monthly

  2007年10月  

スポンサーサイト
TOP ▲
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
この記事のURL | TOP ▲
達人
TOP ▲
DSCF5314.JPG

内橋和久 Solo
10/27/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


4日で6ステージ祭り、その3です。
もの凄かったデイヴ・ホランドの余韻に浸りつつ、Altered Statesのギタリスト、内橋和久さんのソロ・ライブのため、ピット・イン昼の部へ。
この日の夜から始まるAltered States 3Daysの前哨戦という感じだろうか。
ダブル・ヘッダーです。
しかも、台風。

既に3Daysが終了し、時間が少々経っているので少しばかり記憶が薄れつつあるけれど、始まったのはたしか2時を10分過ぎた辺り。
内橋さんの完全なソロを見るのは初めてだが、8月の外山さんとのデュオで何となく様子は分かっているので、どういう雰囲気なのかは想像できたし、実際おおよそ想像通り。
でも、やっぱり生で見ると面白い。
ギターをギターとして弾くのはもちろんのこと、エフェクター、サンプラーなどを駆使し、リアルタイムで音を積み重ねて行く。
その手捌きがとにかく凄くて、まるでゲームセンターで見かける凄いやつ(?)、のような。
ギターを鳴らしても、その音がリアルタイムで出ることもあれば、いつ、どんな音で出てくるのか、使われるのか予想できない音もあり、瞬時の切り替えが圧巻。
アルバムなどで音だけを聴いても面白いと思うが、こういうのはやっぱりライブで演奏する姿を見るのが楽しい。
幸い、見やすい位置だったし。
たしか、ファースト・セットの曲(というより区切り?)は、3曲ほど。
最後の曲では、ギターのボディーを叩き、パーカッシヴに音を重ねるなど、全体的にエフェクト類を比重に置いた演奏だった。

そして、しばしの休憩の後、セカンド・セット。
エフェクト類を駆使して音をいじくるのはファースト同様。
でも、ファーストと比較すると、ギターそのものを演奏する場面が多い。
激しくコードをかき鳴らすと、アコースティックのような、ナイロン弦のような、そんな音がする。
矢継ぎ早に繰り出される様々なフレーズが、エフェクト類の操作同様、圧巻。
脈絡があるのかないのか、こちらの感覚が麻痺してくるほどだ。
セカンドも、たしか3曲ほどだったと思うけど、うろ覚え。
で、アンコールにもう1曲。

実をいうと、見る前には眠くなったりするかなとも思っていたのだけれど、全然そんなことはなく、一瞬たりとも目を離せなかった。
それは、座席が良かったのも大きいと思うが。
言うまでもないけど、凄い人だ。
夜の部では、もっとその凄さを思い知ることになるのだけれど、続きは次回に。

ソロの方は、来週またちょろっと見ることができそうなんで、楽しみです。
スポンサーサイト
[2007/10/31 00:25] | Live | トラックバック(1) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
何なんですか、あなた達
TOP ▲
DSCF5294.JPG

Dave Holland Quintet
10/26/07 Blue Note Tokyo - Minamiaoyama, Tokyo, Japan


ただいま、先週の金曜日26日から4日連続、計6ステージ祭り(?)の真っ最中です。
今年は、かつてないほどライブをたくさん見に行っているけれど、ここまで集中したのは初めて。

で、6ステージの内のその1、その2。
デイヴ・ホランドの最終日のアーリー・ショーとレイト・ショー。
デイヴ・ホランドと言うと、1度でいいから生で見てみたいと本当に強く思っていた人だ。
今年は、縁あってマイルスのバンドのメンバーとして活躍していた人たち、ロン・カーター、キース・ジャレット、ジャック・デジョネット、ジョン・スコフィールドなどを続けざまに見ることができた(チック・コリアは跳ばしまして)が、その中でも間違いなく大本命。
もちろん、マイルス絡みだからというだけではなくて、近年の作品の充実ぶりがあったことの方が大きい。
そんな訳で、期待の方もかなり大きかったライブ。

