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  2007年06月  

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こりゃ近い
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芳垣安洋4Days/Orquesta-Nudge! Nudge!
06/29/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


芳垣さんの4夜連続ライブ、第3日目はスキップし、第4日目へ。
Polarisのオオヤユウスケさんをゲストに迎えた3日目、一時期Polarisも好きで結構聴いたこともあり、興味がなかった訳でもないのだけれど、さすがに4日連続だとちょっとキツいので抜くならここか、と思ってパス。
という訳で、5月の六本木以来、3回目となるOrazuesta Nudge! Nudge!のライブ。
4夜連続で行われた中で唯一、過去、と言っても最近だけれど、見たことのあるグループ。
なので、インターバルも短いし、毎回大幅に内容が変わるという感じでないことは5月に見に行った時に分かったので、今回はパスしても良いかなとちょっと思っていた。
でも、運良くなのか、初めて見た時、そして前回、と2回続けて、たくさんの楽器を大きく楕円形に並べた大掛かりな配置での演奏を見ることができたので、果たしてピット・インという広いとは言えない会場で楽器がどう配置されるのか興味が湧いたので。

異様に蒸し暑い踊り場で30分近く待ち、ようやく中へ入ってみると、ステージ上、ところ狭しと夥しい楽器群が並べられ、さらに普段なら客席となるはずのフロアの、多分3列目辺りまでせり出している。
無理矢理円形に組んだりするのかな、とちょっと予想もしていたのだけれど、さすがにそれはなかったか。
でも、正面から眺めたたくさんの打楽器の姿も迫力あり。
で、整理番号が早かったので、座席はほぼ選び放題、さて、どこに座るかとできるだけ前の方に座ってみたのだけれど、座ってしばらくしてそれが芳垣さんのドラムセットの目の前であることに気付き、期待が高まる。
その向かい側には、高良さんのヴィブラフォン等のセットが置かれ、ご夫妻で仁王像のように睨みを利かす(?)布陣。

そして、8時15分頃だったか、いよいよ始まる。
どういう風に登場するのかも興味があったのだけれど、わりと普通にステージ袖から。
演奏前にちょっと喋りもあったりして、過去2回のライブとはちょっと違った、少々和やかな雰囲気。
でも、演奏が始まれば、緊張感たっぷり、さらに本当に目の前だったのでド迫力。
演奏内容はそれほど違いはなかったけれど、各々がどんなことをやっているのかが今までよりも見やすかったの嬉しい。
そんな感じで、聴いたことがある曲ばかり、たしか3曲、約50分ほどでファースト・セットが終了。

30分ほどの休憩を挟んで始まったセカンド・セット。
知っている曲、初めて聴いた曲、六本木の時に新曲と言っていた曲、の順に。
久しぶりにやった曲、と言っていたので2曲目の初めて聴いた曲がそれのことだと思う。
しかし、各メンバー、レベルの差はあるのだろうが、皆さんやはりかなりの腕前なのは当たり前。
そんな中でも、芳垣さん&岡部さんの突出振りが凄く、この2人だけのかけあいになると、そのままずっと聴いていたくなるほど。
化け物です。

岡部さんと言えば、この日「栄養不足」Tシャツにて会場の笑いを誘っていたが、たしかにあの体型なので面白かった。
でも、密かに(?)注目していたのは芳垣さんの「矢場とん」Tシャツ
何しろ、すっかり書き忘れてたが、前回の六本木の時にも着ていたから。
しかも、あんまり自信はないけれど、記憶が正しければ、色違い。
Tシャツついでに言うと、さらに地味に面白かったのが、最後列左側のお兄さんのSisters Of MercyのTシャツ。

逸れたので戻します。
で、セカンド最後の曲は、いつもの乱痴気騒ぎに。
何度も書くが、近いので、凄い。
インパクトの点では、初めて見た時に譲るが、3回見た中ではこの日が一番だったかも。
途中、芳垣さんと高良さんの間のスペースに岡部さんが鍋等を放り始め、終いにはでかいトランクを持ち出してきたので何がでてくるのかと思えば、カウベルのような金属製の楽器や、さらには楽器かどうかさえ分からない金属製の塊がバラまかれる。
それらが、床に落ちる音さえ曲の一部になっている。
で、もちろん、床に膝をついて、床に落ちた金属を叩きまくり。
やっぱり、近いので、凄い。
ピット・インで耳がキンキンしたのは初めてでは。

で、最後、アンコールでは全員、紙製の筒を持って登場。
それぞれ長さが違い、筒にはめられたキャップを叩くと、違う音程で音がなるようになっているらしく、それを利用して1曲。
かなり遊びの要素も入っているが、面白い。
今回は、曲は違ったけれど、大騒ぎの後、こうした静かな雰囲気で終わるのがパターンとなっているようだ。
終わってみると、わりと短いインターバルでこのグループのライブを見ていたので、内容での驚きは少なかったものの、かなりの満足感。
席選びが良かったこともあると思うが。

さて、Emergency!、ナンバジャズ、Orquesta Nudge! Nudge!と4夜連続ライブの中、3回を見た訳だが、初めて見たインパクトが大きく、すぐにでもまたライブを見たいと思ったのがEmergency!だ。
でも、山本さんの凄さを再発見したナンバジャズのインパクトも相当な物。
機会があるなら、絶対にまた見に行くと思う。
Nudge!は、やっぱり立て続けに見ていたこともあって、それらに比べれば新鮮味は少なかったけれど、でもやはりあの迫力は捨て難い。
別に決める必要もないけれど、どれが一番、と決めるのはなかなか難しく、どの日も濃くて良かった。
あんまり濃かったので、ライブ観戦は、7月後半までお休みです。
たぶん...。

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[2007/06/30 23:15] | Live | トラックバック(0) | コメント(6)
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こりゃおもろい(加筆しました)
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芳垣安洋4Days/ナンバジャズ
06/27/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


芳垣さんの4夜連続ライブの第2日目へ。
今回は、山本精一さんとのデュオという興味深い組み合わせ。
「ナンバ」は大阪の「難波」のことではなくて、「ジャズ」は「スウィング・ジャズ」のことではないというコンセプト(?)、だそうで。
とにかく面白かった!
山本さん、ステキ。
どう素敵だったか、細かくいろいろと書きたいところだけれど、寝るのが遅くなるので、またもや後日加筆します。
失礼します。


はい、引き続き、こちらも追記。
前回は、ちょっと追記のつもりが、自分でもビックリするほどの長文に。
それだけの興奮度だったということで。

で、第2日目、山本精一さんとのデュオ、ナンバジャズ。
山本効果なのか、客が1日目よりも多い。
見に行くつもりの3日間のチケットはすべて同時に予約したのだけれど、この日の整理番号の数字が一番大きかったことからも窺える。
ライブ開始前には、ここでは初めて聞いたアナウンスもあったりして。
山本さんを見るのは昨年8月の野音以来。
Boredomsや想い出波止場が好きだったその昔から、とても気になる存在だったのだけれど、意外と生では見たことは少ない。

リハが押していたらしく、始まるのも遅くなるのかなと思ったのだが、8時を15分くらい過ぎた辺りでお二人が登場。
そして、いきなり「ナンバ」の解説から。
難波じゃなくて、古武術などに関係のあるナンバ、とのこと。
ああ、そう言えば、そんな言葉があったなと思い出した。
なるほど。
そして、演奏は一向に始まらず、話すこと約10分。
ほとんど1曲分と言っても良いほどの長さだ。
山本さんの手には、尺八が。
こういうのは珍しいが、なかなか面白い。

で、いよいよ始まったファースト・セット。
どの曲も10分前後と、ダラダラすることもなく比較的コンパクトにまとまった印象。
ドラムとギターのぶつかり合い。
たしかファースト・セットは5曲、冒頭の喋りを入れてちょうど1時間ほどだったか。
この2人だけで一体どんなことをやるのか予想できなかったのだけれど、このファースト・セットは比較的予想の範疇だったと言えばそうかも知れない。
だから、意外性はそれほどなかったが、音を出す、音を鳴らすという行為の奥深さを実感した。
タップリと。

そして、セカンド・セット。
いつの間にか、ステージ上のテーブルに徳利とお猪口が用意されていて、2人で酒を酌み交わし、始まる。
山本さんが12弦のアコースティック・ギターを構え、芳垣はブラシを使ったドラミング。
ファースト・セットにはなかった雰囲気で、かなり良かった。
次に、「ちょっと変わった趣向で」という山本さんの一言で始まった2曲目。
全部変わった趣向じゃん、と思いながら聴いていたのだが、これもまたファースト・セットにはなかったタイプの展開で、かなり面白い。
目まぐるしく展開が変わる、昔から思い描く山本さんのイメージそのもので、この日最も山本色が出ていたように思う。

たしかここで再び、コンビニで買ってきたと言う純米酒を飲みながらの長めの喋りが。
が、なんだか妙に面白い。
何のライブを見にきたのか忘れてしまうほど。
多分、山本さんが喋っているのを見るのは初めてだが、やっぱりちょっと変わった人だ。
おもろい。

