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![]() Dinosaur Jr. Green Mind 91年の4枚目のアルバム。 "Bug" ちょうど、いろいろと新しい音を求めていた時期で、友人に貸したもらったのがその2枚。 で、最初は"Bug"の方の荒れた音質に少々馴染めず、まずこの"Green Mind"にはまった。 一聴してすぐに、凄い!と思った訳ではなく、何となくいつの間にか録音したカセットテープを繰り返し聴くようになっていた、とかそんな感じだったと思う。 Dinosaur Jr.や、Jマスキスの一連の作品の中で、無理矢理一番好きなのを選ぶとすれば、やっぱりこれになるだろうか。 だから、ルー・バーロウとともに再び活動を再開、となった時、気分的な盛り上がりはそれなりにあって、ライブも見に行ったし、新作 でも、もちろん、オリジナル・メンバー時代の作品も同じくらい好きだし、ルーの方のSebadohなどの活動も好きだし、ちょっとその辺がどうもうまく説明できないもどかしさがあったりもする。 ただ、聴いた順番はどうだったか忘れてしまったが、このアルバムをきっかけに同じ友人に聴かせてもらったSonic YouthやらButthole Surfersやら、その辺(?)の音に慣れ親しむようになったことは確かで、そう言う意味でも自分にとってはとても影響力のあった1枚であることはたしか。 で、このアルバムは"Bug"の後ルー・バーロウが脱退し、再出発となった作品だが、今、俯瞰してみると、とても過渡期的な感じがするし、最も異質なアルバムなのかもしれないな、とちょっと思った。 このアルバムを熱心に聴いていた頃は、このバンドのこともよく知らなかったし、そんな状況も分からずに聴いていたので、そんなことまったく考えなかったけれど、多分、オリジナル・メンバー時代からリアルタイムで追っかけていたとすれば、きっとこの作品自体に違和感を感じたのではないかと思う。 幸いなのかどうか、このアルバムからはまったおかげで、自分としては90年代の作品の中で最も影響を受けた中の1枚という位置付けにまでなっている。 ただ、これをはっきりと1番と言い切れないのには、もう1枚、どうしても捨て置けないアルバムがあるからなのだけれど、それは、また次回(?)。 思い入れの強い作品の場合、ダラダラと長くなりそうだったので、ちょっと今まで避けていたという訳ではないけれど、自分としてはやっと核心に触れた感じ。 思っていたよりは、長くならなかったみたいです。 スポンサーサイト
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![]() Idris Muhammad Kabsha 頻繁にではないけれど、機会があれば立ち寄るようになった渋谷のジャズ喫茶にて知った1枚。 行く度に1枚か2枚は収穫があって、そんなに頻繁に行っていたら買いたいCDが山積みになってしまうから、行くのは今くらいの頻度でちょうど良いのかも。 このアルバムも、アイドリス・ムハマッドという名前とこのジャケットだけ憶えておいて、もしかしたらCD化されてないかも、と思いながら後で探してみたら、意外とあっさり見つかり、しかも問題なく手に入るようなのでさっそく注文。 で、探してみて初めて気付いたのが、全然知らない人だと思っていたこのアイドリスさん、あろうことかファンク時代のグラント・グリーンのバンドを支えたドラマーだったこと。 散々聴いてきたのに、失礼しました。 そんなこのアルバムは、80年録音。 と言うのもたった今、クレジットを見て初めて知ったほど、詳細不明。 ライナーが英語なので面倒だから全部は読んでないけれど、タイトルの"Kabsha"というのは"gentle as a lion cab"(ライオンの子のように穏やかに)という意味らしい。 もしかしたらジャケットの女の子の名前なのかも。 それと、アイドリス・ムハマッドの兄弟にあたるウィーディー・モリスなる人物にも捧げられているそうだ。 で、メンバーが、アイドリスさんの他、ジョージ・コールマンとファラオ・サンダースがテナー、レイ・ドラモンドがベース。 テナーが2本になるのは4曲目の"GCCG Blues"のみで、基本はどちらか一方が担当。 ジャズ喫茶で聴いた時にはメンバーは一切知らずに聴いていたので、CDが手元に届いて初めて知ったのだけれど、何となく勝手なイメージでは、ジョージ・コールマンとファラオ・サンダースという組み合わせにちょっと驚いた。 しかも、コールマンにはあまりいい印象を持っていないし。 なので、やっぱり聴いてみるとジョージ・コールマンの押しの弱さが少々気になる。 そんなにひどい演奏をしている訳ではないのだが、比べるとファラオ・サンダースの方に歩があるように思う。 それと、ピアノレスであることからか、ドラムとベースのリズム・セクションとの連携が悪く、音の混ざり方がちょっと物足りないように感じた。 と、ここまではiPodで何回か聴いた印象で、スピーカーを通して聴いてみるとちょっと印象が変わった。 ピアノレス、ということに関してはまったく気にならず。 コールマンの押しの弱さとか、サンダースの方に分がある、と言うのは変わらないけれど、例えば3曲目の"Little Feet"という曲でのコールマンのテナーがなかなか良くて、もしかすると今まで聴いたことがある演奏(そう多くはないけど)の中では一番好きかもしれない。 どうやら、ある程度大きい音量で聴いた方が面白い作品らしい。 ちょっとフリーっぽい要素もあるけれど、変にシリアスになり過ぎないところはなかなか良い。 80年ということで、一応、そんなところも通過して、こんな風になりました、という感じ。 歴史に残る作品ではないと思うし、冷静に聴いてみたら思ったほどではなかったけれど、たまにはでかい音でガーンと聴いてみたい1枚、といったところだろうか。 今後、また印象は変わるかもしれないけど。 あの時、あの店にいなければ、多分、ずっと知らずに終わっていたことを考えればなかなか良い出会いでした。 |
![]() Jim Hall & Ron Carter 04/25/07 Blue Note Tokyo - Minamiaoyama, Tokyo, Japan 先々月だったか、HKさんにこんなライブがあるよ、とお誘いを受け、約1年振りにブルーノートへ。 ジム・ホールについては、「真夏の夜のジャズ」の中での演奏シーンを見たことがあるだけで、作品をちゃんと聴いたことがある訳ではなかったのだけれど興味はあったし、それにロン・カーターを一緒に見ることが出来るなら、ということでちょっとチケット高いなと思いながらも即決。 セカンド・セットだったので、9時頃開場に入り、待つこと約40分。 会場が暗くなって登場したロン・カーターのでかいこと。 もちろん知ってはいたけど、間近で見るとほんとにでかくて驚いた。 そして、手足の長さは想像以上。 一方、ジム・ホールはと言うと、想像していたよりもずっと小柄な人だった。 更に最近の姿を知らなかったので、想像していたよりもずっとおじいちゃん。 骨董屋の店主のような佇まい。 演奏が始まると、ジム・ホールのギターの音がアンプを通しているにも関わらず、生音も一緒に聴こえるほど、やけに小さい。 時には、ギターのボリュームを絞りきって生音だけで弾いていた場面もあったほど。 