で、ほぼ定刻通りにスタート。
まず、本物が目の前にいることにグッと来る。
そして、1曲目のクリス・ポッターのソロを聴いたところで、今日は凄いものを見に来たんだと言うことを実感。
最近、ようやくこの人が凄く注目され、人気のあるサックス奏者であることを知ったばかりなので、ホランドのアルバムの中でも特に注目していた訳ではなかった。
でも、その演奏を目の当たりにしてみると、たしかに凄い。(当たり前)
いや、凄いなんてものではなかった。

もちろん、凄いのはポッターだけではない。
トロンボーンのロビン・ユーバンクスも、ドラムのネイト・スミスも、ヴィブラフォンのスティーヴ・ネルソンも、皆、凄い。
恐ろしくレベルが高い。
そして、その高いレベルで、恐ろしいほどバランスが取れていて、きっちりと役割をこなしている。
ライブの構成、ソロ回しなどもとても考えられていて、等しくフィーチャーされているので、その時々でメンバーそれぞれの色が出ていた。

そして、ステージの中央奥に聳え立つ(?)ホランドさん。
ステージ上の配置通り、他のメンバーのソロの時でも、常に芯となり、要となり、間違いなくこの人の音楽であることを実感させてくれる。
音数は決して少なくはないのだけれど、無駄な音はいっさいなく、常に的確な演奏。
通常のウッド・ベースよりボディが短く、ブリッジの位置も高いから、あれはミディアム・スケールなんだろうか、初めて見た。
それを差し引いても、ウッド・ベースがほぼエレクトリック・ベース扱い。
やはり体の大きさって、(もちろんそれだけではないけれど)無関係ではないなと思い知らされた。
ともかく、パンチのある音で常に演奏をリードする様は、ドラムのスミスの演奏と相まって、枯れることなく現在進行形であることを実感させてくれた。
素晴らしい。

という具合に、たしか本編5曲、アンコール1曲、盛況のうちに終了。
終わった後、スゲー、としか言ってなかったような気がします。
そのくらい圧倒された。

しばしの休憩の後、レイト・ショー。
アーリーの時の座席も見やすく良い席だったが、ご一緒したmikionさんが早めに会場に行ってくださったおかげで、レイトではなんと自由席としては1番目の入場。
それはもう、1番前でしょう、ということで、ステージの目の前の席に案内してもらう。
ちょっと見上げる形になるので疲れそうだけれど、目の前で凄い演奏を浴びることができるなら、そんなこともまったく気にならず。

で、案の定、凄い。
見上げると二管が真上、正面にはホランドさん。
演奏の方も、最終日、最終公演とあってか、さらにヒート・アップ。
席のおかげでこちらのテンションがさらに上がっていたのと、音圧を直接感じていた所為かもしれないけど。
いや、でもそれを差し引いても、明らかにレイトの方が凄かった。
2セットで曲が被ることもなく(たぶん)、それぞれアンコールまできっちりやってくれた。
レイトの方は、本編4曲、アンコール1曲だったと思うが、あまりにも凄くて記憶が定かではない。
もしかしたら、本編5曲だったかも。
やはりここでも、事細かに説明する必要もないほどのハイ・レベルな演奏。
妙に印象に残ったのが、ネルソンで、風貌、演奏する姿、共の目が離せず。
レイトでは、マレットがすっぽ抜けるほどの熱演を見せてくれた。

曲は、アーリー共に今のところの最新作"Critical Mass"からの曲中心。
おかげで聴き覚えのある曲がほとんどで、かなり楽しむことができた。
その中でも、"Overtime"の"Free For All"を聴けたのはかなり嬉しい。
欲を言えば、"Jumpin' In"や1日目にやったらしい"How's Never"なども聴いてみたかったけれど、この際、贅沢は言ってられません。

