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  2007年04月  

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会話、でしょうかね
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DSCF3734.JPG

Jim Hall & Ron Carter
04/25/07 Blue Note Tokyo - Minamiaoyama, Tokyo, Japan


先々月だったか、HKさんにこんなライブがあるよ、とお誘いを受け、約1年振りにブルーノートへ。
ジム・ホールについては、「真夏の夜のジャズ」の中での演奏シーンを見たことがあるだけで、作品をちゃんと聴いたことがある訳ではなかったのだけれど興味はあったし、それにロン・カーターを一緒に見ることが出来るなら、ということでちょっとチケット高いなと思いながらも即決。

セカンド・セットだったので、9時頃開場に入り、待つこと約40分。
会場が暗くなって登場したロン・カーターのでかいこと。
もちろん知ってはいたけど、間近で見るとほんとにでかくて驚いた。
そして、手足の長さは想像以上。
一方、ジム・ホールはと言うと、想像していたよりもずっと小柄な人だった。
更に最近の姿を知らなかったので、想像していたよりもずっとおじいちゃん。
骨董屋の店主のような佇まい。

演奏が始まると、ジム・ホールのギターの音がアンプを通しているにも関わらず、生音も一緒に聴こえるほど、やけに小さい。
時には、ギターのボリュームを絞りきって生音だけで弾いていた場面もあったほど。
効果を狙ったものなのか、細かい調整がうまく行かなかったのか、またはその両方か。
ただ、演奏の方は、さすがに全盛期のように、とは最初から思っていなかったし、時々おぼつかないところもあったけれど、一時代を築いたことを感じさせてくれるものだった。
それに、例え、カッティングが適当だったとしても、エフェクターを切り替えるために妙な間が空いたとしても、たいした問題ではなく(とか言って書いてるけど)、あの動きひとつひとつに見る価値があったように思う。
もう少し音量があると良いなとは思ったけれど、あの柔らかい音は心地良かったし。

ロン・カーターの方は、というと、こちらはまだまだ現役といった風情。
テンポの速いベース・ランニングに入ってしまうと、ジム・ホールを置いて行ってしまうんではないかと思ったほど。
座った席からは、ジム・ホールの方が少し人影に隠れる感じで、それとは逆にロン・カーターの姿がよく見えたので、弾く姿をじっくりと拝んで来た。
年期の入った深い音と、あのベース・ランニングが聴けただけでも満足だ。

で、この2人の演奏は、というと、ジム・ホールが曲紹介の度に使っていた"Conversation"(会話)という言葉に尽きるのでは。
聞き違いでなければ、「次の曲は~」ではなく「会話」という言葉を使っていたと思うのだけれど、スリリングな駆け引きなどはない代わりに、年季の入りすぎるくらい入ったミュージシャン同士の会話のような演奏だったと思う。

で、"My Funny Valentine"に始まり、"St. Thomas"に終わる、アンコールなしの約1時間20分という内容だった。
特に印象に残ったのは、日本語で「平和」と言っていた曲。
この曲が、最も「会話」度の高い演奏だったように感じた。
こんなご時世なので、きっといろいろな意味が込められているのだろう、というのはライブ中には全然考えなくて、さっき風呂上がりに思いついたことなのだけれど、多分、そうなんじゃないかと。
老いや衰えの部分もそのまま込みで見て良かったと思うし、面白いライブだったと思う。

たまたまなのだけれど、来月に続く「マイルス・バンド卒業生の姿を拝もう」ライブの第1弾でもありました。

DSCF3736.JPG
ジムさんの写真、ちょっと若い頃でしょ。
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[2007/04/27 00:00] | Live | トラックバック(0) | コメント(3)
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