で、この後たしか最後の曲。
この日、一番長めの演奏だったと思う。
最後には芳垣さんがドカスカ叩きまくり、山本さんがギターをかき鳴らしの素敵な展開に。
芳垣さんはたしかに手数の多い人だけれど、ここまでパワー全開に、それこそ吉田達也のように延々叩きまくるというのは意外と少ないと思う。
山本さんのギターがそうさせるのか。

アンコール。
一応、山本さんが歌う、ということで探り探り始まる。
何と言うか、狂った演歌と言えば良いのか、フリー・ジャズ演歌と言えば良いのか。
ちょっとアルケミー時代の想い出波止場を彷彿とさせるところもあり、これもまた、山本さんのイメージ通り。
で、最後に再び、ギターかき鳴らしのノイズ出しまくり、ドラムが激しく煽りまくりの素敵すぎる展開に。
この山本さんのキレっぷりは凄かった。
昔から慣れ親しんだノイズ・ギターと言えばこういう感じ、ということを思い出し、懐かしさもあり。
挨拶もそこそこにステージを立ち去るハードコアなお姿も懐かしい感じ。
1日目のEmergency!があまりにも凄かったので、2日目はちょっとどうかなと少し心配な面もあったのだけれど、負けず劣らず、面白かった。
やはり山本さんは、ステキだ。
もちろん、芳垣さんも凄かった。

その昔、山本さんの赤武士というユニットがあったのだが、結局CDは買わなかった。
それをやっぱり買っておくべきだったと後悔した、そんなライブだった。(?)
武士ロック武士パンク(の間違いでした)、気になる。

あれ、そう言えば尺八は?
ただ、買ってきただけだったのか。
やっぱりステキです。

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あっさり書くつもりが、やっぱり長くなってしまいました。
[2007/06/28 01:09] | Live | トラックバック(0) | コメント(4)
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こりゃ凄い(加筆しました)
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芳垣安洋4Days/Emergency!
06/26/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


芳垣さんの4夜連続ライブの第1日目へ。
今回は、初めて見るEmergency!というユニット。
とにかく凄かった!
他の日を見ていないにもか関わらず、初日にして、一番良かったと言ってしまいたいほど。
細かくいろいろと書きたいところだけれど、寝るのが遅くなるので、また後日加筆します。
これだけでも書かずにはいられなかったほど凄かったということで。
失礼します。


はい、ここから追記です。

芳垣安洋4Days第1日目、Emergency!。
メンバーは、芳垣安洋さんがドラム、大友良英さん、斉藤良一さんがそれぞれギター、水谷浩章さんがベース。
実は、このライブに行こうと決めた時、芳垣さん、大友さんの2人以外のメンバーの名前を見なかったか、もしくは、まだ発表になってなかったかで、全然どんな演奏になるのか予想もせず、の状態だった。
大友さんと言えば、まだ昨年10月にソロでの2~30分ほどの演奏、それもかなり強烈なやつを見たことがあるだけ。
このEmergency!というグループも名前は見かけたことがあるけれど、どんなことをやっているのか知らなかった。
そんな感じで、臨んだ第1日目。

で、8時を10分ほど過ぎた頃、演奏開始。
1曲目が、ちょっとフリー・ジャズ的な始まりで、終わりの方ではいつの間にかプログレっぽい感じの盛り上がり方に。
それも半端ではない盛り上がり。
ジャズのスリリングさと、ロックのダイナミックな感じが見事に融合。
実際はそんな単純な物ではないけれど、この曲だけで、今日見に来て良かったと思えたほど凄かった。
次が、"Sing Sing Sing"。
最初は何の曲だか知らずに聴いていたのだけれど、かすかに聴き憶えのあるフレーズが。
一応、ベニー・グッドマンのカーネギー・ホールでの演奏を忠実に再現、とのこと。
残念ながら、ベニー・グッドマンを聴いたことがないので比べることができないのだけれど、多分、ドラム・ソロを挟んで転調したりするところなど曲の構成は本当にそのまんまなのだと思う。
でも、出てくる音だけを聴いて、それに気付く人はいないだろう。
こんなやり方もあり、の凄いアレンジ。

で、3曲目。
ミンガスの"Better Git Hit In Your Soul"。
曲名を聴いて、ちょっとテンションが上がった。
そう、スティーヴ・キモックのファンにはお馴染みの(はずの)あの曲(?)。
そして、どこが?という感じの実験的な始まり方だったのだけれど、途中、たしかに聴き慣れたフレーズが。
この部分は、比較的原曲に忠実にやっていた模様。
と言いつつ、実は、ミンガスの原曲を未だ聴いたことがない。
聴かねば。
ともかく、水谷さんのベースがグイグイと気持ちが良い。
水谷さんと言えば、Go There!やジャズ・ヴォーカルのバックでの演奏しか聴いたことがなかったので、このロック度も高いバンドに、しかもアコースティック・ベースで参加していることにちょっと驚いたのだけれど、今回、引き出しの多さを思い知った。

そして、ファースト・セットの最後が、バート・バカラックの"I Say A Little Prayer"。
メロディアスで、曲自体が良いことが窺える。
それまでの曲とは違い、かなりメロディーを活かした感じだが、どこか少しだけおかしい、という秀逸なアレンジ。
ギターの2人がどちらもSGというのは、なかなか珍しいけれど、それはSardine Headですっかり慣れているので、むしろ違和感なし。
大友さんはファースト・セットではわりと抑えめだったが、センスの良さが窺える演奏だった。
そして、負けず劣らず、斉藤さんのギターも凄い。
ちょっとルーズで、ブルージーな面もあり。
斉藤さんの演奏を見るのはまったく初めてだと思っていたのだが、ご一緒したTRさんにセット・ブレイクの時、渋さ知らズでギターを弾いている人、と教えてもらってピンと来た。
初めて渋さ知らズを見た時、凄いギターを弾いていた人だ。
その時、あんまり凄いギターなので度肝を抜かれたのだけれど、名前も分からず、その後演奏を聴く機会がなかったのだが、やっと繋がった。
今後、要注目。

セカンド・セット。
1曲目"Fables Of Faubus"、2曲目ローランド・カークの"Inflated Tears"共に、30分前後の長尺の演奏。
展開もちょっとファーストとは少し違う感じに。
抑えめだったと思われる大友さんのギターが大爆発するフィード・バックやノイズを使った、抽象的な展開が増える。
これはこれでまた面白い。
で、気付くとまた、プログレ的な展開、それもKing Crimsonのウェットン&ブラッフォード在籍時の、これは"Fracture"か?という感じにになっていたりと、振幅が激しい。
これまた、凄い。

そして、セカンド・セットの最後が"At Last I Am Free"という曲。
どうやらChicの曲らしいことが、さっき分かった。
ライブ開始前、リハーサルの音が時々外に聴こえてきたのだけれど、それがこの曲だったことがこの時分かった。
ブラック・コンテンポラリーと言っていたけれど、この編成で演奏されるので、なかなか面白いことになっている。
リハーサルの音を聴いた時、ニール・ヤングみたいと思ったほど。
で、その時誰かが歌っている声も聴こえてきたのだけれど、それがまさか芳垣さんの声だったとは。
結構高めの、なかなかの美声。(ウソ)
この歌がインパクトがあり、次の日仕事中、ずっと頭の中でリフレイン(もちろん芳垣さんの声で)、という困った状態に。

で、アンコールが、ジョン・レノン作、リンゴ・スターが歌った"Good Night"。
ライブの終わりにふさわしい、静かで秀逸なアレンジ。
素晴らしい。

という訳で、ただただ、圧倒されたライブだった。
ギター2本、しかもどちらもSG、アコースティック・ベース、ドラムというジャズとしても得意だし、ロックとしてもちょっと変わった編成で、スタンダード曲やジャズ、ロック、ポップス、などなど有名曲をアレンジしてやる、というのが基本路線のようだけれど、高度な演奏力に基づいているので奇を衒った感は皆無。
原曲を知らなくても楽しめるし、どこかで少しは耳にしたことがある曲が多いのも良いと思う。
斉藤さんのギターも収穫。
とにかく、凄いライブだった。
このグループでのライブはそれほど多くないようだが、ぜひ、また見たい。

セットリストが分かったので、載せときます。

Set1:
Re-Baptism
Sing Sing Sing
Better Git Hit In Your Soul
I Say A Little Prayer

Set2:
Fables Of Faubus
Inflaterd Tears
At Last I Am Free

Encore:
Good Night

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[2007/06/27 00:57] | Live | トラックバック(0) | コメント(0)
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33回転ならここに
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Repeat

This Heat
Repeat


詳しいことはよく分からないのだけれど、クレジットと、まだろくに読んでいないボックス・セット付属のブックレット(メンバーのインタビューによる解説)をちょっと確認してみたところ、79年に作りかけて92年に完成させた曲と80年にレコーディングするもアルバムには収められなかった曲の2曲で構成されたアルバム(なのか?)らしい。
どちらも20分前後の曲なので、収録時間の長さはアルバム1枚としては充分なのだけれど。

