sunday At The Village Vanguard


61年、"Waltz For Debby"と同日録音、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ・アルバム。
このジャケットはよく見かけていたけれど、"Waltz~"を聴くまで、その2枚が同じ日のライブを分散した物であることは知らず。
そして、いろいろと情報を読んでみると、このアルバムの方はどうやらスコット・ラファロにより焦点があたっているということが分かり興味を持った。
今月、まだ届いていない物もあるが、いろいろと注文してしまったので、このアルバムを買うつもりはなかったが、ちょっと安く売っていたのを見つけ、つい。

で、聴いてみると、たしかにラファロのベースの露出が多い。
"Waltz~"の方も、しかもベースがリーダではないピアノ・トリオのわりにはベースのフィーチャー度が高いアルバムだと思うけれど、こちらは更に。
ラファロがリーダーなのではないかと思うくらい。
このライブの11日後、ラファロが交通事故で急死。
ライナーによると、ラファロの追悼盤として急遽発売されたそう作品だそうだが、少なくともアルバムが1枚作れるくらい曲がある訳だから、その比重は大きい。
今の耳で聴くとこういうスタイルも不自然ではないけど、61年当時としては、やっぱり珍しいトリオだったのだろうか。

そして、そのラファロのベースの手数の多さにより、"Waltz~"よりもスリリングな瞬間が多いように思う。
ベースソロが苦手という人にはちょっと今ひとつなアルバムかもしれないが、個人的にはこちらの方が好みかも。
とは言え、どちらのアルバムもまだそんなに聴き込んでいるわではないので、その印象も今後変わる可能性もあるけれど。
きっとコンプリート盤で演奏順に聴くと、また違った面白さもあるだろうと思う。
いずれ。

そういえば。
全然関係ないけど、"Moon Beams"のジャケットの女性ってニコなのね。
知らなかった。
[2006/12/17 01:25] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(11)
この記事のURL | TOP ▲
11/03/78を探そう
TOP ▲
Jerry Garcia & David Grisman

Jerry Garcia & David Grisman
12/08/91 Warfield Theater - San Francisco, CA


先日、ある方からいただいた音源。
このジェリー・ガルシアとデヴィッド・グリスマンの組み合わせは、Grateful Deadをちゃんと聴くようになった数年前、そして、トレードやらヴァインなどに参加するようになった最初の頃、初めて聴いた。
それまで、こういったブルーグラスやカントリーが下地になったアコースティックな音楽を聴いたことがほとんどなく、とても新鮮で気に入ったのだけれど、その後いくつかの音源を聴いたのみで、未だオフィシャルのアルバムも聴いたことがない。

なので、結構久しぶりに聴く、JG&DG。
先日取り上げたJGBのショーのちょうど1ヶ月後。
やっぱり良いです。
とても心地よい。
活きのいい、Yonder Mountain String Bandのようなブルーグラスも好きだけれど、こういう落ち着いたのも良いね。

なんてことを考えながら数曲聴き進むと、「マイルス・デイビス」という言葉が。
で、始まったのが"So What"。
そいういえば、セットリストを見て、もしかして?と思ったが、違う曲かもしれないし、と思って何も気にせず聴いていたが、やはりあの"So What"だった。
これがまた新鮮な感じ。
こういう"So What"も良いもんだ。
御大2人の演奏も素晴らしいけど、バックを支えるベース、パーカッションの演奏も素晴らしい。

この"So What"をきっかけに更に引き込まれる。
気になったのが、セカンドセットに入ってからの"Friend Of The Devil""Russian Lullaby"など、お馴染みの曲、自分の好きな曲あたりか。
それと"God Rest Ye Merry Gentlemen"というインストの曲も良かった。
で、最後のアンコールに"Ripple"というのがニクい。

"So What"について。
よくよく考えてみるとマイルスが亡くなったのが、このショーと同じ91年の9月28日。
もしかして、追悼という意味も込めていたのかな、と思った。
ちょっと気になったので、またsetlist.comで、"So What"を検索してみた。
すると90年から95年までの間、比較的まんべんなく13回ほどガルシア&グリスマンで演奏されているようなので、普通にレパートリーの中の1曲であった模様。
でも、例外的に(?)、Jerry Garcia Bandとして演奏している日があった。
それが、11/03/78。
この日のみ、ということらしい。
JGBではレパートリーとして定着しなかったのだろうか。
聴いてみたい、凄く。
いずれも、先日の"Wonderful World"のように同名異曲でなければ、の話だけれど。
[2006/12/16 01:26] | Blues/Country/Bluegrass | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
こんなに安くていいのかね
TOP ▲
Yuji Takahashi - Erik Satie Pieces Pour Piano-1