という訳で、レイト終了後も、スゲー、としか言ってなかったと思います。
でも、本当に凄いとしかいい与のないほど凄かったんだから、しょうがないですよね。
思い切って奮発した甲斐あり。
今年見た来日アーティストの中(そんなに多くないけど)では、まず間違いなく最高のライブでしょう。
体力と時間と金(ここが一番大きい)が許すなら、4日間8セットすべて見たかった。
難しいかもしれないけど、今度は、ぜひビッグ・バンドでいらしてください。
チケット代、ちょっとくらい高くなってもいいから。

DSCF5292.JPG
[2007/10/28 15:07] | Live | トラックバック(0) | コメント(9)
この記事のURL | TOP ▲
ジャケットは好きですよ
TOP ▲
A Tribute to Jack Johnson

Miles Davis
A Tribute To Jack Johnson


ここ数日、ちょっとマイルス付いてます。
70年録音のアルバム。
低予算のため、録音済みの素材をテオ・マセロが編集し、一応、ドキュメンタリー映画のサウンドトラックとして、作られた作品。
この頃の作品としては人気のある1枚なので、書く必要もないかもしれないけど、念のため。

誰でも、世間一般の評価とは裏腹に、これそんなにいいか?と感じている作品の1枚や2枚はあるんじゃないかと思うのだけれど、自分にとってはこれもその中の1枚。
それでもやっぱり気にはなるので、ことあるごとに、そろそろ大丈夫なんじゃないか?、と確認するかのように聴いていた。
でも、聴き所はあるものの、何となく聴いていてかったるくなってくるので、もうひとつ入り込めないまま、今日に至る。

という訳で、久しぶりに。
で、以前よりは、少しは細かいところまで楽しめたような気がする。
マクラフリンの鋭く切り込むギターはなかなか聴き所が多いと思うし、ベースやドラムの質感も好きだ。
サックスのソロなんかもなかなかいいと思う。
それに何よりマイルスが、活き活きと力強く吹きまくっているのも素晴らしい。

でも、やっぱりなんだか少しかったるい。
特に"Right Off"が。
"Yesternow"は、"In A Silent Way"の挿入が余計だなとは思うものの、この前後のライブでの演奏に繋がるものを感じる、ということに今頃ようやく気付いた程度なんだけれど、どちらかと言えばこっちの方が素直に楽しめたような気がする。
"Right Off"の方は、前述の通りそれぞれの演奏は素晴らしいし、面白いとは思う。
でも、音がまとまり、シャッフルが延々と続くと、なぜか途中で飽きてくる。
いろいろ試した中での、バシッと決まった演奏の一部ということなんだと思うが、それ以上ではないような。
もちろん、そうした素材を使って、これだけの評価を得る作品を作り上げる手腕は凄いと思ったりもするんだけど。

マイルスによる素晴らしいロック・アルバム、という評価を別に否定するつもりもないけれど、ロックを聴くなら他にもっとテンションを上げてくれる作品があるし、マイルスを聴くなら他にもっと興奮させてくれる作品があるなあ、というのが正直なところ。
何だか歯切れが悪いが、こればっかりはしょうがないんです。
一応、これでも以前よりは楽しめているんだけど。
[2007/10/26 00:03] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
鞭で打たれた後には
TOP ▲
My Funny Valentine

Miles Davis
My Funny Valentine


ということになると、次はこれです。
"'Four '& More"と同じ64年2月12日録音。
このアルバムを最初に聴いたのもまだ数年前のこと。
でも、"Four~"よりは、先にこっちを聴いていた。

その頃のことを思い出すと、まだジャズとは言っても少々甘めな(とその頃は思っていた)、いわゆるジャズらしいジャズの良さがまだ分からず、このアルバムに関しても"My Funny Valentine"というタイトルからちょっと敬遠しているところがあった。
もちろん、興味がなかった訳ではないけれど。
で、恐る恐る聴いてみると、全然問題なくて、勝手に作り上げていたイメージが間違っていたことも分かったし、自分自身の間口がいつの間にか広がっていたことも実感することができた。
そんな訳で、自分にとっては結構重要な位置付けにある1枚かも。