まず、1曲目、タイトル曲でもある"Repeat"。
90年代半ば頃、アブストラクト・ヒップホップなんて言葉があったけれど、ほとんどそんな感じの音。
Mo 'Wax辺りにこういうの一杯いたようなあ、としみじみ思い出したり。
79年当時にこんな感じのビートが加えられていたのかどうかは不明だけれど、そうだとすればかなり凄い。
でも、例えば、Canなんかもこれに近いことをさらに昔にやっていた訳で、そう考えれば、脈々と繋がる物があり、なかなか面白い。
さらに、曲の初めと終わり(だけじゃないかも)ではファースト・アルバムで使われていた音も聴け、同じ素材を使って様々な実験が行われていたことも窺える。
これまた、なかなか面白い。
劇的な展開はまったくと言っていいほどなく、ほぼ同じ感じで延々と続くのだけれど、不思議と飽きない。
飽きないどころか、スリリング。

で、次が"Metal"という曲。
タイトル通り、と言っていいのか分からないけれど、メタル・パーカッションらしき音が延々と、淡々と20分以上続く。
ただそれだけ、と言えば、それだけ。
今週の金曜に再び見に行く予定のOrquesta Nudge! Nudge!でも、こんな感じの展開あったような気がする。
ちょっと民族音楽的でもあったり。
いや、民族音楽というよりは、どこかの儀式的な音楽と言った方がいいのかも。
とにかく、この不気味に抑えた雰囲気が"Repeat"とは違った感じでスリリング。
多分、以前なら全然受け付けなかったと思うが、個人的に聴くタイミングとしては今でちょうどよ受かったと思う、そんな曲。

そして、CDではもう1曲。
前々回、33回転でも45回転でもどちらでも聴けるようになっていた曲の、33回転の方も入れておいて欲しかったなんて書いたのだけれど、まさにその33回転ヴァージョンが、ここに。
チェック不足でした。
すいません。
それはともかく、その"Graphic/Varispeed"の33回転が15分ほど。
やはり時々ピッチが変わる不安定な電子音が続くだけの曲だけれど、回転数が違うだけでかなり印象が変わる。
当然、この33回転の方が少しゆっくりとしているが、こっちの方が好みかも。
ただ、これは確かに同じCDに45回転と続けて収録されていたら、さすがに飽きてしまうと思うので、こっちに収録しておいてもらってありがたかったかもしれない。

そんな感じの1枚でした。
なかなか刺激的です。
もちろん、万人向けではありません。
[2007/06/25 23:16] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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おまけを舐めてはいけません
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Grateful Dead - Spirit Of '76

Grateful Dead
Spirit Of '76


今年の初めにリリースされた"Cow Palace"のおまけ。
このおまけを目当てにわざわざオフィシャル・ストアから買うこともしばしばなのだけれど、届いたら満足して、おまけの方は聴かず終い、ということもしばしば。
これではいかん、とは思わなかったが、たまたま76年な話題が身近なところであったので、良い機会なので聴いてみようかなということで。

で、"Spirit Of '76"。
検索してみると、やたらとピンボールの台の画像が出てきたり、特定のイラストの画像が出てきたりするので何か意味があるのだろうか、と思ってもうちょっと調べてみると、どうやらアメリカ合衆国が独立した1776年に引っ掛けて、こういう言い回しがあるらしいことが分かった。
よく使われるのかは分からないし、詳しいことも不明なのだけれど。
少なくとも、一般的な日本人には馴染みがなさそう。

で、内容。
1曲目が6月9日の"The Music Never Stopped"。
これがやたらと気持ちが良く、引き込まれた。
そして、次の同日の"Crazy Finger"では、ジェリーの歌声に引き込まれ、そのまた次の10月2日の"Let It Grow"では、ボブ・ウィアのギター・カッティングに引き込まれ、と気付くと悪いところが見当たらない。
コンピレーションなので、1回のショーの延々と繋がる気持ち良さはないけれど、さすがに良いところを集めているだけあってか、素晴らしかった"Cow Palace"本編と比べても遜色ないほど良い演奏だ。
さらに素晴らしいのが9月24日"Playing In The Band > Supplication > Playing~"のサンドイッチだろうか。
圧巻。

最後に、売ってないのでセットリストなど。

01.The Music Never Stopped (06/09/76)
02.Crazy Fingers (06/09/76)
03.Let It Grow (10/02/76)
04.Might As Well (10/02/76)
05.Playing In The Band (09/24/76)
06.Suplication (09/24/76)
07.Playing In The Band (09/24/76)
08.Scarlet Begonias (09/30/76)

ここには入っていないけれど、6月29日も良いらしいので、ぜひとも聴いてみたいところ。
そう言えば、他にも聴いてないおまけが何枚かあったはず...。
[2007/06/22 00:16] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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どうせなら33回転も
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Health & Efficiency

This Heat
Health And Efficiency


80年に12インチ・シングルとしてリリースされたEP。
80年ということは、ファースト・アルバム参照)とセカンド・アルバム参照)の間。
ライナーによると、1度CD化されたことはあったそうだが、長らく手に入りにくい状態だったようで、そんなこのEPも、めでたくボックスに収録。
もちろん、初めて聴いた訳だが、それどころか、こんなEPがあるなんて、ボックスがリリースされるまで知らなかった。
This Heatを見直したのがここ1年くらいで、全然ファンでも何でもなかったからだけではあるけれど。

で。
2曲で、20分弱。
まず、1曲目が8分ほど。
この曲が、とても格好良い。
Sebadohか何かを聴いているのかとちょっと錯覚する、そんな始まり方。
そして、ちょっとFugaziみたいな展開へ突入。
単に自分の知っている音を連想させる感じだったので、それぞれその名前を出してみただけなのだけれど、自分の好きなその辺りの音との繋がりがちょっと窺えた。
そして、いつの間にかThis Heatらしい雰囲気に。
でも、This Heatらしい、とは言っても、ファーストともセカンドともちょっと違う感じ。
結構、聴きやすい曲かも。

で。
気付くと2曲目に突入。
12分弱、時々ピッチの変わる、ひたすら不安定な電子音が続く、のみの曲。
こういうのがダメな人には、キツいだけの曲だと思う。
いや、曲とさえ思えないかも。
でも、ジム・オルークの極悪な50分1本勝負に比べれば、全然聴きやすい、と思う。
何でも、この曲はファースト"24 Track Loop"という曲と同じ素材をいじくり回した曲で、12インチでは、33回転、45回転のどちらでも聴けるようになっていたらしい。
今回のCDでは、45回転の方が収録されている。
どうせなら33回転も入れといてくれれば良かったのに。
たくさん空きはあるんだし。

という感じです。
[2007/06/21 00:21] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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別冊グラントグリーン第13号
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オー・ベイビー! (紙ジャケ仕様)

Big John Patton
Oh Baby!


65年のアルバム。
メンバーは、ジョン・パットンがオルガンなのはもちろんのこと、ブルー・ミッチェルがトランペット、ハロルド・ヴィックがテナー、グラント・グリーンがギター、ベン・ディクソンがドラム。
このアルバムは、結構前にrollins1581さんが取り上げていて、グラント・グリーン参加の上、ジャケットもインパクトがあったので気になっていたもの。
でも、その頃既に廃盤だったので、まあ運良く見つかれば、と思っていたところ、最近まさに運良く見つかったので、手に入れてみた。
ちなみに、rollinsさんの記事はいつだったかなと思ってチェックしてみたら、昨年5月のこと。
またもや気付いたら1年以上も経っていると言う、前回と同じ展開に。

で、音の方は、まさにメンバーから想像できる通りの音。
なので、意外性はないけれど、完成度が高く、とても楽しいアルバムだ。
まず、オルガンを中心に、ギター、ドラムの三者の息がピッタリで、バランスが良い。
良すぎるくらいに。
グラント・グリーンの出番はそう多くはないものの、的確で、じつに「らしい」演奏。
気持ちが良い。
で、それをトランペットとテナーの2管が、巧みにバックアップ。
もちろん、それぞれソロはあるのだけれど、なんとなくそんな印象。
良い意味で。

そう言えば、今まで聴いたことのあるオルガンもので2管の作品ってあったかな、とちょっと思った。
トランペット入りって、わりと少ないような気がするのだけれど、どうだろう。
知らないだけかも。
でも、その2管のおかげで、華やかな印象があり、ここではかなりプラスに作用しているように思う。
かなり、良好。

ところで、falsoさん、拍手ありがとうございました。
また、遊んで下さ~い。
[2007/06/20 00:01] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(7)
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気になってた箱
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Deceit

This Heat
Deceit


81年のセカンドアルバム。
ボックス・セットが気になるとか言いながらファースト・アルバムを取り上げたのがいつだったかなと思い、チェックしてみたら昨年5月のことだった。
1年以上も経っていたので、自分で少々驚いてしまった。
そのボックス・セットも実は発売直後に手に入れていたのだけれど、つい最近まで放置。
買う時はテンションが上がるのだけれど、手に入れてしまうとちょっと落ち着いてしまうというボックスの罠に思いっきりはまってしまった。