Yuji Takahashi
Erik Satie Pieces Pour Piano - 1


先日、ピットインでAltered Statesを見た時、初めてその存在を知った高橋悠治さん。
その後、友人から教えてもらったり、自分でもちょっと調べてみたりしたら、実は作曲家、ピアニストとして大変な方、巨匠と言われるような方であることが分かった。
と同時に、そういう扱いを受けるのを嫌うようなタイプの人ではないのかな、という印象も持った。
何せ、そのライブの時の出立ちときたら、近所の公園を散歩しているような、コンビニの袋をぶら下げていてもおかしくないような雰囲気で、何となく親しみが持てたから。
なんて言ってしまっていいのかどうか。

このアルバムは、その高橋さんの76年録音の、エリック・サティの曲を演奏した作品。
いろいろと代表作としてあげられる作品はあるようだけれど、これもそんな中の1枚のようだ。
他にも興味をそそるものはあったが、前からサティにうっすらと興味があったのと、何より定価で1050円(税込み)という非常に良心的な値段だったので、入門用にはちょうど良かろうということで、これを選んでみた。

クラシックについては今まで縁がなく、というより以前はまったくと言っていいほど興味がなかった。
持っているCDと言えば、現代音楽ではギャビン・ブライヤーズやスティーブ・ライヒあたりを何枚かずつとマリア・カラスを1枚だけ、とそんな程度。
でも、徐々にきっと気に入るのもあるだろうなと言う考えになり、良いものがあれば聴いてみたいなと思うようになっていたところ。
そして、エリック・サティについては、どこで情報を得たのか忘れたが、前述の通り漠然と興味を持っていた。

で。
いきなり1曲目、聴いたことのあるメロディ。
CMなど、テレビでも聴く機会の多い曲だ。
これが、「ジムノペディ」なのか。
と、これくらい、知識が、ない。
でも、この知っているメロディのおかげで、もの凄く入りやすかった。
8曲目の「ジュ・トゥ・ヴゥ」という曲も聴いたことがある。
全体的には、とても好みの音。
他に比較の対象がないし、これをうまく表現する知識もボキャブラリーもないのだけれど、単純に気に入った。
薄暗い感じがとても良く、繰り返し聴いていたくなる。
なので、続編(これこれ)、購入決定。
バッハも良さそうだ。

ああ、それと、Altered Statesとぜひまたやってください。
お願いします。
[2006/12/15 00:08] | Contemporary/Classical | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
まともなおまけ付き
TOP ▲
Jerry Garcia Band - Coliseum, Hampton, VA November 9, 1991

Jerry Garcia Band
Coliseum, Hampton, VA November 9, 1991


Pure Jerryの最新作、第7弾。
リリースされたのは夏頃だっただろうか、いつものようにオフィシャル・ストアからダイレクト・メールが来てすぐに注文したのだが、2ヶ月経っても、3ヶ月経っても届かないので、いい加減メールで問い合わせてみた。
それが10月の終わり頃。
いつもなら発送が済んだ時点でメールを送ってくるはずなので、それがなかったから、多分、発送漏れだったのだと思う。
2回ほどやり取りをした後、すぐに送られてきたので一安心。
そして、今回のおまけはJGBとロゴの入ったピックが1枚。
今までは、紙ナプキンだったり、チケットを模した紙だったり、正直、無くても良いようなものばかりだったのだけれど、やっとまともなやつが付いてきた。

気を取り直して。
今回の目玉は、やっぱりブルース・ホーンズビーがエレクトリック・ピアノで参加していることだろうか。
でも、とてもホーンズビーらしい、良い演奏が聴けるものの、思っていたより目立つ箇所が少なめで、バックアップ、という印象の方が強い。
それとも、まだ聴き込みが足りないだけか。

収録曲中、特に耳を引いたのが、"Shining Star"。
なんだか、うまく言えないけど、とても良い。
何度か聴いているのだけれど、いつもこの曲をじっくり聴いてしまう。
その他、"I Shall Be Released"も良いし、"Don't Let Go"の後半のジャムの辺りが熱がこもっていて好きだ。
それと、ルイ・アームストロングでお馴染みの"What A Wonderful World"。
何となくこなれていない気もするけれど、JGBの雰囲気には合っていて、面白いと思う。
setlist.comで調べる限り、91年から95年にかけてこの曲を取り上げていた模様。(追記参照)
気付いたらセカンド・セットの曲ばかりピックアップしていたので、多分、この日はセカンド・セットが良好。
今のところ。

このシリーズも一時は立て続けにリリースされていて、最近、ややペースが落ちているような気がするが、このくらいでちょうど良いし、ありがたい。
と言いながら、次は何だろう、と気になったりもするけれど。