で、今となっては、このアルバムを最初に聴いたことよりもさらに間口が広がっている(はず)なので、以前よりもさらに隅々まで楽しむことができている。(はず)
トニー・ウィリアムスは、トレード・マークのようなガッツンガッツン来る演奏も素晴らしいけれど、こういう抑えめの演奏も素晴らしいなと思う。
ハンコックのピアノも、ハッとさせられるし。
やっぱり印象の薄かったコールマンは、よくよく聴いてみるとやっぱり決して悪い演奏をしている訳ではなくて、むしろ"Four~"に収録されたような演奏よりもこういう方が向いているのではないかと思う。
無難な感じと言えばそうなのだけれど、ちょっと見直しているところ。

でも。
やっぱりどうしても陰に隠れてしまいがちなのは、若いリズム・セクションの演奏の鋭さと、なによりマイルスの演奏が活き活きとしていることによるので、これもやっぱりどうしようもないことでしょう。
そのくらい、マイルスを筆頭として、全体の演奏が素晴らしいと思う。
同じ日の演奏を2枚に分けたのは、2枚組でリリースしても売りにくいだとか、いろいろ理由があってのことだと思うけど、こうして2枚ともまったく異なる雰囲気で、しかもどちらも良いアルバムになっているのだから、面白いし、素晴らしいこと。

という訳で、かなり好きな1枚です。
[2007/10/25 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
鞭で打たれるかのような
TOP ▲
Four & More

Miles Davis
'Four' & More


ちょっと前に聴いた63年のモンタレーがとても良かったので、同じメンバーによる演奏のこのアルバムを久々に聴いてみようかと。
そのモンタレーから約5ヶ月後、64年2月12日録音。
改めて書く必要もないかもしれないけれど、"My Funny Valentine"は、同日録音の対となるアルバム。

このアルバムを最初に聴いたのは、まだ数年前のこと。
友人の、そのまた友人にもの凄いマイルス・マニアがいて、このアルバムの1曲目となる"So What"を聴かせてもらったことがあった。
そして、テープの回転がおかしいんじゃないかと思うくらいテンポの速い演奏に圧倒される。
これがあの"So What"かと、笑ってしまうほどにそのインパクトが凄かった。
当然、しばらくして自分でも手に入れることに。

で、久しぶりに聴いてみると、やっぱり強烈。
ハードコア。
特にトニー・ウィリアムスが。
ロン・カーターのベース・ランニングも、なかなかえげつなくて素晴らしい。
今まで、どうしても印象が薄かったジョージ・コールマン、モンタレーでの演奏が素晴らしかったので、今回、特に耳を凝らしてみた。
すると、時折、アレッ?と思うところはあるにはあるものの、なかなか悪くないと思う。
いや、悪くないなんて書くと失礼か。
良い演奏だと思う。
ただ、周りがあまりにも凄いので、思わず聴き流しそうになってしまうのだけれど。
こうして聴いてみると、5ヶ月前のモンタレーの時とはバンド内のバランスが少し変わってきているようにも聴こえる。
勉強になりました。(?)

で、コールマンがかすんでしまうのは、何よりマイルスのトランペットが強烈だからというのが一番大きいかも。
やっぱり、どうしてもそっちに耳が行ってしまう。
それはもう、どうしようもないでしょう。

という訳で、あまりに強烈なので、気分が乗らないと全然聴く気にならないのだけれど、気分が乗った時にはもの凄くよく気持ち良くさせてくれるアルバムです。
バシッ、と来ます。
[2007/10/24 00:07] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
誰?
TOP ▲
Arthur - Right Off

Arthur
Right Off


Arthurというバンドの94年のアルバム。
このバンドのことは、よく知らないどころか、まったく知らないので、何枚目のアルバムなのかも不明。
その知らないバンドのCDをなぜ持っているかと言うと、当時雑誌のレビューで見かけたこのアルバムをたまたまCD屋で見かけ、何となく買ってしまったから。
このアルバムを探していた訳でもなければ、特別興味があった訳でもなく、買った理由は未だに自分でもよくわからない。