で、昨日の代々木のお供に、今朝の通勤のお供に、やっと聴いてみた。
This Heatについてざっと繰り返すと、15年ほど前にファーストを聴いて、その時はまったく分からず、だったところ昨年に久々に聴ききなおして大いに見直し、ボックス購入に至る、という感じ。
なので、今まではそのファースト1枚だけしか聴いたことがなかった。
比較してみると、若干、このアルバムの方が聴きやすく、分かりやすくなっているような気がする。
ただ、15年前に気に入ったかどうかと言うと、あまり自信がないけれど。

すっかり忘れていたが、ファーストを取り上げた時、久しぶりに聴いたらFaustに近い印象を持った、なんて書いていた。
そして、このセカンドを聴いて、ちょっとCanみたいなところがあるなと思った。
今まで、その辺りとニュー・ウェイヴ、ポスト・パンクとの繋がりのようなものがよく分からなかったし、あんまり聴いてこなかったので大して気にもしてなかったのだけれど、やっと実感できた。
そんなに単純なものでもないが、それに加えてダブ、って感じだろうか。
ああ、ちょっとAltered Statesに近い雰囲気もあるかも。
いろいろと、繋がった。
自己完結的に。
面白い。

さらに、ライナーによると、ドラムのチャールズ・ヘイワードって、Gongにいたこともあるそうで、全然知らなかったので驚いた。
いつ頃だろう。
多分、聴いたことがない時期だ。
再び、いろいろと繋がる。
面白い。

という訳で、少々、殺伐とした気分の時に聴くと良いです。
[2007/06/19 00:04] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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良かったですが、手を抜きます
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DSCF6803.JPG

Happy Lives
06/17/07 Yoyogi Park - Tokyo, Japan


代々木公園の野外ステージにて定期的(?)に行われている、Happy Livesというイベントに初めて行ってみた。
今回の出演は4バンドで、どのバンドも初めて見るバンドばかり。
その中で、今回のお目当ては2番目に登場したMajestic Circus。
前から1度は見てみようと思っていたのだけれど、なかなか足が向かず。
で、最近のライブの評判がとても良く、良い機会なので行っておこうということで、ようやく実現した。
実現した、と言っても自分のさじ加減なのだけれど。

DSCF6806.JPG
そして、ライブ。
いくつか聴いたことのある音源で、ギターが凄いなと思っていたのだけれど、期待通り、素晴らしかった。
全体的な出音がパッキンパッキンで、正面で見ているのが辛いほどの音響面での悪条件の中、圧倒的な存在感だったと思う。
バンド全体の安定感も。
それととても印象的だったのが、キーボード。
動きも含めて。
曲で言えば、後半のレゲエっぽいゆったりした曲よりも、前半のファンキーな曲が好みだった。
これはぜひ1度、ワンマンの濃いライブを見てみたい。

さて、ずっと外で立ちっぱなしで疲れてしまったので、写真でお茶を濁します。
でも、あんまり気合いを入れて撮ってなかったのでブレブレですが。

DSCF6808.JPG

DSCF6810.JPG
ノオッ。マカロニほうれん荘を思い出す。
DSCF6831.JPG
すっかりこの人のファンになりました。
DSCF6832.JPG

最後にkgちゃんのナイスなTシャツ。
DSCF6788.JPG
AC/DCの、しかも"Who Made Who"ってのが渋すぎ。

よろしかったら、flickrを。

え?他のバンド?
内緒です。
[2007/06/18 00:10] | Live | トラックバック(0) | コメント(6)
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意欲的
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Drums Unlimited

Max Roach
Drums Unlimited


66年のアルバム。
このアルバムは、ちょっと前、と言ってももう半年くらい経っているかもしれないが、友人に聴かせてもらい、興味を持ったものだ。
でも、ちょっと聴いただけですぐ良さが分かるような感じではなかったので、今度買ってみようとずっと思っていて、ちょっと買いそびれていた。
で、最近やっと購入。
タイトル通り、ドラムを大胆にフィーチャーした作品で、メンバーはローチの他、ジェームス・スポルディングがアルト・サックス、フレディ・ハバードがトランペット、ロニー・マシューズがピアノ、ジミー・メリットがベース、そして4曲目の"St. Louis Blues"のみローランド・アレクサンダーがソプラノ・サックスで参加。
なんて、書いてはみたけど、個人的に今のところ多少でも馴染みがあるのがハバードのみ。

で、改めて聴いてみたのだけれど、これがまた少々取っ付きにくく、最初はまあこんなもんかなと思った。
でも、ここ数日、繰り返し聴いていて、少しずつ、ジワリジワリと効いてきているところ。
ドラムのみの曲と他の楽器が加わった曲が交互に配置されているが、その流れであるとか、ドラムをメインにでも必要以上に前に出過ぎずといった録音とか、隅々まで気を配ったことが窺える。
その辺りが分かってくると結構クセになるタイプの作品かも。

曲で言うと、2曲目の"Nommo"の淡々としたクールな感じが好きだ。
曲そのものも良いけれど、1曲目のドラム・ソロ曲"The Drum Also Waltz"から続く、その流れもとても良い。
それと"St. Louis Blues"の、抑えて抑えて、最後の方でドバーッと放出、な感じも捨て難い。
最後の"In The Red (A Xmas Carol)"の、全然クリスマスじゃない感じも悪くはないし。
ちょっとだけ、マイルスの"Nefertiti"辺りを思わせるような。
そして、それらの間に効果的に配置されるドラム・ソロ曲も長過ぎず良い感じだ。
一番聴き応えがあるのは、やっぱりタイトル曲の"Drums Unlimited"だろうか。

気が付くとほとんどの曲を挙げているけれど、要するに曲単位で良いというよりも、アルバム1枚の流れが気に入っているのだと思う。
今後、もっと聴き込めば、また印象が変わりそう。
多分、好みの分かれるところだとは思うが、なかなかクセになる、意欲的な1枚です。
[2007/06/17 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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100円です
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DSCF6769.JPG

John Coates, Jr.
Tokyo Concert


コーツさん第2弾を。
今度は、タイトル通りの東京でのライブ盤。
78年11月28日、渋谷のパルコ西武劇場での録音だそうです。
つい最近知ったばかりで、さらに、情報も少ないので、自分にとっては謎だらけなこの人が来日までしていたと知って驚いた。

さらに驚いたのが、その値段。
オークションにて、100円で購入。
送料、手数料を入れればもうちょっとはかかっているけれど、1000円で買った"After The Before"よりも中古盤として状態も良い。
よほど知られていない、そして、人気がないのか。

でも、内容の方はやはり素晴らしい。
日本での録音だからか、録音状態も"After The Before"より良くて、ピアノの音がよりクリアに聴こえる。
"After~"の方の、録音された時代のわりには古めかしい感じも嫌いではないけれど。
全6曲、3曲がオリジナル、残りはスタンダードなどで、"Willow Weep For Me"やソニー・ロリンズの"Doxy"、そして日本の"出船"という曲まで取り上げていて、サービスも忘れていない。
"出船"と言われてもピンと来なかったけど、聴いてみるとどこかで聴いたことがある曲だ。

で、"After~"で感じたのと同様に、人の曲よりもオリジナルの方が良いかなと思う。
良いかな、というか、好きだ。
特にA面の2曲、"Supplication"と"Encouragement"。
スタンダードでもそうなんだけれど、より人柄が滲み出ているような、そんな気がする。
どんな人か知らないけれど。
人の曲では、B面1曲目、ロリンズの"Doxy"がちょっと他と雰囲気が違った演奏で楽しい。
ほんのちょっとだけ、モンクっぽいような。
キースとの比較で言うと、オリジナルよりもスタンダードの解釈の仕方などに近いセンスを感じるが、どうでしょう。
いずれにしろ、埋もれていては勿体ないかな、と思う。
権利関係がどうなっているのか知らないけど、試しに一度CD化とかしてみませんか?(誰に?)