追記。
たにさんの指摘により、改めて調べてみました。
サム・クックにも"Wonderful World"という曲があり、どちらかといえばそちらの方が演奏回数が多いとのこと。
setlist.comでは、"What A Wonderful World"と表記されているのは、03/09/94、04/27/94、04/15/95の3回のみ。
でも、このアルバムに収録された11/09/91のセットリストを見ると"Wonderful World"と書いてあるので、その2曲の表記がごっちゃになっている模様。
なので、実際の演奏回数までは分からず...。
結構、レアらしい。
たにさん、感謝。
[2006/12/14 00:45] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
ブルーノート以外でね
TOP ▲
By Myself

Inger Marie
By Myself


ノルウェーの女性シンガー、インガー・マリエの最近リリースされたセカンド・アルバム。
この人のことを知ったのは、以前、ファースト・アルバムを取り上げた時(参照)にも書いたが、rollins1581さんのところで。
そのファースト・アルバムをかなり気に入り、その時点で既にオフィシャル・サイトではこのアルバムが今年の秋頃リリースされる予定であることがアナウンスされていて、楽しみにしていた。

けれども、そんなことも少し忘れかけていて、先日、ネットでだったかCD屋でだったか忘れたが、突然このアルバムを見かけ、ああ、そういえば、と思い出した。
ファーストの時には、「インゲル・マリエ・グンナシェン」という、おそらく本来の発音に近い表記だったのに対し、「インガー・マリエ」とおそらく英語読みで、「グンナシェン」(英語読みだとグンデルセン?)も省略されているのは、そっちの方がやはり通りが良いというか、売りやすいからか。
それよりも、ジャケットのデザインが、幻想的でいろいろとイマジネーションの膨らむファーストと比べるとちょっと下世話な感じ(失礼)がして、少しばかり買うのを躊躇してしまった。
でも、やっぱり聴いてみたかったし、中身を聴いてみないことにはどうにもならん、ということで、購入。

で、これがとても良かった。
路線は前作とほぼ一緒だし、目新しさはまったくないけれど、安心して楽しめる。
ジャケットの雰囲気が示す通り、ファーストにあった透明感やちょっと正体不明の謎めいた感じが薄れたように感じるが、それは特に問題なし。
収録曲のほとんどは、ロック、ポップス、スタンダードのカヴァー。
でも、アレンジに統一感があり、そんなことを気にしなくとも楽しめる。
というのは、多分、カヴァー曲のほとんどが自分にはあまり馴染みがないせいもあると思うが。

そんな中、印象に残ったのは、Crazy Horseのファースト・アルバムに収録されている"I Don't Want To Talk About It"、ジェイムス・テイラーの"Don't Let Be Lonely Tonight"、ビリー・ホリデイの"Don't Explain"あたりか。
特にダニー・ウィッテン作曲のCrazy Horseの曲、ちょうどウィッテン在籍時のライブ盤がリリースされたばかりで、何となくタイムリー。
クレジットを確認すると唯一、インガー本人が作曲もしくは作詞に関わっているのが"Sad Song"という曲なのだけれど、これがカヴァー曲に劣らず良い曲で、アルバムの中でもかなり好きな曲だ。

ジャケットなども含め、アルバム全体の雰囲気はファーストの方がやや好きかなと今のところ思っているが、このアルバムも負けず劣らず、といった感じか。
曲のアレンジ、演奏も素晴らしいけれど、何より深みのあるヴォーカルにとても惹かれる。
サーシャ・ダブソンに感じている物足りなさは、この辺りか。

という訳で、来日希望。
でも、ブルーノートはやめてね。
[2006/12/13 00:16] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
座席は安普請
TOP ▲
DSCF2706.JPG

Naruyoshi Kikuchi et Pepe Tormento Azucarar
12/11/06 Kudan Kaikan - Tokyo, Japan


新しいアルバムにあわせて行われた「悲しき熱帯」なるライブを見るため、九段会館へ。
この編成で見るのは、たしか3度目。
1回目は去年の9月頃だったか、代官山のUNITで、2回目今年の2月頃、今回と同じ九段会館で。
その2回目の九段会館、演奏自体に問題はまったくなかったものの、座席の位置のせいなのか、ピアノやベース、それに主役のサックスの音などが奥に引っ込む感じで、音楽に今ひとつ入り込めず、消化不良気味だった。
なので、雪辱、という訳でもないけれど、もう一度同じ場所で挑戦してみようということで、行ってみた。
そして、新しいアルバムがなかなか良かったので、結構楽しみにしてもいた。