そんなこのアルバムの当時の印象は最悪。
聴いていても全然面白いところがなく、どれくらいつまらないかと言えば、まったくどんな音か記憶に残らないほど。
あんまりつまらなかったので、多分、2回くらいしか聴いてなかったと思う。
で、その一方で、買わなければ良かったアルバムとして強い印象を残すことに。

そして、久々に、好奇心のみで聴いてみた。
するとどういう訳か、結構まともなファンクっぽいロックで、演奏もしっかりしているし、抜けの良い音で悪くない。
こんな音だったかなと、かなり拍子抜け。
強い個性がある訳ではないが、充分、聴いていられる音と演奏だ。

でも、やはりと言うべきか、ヴォーカルが入るとかなりガッカリする。
2、3曲ならまだしも、アルバム1枚通すとかなりキツい。
歌唱力も表現力もなく、イマジネーションのかけらもない。
どの線を狙ったのかなと考えてみると、妥当なところではミクスチャーの辺りか。
たしかUKのバンドだったはずだけれど、その辺りのバンドのだめなところをこのヴォーカルが一手に引き受けている感じ。
しかも悪いことに、ラストの曲の後に空白があり、もう1曲シークレット・トラックが入っていたりする。
Arthurというバンドの94年のアルバム。
このバンドのことは、よく知らないどころか、まったく知らないので、何枚目のアルバムなのかも不明。
その知らないバンドのCDをなぜ持っているかと言うと、当時雑誌のレビューで見かけたこのアルバムをたまたまCD屋で見かけ、何となく買ってしまったから。
このアルバムを探していた訳でもなければ、特別興味があった訳でもなく、買った理由は未だに自分でもよくわからない。

そんなこのアルバムの当時の印象は最悪。
聴いていても全然面白いところがなく、どれくらいつまらないかと言えば、まったくどんな音か記憶に残らないほど。
あんまりつまらなかったので、多分、2回くらいしか効いてないと思う。
で、その反面、買わなければ良かったアルバムとして強い印象を残すことに。

そして、久々に、好奇心のみで聴いてみた。
するとどういう訳か、結構まともなファンクっぽいロックで、演奏もしっかりしているし、抜けの良い音で悪くない。
こんな音だった方と、かなり拍子抜け。
強い個性がある訳ではないが、充分、聴いていられる音と演奏だ。

でも、やはりと言うべきか、ヴォーカルが入るとかなりガッカリする。
2、3曲ならまだしも、アルバム1枚通すとかなりキツい。
歌唱力も表現力もなく、イマジネーションのかけらもない。
どの線を狙ったのかなと考えてみると、妥当なところではミクスチャーの辺りか。
たしかUKのバンドだったはずだけれど、その辺りのバンドのだめなところをこのヴォーカルが一手に引き受けている感じ。
しかも悪いことに、ラストの曲の後に空白があり、もう1曲シークレット・トラックが入っていたりする。
Nirvanaのせいで当時こういうのが多かったけれど、個人的には嫌い。
幸い、空白はそれほど長くないけれど、待たせるわりには曲もたいしたことないし。
演奏が悪くないだけに、残念。

そんなこのバンドのことを調べてみると、無名な上、バンド名が一般的な単語、人名だったりするので検索に引っかからない。
さらに時間をかけて調べるほど興味がある訳でもなし。
という訳で、その後の活動など、まったく不明のまま。
まあ、こんなバンドもありました、ということで。
幸い、空白はそれほど長くないけれど、待たせるわりには曲もたいしたことないし。
演奏が悪くないだけに、残念。

そんなこのバンドのことを調べてみると、無名な上、バンド名が一般的な単語、人名だったりするので検索に引っかからない。
さらに時間をかけて調べるほど興味がある訳でもなし。
という訳で、その後の活動など、まったく不明のまま。
まあ、こんなバンドもありました、ということで。
[2007/10/23 00:13] | Rock | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
一目瞭然
TOP ▲
IMGP0263.JPG