"After~"の後、さらに検索して調べてみたのだけれど、これと言った情報はあまりなかった。
でも、キース曰く、影響を受けたのはコーツの方、らしい。
さらに、キースは、コーツのバンドでドラムを叩いていたこともあるとか?
そこで代わりにピアノを弾くこともあったとか??
なんて、記述を見つけた。
たしかにキースはドラムを叩けるという話は聞いたことあるし、想像するにああいう人なので結構な腕前なのだろうと思うので、不思議はないと言えばないけれど。
???????????????
謎は深まるばかり。

裏です。
DSCF6771.JPG
寄ってみました。良い笑顔です。
DSCF6773.JPG
ごきげんよう。
[2007/06/16 01:25] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(10)
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もう1回くらい来たりとかはないですか?
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Joao Gilberto - Live At The 19th Montreux Jazz Festivall

Joao Gilberto
Live At The 19th Montreux Jazz Festival


タイトル通り、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ盤。
日付は、85年7月18日。
輸入盤はあったものの、この2枚組のオリジナル仕様では長らく廃盤になっていたそうで、今年の3月にめでたく再発された、ということは知っていたのだけれど、ちょっと高いので躊躇していた。
でも、結局、やっぱり買ってしまった。

そんなこのアルバム、輸入盤の方はCD1枚で3曲がカットされているようだ。
で、さっきライナーを読んで知ったのだけれど、その輸入盤の方にはこのオリジナル盤には入っていない曲が1曲収録されているらしい。
再発にあたって、その曲も収録することはできなかったのだろうか。
何となく許可されなかったような気がしなくもないけど、不満といえば不満。
ライナー読まなければ良かったかも。
ちなみに、輸入盤はこれ。

Live in Montreux

気を取り直して。

内容の方はと言うと、そんなことを吹き飛ばしてくれるくらい素晴らしい。
来日した時と同様、完全弾き語り、聴き憶えのある曲も多いので、生で見た時のことを思い出しながら聴いていた。
雰囲気はかなり近いと思う。
その上、若いので声にも張りがあり、ギターの切れも良いのだから言うことなし。
中でも感動的なのが、2枚目の4曲目、"A Felicidade"(フェリシダージ)だろうか。
曲の終盤で客が合唱し始めると、ジョアンは歌い方を崩し、スキャットに突入するのだけれど、その流れが自然でとても格好良い。
これは日本でのライブでは体験できなかったことだ。
まあ、日本人は日本人なりに楽しめば良いと思うので別に真似する必要は感じないけれど、もし、この場に居合わせることができたなら、それは鳥肌ものだったことでしょう。

そんな感じなので、このアルバムを聴き、来日した時のことを思い出すと、たしかに老いや衰えのようなものがあったなと感じる。
でも、だからと言ってダメになっている訳ではなくて、会場を包み込む雰囲気だとかは来日の時の方が凄かったような気もする。
もちろん、生で見たからということが大きいとは思うけれど。
いずれにしろ、改めてこの人の凄さをしみじみと感じているところ。
恐るべし。

これを聴くと、この人の音楽にはストリングスやサックス(誰とは言いません)などは必要ないことがよ~く分かるのではないかと思ったりします。
ずっと聴いていたい感じです。
[2007/06/15 00:00] | Brasil/Latin | トラックバック(0) | コメント(4)
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回を重ねるごとに
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Hiroshi Minami

Hiroshi Minami Go There!
06/12/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


4月以来、約2ヶ月ぶり、3度目となるGo There!のライブへ。
前回のライブがとても良かったので、かなり楽しみにしていた。
しかし、このピット・インというライブハウスへ初めて行ったのは、たしか2年ほど前だったと思うが、今のところいつも決まったアーティストを見るためだけとは言え、こう何度も来ることになることは思いもよらず。
月末には、芳垣4Daysのうち3日行く予定だし。
で、会場へ到着して、階段を下りたところでその4Daysのチラシが貼ってあったので、それを眺め、フッと振り返ったところ、ちょうど芳垣さんが控え室から出てきてちょっと面白かった。

そして、ライブ。
8時ちょっと過ぎ、始まる。
1曲目が"#1"。
初めて聴いたが、シンバルとスネアでスピーディーにリズムを刻んで行く、やたらと格好良い曲で、アッという間に引き込まれた。
過去2回のライブでは聴いたことがないタイプの曲だなと思っていたら、アルバムに入っているとのことで、調べてみると1枚目のアルバムの1曲目だった。
続いて、"December"、"Chase"(多分)という新曲、"Window InThe Sky"、"A3(仮)"というこれまた新曲へと続く。
今回は曲名をなんとか憶えておこうと頑張ってみたので、多分、ここまでは合っていると思う。
それはともかく、心なしか今まで見た中ではアグレッシヴな面が強調されていたような印象。
もちろん、それだけではなく、振幅が激しく、目も耳も離せない約70分弱のファースト・セットだった。
演奏時間もう少し長めだったような気もする。

で、そこから20~25分ほどの休憩を挟み、セカンド・セット。
1曲目は、"Falling Falling Falling"(でいいんだろうか)という前回のライブでも聴いた桜をモチーフにしたという曲。
続いて、"Serene"、とMCで一度は言い切ったものの、他の3人に違うと指摘され"Sakura"(でいいんだろうか)という、これまた桜をモチーフにした曲。
この2曲は、聴き憶えがあり、また、ファーストとは違った雰囲気で楽しめた。
で、気を取り直しての"Serene"。
イントロが印象的で、好きな曲だ。
これも美しい感じの始まり方なので、このままセカンドセットはじっくり聴かせる感じに持っていくのかと思いきや、ドラムが暴れ始め、サックスが暴れ始め、となかなか激しい場面も。
特にピアノが休んで3人だけになったところなど、別のバンドに変貌したといっても良いほどの振幅の激しさ。

そして、頑張って憶えた曲名もここまで。
"Serene"でドラムの激しい連打で一度止まったところで、次の曲へ行ったのか、それともまだ"Serene"が続いていたのか定かではない。
いずれにしろ、たしかその後もう1曲あったと思う。
曲名は聴き取れなかったのだが、"Touches & Velvets"の曲と言っていた(と思うんだけど)し、聴き憶えのある曲だった。
で、さらにアンコールで1曲、これまた曲名を聴き逃す。
でも、凄く良かった。

全体としては、3回目ということもあって、いい加減曲も憶えてきたし、さらに楽しめ、かなり満足。
実のところ、ライブの前はちょっと集中力を欠いた状態だったのだけれど、演奏が始まるとそんなことも吹き飛んでしまったほど。
その上、メンバー個々の持ち味を楽しむ余裕(こちらのね)も出てきたし。
特に竹野さんのサックス。
次回もぜひ、ともう考えているところ。
いつだか分からないけど。
それと、スタンダードを演奏しているという新しいトリオもぜひ見てみたい。
さらにBozoも気になってます。

そんな感じで、かなり盛り上がっているところで、Go There!のアルバム2枚とも運良く中古盤を発見し、さっそく注文。
次回のライブ共々、楽しみだ。
[2007/06/14 00:21] | Live | トラックバック(0) | コメント(2)
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別冊グラントグリーン第12号
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Here 'Tis

Lou Donaldson
Here 'Tis


ルーが続くが、時代も違えばジャンルも違って、今度はドナルドソンさん。
61年録音のアルバムで、メンバーは、ルー・ドナルドソンがアルト、グラント・グリーンがギター、ベイビー・フェイス・ウィレットがオルガン、デイヴ・ベイリーがドラム。
ルー・ドナルドソンにとってはオルガン入りの初めてのアルバム、グラント・グリーンとウィレットにとってはリアルタイムでリリースされたものとしてはブルーノートでの初録音、といろいろと興味深い作品だ。
このアルバムの後、グラント・グリーンの初リーダー作"Grant's First Stand"、ウィレットの同じく初リーダー作"Face To Face"が立て続けに録音されている。
でも、3枚の中では、ルー・ドナルドソンのこのアルバムが一番最後にリリースされたらしい。

で。
メンバーを見ても、61年ということからも、想像通りの音だったし、意外性もなく既に聴いたことがあるような感じだったので、最初は楽しみつつもわりと流して聴いている感じだった。
でも、これは良いかもね、これは良いよね、これが悪いわけないよね、と、聴く回数を重ねるごとに印象が良くなっている。
よほどグラント・グリーンとウィレットに対する期待が大きかったのか、ギターもオルガンもまんべんなくフィーチャーされ、それぞれソロにバッキングにと活躍している。
でも、有望な若手を見つけてよほど嬉しかったのか、ルー・ドナルドソンのサックスが一番高らかに歌っているように聴こえる。
楽しそう。

多分、この先、もっと印象が良くなると思う、そんな1枚。
良いです。
でかい音で聴きたいところ。
[2007/06/12 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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思い切った1曲目
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Lou Barlow and Friends: Another Collection of Home Recordings

Lou Barlow And Friends
Another Collection Of Homerecordings


Sebadohやらルー・バーロウのソロやら、久しぶりに聴いていたら、ちょっと持っていない作品も聴いてみたくなり、とりあえずまずはルー・バーロウのソロを聴いてみようと思い、いろいろと注文。
まずはこれが届いた。
中身を見ると、91年から94年にかけて録音されたものらしい。
リリースは94年、Mint Recordsというところから。
これは、ジャケットに見覚えがあるEPだ。
なんだか以前にかったような気がしなくもないけど、多分、気のせい。
だと思う。

曲目の方をチェックしてみると、全12曲、でも、6曲目の"Feel Good"以降の7曲はLou Barlow And His Sentridoh参照)に収録されているから、初めて聴くのは前半の5曲だけということになる。
全体的には、最近取り上げていたソロ作品と同じようなものだが、この5曲だけちょっと力が入っていていて、少し違う雰囲気かも。

1曲目が、"Run To You"だ。
ブライアン・アダムスの。
大胆なアレンジがされているのかと思ったら、音をアコースティックに置き換えて、ロウ・ファイにしただけで、かなり真面目に取り組んでいる感じ。
歌い方も別人のようでもあるし。
ブライアン・アダムスと言えば、個人的には、まず思い出されるのがこの曲なので、余計におかしい。
この曲と5曲目に参加していアビー・バーロウなる人物は、兄妹だろうか。