効果を狙ったものなのか、細かい調整がうまく行かなかったのか、またはその両方か。 ただ、演奏の方は、さすがに全盛期のように、とは最初から思っていなかったし、時々おぼつかないところもあったけれど、一時代を築いたことを感じさせてくれるものだった。 それに、例え、カッティングが適当だったとしても、エフェクターを切り替えるために妙な間が空いたとしても、たいした問題ではなく(とか言って書いてるけど)、あの動きひとつひとつに見る価値があったように思う。 もう少し音量があると良いなとは思ったけれど、あの柔らかい音は心地良かったし。 ロン・カーターの方は、というと、こちらはまだまだ現役といった風情。 テンポの速いベース・ランニングに入ってしまうと、ジム・ホールを置いて行ってしまうんではないかと思ったほど。 座った席からは、ジム・ホールの方が少し人影に隠れる感じで、それとは逆にロン・カーターの姿がよく見えたので、弾く姿をじっくりと拝んで来た。 年期の入った深い音と、あのベース・ランニングが聴けただけでも満足だ。 で、この2人の演奏は、というと、ジム・ホールが曲紹介の度に使っていた"Conversation"(会話)という言葉に尽きるのでは。 聞き違いでなければ、「次の曲は~」ではなく「会話」という言葉を使っていたと思うのだけれど、スリリングな駆け引きなどはない代わりに、年季の入りすぎるくらい入ったミュージシャン同士の会話のような演奏だったと思う。 で、"My Funny Valentine"に始まり、"St. Thomas"に終わる、アンコールなしの約1時間20分という内容だった。 特に印象に残ったのは、日本語で「平和」と言っていた曲。 この曲が、最も「会話」度の高い演奏だったように感じた。 こんなご時世なので、きっといろいろな意味が込められているのだろう、というのはライブ中には全然考えなくて、さっき風呂上がりに思いついたことなのだけれど、多分、そうなんじゃないかと。 老いや衰えの部分もそのまま込みで見て良かったと思うし、面白いライブだったと思う。 たまたまなのだけれど、来月に続く「マイルス・バンド卒業生の姿を拝もう」ライブの第1弾でもありました。 ![]() ジムさんの写真、ちょっと若い頃でしょ。 |
![]() Altered States Bluffs 2005年にリリースされた2枚組のアルバム。 このアルバムの続編にあたる"Bluffs ii" 昨年7月にライブを見に行った時に会場で購入したのだけれど、何度か聴いただけでそのままになっていた。 で、先日のライブが素晴らしかったので"ii"共々、久しぶりに聴いてみようかと。 1枚目が2曲で約60分、2枚目が7曲で約70分とライブでの構成にかなり近い。 緊張感の方もライブそのまま丸ごと封じ込めた感じ。 ただ、ちょっとだけスイッチの入り方がライブとは違うように感じるけれど、どうだろう。 とてもクリアに録音されているので、細かいところ隅々まで聴き取ることが出来るのもライブとはちょっと違うところ。 2枚組で大ヴォリュームにも関わらず、飽きることなく堪能できる。 こういうのが苦手な人にはまったく受け付けない音であることは確かだが、ライブでのあの凄さを知る人なら、楽しめるのは間違いないでしょう。 過去のアルバムも聴いてみたいなと思っているのだけれど、結構、手に入りにくくなっているものが多いらしく、いつになるのか分からない次回のライブの時、会場の売り場をチェックしてみましょう、というところ。 ライブもまた見に行きたいのだが、しばらくなさそう。 だからという訳ではないけれど、来月の内橋さん抜きのデュオのライブは行く予定。 |
![]() Hampton Hawes For Real! 58年のアルバム。 ハンプトン・ホーズのピアノの他、ハロルド・ランドがテナー、スコット・ラファロがベース、フランク・バトラーがドラム。 「版権切れちゃったから在庫抱えててもしょうがないので1000円で買って下さい」シリーズの1枚。 これもやはり(?)falsoさんが購入されていたので知ったもの。 ホーズについては興味津々なのだけれど、まだ70年代のアルバムを2枚聴いただけ(こことここ)だったので、おクスリで体調を崩す前の50年代の作品も聴いてみたいなと思っていたところ。 加えて、ベースのスコット・ラファロ。 まだ、ビル・エヴァンスのトリオでの演奏や、オーネット・コールマンのアルバムでの演奏しか聴いたことがなかったので、おそらく尖った感じではないであろうこのアルバムでどんな演奏をしているのか興味が湧いたから、と言うこともあり聴いてみた。 ちなみにこのアルバムは、88年プレスらしい。 当初考えていたよりも結構な枚数を買っているこの1000円シリーズの中でも最古のプレスだ。 そんなに売れ残っていたのでしょうか。 で。 正直言うと、最初に聴いた時には、まあ、普通かな、とか、こんなもんかな、という感じで、それほどピンとは来なかった。 多分、スティープルチェイスの2枚(こことここ)に大きなインパクトを受けた直後だったので、必要以上に地味に聴こえてしまったのだと思う。 でも、何度か繰り返して聴いているうちにジワジワ、ジワジワと良さを実感できるようになって来ている。 何と言うか、ホーズならこのアルバム、とか、これは凄い!、とか、そう言う類いの作品ではないと思うのだけれど、聴いていてとても心地良い。 リーダー作と言う割には、ピアノだけが前面に出た感じではなく、ソロももちろん良いのだけれど、何となくバッキングを追っているのが更に心地良い。 そして、注目していたラファロのベース。 想像通り、派手さは控え目、多少手数が多いかな、というくらいでオーソドックスなスタイルの演奏だ。 でも、やはりどこか光るものはあるような気がする。 ただ、帯に書いてある「奇才スコット・ラファロの卓抜としたプレイに触発されホーズとランドがドライヴ感漲るソロを~~」って言うのはちょっと言い過ぎではなかろうか、と思う。 もちろん、ジャズという音楽の特性上、演奏者同士、触発される部分はあったとは思うし、録音当時22歳という若いベーシストに感ずるところはあったとも考えられるけれど、このアルバムはそのコピーとはちょっとニュアンスが違うように思う。 ちょっとばかり売るためのこじつけが過ぎないだろうか。 という訳で、これもやはり「好き」って感じですよ、falsoさん。 長く楽しめそう。 |