Blendrums With Horns
10/20/07 Hamarikyu Asahi Hall - Tsukiji, Tokyo, Japan


芳垣さんのライブ・スケジュールでたびたび名前を見かけていたので少し気になっていた、レナード衛藤さんと言う和太鼓奏者の方の主催するライブ。
今回は、和太鼓、ドラム×2、ベースにホーンが3人という編成。
場所は、浜離宮朝日ホールと言うところ。
もちろん、初めて行くホールだし、このホールのある築地の辺りもほとんど行ったことがないエリアなので、半ば観光気分でチケットを取ってみた。
言うまでもなく、一番の目当ては、芳垣さん、そして、ベースの水谷さん。

レナードさんと言えば、都合が悪くて行けなかったのだけれど、8月には芳垣さんとともにザキール・フセインと共演、なんて面白そうなライブがあった。
ただ、見に行った方々の反応が、いろいろな意味で興味深いというか、面白いというか、もしかするとチケットを張り切って取ったのは失敗だったか?、ともちょこっとだけ感じさせるものだった。
が、せっかくなので、ここはひとつ自分の目と耳で確かめてこようと、わりと楽しみでもあった。

で、座席の番号から、てっきり端の方だと思っていたところ、思っていたよりも横幅の狭いホールだったので、でかい和太鼓の、ほぼ真正面という位置に。
レナードさんのことはまったく知らなかったので、いったいどういう人たちが聴いているのだろうと思っていたのだけれど、客層は女性が大半、年齢層は幅広い。
ますます分からん。

で、始まる。
まずは、水谷さん以外の全員が登場。
芳垣さんは、普段通り、Tシャツにジーンズという出で立ち。
もう一人のドラマー、菊池英二さんという方は、マッチョにノースリーブで、実際にマッチョ。
アルト&バリトン担当の方とトロンボーンの方は、スーツだが、どちらも妙にしっくり来てない。
テナーサックスの女性は、ほぼホステス。
そして、主役のレナードさんはというと、チラシの写真でお見かけしていた、そして8月のライブで評判だった(?)、エジブト風といえば良いのか、ともかく、肌の露出の多い衣装とは少し違い、それと比べれば比較的地味目な、袖無しの表現し難い衣装。
ご本人曰く、いつもより着込んでいる、とのこと。
でも、和太鼓の演奏を実際に見てみると、裸か、それに近い衣装になるのは自然なことなのだなと納得。
ちなみに、後で登場した水谷さんは、スーツにノーネクタイ。(初めて見た)
と、いきなり本題から逸れているが、見たままで言うと、もの凄く統一感のないチグハグな印象。

で、演奏。
1曲目は、打楽器の演奏の上で、ホーンズが何となく雅楽を思わせるようなフレーズを繰り返すというもの。
果たしてこれはどうなんだ?という気持ちと、期待していいのか?という気持ちが入り交じるが、特別聴くのに忍耐を必要とする感じでもなく。
その後、打楽器3人だけ、レナード&菊池、レナード・ソロ、レナード&芳垣、レナード&水谷&ホーンズ、全員、などなど、いろいろと編成を変えながら進行する。

ここまででも既に長くなっているけど、順番に行くともの凄く長くなりそうなので、まずは、個人的に楽しめた、素晴らしかったところ。
まず、ピット・インなどではどうしても埋もれがちになることの多い、ベースの音の響きがとても良かった。
天井の高い、音響のしっかりとしたホールだと、こうも違うものか。
そして、水谷さん&芳垣さん、そして、アルトのソロ、の場面。
ここ、急にジャズ色が高まり、また聴いていてなかなか気持ちのよい瞬間だった。
さらにこのアルトのソロの後、水谷さんと芳垣さんだけのパートがあって、自分にとっては見慣れた場面ではあるのだけれど、この音響の下で聴くとよりいっそう素晴らしかった。
ここ、一番の見所。

そして、芳垣さんとレナードさんのみの曲の冒頭で、芳垣タイムがあった。
これもまた、見慣れた、聴き慣れた場面ではあるけれど、とんでもなく素晴らしい演奏だった。
ちょっと音を出しただけで、会場の雰囲気を変えるほど。
最も緊張感のあった場面。
以上、素晴らしかったところ。