2曲目がちょっとパンクっぽい感じ。
クレジットを見てみたら、Sebadoh仲間のボブ・フェイの曲で、ボブ自身も参加しているようだ。
たしかにSebadohでの、バカっぽいボブの曲と同じ雰囲気。
まずまず。
なくても良いけど。

3曲目の"Queen Of The Scene"は、Kathleen Billusなる女性の曲で、Kathleen本人が唄っている。
ヘタクソ。
でも、こういう録音物には合っていて、それなりに味のある感じ。
で、ちょっと検索してみたら、"Married To Lou Barlow"なんて記述を見つけたので、奥さんか?
詳細不明。

4曲目"Blonde In The Bleechers"は、ジョニ・ミッチェルの曲だそうだ。
残念ながら原曲は聴いたことがないけれど、この曲は意外とハマっていて、もしかすると一番良いかも。

5曲目"What Would It Be Like"は、何と言ったら良いんだろう。
アビー・バーロウのコーラスが効いていて、悪くはないけど、まあこんなもんかね、という感じ。
で、6曲目以降は、ルーひとりなためか、とても「らしい」雰囲気に。

という訳で、それはそれなりに面白いとは思う。
でも、熱心なファン向けと言えましょう。
[2007/06/11 00:09] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
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知る人ぞ、知る?
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DSCF6760.JPG

John Coates Jr.
After The Before


先日、お世話になっている方々に教えてもらったピアニスト。
何でも若い頃のキース・ジャレットがこのジョン・コーツJrという人のライブに足繁く通い、多大な影響を受けたと言われているそうで、初めて聞く話だったし、興味を持った。
で、どうやらCDは売ってないようなので、今度レコードを貸していただけるということになったのだけれど、帰ってから一応、あちこち検索してみると、オークションで投げ売り状態。
そして、片っ端から3枚ほど手に入れてみた。

で、これがその第1弾。
ジャケット裏側のライナーを軽く読んでみたところ、Omnisoundというレーベルでの3枚目のアルバムらしい。
多分、78年のライブ・レコーディング。
録音の感じから、もう少し古いのかと思っていたけれど。

そして、聴いてみてビックリ。
あまりにも似ているし、ほとんど一緒と言ってしまっても良いくらい。
細かい奏法についてあれこれ言えるほどピアノという楽器のことを知らないし、キース・ジャレットに関してもそこまで深く聴いている訳ではないので、表面的な印象ではあるけれど。
少なくとも、間だとか、フレーズだとか、ついでに声の出し方だとか、かなり影響を受けたことは窺える。
中には、これはケルンで聴いたことがあるぞ、なんてフレーズまだあるほど。
78年というと、もう既にキースは活躍していた訳で、どちらが似せたのか、なんて議論もあったようだけれど、これを聴く限り、簡単にスタイルを変えるような人ではなさそうだし、多分、単純にキースが影響を受けたということなんだと思う。

ちょっと違うかなと感じるところは、コーツさんの方が、ちょっと素朴で親しみやすさがあるところだろうか。
録音状態も関係しているとは思うけれど。
キース・ジャレットと言えば、ファンも多い反面、嫌いな人も多いようだが、もしかするとそういった人の中にもこれなら気に入る人もいるんじゃないかと、ちょっと思う。
その反応に興味あり。

いろいろと知りたかったので、あちこち検索してみて、一応、作品は少なそうということと、どんな感じで活動していたのかということは大雑把に分かったけれど、残念なことにあまりこの人について書いているところがなかった。
調べた中では、ここがまとまってて分かりやすかったか。
参考までに。
しかし、この人のことを教えてもらった時、「とりあえず聴いてみて、悩んで下さい」と言われたのだけれど、これは確かに悩むかも。
いずれにしろ、かなり興味深い。

このアルバムについては、オリジナル曲で固められたA面が気に入っております。

DSCF6762.JPG
パッと見、コメディアン?
しかし、指が長い!
[2007/06/10 00:54] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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見くびっててごめんなさい
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Train Out of It

Swell Maps
Train Out Of It


前回に続き、唯一持ってるSwell Mapsのアルバムを。
何しろ、全然印象が良くない上、つまらなかったということ以外何一つ憶えていなかったので、この機会を逃すと二度と聴かないかもしれない、ということでエピック・サウンドトラックスを取り上げたついでに聴いてみた。
他に憶えていることと言えば、吉祥寺にあった、レンタルと販売の両方をしていたとあるレコード屋がレンタルをやめた時の中古盤セールで買ったということくらい。
一緒に買ったのは、CSN&Yとピーター・トッシュだったか。
そんな、レンタル崩れな1枚です。

で。
最初の数曲、パンクからの影響丸出しな、ストレートかつ、ちょっとダラダラとした曲が続く。
決して嫌いな音ではない。
でも、リアルタイムで聴いていて思い入れがあるというなら別だが、今更こういうのを聴いてもなあ、という感じだ。
なので、やっぱり以前の印象通りなのかなと思ったのだけれど、一応、一通りは聴いてみようということで聴き続けた。

すると4、5曲目辺りから、インスト主体の実験的な曲が登場し始め、ちょっと印象が変わった。
悪くはない。
いや、曲によっては、かなり良い。
よくよくクレジットなどをチェックしてみると、アルバムとしてレコーディングされたものではなく、いろいろな時期のシングルの曲や未発表曲を集めたコンピレーションであるらしい。
リリースは91年だそうで。
15、6年経って、ようやくそんなことにも気付いた。
やはり初期の曲は微笑ましいとしか言いようがないけれど、もう少し後の時期の実験的な曲は面白いと思う。
このバンドの立ち位置が分かったので、聴き方、楽しみ方が分かった、という感じでもあるけれど、ちょっと見くびってました。
すいません。

久しぶりにエピック・サウンドトラックスを聴いて、ちょっと検索してみたりしたら、このバンドの中心人物であり、エピックの兄でもあると言うニッキー・サドゥン(どこかで名前を聞いたことがあるような気が...)も昨年3月に49歳で亡くなったということも分かった。
ということは、10年前に亡くなったエピックは、当時30代後半というところか。
特別ファンという訳ではないけれど、兄弟揃っていたたまれない感じではある...。

とりあえず、思い切って聴き直してみて良かった1枚でした。
[2007/06/09 01:42] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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10年も経ちますか
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Rise Above

Epic Soundtracks
Rise Above


元Swell Mapsのエピック・サウンドトラックスの92年のファースト・ソロ・アルバム。
でも、元Swell Maps、なんて言われても、当時そんなバンドのことなど全然知らず、もちろん、このエピック・サウンドトラックスなんて名前も全然知らず、このアルバムにゲスト参加しているSonic Youthのルー・ラナルド、キム・ゴードン、Dinosaur jr.のJマスキス(その頃マスシス)の名前に惹かれて買ってみたアルバムだ。
で、これが地味ながらもなかなか良くて、一時気に入って聴いていたことを思い出す。
なので、Swell Mapsにも少し興味を持ち、後で1枚買ってみたりもしたのだけれど、残念ながら全然面白くなくて、1、2度しか聴いてなかったはず。

最後に聴いたのはいつだったか、まったく思い出せないほど前のことだが、久しぶりに聴いてみて、やっぱり地味何だけれど、妙に惹かれた。
歌もうまいとは言えないし、曲の方も力強さとは無縁の、頼りない雰囲気。
改めて聴いてみたら、ちょっとまだ迷いがあるようにも聴こえるし。
でも、そこが良い所とも言えるし、強い個性はないかもしれないけれど、しみじみとした歌心が良いです。
ゲスト陣も雰囲気を損なうことなく、好サポート。
Jは3曲ほどでドラムを叩いているのだが、言われなければ分からないかも。

この後、たしか2枚くらいアルバムをリリースしていたはず。
当時、そのことは知っていて、今度聴いてみよう、とセカンド・アルバム辺りでは思っていたのだけれど、結局手に取ることはなく、聴いたことがあるのはこのアルバムとSwell Mapsのつまらなかった1枚だけ。
その後、一応、何となく頭の片隅には残っていて、でも、このアルバムさえ聴くことはなくなっていた。

で、そんなこの人の名前を久しぶりに見かけたのが、何年か前の亡くなったというニュースだった。
いつだったかなと思ってちょっと調べてみると97年のことだったことが分かり、もう10年も経つのかとちょっと驚いた。
特別な思い入れのある人ではないので、特別な感慨のようなものもないけれど、こういうしみじみとした作品を聴くと、妙にしみじみする。
この後の作品がどんな感じか、ちょっと気になるが、案の定、ほとんどのアルバムが廃盤のようだ。
まあ、機会があれば、ということで。

これも、たまにはこんなのも良いでしょう、な1枚。

ああ、そう言えば。
手元にあるのは日本盤で、ジャケットがリンクを貼った輸入盤の画像と違います。
こんなジャケット、初めて見たので、違和感があるのだけれど、日本盤の画像が見つからなかったので仕方なく。
[2007/06/08 00:22] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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お熱うございます
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Roy Ayers Ubiquity - Live At The Montreux Jazz Festival