時計はチェックしていなかったが、多分、ほぼ定刻通り、7時頃スタート。
この会場、古くて雰囲気はなかなか良いのだが、座席が狭い上、ちゃちなのが少し辛い。
前回は、真ん中よりやや後ろ、でも、通路に面していたので比較的楽に見ることができたが、前述の通り、音が今ひとつ。
今回、右端ではあるが、結構前の方で見ることができた。
音の方は、やはり自分の座っていたことろから一番遠い南博さんのピアノとベースが、バンド全体で音を出した時に聴き取りにくい。
でも、サックスはちゃんと聴こえるし,前回よりはましか。

曲は、当然、新しいアルバムからの曲が中心で、加えて前作からの曲が数曲(多分)。
ゲストにカヒミ・カリィが1曲、アンコールでもう1曲参加。
この編成の時は、ラテン+現代音楽、それと映画音楽といった趣(だと解釈している)が、なかなかハードル高めな展開もあり。
なので、過去に見たライブでは、一応楽しめはしていたものの、その辺りでやや入り込みにくい部分もあったのだが、今回のアルバムの印象が良かったのと、いい加減その雰囲気に慣れてきたのか、じっと聴き入ることができた。
途中、明らかに菊地さんのサックスが吹ききれていないと分かるところが、気付いただけで数カ所。
忙しくて練習不足なのか、調子が悪かったのか、どちらかと言えば前作の曲でミスっていたので、新しいアルバムの曲の方にリハーサルの時間を割いていたのだろう、と勝手に解釈。
アルトとテナーを使い分けていたが、菊地さんはテナーの方が良いと思う。

ただ、このバンドに参加しているベースが、苦手、というほどではないにしろ、ちょっと好みではない。
見る度にいつも、今日はどうだろう、と思って臨むのだが、今回もちょっとだめだった。
アコースティック・ベースという楽器の性質上、どうしてもこういう会場では聴き取りにくくなってしまうので、もうちょっと聴き取りやすい環境で見ることができるなら、その印象も変わるのかなと、やはりいつも思うのだが。
ちょっと機械的な所に物足りなさを感じる。
それは、楽曲自体にやや機械的な所もあるので仕方がない部分もあるし、本来どういう演奏をする方なのか知らないのだけれど、もう少し大らかさ、滑らかさがあると良いなと思う。

今回、印象に残ったのがストリングスの面々とパーカッションのお2人か。
特に後半のパーカッションから始まり、徐々に盛り上がる感じの曲が良かった。
それと、予想通りアンコールに演奏された細野晴臣さんの曲「ファムファタール」。
残念ながら原曲を聴いたことがないので違いが分からないのだが、細野さんがご自身のラジオ番組で菊地さんのカヴァーをかけ、「こういう風に歌いたかったですね」と言ったとか、言わなかったとか。

という感じで、それなりに気になる点はあったものの、見終わった後の満足度は今まで、と言ってもたった3回見た中でではあるが、一番高かった。
ここまで書いてみて、この文章からはあんまり伝わってないような気もする。
けど、実際、かなり楽しめたと思う。
ただし、南さんのピアノがやや不足気味なので、今週木曜日、ピットインにとても行きたくなっているのだけれど。

DSCF2697.JPG
[2006/12/12 08:53] | Live | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
さてどうでしょう
TOP ▲
ワルツ・フォー・デビイ+4

Bill Evans
Waltz For Debby


61年、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、なんてことを書く必要もないくらい有名なアルバムだと思うけど、念のため。
スコット・ラファロのベースに、ポール・モチアンのドラムのトリオ編成、ということも今更書く必要もないと思うけど、これも念のため。
ちょっと前に"Portrait In Jazz"を取り上げたとき(参照)、その"Portrait~"がエヴァンスの作品の中で最高傑作なのかと思っていたが、どうやらそういう訳でもないことが分かってきた、なんてことを少し書いた。
それでも、代表的な作品の1枚であることには変わりはないし、何しろその1枚しか聴いたことがなかったので、最高傑作かどうかなんてことを判断することもできなかった。
最高傑作がどれかなんて各々違うだろうし、どうでもいいことではあるけれど。

そんな中、やはり代表的な作品としてジャケットをよく見かけるこのアルバム。
これは、なかなか良い。
いきなりだけど、"Portrait~"より好きだ。
スタジオ盤、ライブ盤という違いがあるので、一概には言えないかもしれないが、この空気感が良いと思う。
客の声や、レジの音などが結構大きな音で入っているのもきっと演出なのだろう。
この辺、「真夏の夜のジャズ」での演出(と敢えて言ってみる)と近いものを感じる。
それと、パッと聴き、エヴァンス対ラファロの二等辺三角形に聴こえるトリオの演奏も、ちゃんと聴いてみると正三角形になっているのも見事。
とは言いつつ、気が付くとラファロのベースラインを耳が追っているのだけれど。
時には、ちょっとやり過ぎじゃないのかとも思えるほど無茶な瞬間もあるが、やはり25歳という若さで亡くなってしまったのが惜しいベーシスト。
と、ここまではiPodとイヤフォンで聴いた印象。
部屋でスピーカーを通して聴いていると、ちゃんと三者の位置関係が分かり、それぞれの演奏をバランス良く楽しめる。
前にもどこかで書いた気がするが、ジャズはこういうことが多い。