![]() Sardine Head 04/20/07 Yukotopia - Adachiku, Tokyo, Japan 先月25日のクロコダイルの時は別のライブを見に行っていたので、その前の新宿Sact!以来、ちょうど1ヶ月振りに。 今回はギターのジョージさんより、ジャズマスターを使うかも、と事前にアナウンスがあったので、楽しみにしながら会場へ行ってみると、ジャズマスターだけではなく、同じくギターの川田さん側にストラトが置いてあった。 SGかレスポール、とギブソンのイメージの強いバンドだけに、フェンダーが2本もステージにおいてあるのはなかなか新鮮。 どの曲で使われるのか、期待しつつ、しばし待つ。 で、始まる直前、何の根拠も脈絡もなく、1曲目は"Block Signal"じゃなかろうかと言う予感が。 あまりそういう勘が働かない方なのに、当りだったことに自分で驚く。 で、ここから"Shuffle"、タイトル未定の新曲、"Cream Cheese Cake"と、このバンドとしては比較的サッパリ目に曲を連発。 で、いよいよジャズマスターが登場したのが次の"Trick Cycling"。 でも、ギターがいつもと違うことよりも何よりも、曲そのものが解体に近いほど大胆なアレンジがされていることに驚く。 今後、どうなっていくことやら、またひとつ楽しみが。 で、ファースト・セットの最後に"Loop"。 ここでこれをもって来るということは、セカンド・セットでは何かやらかしてくれるのか?と期待が高まりながら、充実のファースト・セットが終了。 ここでライブが終了してしまったような雰囲気もあり。 そして、セカンドへ。 "Killfish Dance"の初めの方、出音のバランスのせいだったのか、ちょっとまとまりがもうひとつな感じがした。 でも、このバンドの場合、ずれているのかずらしているのか判別が難しい。 で、"Naked Star"で再びジャズマスターが登場。 こちらの曲の方が、よりジャズマスターを活かした演奏だったように感じた。 個人的には、このどうにもならない一点豪華主義(?)的なギターは結構好きです。 続く"38 Pieces"で、ファーストではあまりなかった深く潜るようなインプロへ。 で、次の"Dream Man"にて、客のリクエストにより、ストラトが登場。 最初こそ、ちょっとストラトの音がでか過ぎたような来はしたけれど、徐々に軌道修正され、いつものギブソンの音とは違うので、なかなか新鮮だった。 ギブソン系のねちっこい音の方が合っているとは思うけれど、ストラトも面白い、と発見あり。 この"Dream Man"という曲、リフとユニゾンのヴォーカル・パートがデヴィッド・アレン時代のGongっぽいと思うのは自分だけだろうか。 気に入ってます。 で、"Yellow Tale"、"Soil"と続き、アンコールでは"Movin'"。 ここ数回見た中では、サッパリと、ワンマンで2セットのライブとしては、比較的分かりやすいライブだったように思うけれど、終わってみるとさすがの充実度。 次回以降、再び期待。 でも、平日横浜はごめんなさい。 |
![]() Dinosaur Jr. Beyond リリースされたて、オリジナル・メンバーによる最新アルバム。 先行シングル 今回のこのアルバムについては、運良くリリース前に聴くことができた訳だが、大雑把な感想は、やっぱりJマスキスのバンドだなあというものだった。 予想通りと言えばそんな音で、もちろん好きな音ではあったものの、一聴して感動を覚えるような感じではなかったのもたしか。 それは、あまりにも大音量だったので細かいところが分からなかったというのもあるし、試聴後のJのソロ・ライブが素晴らしかったためでもある。 なので、こうして自分が普段聴いている音量で、じっくりと聴くのを楽しみにしていた。 で。 改めて聴いてみると、これがなかなか良い。 なかなか、どころか、かなり良いかも。 繰り返し聴いていると、やはりだんだん細部のいろいろなところが分かってきて、その昔に熱心に聴いていた頃ほどではないにしろ、少なくともバンド活動停止前やFog名義になってからのアルバムよりもグッと来るものがある。 それは、聴くにあたってのこちらの心持ちの変化によるところも大きいのだけれど。 今回、歌詞、対訳が付いていないので内容は分からないが、1曲目から"Almost Ready"(「だいたい、いいよ」みたいな感じ?)と言うのも力が抜けていていい。 再結成に関して、冷静に見ていることの現われのような気もするし。 今のところのお気に入りは、この"Almost~"と次の"Crumble"あたりか。 ただ、やはり最初に聴いた時に感じた通り、Jのバンドだなと思う。 これが、Fogの3枚目のアルバム、と言われてもあまり違和感はないし。 一方、ルー・バーロウの方はどうかと言えば、どうやらこのアルバムのための作曲にはあまり積極的ではなかったようで、2曲提供しているのみ、共作はまったくなし。 そして、イントロを聴いただけで、はっきりとルーの曲と分かるような出来。 でも、それ以上ではないかな、という印象もある。 ちょっとばかり積極性に欠けるところが現われてしまっているような気がする。 当初から、それぞれの個性がはっきりしている傾向にあるバンドだったので、特に不思議はないのだけれど、こちらの期待ほど、お互いに踏み込んだ感じはしないのが少し残念と言えば残念。 今後、このままのバランスで行くのか、もっとバンドらしくなるのか、それとも、再び物別れに終わるのか...。 いろいろ、期待したい。 ああ、付け足しのようだけれど、マーフのドラムがなんだかとても良いです。 かなり、見直し。 という訳で、いろいろと思うところもあるけれど、作品としては、久しぶりにこの手の音の新譜を、普通に楽しんでいる感じ。 それぞれの今をぶつけあうまでには至っていなし、別々に活動をしてきた期間の長さを感じる作品ではあるが、少なくとも再結成にありがちな往年を再現することに終始するような後ろ向きな感じはないのが良いと思う。 ぜひ、新曲をやりに来日を。 でも、フジロックは嫌です。 面倒くさいから。 |
![]() The Music Never Stopped Roots Of The Grateful Dead 先日、中村まりのライブを見に行った時、会場が"Guitar Music Bar"というくらいなので、待ち時間の間にはいろいろなギター中心の音楽が流れていた。 ほとんど知らない曲ばかりだったが、1曲だけどこかで聴いたことがあるブルースの曲があった。 自分にとって、それはGrateful Deadの演奏で聴き慣れていた曲。 でも、曲名が出てこなかった。 なんて話を後日、某所で友人としていた時、教えてもらったのがこのアルバム。 そんなこのアルバムは、タイトル通りGrateful Deadのルーツとも言える楽曲を集めたコンピレーション。 リリースは95年、らしい。 プロデュースが、ヘンリー・カイザーにデヴィッド・ガンズ。 ブルースあり、フォークあり、メキシカンあり、ロックンロールあり、のかなりバラエティに富んだ内容。 これは、面白い。 かなり。 予想以上に。 聴き慣れた曲も多いけれど、こんな曲やってたっけってのもあるし、え?これもカヴァーだったの?といかに自分がその辺、無頓着に聴いて来たのか思い知らされたりもして、新鮮だったりもするし。 もしかすると、ワンクッション置いたカヴァーもあるのかもしれないけれど、素晴らしい選曲眼だなと素直に感心する。 中でも、"Iko Iko"。 Funky Metersもやっていたので、てっきりMetersだとか、その辺がオリジナルなのかと思っていたけど、まさかこんな感じの曲だったとは。 そうすると、最近までテレビのコマーシャルで流れていた"Iko Iko"は結構オリジナルに近い雰囲気らしいことも分かったりもして、やはり面白かった。 それとボブ・ディランの"It's All Over Now, Baby Blue"。 Grateful Deadがどうとかじゃなく、ニール・ヤングの"Zuma" 今までボブ・ディランを聴いてこなかったので気付かなかったが、探すともっとありそう。 何しろ、ニールはディラン大好きな人だし。 そんなこのアルバム、締めが"I(GDはWeだっけ?) Bid You Good Night"と言うのも気が利いていて素晴らしい。 デヴィッド・ガンズの方はともかくとして、ヘンリー・カイザーという人も幅の広い人だ。 ジャケットも良好。 良いアルバムを教えてもらいました。 ありがとうございます。 忘れてました。 お店で聴いたのは、"Samson & Delilah"でした。 あっさり解決。 |