Roy Ayers Ubiquity
Live At The Montreux Jazz Festival


2、3ヶ月ほど前のことになるけれど、友人何人かでうどんを食って、その後、ここでも度々登場するジャズ喫茶へ行った。
そこで話をしながら何となく流れている音楽を聴いていたら、やけに格好良いことに気付き、ディスプレイしてあったジャケットを見てみると、このアルバムが置いてあった。
これ良いね、という話になり、CD屋に寄って念のためチェックしつつ、でも、やっぱり置いてなかったので、帰ってからネットで探してみた。
で、ああいう店で聴いて気に入った作品の場合、後で調べて、CD化されていない、とか、CD化されていたけど既に廃盤、なんてことが度々あるけれど、これもそんな1枚であることが分かり、ちょっとガッカリしながらも、気長に探してみようと思い直した。
とか言いながら、ここのところすっかりこのアルバムのことを忘れてしまっていたのだけれど。
でも、ふと思い出し、久しぶりに探してみたら運良く見つかり、普通の中古盤を買うくらいの値段で手に入れることができた。
かなり嬉しい。

そんなこのアルバムは、タイトル通り、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ。
日付は72年6月20日だそうだ。
レコードがリリースされたのがいつなのかは分からないが、どこかのブログで読んだところ、日本だけでリリースされたようだ。
レコードの方は4曲入り、CDで言えば1~3、8曲目に当たる。
そして、クレジットによると、このCDがリリースされたのは96年らしい。

で、見事に期待に応えてくれた。
店で聴いた通りの印象で、やたらと格好良く、かなりの満足度。
店で聴いてオッと思ったのが、2曲目の"In A Silent Way"。
もちろん、マイルス/ザビヌルのあの曲。
テーマ部分などは、自分たちの音に置き換えただけで、かなり忠実に演奏されているけれど、かなり熱い。
遡って、1曲目の"Daddy Bug"もかなりのテンション。
そして、3曲目の"Move To Groove"がまた凄い。
タイトル通りと言ったら良いのか、グルーヴという点ではこの曲が1番かも。
この1曲目から3曲目への流れが大変素晴らしい。
そして、ちょっと飛んで4ビートになる8曲目の"Your Cup Of Tea"、これも好きだ。
特に良いなと感じたのは、この4曲か。

ということは、もともとレコードに収録されていた曲ばかり。
ボーナス・トラックの5曲、とは言っても4曲目はロイ・エアーズの喋りなので、実質4曲については、それはそれなりに熱演だし、雰囲気の違う曲もあり面白いけれど、なぜレコードかの際にあの4曲が選ばれたのか、ハッキリ分かるような感じでもある。
なので、追加曲はいらないとまでは言わないが、テンション高めのオリジナル4曲、とにかく素晴らしい!、というのが、何度か聴いた今のところの印象。

そんなお気に入りのアルバムなので、皆さん聴きましょう、と言いたいところだけど、前述の通りやや入手困難なのがとても残念でならない。
レア・グルーヴがどうとか、ってことだけで終わらせては絶対に勿体ないと思うので、さっさと再発するべきでしょう。
[2007/06/07 00:29] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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ミラーボール回らず
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Sardine Head
06/05/07 Starpine's Cafe - Kichijoji, Tokyo, Japan


ここのところ2回ほど見るのをパスしていて、4月のユーコトピア以来、約1ヶ月振りのSardine Head。
今回の会場である吉祥寺スターパインズ・カフェは初めての出演だそうで。
3バンド中2番目の出演ということで、あまり長くはやらないだろうなと思ったのだけれど、仕事帰りに行きやすく、帰りも楽な場所だし、何より飢えていたので。
ちなみにこの会場へ行ったのは、昨年5月のナスノミツル弾きっぱなし以来、2度目。
まったく個人的な話ですが。
でも、Altered States初体験の場所なので。

で、直前にSardine Headの出演時間は7時半頃、というアナウンスがあったので、7時頃へ行ってみると、ちょうど1番目の出演者の演奏が始まるところだった。
バックトラックを流し、曲によってはギターをバックに、テルミンを独奏、というスタイル。
テルミンをちゃんと演奏している人を生で見るのは初めてだ。
さすがに、クララ・ロックモアさんのような、滑らかなヴィブラートで不安だけど暖かいような不思議な音にはまだまだ届いていないけれど(当たり前か)、音程を取ることさえ難しそうなあの楽器を使って、あそこまで演奏するってのはかなりのものだな、と素直に感心。
アイデア次第では、まだまだ面白くもなりそうだし、新鮮だった。

で、7半頃、いよいよ。
お初だからということなのか、"Cream Cheese Cake"でポップに(?)スタート。
でも、2曲目で"Block Signal"という、リズム面では最も難解な部類に入る曲でご機嫌を伺います。
他の出演者のお客さんなど、初めて聴く人も少なくなかったと思うので、どう聴こえるんだろう、と想像しながらも、やっぱり持ち時間が45分と普段のライブに比べれば短めなので、ちょっとあっさり目だったかな、と思う。

そして、既に記憶が曖昧なので、鰯メモの更新を待ちたいところだが、たしか次が"Beg"。
見に行かなかった先週の金曜日のライブでは既に原型が崩れ始めていた、との噂だったので、楽しみにしていたところ、運良く聴くことができた。
噂通り、なかなか面白いことになっていて、この先の展開が楽しみな曲。

で、未だに曲と曲名が一致していないのでこれまた曖昧なのだが、(鰯メモよろしくお願いします)多分、"Chi Chi Boooo"。
この辺りから、エンジンが掛かってきたなと印象だった。
見る方としても。
今日のベスト。
今回、初参戦となる友人を1人連れて行ったのだけれど、彼もこの曲が特に気に入った模様。
これで終わりかな、と思ったら、もう1曲、"Soil"(多分)でさわやかに(?)終了。

で、最後のバンドを2曲ほど見て、そそくさと帰ったのだけれど、10時前には家に着いているという、Sardine Headのライブでは初めての体験。
平日なのであり難いけれど、やっぱり、こんなもんじゃないぞ~、という気持ちもあるし、もう1セットお願いします~、と言いたいところでもあり。
でも、バランス良くいろいろな面が表現されていた、良いライブではあったと思う。
ずっと2階で見ていたので、普段のライブで聴き取りにくい細かいフレーズが聴こえたりして、なかなか面白いこともあったし。

余談。
連れて行った友人が、90年に初めてPhishを見た時、もっと小さい会場だったそうだ。
ステージも、スターパインズ・カフェの半分くらいだったとか。
今となっては信じられないけど、面白い話だな、と思ったので、念のため。

DSCF3909.JPG
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DSCF3913.JPG
DSCF3923.JPG
2階席なので、すべて上からの目線となります。
残念ながら、ミラーボールは回らず。
[2007/06/06 00:10] | Live | トラックバック(1) | コメント(10)
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デッサン
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Lou Barlow & His Sentridoh

Lou Barlow And His Sentridoh
Lou Barlow And His Sentridoh


前回に続き、再び94年リリースのアルバム。
今度は、93、94年にリリースされたアナログとCDのシングルのコンピレーション。
曲目まではチェックしていないけれど、前回の"Winning Losers"とこのアルバムの2枚で初期の作品がほぼ網羅されているのかも。

なんてことはすっかり忘れていて、てっきりアルバムとしてレコーディングされたものと思い込んでいた。
いつ買ったかな、と言うと、これまたあまり憶えていないのだけれど、リリース当時ではなくて、随分後になってからだったと思う。
多分、4、5年前くらいに中古盤をたまたま見つけて、とかそんな感じで。
で、感想としては、"Winning Losers"とほぼ同じで、まあ、面白いけど...、というようなものだった。
それに加えて、個人的なことになるけれど、聴いた時期が悪かったためか、23曲で普通のアルバム並みの収録時間であったため、最後まで聴くのが少し辛かったことも少し思い出してきた。

で、改めて聴いてみると。
これまた(こればっかり)"Winning Loses"と同じだ。
だからあまり書くことがない、と言えばないけれど、以前よりはずっと面白く聴けた。
デッサンのままリリースされたような音源ばかりなので、これを肉付けしてSebadohでやったらハマりそうだな、とか考えてみたり、でも、多分、本人の中ではそれほど区別はないんだろうな、とか想像してみたり。
とにかく、何も考えずにダラダラ聴いているのが良いです。

一応、手持ちのルー・バーロウ関連は最後、だと思う。
気まぐれで買ったアナログのシングルがどこかにあったような気がするけれど、多分、このアルバムに収録されているものではないかと。
調べてみると、個人名義でリリースされた作品は意外と少なくて、しかも最初からアルバムとしてレコーディングされたのは2005年の"Emoh"だけのようだ。
前から友人に激しく薦められていて、でも聴きそびれていたので、いい加減、この辺で聴いてみましょうかね。
[2007/06/05 00:01] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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録りっ放しで、やりっ放し
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Winning Losers: A Collection of Home Recordings

Lou Barlow's Acoustic Sentridoh
Winning Losers: A Collection Of Home Recordings 89-93