5曲目"Some Other Time"を初めて聴いた時、曲名を確認せずに聴いていて、てっきりマイルスの"Kind Of Blue"に収録されている"Flamenco Sketches"が始まったのかと思った。
イントロのベースラインが一緒だから。
改めて曲名を確認してみると、曲名どころか、作曲者がマイルスでもエヴァンスでもないので、気になってちょっと検索してみたら、こんなサイトを見つけた。
"Some Other Time"というよりは、エヴァンスの"Peace Piece"という曲(未聴)と"Flamenco~"の関係についての記述だが、とても面白い。
真相はともかくとして、このマイルスのトランペットが聴こえてきそうな"Some~"とマイルスの曲である"Milestone"あたりが今のところ特に気に入っている。
マイルスのトランペットが聴こえてきそう、ということで言えば、アルバム全体にそういう雰囲気があるかも。
マイルスがエヴァンスに与えた影響、エヴァンスがマイルスの音楽にもたらしたものがチラッと垣間見えるのが面白いと思う。

するとラファロ寄りだと言われる姉妹盤、"Sunday At The Village Vanguard"が気になるところ。
さらにはコンプリート盤の方も。
さて、"Portrait~"でコメントをくださった皆さんの反応やいかに。(興味津々)
[2006/12/09 01:34] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(8)
この記事のURL | TOP ▲
ひっそりと
TOP ▲
ジュディ・シル

Judee Sill
Judee Sill


71年にリリースされたファースト・アルバム。
このジュディ・シルという人を知ったのはいつだったか、多分、去年か、今年の初め頃。
お蔵入りになっていたという3枚目のアルバムを発掘し、ジム・オルークがミックスしてリリースする、ということで雑誌かインターネットで、あるいはその両方で紹介されていたのを読み、そこで初めて知った、のだと思う。
それ以来、ずっと気になりつつ、何となく買いそびれていたのだけれど、ある友人からその3枚目のアルバムを最近とても気に入っている、という話を聞き、やっと買ってみる気になった。
でも、何となく初めから順番に聴いてみたかったので、この1枚目のアルバムから。

1曲目のイントロ、歌い出しの部分で、いきなり好みな感じ。
なので、そのまま一気に。
中盤、声にエフェクトがかかっていたり、コーラスが重ねられている曲が多く、ちょっとやり過ぎな感じがして、若干流れて行ってしまうが、多分、聴き込むうちにそれも気にならなくなるだろうと思う。
今のとろ、1~3曲目、最後の曲あたりが気に入っている。
今から35年も前の作品だが、古臭さはまったくなく、とても普遍的なものに感じる。
音楽的に、という訳ではないけれど、ポール・ペナを初めて聴いた時に持った印象に近い。
こんな人がいたのかという驚き。

不幸な人生を送った人というのは、少し聞きかじっていたのだけれど、ライナーを読み、その具体的な内容を知って更に驚く。
不幸な生い立ち、この時代にありがちな薬物問題は当然ののようにあり、その上、強盗や小切手の偽造などの犯罪歴...。
この人の音楽からは、そういった影のようなものを感じるし、それが深みを与えているのもたしかだけど、曲を聴いただけではまさかそこまでとは想像できない。

あんまり良かったので、すぐに2枚目のアルバムも買ってしまおうかと思ったが、もう少しこのアルバムを聴き込んでからにしようと思い直した。
それに本当は、このアルバムとその2枚目のアルバムをカップリングした上、ボーナストラックがたくさん入った2枚組もリリースされていて、そっちを買った方がお得なのだけれど、こういうのは多分オリジナルの構成で聴いた方が良いような気がして、単体のCDを買ってみたのだが、多分、正解。
ボーナストラックはとても気になっているし、いずれその2枚組を買うことになったとしても。
と、一応、自分に言い聞かせておきたい...。
[2006/12/08 00:41] | Folk | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
映画を見といてよかった
TOP ▲
Continued Story/Hi, How Are You