![]() Kenny Drew Dark Beauty 前回に続き、スティープルチェイス作品を。 やはりコペンハーゲン録音の74年のアルバム。 ケニー・ドリューの黒いやつです。 このアルバムのことは、以前、このエントリーのコメント欄にてそのタイトルが登場し、それ以来ずっと気になっていた。 で、その後、ネットで試聴してみたらかなり良さそうなので、買おう買おうと思いながらも、少々高かったので安く買えないものかと探していたところ、近々国内盤が再発されるということを知り、これ幸いとさっそく購入。 国内盤だからってことじゃなくて、安かったから。 そして、これも期待通りに素晴らしい。 ケニー・ドリューに関しては、前回のデューク・ジョーダン同様、リーダー作を聴くのは初めてだし、こうやって意識して聴くのも初めてのことなので、このアルバム以前の演奏と比べることはできないのだけれど、とても活き活きとしているように思う。 その上、ベースのニールス・ペデルセンも、ドラムのアルバート・ヒースもそれに呼応するかのような演奏。 特にペデルセンは、時折ピアノを食ってしまいそうなほどグイグイ出てくる。 でも、ドリューのピアノもそれに全然負けてないのが凄い。 ベースと言えば、面白いのがCD化の際に加えられたというボーナス・トラックの3曲だ。 もともと収録されていた曲の中にもベースが活躍するところは多々あるけれど、この3曲は特に凄い。 収録時間と演奏内容のバランスで、収録されなかったのだろうか、と推測している。 その中の1曲"A Felicidade"、個人的にはジョアン・ジルベルトの歌声で聴き慣れている曲だが、ベースがメロディを弾いていて、最初、同じ曲だとは気付かなかった。 なかなか面白いです。 そんな素晴らしいこのアルバムだけれど、1つちょっと気になるのがドラムの音で、特にスネアの音。 70年代も半ばになると録音機材や技術的なことについても変わりつつあったのかなと思うが、ちょっとあまり好きな音とは言えず。 まったく持って好みの問題だが、そこだけ残念。 でも、それを補ってあまりあるほど三者の演奏が素晴らしいので、この際気にしないことにします。 人気があるのも頷けます。 これも埋もれませんように。 |
![]() Duke Jordan Flight To Denmark コペンハーゲン録音の73年のアルバム。 タクシー運転手などで生計を立てるなど60年代に入り不遇の時代を迎えた後、活動の場をヨーロッパに求め、レコーディングされた作品。 なんてことを知ってて買った訳ではなく、先月CD屋に立ち寄った時にこのジャケットを見かけて、何となく良い雰囲気のジャケットだなと、そんな単純な理由で試聴してみたところ、音の方もかなり期待が持てそうだったので。 でも、その時にはあまり時間もなかったので購入せずに今月に入ってやっと手に入れた。 それともう1つ、ジャケットに印刷された"Steeple Chase"の文字。 今までいただいたコメントのおかげで、どうやらスティープルチェイスには良いアルバムが多いらしい、というのがすっかり刷り込まれていたから。 これが期待通り、いや、期待以上に素晴らしい。 大当たりでしょう。 デューク・ジョーダンについてはリーダー作を聴くのは初めてで、多分、ティナ・ブルックスのアルバム だから、NY時代と比べてどうとか、あまりよく分からないのだけれど、おそらく自身のやりたいことを貫いて来たような、そんな堂々とした潔さを感じる。 バックを務める、当時はまだ無名だったマッズ・ヴィンディングなる現地の若いベーシストも、当時既にベテランだったエド・シグペンのドラムもやはり素晴らしい演奏。 ただし、残念なのが、テイク違いがオリジナルの曲順を無視して挿入されていること、のはずが、なぜかこのアルバムでは意外とそれも気にならない。 4曲目、5曲目と続く"Glad I Met Pat"では、本テイクであるはずの5曲目よりもアウトテイクの方が何となく良いなと思うほど。 もしかすると、もっと聴き込むと印象が違ってくるかもしれないが。 ちなみに、同曲のエンディング、もの凄く好きです。 それと、内容とは関係ないけれど、ジャケット等の印刷があまりきれいではないのが残念。 せっかく良いジャケットなのに。 このアルバム、どういう位置付けなのか全然知らないのだけれど、ちょっと検索してみた限り、わりと人気の高い作品ではあるらしい。 こういうのは埋もれさせてはダメです。 埋もれてないかもしれないけど。 どうでしょう。 |
初の試み、シングル大放出です。
コンプリートではないけれど、結構たくさん持っていたので、ジャケットを並べてみたかっただけですが。 ![]() まず、アルバム"Where You Been" アルバム未収録曲については、日本編集盤"Quest" でも、多分、今回挙げている中で、リリース当時に最もよく聴いたのはこれだったと思う。 ![]() 同じく"Where You Been"からの第2弾、"Start Choppin" そして、同じく表題曲以外は"Quest"収録。 そのアルバム未収録曲もなかなか良かったので、これも結構聴いていたような記憶が。 ![]() "Where You Been"からの第3弾。 これは、限定盤ということで表題曲以外の収録曲が異なる2種類がリリースされ、1枚目の方が通しナンバー入りで2CD用のケースに入っていて、2枚目の方を入れられるようになっていた。 2枚目の方のジャケットは、同じ写真をもっと拡大した物なのだけれど、うまい具合に画像が見つからなかったので、1枚だけでお茶を濁します。 これもまた、表題曲以外は"Quest"にすべて収録、そして、"Quest"のジャケットはこれと同じ。 ちなみに、中央のおっちゃんは、Jマスキスの父上だとか。 似てます。 ![]() ここからは、アルバム"Without A Sound" 第1弾の"Feel The Pain" この辺りになると、一応、買うだけでシングルはあまり聴いてなかったかも。 表題曲以外は、日本編集盤"Feel The Pain(Live Tracks)"に収録。 ![]() で、"Without A Sound"からの第2弾、"I Don't Think So" 表題曲は、アルバム収録曲中、最も好きな1曲。 その他の曲は、やはり日本編集盤"Feel~"に収録。 ![]() これは、97年、アルバム"Hand It Over" 映画の方は、見たことないので、どのくらい出ているのかとか、まったく不明。 この頃、Dinosaur Jrはおろか、ロックをあまり聴いていなかった時期に当たり、買っただけであまり聴いていなかったと思う。 内容の方も、かなり異色で、トレードマークとも言える歪んだ音でのギター弾きまくりもまったくなく、ポップな曲が3曲のみ、というもの。 Velvet Crushなんかがやっていてもおかしくはないような曲もあり、どうしちゃったの?というところもあるけれど、多分、映画のコンセプトに合わせた結果なんだろうと思う。 改めて聴いてみると、物足りなさはあると言えばあるが、こんなことも出来るのか、となかなか面白い。 UK盤では、限定で"Hand It Over"とカップリングでもリリースされていたが、さすがにそこまでは買わなかった。 ![]() で、これが今回の主役と言えば、主役。 リリースされたばかり、再結成Dinosaur Jr.による"Been There All The Time" もちろん、もうすぐリリースされるアルバム"Beyond" 収録曲2曲ともアルバムに含まれているので、買わなくても良かったと言えばそうなのだけれど、一応、記念として。 1曲目はJの曲で、もう1曲の方はルー・バーロウの曲。 どちらも、それぞれの個性が前面に出た曲だが、言ってしまえばDinosaur Jr.とSebadohのスプリット・シングルのようでもあり。 この辺は、また改めてアルバムがリリースされた時にでも。 書くことが減っちゃいそうなので。 この他にも、アナログ7インチのみでリリースされたものなどもあったようなのだけれど、リリース当時はまったく知らず、当然持ってもいない。 今だと、探すのも大変そう。 こんな感じです。 |