94年リリース。
一応、アルバムという扱いになっているようだけれど、10曲入りで20分強という内容。
タイトル通り、89年から93年に自宅で録音した音源のコンピレーションで、元々はカセットでリリースされていたものらしい。
89年ということは、Dinosaur Jr.脱退後、ということだ。
ちなみに、リリースはSonic Youthのスティーブ・シェリーのレーベルから。

このアルバム(というには少し抵抗あり)を買ったのは、あんまり憶えてないけど、多分、リリース当時だったと思う。
そして、当時の印象は、前回Folk ImplosionのEPとほぼ同様、面白いし、嫌いじゃいけど...、という感じ。
なので、そう何度も聴く訳でもなく、やはり長いこと聴いていなかった。

で、久しぶりに聴いてみて。
記憶に残っていた印象よりも、意外なほど、ずっと良い。
これもやっぱり、思いついたことを4トラックで気軽にレコーディングした感じではあるのだけれど、もうちょっと作曲に重点が置かれているためか、メロディーの良さがより鮮明になっているし。
Folk Implosionの方も、以前よりは面白く聴けたけれど、こちらの方が今の気分にはハマるかな、と思う。
毎日聴くようなことはないと思うが、たまにはこういうのも良いでしょう、そして、Folk Implosionよりは聴く頻度は多いでしょう、という感じです。

このアルバム、てっきりもう廃盤になっていて手に入りにくくなっているか、安く売られているか、どっちかだと思っていたら、ちゃんと流通しているようだ。
一応、安定した人気、知名度があることは窺える。
でも、値段設定が普通のアルバムとして扱われていて、ちょっと内容のわりには高いのでは。
もう持っているからどっちでも良いけど。
[2007/06/04 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
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やりっ放しで、録りっ放し
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Take a Look Inside

The Folk Implosion
Take A Look Inside


94年リリースのEP。
これが最初の作品ではなかったかな、と思って調べてみたら、これ以前にもカセットやアナログのシングル盤などがあるらしい。
でも、少なくとも、自分自身がルー・バーロウとジョン・デイヴィスなる人物によるデュオを知ったのはこの作品から。
そして、そんなこのEPも14曲中、6曲はカセットでリリースされた曲、というクレジットがある、ことを今知った。
面倒なので、どの曲かまではチェックしてないけど。

当時の雑誌のレビューなどでは、ルー・バーロウの新ユニットのような感じで、わりと好意的に紹介されていたような記憶がある。
で、ルー・バーロウが関わったDinosaur Jr.、Sebadohどちらも好きなバンドだったし、その流れで当時、当然のようにこのユニットの作品にも興味を持ち、聴いてみた。
で、印象としては、面白いけど、ビックリするほどでもなく、という感じで、それほどハマることもなく。
その後もアルバムなどがリリースされているのも知ってはいたけれど、他に聴いた作品と言えば、"Kids"参照)のみに終わっていた。

だから、聴くのは相当久しぶりだった。
そして、ビックリするほど内容を憶えていなくて、わりと新鮮でもあった。
思いついたことを片っ端から録音してみた感じとか、やりっ放し、録りっ放しでリリースされた感じだとか。
さらに、時折顔を出すメロディー・センスの良さだとか。
でも、今後、これを毎日聴きたくなるほどハマりそうか、というとそれほどではなく。
まあ、たまにはこんなのも良いでしょう、という感じだろうか。

ただ、以前、聴き逃していたアルバムなどはちょっと聴いてみたい気もする。
機会があれば。
そんな感じです。
[2007/06/03 01:14] | Rock | トラックバック(0) | コメント(2)
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月刊グラントグリーン2007年7月号
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Matador

Grant Green
Matador


64年録音のアルバム。
CDのクレジットには、65年と書いてあるのだけれど、本やディスコグラフィーのサイトなど、どこを見ても64年と書いてあるので、64年が正しいらしい。
でも、いずれにしろリアルタイムではリリースされず、79年に初めて日の目を見たアルバムでもある。
メンバーは、グラント・グリーンの他、マッコイ・タイナーがピアノ、ボブ・クランショウがベース、エルヴィン・ジョーンズがドラム、というとても興味深く、グラント・グリーンの一連の作品の中では異色な組み合わせ。

噂には聞いていたけれど、これはなかなかの快作です。
かなり濃い、力の入った演奏が楽しめる。
でも、マッコイ&エルヴィンと来れば、コルトレーンを想像せざるを得ないけれど、期待通り(?)、かなりコルトレーン色が強い。
あんまりその色が強過ぎて、ピアノのソロ・パートの辺りでは、一体誰のアルバムを聴いているのか分からなくなってしまうほど。
特に"My Favorite Things"とか。
穿った見方をすれば、コルトレーンのバンドにグラント・グリーンがゲスト参加したようでもある。
一旦お蔵入りになった理由はサッパリ分からないけれど、もしかしたらその辺が理由なのかも、とちょっと思ったりも。

とは言え、グラント・グリーンのギターもなかなかの熱演ぶりだし、こういう雰囲気の作品が少ないので面白く、聴き応えがある。
"My Favarite Things"のような、まんま、の曲の演奏も良いけれど、"Matador"、"Green Jeans"といった自作曲が素晴らしいのが嬉しい。
それすらコルトレーン色の強いアレンジになっている訳だけれど、それもまた面白い、ということで。

それと、CDではボーナス・トラック扱いの"Wives And Lovers"。
この曲は、このアルバムのメンバーにホーンを加えた"Solid"と同じ日に録音だが、グラント・グリーン色もバランス良く、柔らかく出ていて、なかなか気に入っている。
もしかすると、一番好きかも、なんて、言ってしまうとこの"Matador"というアルバムの立場がないのだけれど。
でも、素直に良いアルバムだと思います。

という訳で、次は"Solid"でございます。
[2007/06/02 16:25] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(0)
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別冊グラントグリーン第11号
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Red, Blue & Green

Sonny Red
Red, Blue & Green


61年録音の2枚、"The Mode"と"Images"をカップリングしたアルバム。
リンクを貼った通り、現在、"Images"のみ日本盤がリリースされていて、"The Mode"の方は調べた限りではCD化されていない様子。
それなら迷うことなくこのカップリングを、と思ったけど、どうやらこれも今では手に入りにくいらしい。
でも、海外のサイトで安く売っているのを見つけ、運良く手に入った。

で、これは、3日間のセッションを2枚にわけて収録したものらしく、ソニー・レッドの他、シダー・ウォルトン、ジョージ・タッカー、ジミー・コブでの4曲が丸ごと"The Mode"に、ブルー・ミッチェル、バリー・ハリス、同じくタッカーにレックス・ハンフリーズ(?)という組み合わせの3曲が丸ごと"Images"に、2日目のセッションからミッチェルが抜け、ドラムがハンフリーズからコブに代わり6曲、これが3曲ずつ2枚のアルバムに収録されている。
グラント・グリーンは最後のセッションの内5曲参加、ということらしい。
ややこしい。
この中で、グラント・グリーンの他に気になるのは、シダー・ウォルトンとバリー・ハリスの両ピアニストとベースのジョージ・タッカーだ。
でも、残念ながらシダー・ウォルトンとの共演はなし。
さらに、この"Red, Blue & Green"というタイトルは、多分ソニー・レッド、ブルー・ミッチェル、グラント・グリーンの三者を指しているのではないかと思うのだけれど、その三者が揃う曲はなく、ジャケットのデザイン同様、気が利いているのか、利いていないのか、ちょっと中途半端だ。

中身の方はというと、最初に聴いたのが先週のオルガン続きの直後だったので、ピアノの響きが新鮮で、なかなか気持ち良く聴くことができた。
でも、ビックリするような内容かと言うと、特にそう言う訳でもなく、全体的にきれいにまとまった感じではあるのだけれど。
そんな中、耳を引くのが"The Mode"という、アルバムのタイトルにもなった曲。
そのタイトルから、何となく挑戦的な意気込みのようなものを感じなくもない。
現にテーマがちょっと変わった感じ、なのだけれど、ちょっと意気込みが空回りしているような気も。
耳を引く、というのは良くも悪くも、という意味で。
ただ、ジョージ・タッカーのベース・ラインが気持ち良く、意外と嫌いではない。
この曲があるからなのか、アルバム単位で考えると、後半に当る"Images"の方がうまい具合にまとまっている印象がある。
日本盤だけとは言え、"Images"のみがCD化されているのはその辺りによるものなのかもしれない。

気になるピアニスト2人に関しては、出るところでは当然出るけれど、今のところ、わりと控え目な印象。
もうちょっと聴き込みたい。
ジョージ・タッカーについては、やっぱりこの人のベースは好きだ。
ズシッとした感じ。
これで音質が"Us Three"のようだったら文句なし、なんだけど。
グラント・グリーンについては、スピーディーな曲での演奏が印象的。
このアルバムならではの特別なところは見当たらないけれど、61年当時らしい演奏だと思う。

と、そんな感じです。
でも、こういうアルバムが、意外と長く楽しめ、後からジワジワ効いてくるのかも、とちょっと思ったりも。
[2007/06/01 00:09] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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