Daniel Johnston
Continued Story / Hi, How Are You


83年の"Hi, How Are You"と85年の"Continued Story"という、いずれもカセット・テープとしてリリースされた作品をカップリングし、ご丁寧にデジタル・リマスターまで施したアルバム。
リリース順とは逆に前半14曲が"Continued Story"、後半15曲が"Hi, How Are You"という構成。
前からこの辺りのアルバムには興味があって、聴いてみたいなとは思っていたものの、全然受け付けないんじゃないかという気もして、今まで手を出さずにいた。
でも、先日、例のドキュメンタリー映画を見て以来、聴きたい、というよりも、聴かねば、という気持ちが強くなり、購入。

まず、前半、"Continued Story"。
想像していたよりもずっとアルバムとしてまとまっている。
と言っても、一般的なレベルで考えれば、全然まとまってはいないのだけれど。
クレジットを見てみるとプロデュースは本人ではないようだし、曲よっては何人か演奏に加わっているので、まとまった作品として聴こえるのは、多分そのためだ。
そして、これがとても良い。
ダニエル・ジョンストンのメロディーの良さが際立ち、その後のシミー時代の作品と比べても遜色ないと思う。
ダニエルのテンションは高め。

一方、後半の"Hi, How Are You"。
こちらの方は、映画でも語られていたカセット・テープ作品は、こんな感じだろうなと想像していた通りの音。
オルガンをカタカタ言わせながら、地下室で黙々と、たったひとりで歌い続け、録音し続けた、そのままの音がむき出しになっている感じだ。
テンション高めな前半が「躁」なら、こちらは「鬱」。
その対比がなかなか面白い。

"Continued~"の曲についてもそうだが、トリビュート・アルバムにも収録されていて、聴いたことのある曲もあるし、後のアルバムに再録され、そこで聴いたことのある曲も少なくないのだけれど、もしかしたら、あの映画を見ていなかれば、こんなに楽しめなかったかもしれない。
でも、今は、多分、創作活動が最も充実していた時期だと思うし、この辺を聴かないでどうする、とさえ思う。
万人向けではないですがね。
[2006/12/07 00:31] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
意外と悪くないけど
TOP ▲
Henry Franklin - The Skipper

Henry Franklin
The Skipper


ベーシスト、ヘンリー・フランクリンの72年の初リーダー作。
ライナーによれば、Three Soundsにいたりだとか、ハンプトン・ホーズと一緒にやっていたこともあるそうだ。
しかも、このアルバム録音時は、ホーズのグループに在籍中。
買った当時も読んでいるはずだが、その辺の人達を知らなかったし、全然記憶になかった。
そして、このアルバムは、ジャケットを見れば分かる人には丸分かりなBlack Jazz Recordsよりのリリース。
今年の始め頃、Black Jazzのアルバムを取り上げた(これとかこれ)のだけれど、それらと同様、このアルバムも97年の一斉再発の時に購入したもの。
その頃の印象は、決して悪くはなかったけれど、そんなに聴いた憶えがない。
このレーベルの作品は、その当時、結局4枚ほどしか聴いていないが、どの作品もほぼ似たカラーだったし、その中でも印象の薄いアルバムだった。

そんなこのアルバム、ここ数日、久しぶりに聴いてみていた。
すると1曲目が、60年代のマイルスっぽく、意外と悪くない。
このアルバムを買った頃、まだマイルスをちゃんと聴いておらず、その辺りの影響についてまったく知らなかったので、今頃気付いた。
オスカー・ブラッシャーなるトランぺッターの演奏がなかなか良い。

このアルバム、ライナーでは、このアルバムの印象としてやけに「清涼感」という言葉を押していて、久しぶりに聴いてみるまで、自分自身もこのアルバムに対してそういうイメージを持っていた。
でも、改めて聴いてみると、曲によっては、たしかにその言葉が当てはまりそうではあるけれど、全体としては「清涼感」という感じではないと思うが。

主役のフランクリンの演奏はと言うと、たしかにリーダー作だけあって、常に中心に据えられているけれども、例えばミロスラフ・ヴィロトウスのように弾きまくることもなく、6曲中、4曲が自分の曲だから、どちらかと言えばそちらに力を入れているのだろうか。
比較の対象として間違っているような気がするが、とにかく、ベーシストとしての役割に徹している印象の方が強い。
ただ、アップライト・ベースとエレクトリック・ベースを曲によって使い分けているようなのだけれど、エレクトリックの方は今ひとつか。
アップライトの方はなかなか良い演奏なだけに、エレクトリックは必要なかったのでは、と思うが、72年だと、多分、そういう時代だったのだろうと思う。