![]() Altered States 04/13/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan そろそろAltered Statesのライブに飢えていたところ、久しぶりにピット・インにて。 昨年11月以来(こことここ)だが、その11月の2日間は特別企画的なライブだったので、ゲストなしのライブは昨年7月以来。 今回は、Grateful DeadとSardine Headのディープなファンである友人2人が初観戦ということで、そのリアクションも楽しみにしつつ。 で、8時ちょっと過ぎにスタート。 ジワリジワリと持ち上げていく、約30分ぶっ続けの長尺な曲が1曲目。 特徴的な内橋さんのコード・ワークに、芳垣さんの見事なスティックさばき、その間を探るようなナスノさんのベース。 いつも通りと言えばいつも通りだけれど、2度と同じことをしないので、やはり目も耳も釘付けになった。 1曲目が終わったところで、内橋さんがズボンがずり下がるので誰かベルトを貸してくれ、ということでステージ上でベルトを装着。 こんな光景、初めて見ました。 笑いも取りつつ、和やかなムードにしておいて、ギターを構えて1音はじいただけで、すぐにもとの緊張感を取り戻すところが、毎度のことながら見事すぎて唸ってしまう。 ここでも長尺1曲。 でも、もしかしたら2曲かも。 切れ目が分かりませんが、とにかくファースト・セットは約1時間弱で終了。 そして、30分ほどの休憩を挟み、セカンド・セット。 ファーストとはうってかわって、比較的抽象的な展開少なめに、ギュッと凝縮したやや短めの曲を数曲。 何度か見た限りでは、ライブの進め方にはある程度パターンがあるみたいだけど、中身の方がまったく違うし、ある1曲をとっても、二度と同じ展開には戻っていかないので、やはり一時たりとも見逃せず、聴き逃せず。 アンコールでは、いつもよりも長めの喋りの上、客にリクエストまで要求、するのはいいけれど、この人達に一体何をリクエストしたらいい物か、多分、皆さんと惑っていたのではないだろうか。 3月の山口でのライブでは、「木綿のハンカチーフ」をやったということだけど。 で、あなたリクエストしてください、と指名された女性が困った挙げ句、「すいません」と一言。 という訳で、お題は「すいません」に決定し、ギターで「すいません、すいません、すいません」といろんな「すいません」を表現し、それにドラムもベースも合わせて行くという、お題が何であろうとスリリングな展開に持っていくのが素晴らしい。 ギターの弦が切れるほどの熱演。 多分、「木綿~」もこんな処理の仕方だったのではないかと推測するが、結局、何をリクエストしてもこうだったのかも。 セカンド・セットも、アンコール込みで約1時間ほどで終了。 ベルトは、ちゃんと外して返しておられました。 うなだれて、深い瞑想状態(?)に入っておられる方もちらほら見かけたけど、個人的には最初から最後まで楽しくてしょうがなかったです。 もうちょっとライブの回数が多いと嬉しいけれど、適度な緊張感を保つにはこのくらいのペースがちょうどいいのだろうか。 18年記念のアルバムにライブ、楽しみにしております。 |
![]() Neil Young Live At Massey Hall 1971 ちょうど1ヶ月ほど前にリリースされたアーカイヴ・シリーズの新作。 今回も国内盤を待とうかな、とちょっとは思ったのだけれど、どうせライナーにたいしたことが書いてある訳でもないし、DVD付きの輸入盤を購入。 今回は、71年のアコースティック・ソロ・ライブ。 前作 どうやら本気らしい。(?) 時期が、"After The Gold Rush" 更にちょっと歌い回しが違っていたり、歌詞が違うと思われるところがあったり、"Man Needs A Maid"の終わりのところにちょこっと"Heart Of Gold"を挟み込んでみたり、など。 加えて、"Cowgirl In The Sand"や"Down By The River"など、エレクトリックのイメージの強い曲もまた違った表情でとても良いし、冒頭の"On The Way Home"、"Tell Me Why"、"Old Man"、"Journey Through The Past"の流れがもの凄く良いし、"I Am The Child"で締めというのも良いし、何しろ、個人的にも最も良く聴いていた時期の曲ばかりなのでどこをとっても悪い訳がない。 声も若いし、ギターもピアノも何やら確信に満ちていて引き込まれる。 きっとこんなライブを生で見たら、泣いてしまうでしょう。 号泣です。 一度で良いから、全編弾き語りとか見てみたいけど、日本では難しいだろうか。 で、秋に出ると言われているボックスの宣伝が印刷されてリーフレットが。 8CD、2DVD、未発表スタジオ&ライブ作品やら写真など、150ページのブックレット付き、ということだそうで、一応、ちゃんとリリースされそうだ。 期待してます。 DVDの方は、まだ見てないので、また近々。 |
![]() Brother Jack McDuff Hot Barbeque 65年のアルバム。 メンバーは、ジャック・マクダフのオルガンの他、レッド・ホロウェイがテナー、ジョージ・ベンソンがギター、ジョー・デュークスがドラムの、ライナーによれば通称「ザ・ヒーティン・システム」だそうで。 そして、このメンバーでは、このアルバムが最後の録音だそうだ。 この、嫌でも触れざるを得ない素敵なジャケットのアルバムを知ったのは、turuさんのところで紹介されていたのを読んで。 それが昨年の11月のこと。 それからまたずいぶんと経ってしまったけれど、その時には手に入りやすいのがライブ・アルバムとカップリングした高い盤 高い上にカップリング作品はあまり好きではないので、どうしようか迷っていたところ、例の「1000円在庫処分シリーズ」にこのアルバムが含まれているのを知り、発売を待っていたという訳です。 そんなこの盤は、98年プレス。 もちろん、ジャケ買い。 で、気になる中身は、ジャケットのインパクトに負けず劣らず、の内容。 1曲目のタイトル曲での「ホット・バーベキュー・トゥデイ!」の掛け声だけで、笑いとともに引き込まれてしまった。 随分思い切ったなと思いながらも、あまりに単純に格好良いので。 そして、1曲目で今日はホットバーベキューと高らかに宣言しておきながら、2曲目でもう"The Party's Over"というのが何にも考えてなさそうで笑えたりもする。 でも、もちろん演奏の方は何にも考えてないという訳ではなくて、荒々しさも兼ね備えつつ、オルガン、テナー、ギターの三者のユニゾンからソロ回しに入るところなど、とても息が合っていてお見事。 で、更に気になるジョージ・ベンソンのギター。 どう考えてもグラント・グリーンにピッタリなシチュエーションなので、どうしても比べてしまうが、グラント・グリーンとはまた違った滑らかなギターが気持ちいい。 ベンソンについては、今まで不思議と手を出さずにいたので、かなり興味あり。 こんなに才能あるのに、どうしてお顔をあんな風にする必要があるのでしょうか。 いや、余談です。 これも当りです。 楽しいです。 |