と書くと、じゃあ、主役のレナードさんは?ということだけれど、もちろんあれだけの和太鼓でリズムをキープするということは、相当な訓練と技術を必要とするのだろうし、実際、まったくつまらなかったという訳ではない。
でも、何となくしっくりこないと言うか、それ以上のものを生み出していたかと言うと、ちょっと疑問。
全員そろった演奏では、ちょっと音が多すぎるなと感じるところがあったのだけれど、どの音がないとすっきりするかなと考えた時、それが和太鼓である場面もあったし。
ホールの特性も考え、いろいろと工夫を凝らしていたようではあるが、大成功とは言い難いと思う。

もう一人のドラムの菊池さんは、ドラマーらしいドラマーという印象。
まさにパワー・ドラマーという感じ。
腕もたつようなので、多分、何かのバンドで演奏するとかなり力を発揮する人だとは思う。
ただ、こういう表現力が要求される場では、少々物足りなかったのもたしか。
レナードさんとのデュオでは、どちらもストレートで、楽器は違えど少し似たタイプなのか、相性は良かったけれど、どうにもハード・ロックやメタルのライブでお決まりのドラム・ソロを聴かされている気分になってしまった。
で、さっき調べたら、Yellow Monkeyのドラムの人であることが分かった。
何となく、どこかで見たことがあるような気がしていたのだが、納得。

結局、長くなっているのだけれど、ここで衣装で感じたチグハグさに繋がる。
やはり音の方も、衣装ほどではないとは言え、何とも言えないチグハグなところを感じた。
だから、どうしても一部分を切り取った楽しみ方になってしまった。
ここぞと言うところで気の効いた音を発していたのは芳垣さん、盛り上がりの場面で、そのグルーヴやら何やら、ベースとなるかなりの部分を担っていたのも芳垣さん、というのが自分の印象。
誰が凄いかは、一目瞭然。
芳垣さんが参加していたところでは当然のこと、抜けたところでもそれを強く感じた。
なので、レナードさんが目指しているものが成功しているのかと言うと、やっぱりそうは思えないかな、というのが素直な感想。
でも、見に行って後悔したかと言うと、そう言う訳でもなく、いろいろな面で面白かったと思う。
でも、また見に行きたいかと言われると、そうは思わないし、CDを聴いてみたいかと言うと、それもない、というのが正直なところ。

音楽って面白い、でも難しい。
音楽って難しい、でも面白い。
そして、芳垣さんは、やっぱり凄い。
などと感じた一夜でした。

IMGP0261.JPG

関係ないけど、この度、一眼デビュー。
初めて行った浜離宮からの眺めです。
IMGP0259.JPG
[2007/10/22 01:27] | Live | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
揺るぎません
TOP ▲
Bill Frisell with Dave Holland and Elvin Jones

Bill Frisell With Dave Holland And Elvin Jones
Bill Frisell With Dave Holland And Elvin Jones


前々から友人に薦められていたし、メンバーがとても興味深いので自分でも非常に気になっていた、2001年のアルバム。
デイヴ・ホランドにエルヴィン・ジョーンズだなんて、そんな、あなた、と言いたくなるような組み合わせ。
先日、友人が遊びにきた時、これまた興味深い組み合わせのロン・カーターとポール・モチアンとやったアルバムを聴かせてもらい、素晴らしく良かったので買ってみようかと調べたところ、何となく聴きそびれていたこのアルバムが安かったので先に買ってみた次第。

という訳で、ここ数日、聴き入っていたところ。
このメンバーからすると、想像がつくような、つかないような、何とも言えない感じなので、結局どんなだかあまり想像できなかったのだけれど、聴いてみると非常にフリゼール印な音が満載だ。
ホランドはともかくとして、エルヴィンに関しては知らないで聴いたら、気付かないかもしれない。
なので、最初こそ、あっさりしているなという印象だったが、聴けば聴くほどいろいろとにじみ出てくるのが分かり、非常に心地良い。
これは、長く楽しめそう。
大御所2人を迎えても(フリゼールも大御所だと思うけど)この人の音楽は揺るぎないのだなと思う。
素晴らしい。