全体としては、以前よりは、面白く聴けたし、今聴くなら同レーベルのダグ・カーンあたりを聴くよりは良いかなと思う。
ただし、B級感は否めないけど。
それはそれで魅力なのかもしれないが、このアルバムならこれ、この人ならこれ、のようなインパクトはないのもたしか。
Black Jazz関連を取り上げた今年の初め頃には、聴き逃していた他の作品も聴いてみようかなんて気になっていたけれど、その他に聴きたいのがあり過ぎて、優先順位はかなり後の方になっているし、敢えて聴く必要もないのかも、なんて考えている。
そんな今日この頃。
[2006/12/06 00:40] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(5)
この記事のURL | TOP ▲
リヴァーサイドには気をつけよう
TOP ▲
アット・ザ・ジャズ・ワークショップ+3

Barry Harris
At The Jazz Workshop


60年、サン・フランシスコのジャズ・ワークショップなる所で録音されたライブ。
日付は、5月15日と16日。
バリー・ハリスのピアノの他、ベースにサム・ジョーンズ、ドラムにルイ・ヘイスのトリオ編成。
これは、ちょっと前に"Magnificent!"を取り上げた際、コメント欄にてお薦めいただいた中の1枚。

いきなり結論から言ってしまうが、凄く良いです。
1曲目"Is You Is Or Is You Ain't"の冒頭を少し聴いただけで、すっかり引き込まれてしまった。
軽やかなピアノが気持ちいことこの上ない。
やはり"Magnificent!"のコメント欄にて、charchanさんより「花びらが、ヒラヒラ舞うような」というコメントをいただいたのだけれど、まさにその通り。
"Magnificent!"の方も一聴してすぐに気に入り、かなり好きなアルバムだが、ハリスのピアノの、そういった特徴は、こちらのアルバムの方が分かりやすい形で表れているかも。
両者の間には60年と69年という9年もの開きがあるので、そういうことも関係しているような気もするが。
また、バックを務めるベース、ドラムの演奏も素晴らしく、三者一体となり、ライブ演奏ということもあってか、非常に乗っているのが伝わってくる。
特にサム・ジョーンズ、まだリーダー作までは聴いたことはないのだけれど、シダー・ウォルトンとの演奏を聴いて以来、派手ではないが何となく好きだ。
そんな中でも、このアルバムでの演奏は、かなり上位にランクイン。

惜しむらくは、3曲のボーナス・トラックが曲順を無視したパターン。
"Bags Meets Wes!"に続いて。(参照
どうやら現行の国内盤の方は、そうなってはいないらしいのだが、ちょっと調べた限り、リヴァーサイドの作品の輸入盤は、ボーナス・トラックが同じ曲の直後に挿入されていることが多いらしい。
よく調べて買えと言われればそれまでですが、すいません、その2枚、一緒に注文したもので。
今後、気を付けます。
[2006/12/04 00:36] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(7)
この記事のURL | TOP ▲
悪いわけがないでしょ
TOP ▲
ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト

Neil Young & Crazy Horse
Live At The Fillmore East March 6 & 7, 1970


ここのところ、作品のリリースが活発になっている感のあるニール・ヤングのリリースされたばかりのライブ・アルバム。
1970年3月6日、7日にフィルモア・イーストで行われたライブだ。
リリース前、6日の演奏だとか、7日の演奏だとか、いろいろな情報を見かけたが、実際手に取ってみたら、"March 6 & 7, 1970"とクレジットされているから、両日の演奏からの抜粋なんだろうか。
どの曲がどの日、というクレジットが見た限りないようなので、その辺は不明。

ちなみに、有名な話なので改めて書く必要もないかもしれないけれど、この3月6日、7日はマイルスのバンドも出演している。
オフィシャルでは、ウェイン・ショーター脱退直前の強烈な演奏が、このアルバムに収められている。(参照

で、これがまた。
期待していた以上に素晴らしい内容。
何と言っても一番好きな時期の演奏だし。
この頃のニールのメロディ・ラインの冴えは一体なんなのだろう。
基本的には現在もそのセンスは健在だし、もちろん好きなのだけれど、やはりこの時期は特別だ。
収録曲の中では、ベスト盤"Decade"でしか聴くことのできない"Winterlong"、後に"Everybody's Rockin'"収録された"Wonderin'"は新鮮。
特に"Everybody's~"は、あんまり聴いていないので、こんな曲あったっけ?という感じだ。
多分、アレンジはまったく異なるはずだし、言われなければ気付かなかったかもしれない。

また、"Everybody Knows This Is Nowhere"に収録された3曲もさんざん聴いた曲ではあるが、アルバムとは少しアレンジが違う箇所もあり、やはり良い。
「エヴリボディ・ノウズ(ここは何処でもない)」って、邦題だけはなんでよ?って感じだが。
更に、若くして亡くなったダニー・ウィッテンが歌う"Come On Baby Let's Go Downtown"。
"Tonight's The Night"に、やはりフィルモア・イーストでの演奏が収録されているこの曲だが、同じテイクなんだろうか。
聴く限り、同じに聴こえるが、どうなんだろう。
いずれにしろ、やはりさんざん聴いた曲ではあるけれど、こうしてライブ演奏の流れの中で聴くとまたそれはそれで新鮮だし、やはり良い。
要するに、全部、良いのです。
多少、演奏がヨレる所はあるけれど、ニール・ヤングを聴く時にそんなことは一切問題なし。