![]() Kasper Tranberg Social Aid And Pleasure Club Of Copenhagen 先日ピット・インで購入したのがこれ。 キャスパー・トランバーグと言うデンマークのコルネット/トランペット奏者、そして作曲家の2006年リリースのアルバム。 南博さんがピアノで参加していて、1曲提供している模様。 キャスパーさんのことはまったく知らなかったのだが、初めてGo There!を見に行った時に、デンマークのグループに所属しているなんて話をされていたので興味を持っていたところ、先日のライブのファースト・セットの最後でこのアルバムに南さんが提供している"Window In The Sky"を聴くことができた。 で、良い曲だったので聴いてみたいなと思って、セットブレイク中にCD売り場をチェックし、発見。 本当は、Go There!のアルバムを買おうかなと思っていたりもしたのだが、売り子のお兄ちゃんに「それ、さっきやってたやつです。凄く面白いですよ!何と言うか、北欧な感じです!とにかく、面白いです!」と熱心にこのアルバムを薦められ、ボキャブラリー少ないな、と思いながらも購入してみた。 もちろん商売だから熱心なのも当然ではあるけれど、悪い感じはまったくしなかったので。 それに、キャスパー・トランバーグという名前、帰ったら忘れそうだったから、ここで買ってしまった方が良いかも、という意識も働いたこともある。 というより、多分、こっちの理由の方が大きい。 という訳で。 前回のジュニア・マンスではないけれど、これも当りでした。 もちろん、音楽性は全然違うけれど。 重厚だが重苦しくなり過ぎず、即行演奏にも力を入れているようだけれどそちらに流れ過ぎず、かなりアンサンブルを重視した感じで、バランスが良い。 トランバーグのコルネットのスタイルが何となくマイルスを思わせるところがあるので、ちょっとChicago Underground Trioあたりにも通じる雰囲気があるような気もする。 でも、音響的なギミックに頼るところはなく、そこはとても好感を持った。 曲によっては60年代の新主流のようであったり、大所帯だからなのかデイヴ・ホランドのビッグ・バンド ただ、予想していたよりは、北欧!って感じではなかったかな。 かなり気に入っています。 他にも何枚かリリースされているようなので、ぜひ聴いてみたいと思う。 でも、それよりもライブが見たい。 見たい。 |
![]() Junior Mance And His Swingin Piano Junior 59年の初リーダー作。 当時は、ディジー・ガレスピーのところにいたそうで。 ジュニア・マンスのピアノの他、レイ・ブラウンがベース、レックス・ハンフリーズがドラムのトリオ編成。 このアルバムのことを知った(どころか、ジュニア・マンスのことを知ったに近い)のは、rollins1581さんのところで。 でも、それも昨年11月のことなので結構時間が経ってしまっているが、ずっと気になっていて、最近ようやく少々安く手に入れるチャンスがあり、やっとやっと聴くことができた。 いきなり結論からになるけれど、これは大当たり。 1曲目の初めの方を聴いただけで、そう確信した。 "And His Swingining Piano"の名に恥じないスウィング振りで、黒い中にも適度な品があり、とても心地良いピアノ。 で、ベースがまた素晴らしい。 実は、最初にrollinsさんの文章を読んで関心を持ったのがそこ。 何しろ、それまでrollinsさんはあまりベースには関心がなさそうな印象を持っていたので、余計に。 弾きまくったりする訳ではないのだけれど、とても存在感があるし、ボトムを支えつつ、ちゃんと主張もしている。 芯のある太い音で、音色もとても好みだ。 既に聴いてみたいアルバムがいくつかあって、turuさんが紹介されているヴィレッジ・ヴァンガードのライブ それに、多分、こういうタイプの人は、歳を重ねてからの演奏もきっと良いに違いない。 どなたかお薦めがあったら、ぜひとも。 |
![]() Jerry Garcia Acoustic Band Almost Acoustic Grateful Dead以前に活動していたブルー・グラス・バンド時代のメンバーと23年振りの再会ライブ、とCDの帯に書いてあります。 ともかく、87年の、バンド名からもアルバムもタイトルからも分かる通り、アコースティック楽器を主体とした編成によるライブ。 前にある友人がこのアルバムを探してるんだよね、なんて言ってたので気になってたのだけれど、オフィシャル・サイトには「2005年再発予定」なんてことが書いてあるまま、一向に再発される様子もなく、でも、まあそのうち再発するだろうと考えていたところ。 で、先日、Tさんがこのアルバムのアナログ盤を嬉しそうに買って帰る姿を見て、再び興味が湧いていたところで、オークションにて国内盤未開封新品を発見。 ダメならダメでしょうがないだろう、ということで一応入札してみたら、競ることもなくあっさり落札でき、こうして聴くことができている。 届いてみると、確かに未開封、でも、帯の背中が少し色褪せているので、長いことどこかで売れ残っていたのだろうか。 そして、当然、悪い訳がなく。 中村まりのライブだとか、Tさんにお借りしたハワイのスラック・キーについてのビデオだとか、アコースティック・ギターの良さに触れる機会が続き、ちょうどそんな気分にも違和感なくはまった。 何より、リラックスした雰囲気の中、メンバーが演奏を楽しんでいるのが伝わってくるのがとても良い。 部屋でのんびり聴くも良し、外を歩き回りながら聴くも良し、といった感じ。 そして、余談だけれど、国内盤(と言っても、多分輸入盤に帯とライナーを付けただけ)なのでライナーが付いていて、更にリリース当時のものなのでちょっと面白い。 書き出しが「久々にジェリー・ガルシアの新譜が届けられました」。 リリースがジェリー存命中のことだから、当然ではあるが、たまたま新品を手に入れたこともあって、少し妙な気分だ。 さらに70年代はバンドのスランプ期と書いてあって、たしかにミッキー・ハートの一時離脱やら、ツアーの大赤字やら、75年のツアー活動休止やら、キース・ゴッドショーが脱退後に亡くなったりだとか、いろいろなことが起こった時期ではある。 でも、残された音楽を聴けば分かる通り、音楽的には決してスランプとは思えない。 それが通説だったのか、それとも、このライナーが書かれた当時の日本ではその程度の認識だったのか。 2007年の今読むと、なかなか興味深いところ。 更に、余談。 帯に「2 in 1」と書いてあるのだけれど、何が「2 in 1」なのか、説明もなく不明。 で、このアルバム、手に入りにくくて、売ってても少々高い値段がついてる。 と思っていたら、国内盤 でも、安くはないし、注文しても入荷できませんでした、のパターンかも。 やはり、早く再発して欲しいところ。 |
