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  2006年12月  

ブルーノート以外でね
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By Myself

Inger Marie
By Myself


ノルウェーの女性シンガー、インガー・マリエの最近リリースされたセカンド・アルバム。
この人のことを知ったのは、以前、ファースト・アルバムを取り上げた時(参照)にも書いたが、rollins1581さんのところで。
そのファースト・アルバムをかなり気に入り、その時点で既にオフィシャル・サイトではこのアルバムが今年の秋頃リリースされる予定であることがアナウンスされていて、楽しみにしていた。

けれども、そんなことも少し忘れかけていて、先日、ネットでだったかCD屋でだったか忘れたが、突然このアルバムを見かけ、ああ、そういえば、と思い出した。
ファーストの時には、「インゲル・マリエ・グンナシェン」という、おそらく本来の発音に近い表記だったのに対し、「インガー・マリエ」とおそらく英語読みで、「グンナシェン」(英語読みだとグンデルセン?)も省略されているのは、そっちの方がやはり通りが良いというか、売りやすいからか。
それよりも、ジャケットのデザインが、幻想的でいろいろとイマジネーションの膨らむファーストと比べるとちょっと下世話な感じ(失礼)がして、少しばかり買うのを躊躇してしまった。
でも、やっぱり聴いてみたかったし、中身を聴いてみないことにはどうにもならん、ということで、購入。

で、これがとても良かった。
路線は前作とほぼ一緒だし、目新しさはまったくないけれど、安心して楽しめる。
ジャケットの雰囲気が示す通り、ファーストにあった透明感やちょっと正体不明の謎めいた感じが薄れたように感じるが、それは特に問題なし。
収録曲のほとんどは、ロック、ポップス、スタンダードのカヴァー。
でも、アレンジに統一感があり、そんなことを気にしなくとも楽しめる。
というのは、多分、カヴァー曲のほとんどが自分にはあまり馴染みがないせいもあると思うが。

そんな中、印象に残ったのは、Crazy Horseのファースト・アルバムに収録されている"I Don't Want To Talk About It"、ジェイムス・テイラーの"Don't Let Be Lonely Tonight"、ビリー・ホリデイの"Don't Explain"あたりか。
特にダニー・ウィッテン作曲のCrazy Horseの曲、ちょうどウィッテン在籍時のライブ盤がリリースされたばかりで、何となくタイムリー。
クレジットを確認すると唯一、インガー本人が作曲もしくは作詞に関わっているのが"Sad Song"という曲なのだけれど、これがカヴァー曲に劣らず良い曲で、アルバムの中でもかなり好きな曲だ。

ジャケットなども含め、アルバム全体の雰囲気はファーストの方がやや好きかなと今のところ思っているが、このアルバムも負けず劣らず、といった感じか。
曲のアレンジ、演奏も素晴らしいけれど、何より深みのあるヴォーカルにとても惹かれる。
サーシャ・ダブソンに感じている物足りなさは、この辺りか。

という訳で、来日希望。
でも、ブルーノートはやめてね。
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[2006/12/13 00:16] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(4)
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