このアルバム、"Neil Young Archives Live Performance Series"と銘打ってあり、これが昔から噂されていたものなんだろうか。
ボックスという話もあったが、それはそれで嬉しいけれど、ボックスの場合、買った時点で満足してしまい、あまり聴かなくなってしまうこともあるので、この形態でのリリースの方がありがたい。
第1弾ながら、"Disc 02"と書いてあるのがちょっと気になるけれど。
それに、"Road Rock Vol.1"としておきながら、一向に続編の出る気配のないものもあるので、気長に見守るしかないのかなと思う。
こちらとしては、毎月リリースしてくれてもよいです。
いや、是非してください。

DVD付きはどうなのかな....。
[2006/12/03 01:47] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
パンフレットはなかったです
TOP ▲
DSCF2413.JPG

Jazz On A Summer's Day
真夏の夜のジャズ


本日(昨日)、最終日。
そして、日本での上映の最終日でもある、という触れ込み。
だから、細かいところをもうちょっと目に焼き付けておこうと思ったので、性懲りもなく、再びバウスシアターへ。
でも、単純に映画として、とても気に入ったので、そういうことがなくても多分、見に行ったと思う。

最初に見た時、一応、大雑把な感想を書いているので、改めて付け足すこともそう多くないけれど、印象に残ったことろで書き忘れていたことがあった。
ダイナ・ワシントンがヴィブラフォン奏者の横に並んで一緒に演奏するところ。
特にどうと言う訳でもないが、なんだか楽し気でとても良いシーンだ。

以降、前回の感想と重複するが。
やはり見入ってしまう、ネイザン・ガーシュマン(Sonnyさん、感謝します)によるチェロの演奏シーン。
タバコの煙とバッハの曲の組み合わせが、妙に合っている。
そして、今回のこの映画の公開に合わせるかのように亡くなってしまったアニタ・オデイ。
その他の黒人のシンガーのような迫力はないけれど、明らかに異なる個性があるなと改めて思う。

今回、一番じっくりと見入ってしまったのが、ルイ・アームストロングからマヘリア・ジャクソンにかけてのシーン。
この映画の中でも最もきちんとライブ演奏として捉えられていて、密度の濃いところなので当然ではあるけれど。
マイルスが、ルイ・アームストロングに対しミュージシャンとして敬意を表しつつ、白人に媚を売っている(ように見える)ことについて、批判めいた発言を自叙伝の中でしていた。(たしか)
でも、非黒人(そして、非白人でもある)の日本人の目から見れば、単純にとても素晴らしいエンターテイナーであるように思える。
ジョークに関しては、今ひとつツボが分からないけれど。
デュエットのシーン、とても良い。
マヘリア・ジャクソンの歌は、ただただ、感動的。
そして、「スターになった気分よ」(だっけ?)という言葉がとても印象に残る。

余談。
最初にこの映画を見た後、DVDの情報でもないかと少し検索していたら、この映画に関しての話題をいくつか見かけた。
その中には別に知らなくても良かったかなと思ったこともあった。
それは、どうやらこの映画の中で、観客が写されるシーンが別撮りであるらしいこと。
それが一体、どのくらいの割合なのかまでは分からないけれど、そういう目で見てみると、恍惚とした表情をしているシーンだとか、ダンスをしているシーンだとか、葉巻をふかしながらリズムに乗っているシーンなんかはそう見えなくもないことはたしか。
でも、仮にそれらがすべて観客の自然な姿を捉えたものであったとしても、映画として編集されていれば、それはもう作られたものであることには変わりないので、それはそれで別にいいかと思う。
何より、良い映画に仕上がっている訳だし。

それと、このフェスティバルには、この映画に登場しない出演者が多数いるのだけれど、その中にマイルスやコルトレーンなんかも含まれていること。
どうも当時の契約の関係で、ということらしいが、その辺りの人達の演奏シーンが含まれていたとしたら、まったく違った雰囲気の映画になっていたかもしれないな、と想像する。
それはそれで見てみたいけど。
映像、残ってないんだろうか。

という訳で、再び堪能。
あっさり書くつもりが、思ったよりも長くなってしまった。
また、いずれ見たいです。
再発希望。

ああ、そういえば。
最近の映画と違ってエンドロールがやけにあっさりとしていたことに時代を感じた。
[2006/12/01 01:28] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。