![]() Dinosaur Jr. Feel The Pain (Live Tracks) 前回に続き、これも日本独自の編集盤で、今度は"Without A Sound" 95年のリリース。 中身の方は、タイトル通りライブ・トラックばかり、5曲でトータル約30分ほどという内容。 このアルバムも前回の"Quest"同様、買った当時に繰り返し聴いていたような記憶がない。 それは、94年にリリースされた"Without A Sound"が、自分としては少々物足りなくて、少々熱が冷め気味だったことが大きい。 だから、内容はほとんど憶えていなかったので、今、意外と新鮮な気持ちで聴けたりもしている。 こうして聴いてみると、マイク・ジョンソンのベースが結構面白い。 元々ベーシストではなかったと思ったが、多分、純粋なベーシストだったらこう弾かないだろうなというようなことを普通にやるので。 やはりベーシストではないJマスキスが弾くベースが好きなのだけれど、マイク・ジョンソンもなかなか良い。 たしか、当時のインタビューではベース弾いたことなくて、こういう風に弾け、とJに指示されたとか言ってたような気がするが、どうだったか。 だとすれば、似ていても不思議はないか。 ただ、この頃のドラムがもうひとつ。 名前も知らないのだけれど、ちょっと野暮ったいと言うか、若干締まりがない、というのはこの頃見に行ったライブでも感じた。 本来、整合感のある演奏をする人達ではないので、それほど大きく外れている訳ではないのだけれど、これならマーフの方がずっと良い、と今なら思う。 もっと言ってしまうと、Jのドラムが一番良い。 更にもっと言ってしまうと、スタジオ作品でJがすべて演奏しているのが結構好きだったりするのだけれど、でも、さすがにライブでは無理なので。 という訳で、なんだかとりとめがないけれど。 内容としては、"Quest"の方が充実しているし面白いが、まあそれなりに、という感じ。 |
![]() Dinosaur Jr. Quest "Where You Been" リリースは93年。 このアルバムの存在、忘れかけていたのだけれど、ふと思い出したので。 それというのも、リリース当時に買っては見たものの、あまり聴いてなかったから。 ひとつには、この頃、まめにシングルも買っていて、それぞれ良く聴いていたのでこのアルバムで改めて聴き返すほどではなくなっていたという理由。 それと、このアルバムの最初と最後を飾るタイトル曲"Quest"は、ファースト・アルバム その頃、ファースト・アルバムには思い入れがなかった(参照)からというのもあると思う。 でも、"Quest"という曲も、最近、多分リキッドルームでのライブを見てから(参照)なので、本当に最近、やっと良い曲だなと思えるようになって来ている。 で、93年頃だとJがソロ・アコースティック・ライブを始めたばかりの頃だし、本人としても昔の曲を再評価したりとか、そういう流れがあったのかな、と今になってやっと想像できたりもする。 そのアコースティック・ツアー後、ギターから歌へとJの興味がシフトしていったことを考えても、なかなか面白いと思う。 という訳で、いかにも寄せ集め的な感じではあるけれど、なかなか聴き応えがあるし、面白いアルバムだ。 Flying Burrito Brothersのカヴァー"Hot Burrito #2"が凄く良い曲だったので、オリジナルの入ったアルバムを買おうと思いながら買いそびれていたことや、既発曲ではなくて純粋に"Where You Been"からは漏れたと思われる"Turip Farm"と"Forget It"はどちらもアルバムに入っていてもおかしくない出来であることや、"Kracked"の最後のところで"Freak Scene"のイントロが少しだけ入っているのだけれど、そのまま"Freak Scene"まで収録してくれれば良いのにと思いながら聴いていたことなど、いろいろ思い出しながら楽しんでいる。 こんな親切なアルバムも今では売られていないらしく、一応、リンクは貼っておいたが、高い。 どうせなら、アルバム未収録曲を集めて2枚組とかで、さらにレーベルの垣根を越えた編集盤とか出してくれると嬉しいのだけれど。 一番聴きたいのは、7インチのアナログだけでリリースされていた"The Wagon"のヴァージョン違いだ。 持ってないから。 |
![]() Sam Lazar Space Flight グラント・グリーンと同郷セントルイスのオルガニストであるサム・レイザーの60年のアルバム。 同郷と言えば、ジミー・フォレストのアルバムへの参加がグラント・グリーンの初レコーディング(参照)だが、このアルバムはそれに続く「ブルーノート以前」の作品。 メンバーの方は、リーダーのレイザーがオルガン、グラント・グリーンが当然ギター、ウィリー・ディクソンがベース、チョーンシー・ウィリアムスという人がドラム。 ちなみにこのアルバムは60年6月録音で、"First Session" サム・レイザー、と言ってもグラント・グリーンに興味を持ち、そのディスコグラフィーなどを知るまで名前すら知らなかったし、現在でも特別注目される存在ではないそうだ。 実際、このアルバムも98年に日本でCD化されるまで、リリース当時以来ほとんど日の目を見なかったに等しいらしい。 そんな感じだったので、少々なめていたと言うほどではないにしろ、あまり期待していたとは言い難く。 で、聴いてみると意外と良い。 1曲1曲も短く、踊らせることを目的にしたような、それこそお気楽な感じなのだけれど、ルーツが垣間見えるのが面白い。 サム・レイザーのオルガンについては、後にブルーノートで共演するどのオルガニスト達ともちょっと雰囲気が違うように思う。 ちょっと金属的な高い音で、聴く前に考えていたよりは地味ではなかったが、ゴリゴリ押すタイプではなさそう。 なので、やはりギターが前面に出た曲の方がどちらかと言えば面白いか。 曲によっては、ちょっとたどたどしさもあるけれど。 とにかく、楽しいタイプのアルバムだ。 そんなこのアルバム、一応、まだ売られている でも、その時は延長に延長を重ね、結局入荷できません、ということでキャンセルになってしまった。 そんなこんなで、たまにいろいろなところをチェックしてみたりしていて、最近ようやく手に入ったばかり。 今注文したら果たして届くのかどうか。 でも、もし今買うとしたら、昨年末に出たこっちがいいかも。 "Iron City" 曲目まではチェックしてないけど。 ![]() ついでに、ジミー・フォレストのアルバムもカップリングで出てました。 こっちも曲目はチェックしてません。 ![]() どちらもリーダー形無し。 |
![]() Hiroshi Minami Go There! 04/03/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 昨年8月以来、2度目のGo There!を見に、ピット・インへ。 その8月のライブでは、見事な演奏だったし、楽しみもしたのだけれど、若干入り込めないところが無きにしもあらず。 なので、また機会があったら見てみたいとずっと思っていた。 たしか、何ヶ月か前にもそのチャンスはあったと思ったが、その時は何となくスルー。 このグループでのライブ自体そんなに多くはないので、その時も行っておけば良かったと思いながら、ようやく見ることができた。 で、ちょっと早めに会場へ行ってみると、花輪がたくさん並んでいて何かと思ったら、同じフロアにあった飲み屋がピット・イン系列の店に変わった様子。 別の系統のライブ・ハウスか、クラブでもできたのかと思って、後で調べてみたら、どうやらリハーサル・スタジオとのこと。 最後にピット・インへ行ったのは、昨年の11月のAltered Statesの時(こことここ)だが、その時はそんな様子はなかったような気が。 余談です。 で、ライブ。 前回、やや後ろの方で見ていたせいか、ベースの音が聴こえにくく、少々ストレスを感じたので、今回はできるだけ前の方へ着席。 8時を少々過ぎた辺りで、メンバー登場、いよいよか、というところでベース・アンプにトラブルが発生し、ベースの水谷さん以外の方は再び引っ込むというアクシデント。 でも、すぐに解決したようで、5分後くらいには演奏開始で、一安心。 前回はどんな始まりをしたのか良く憶えていないのだが、今回は1曲目からかなりグイグイ来る。 席選びも正解だったようで、ベースの音、好みとしてはもうちょっと聴こえると嬉しい、という感じではあるが、前回よりはずっと良く聴こえ、かなりの迫力。 後ろの方で見ているよりも、ずっと演奏者の緊張感が伝わってくる、ような気がする。 こんなスタートだったので、もう初めから引き込まれ、そのまま持続。 ファースト・セット、セカンド・セット共に約1時間、そしてアンコール1曲。 全体的にはやはりヨーロッパ風のジャズがベースになっているようだけれど、とてもジャズらしい演奏から、そして、時々脱線(させるのは主に芳垣さん)したり、静かで美しい曲は、美しく、竹野さんのサックスが少々コルトレーン方面に行ったりとか、振幅が激しいので、一時も聴き逃せない。 うろ覚えではあるが、前回は抽象的な展開が多かったような気がするが、今回は比較的メリハリのはっきりした、分かりやすい演奏が多かったように思う。 特に印象に残ったところと言えば、桜をモチーフにしたという2曲やら、南さんが参加しているデンマークのグループのアルバム ピアノを初めとして、皆さん素晴らしい演奏だった。 中でも、随所に登場したドラム・ソロが圧巻で、ジャズからどんどん外れていくのが面白い。 ここまで来ると南さんのピアノとの相性はどうなんだろうという気もするが、その組み合わせがまた更に面白かったり。 で、最後は、「ブッシュ・バカ」のメッセージとともに"Over The Rainbow"。 「ブッシュ・バカ」、同感です。 という訳で、今回は前回以上の満足度。 セットブレイク中にCDまで購入。 何を買ったかは、また改めて。 また行きます。 できるだけ、前の方に座ります。 |
![]() Grant Green Blues For Lou 63年に録音され、99年にようやく日の目を見たというアルバム。 編成は、グラント・グリーンの他、ジョン・パットンのオルガン、ベン・ディクソンのドラムのトリオ。 前回の"Iron City" 時期としては、タイトル曲"Blues For Lou"を除き、"Feelin' The Spirit" ただ、その2作品と比べれば、このアルバムならではの特徴らしき物がやや薄いので、お蔵入りにされた理由はその辺だろうかと推測してみる。 どうでしょう。 で、67年録音の"Iron City"とは4年の隔たりがあるのだけれど、それもあまり感じさせず、かなり近い雰囲気。 違いと言えば、ブルーノートらしい抑制が利いていると言ったら良いのか、"Iron City"ほど大放出な感じではなく、といったところ。 でも、こちらもかなり楽しい雰囲気。 お蔵入りになったとか、そんなことは気にならないほどに。 ジャケットも往年のブルーノートっぽい感じで良いと思うし、内容の方も然り。 単純に楽しめる、良いアルバムだと思います。 でも、今、少々高値が付いてるようなのが、残念。 |
![]() Mari Nakamura 03/31/07 Guitar Music Bar Pocotan - Yotsuya, Yokyo, Japan 約2ヶ月ぶりに中村さんのライブへ。 今回は四谷にあるポコタンという初めて行く場所。 到着順に入場というので早めに行ってみたら、結局予約順に入場の上、ちゃんと座席が割り当てられていて、それならもうちょっとのんびり行ったのに、という感じだった。 でも、座席の方が、前過ぎず、後ろ過ぎずのちょうど良いところだったので、まず良し、といったところ。 何しろ、前の方の座席と言ったらそれこそ演奏者の目の前で、下手をするとPAよりも前に位置するくらいで、なかなか見る側としてもしんどそうだったし。 という訳で、定刻8時をちょっと過ぎた辺りでスタート。 内容はと言うと、まあ、いつも通り、オリジナル曲の数々に加え、ミシシッピ・ジョン・ハートを初めとするブルースの曲やトム・ウェイツの曲、ポール・マッカートニーの曲のカヴァーなどを交えたもの。 でも、この日は2セット、それぞれ50分前後という長いライブだ。 初めて見た去年の夏から数えて生で見るのはこれで5回目になるが、単独でここまで長いのは初めて。 曲によってはゲストでギターが1本入れたりとかするのかな?と思っていたのだけれど、会場に入ってセットされたイスとマイクを見てどうやらその様子もなさそうだし、でも、ギター1本の弾き語りでこの長丁場、どんな感じになるのだろう、と期待。 で、結局は、いつも通りやっているだけなのだけれど、飽きることもなく。 しかも、今まで見た中では一番リラックスして演奏していたような気がする。 この人のギターは、繊細だが、女性的というのとはちょっと違い、女性としては荒涼とした感じもあって、力強く、でも、その力強さも男性的というのとはちょっと違うという、不思議な感じ。 歌声も然り。 今のところ、曲のアレンジを大胆に変えたりということはないようだけれど、今後どんな風になっていくのか、楽しみなところではある。 カヴァー曲の中では、ポール・マッカートニーの曲が少々異質な感じがした。 1月の時には"Mother Nature's Son"というBeatles時代の曲だったが、今回のはまったく知らない曲。 もちろん、最低限中村まり風味として成立しているのだけれど、他のブルースなどの曲とは違った難しさがあるような気がする。 妙なところで、ポール・マッカートニーの才能の凄さを感じてしまったり。 欲を言えば、やはり1月にやっていたロン・セクスミスの曲を改めて聴いてみたかったが、次回以降に期待。 もちろん、ライブは大満足です。 店の規模に比して、ちょっと多すぎるくらいの客が集まってしまったようなので、なかなか大変そうだったけれど、店員さんもかなり感じが良く、なかなか良い店。 普通に飲みに行くだけでも良さそうだけれど、四谷はあまり縁がないところなのが残念。 でも、ジャズ系のギタリストも出演しているようなので、全然知らない出演者の時に行ってみても面白いかも。 で、気に何なる人形が。 ジェリー? ![]() ギターがストラトっぽかったので、違うかなとも思ったのだけれど。 これは関係ないです。 ![]() ドロップキックでございます。 |
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