フリゼールと言えば、ジャズ、と一言では言い切れないアーティストだと思うけれど、ジャズの重要な時期に大活躍していたエルヴィン・ジョーンズのような人の目にはどう映っていたんだろうかと考えると、なかなか興味深いかも。
まあ、こうして共演している訳だから、少なくとも悪くは思われていない、くらいしか想像がつかないけど。

さて、ホランドさん。
いよいよ来週だ。
このアルバムとは関係ないけど、とても楽しみ。

ああ、そう言えば。
このアルバムを聴いて、キモックさんもこういうのもやれば良いのに、と思いました。
[2007/10/20 01:05] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(5)
この記事のURL | TOP ▲
こっちなら、まあいいでしょうか
TOP ▲
Phallus Dei

Amon Düül II
Phallus Dei


懲りずに"II"の方を行ってみます。
これは、前回のアルバムと同じ69年作。
Amon Duul IIとしてのファースト・アルバム。
ライナーを読んで分かったのだけれど、分裂して2つのグループに分かれたのは68年のことで、前回の"Collapsing"も分裂後の作品であること。
前回、分裂前って書いたけど、勘違いしていたらしい。
ちょっと訂正。

そんなこのアルバムを聴いたのは、この盤がリリースされた96年だった(はず)。
先にもう1枚別のアルバムを聴いていて、ハマっていた訳ではないけれど、それとなく興味はあったので買ってみた、とかそんなことだったと思う。
というのも、久しぶりに棚からこのCDを出すまで、これを持っていたことすら忘れていた。
聴いたはいいものの、その当時の気分には合わなくて、ほとんど聴いてなかったことを思い出し、そんな感じなのでこうして久しぶりに聴いてみるまでどんな音だったかまったくと言っていいほど印象に残っていなかった。

で、久しぶりに聴いてみると、いかにもなジャーマン・サイケ風味に微笑ましさを覚えつつ、それなりに楽しめている。
政治志向が強いメンバー(あっち)と音楽志向が強いメンバー(こっち)で分裂したということなので、さすがに演奏としてはこっちの方がずっとしっかりしているし、ちゃんと音楽的なまとまりがある。
あくまでも、向こうと比較して、ということで。
それに、ヴォーカル面(と言えるのか?)が弱いので、ちょっと面白みに欠けるところがある。

でも、演奏面に注目してみると、時々(ほんと時々)ググッと持って行かれて、意外と面白いところがある。
その辺の雰囲気が何かに似ていたので、何だろうと考えてみると、このアルバムと同じ時期、68、69年あたりのGrateful Deadだった。
似ている、と言ってしまうとちょっと言い過ぎなので、共通する何かがある、というくらいがちょうど良いかも。
簡単に言ってしまえばそういう時代だったんだろう、ということだと思うが、それはそれなりに興味深い発見。
20分にも及ぶアルバム最後のタイトル曲"Phallus Dei"が一番それっぽく、鬼気迫る感じはなかなかの聴き応え。

という訳で、今聴くなら"II"の方が良いです。
追求したいというほどではないけど。
[2007/10/19 00:46] | Rock | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
これもどうなんですかね
TOP ▲
Collapsing

Amon Düül, Singvögel Rückwärts & Co,
Collapsing


前回に続いて、新しいiPodに何となく入れてみた聴いてないCDシリーズを。

分裂前のAmon Duulの69年のセカンド・アルバム。
Amon Duul IIの方は先に1、2枚聴いていたのだけれど、特別好きな訳ではなかったし、分裂前も分裂後も、このバンドのことはそれほど知らない。
で、このアルバムが初めてCD化になった95年、代表作、幻の名盤のような扱いを受けていること知り、どんなもんかと買ってみたのだったと思う。
ただ、買ったはみたものの、聴いてみると、なんじゃこりゃ?、な感じで多分2、3度くらいしか聴いてないはず。

で、もの凄く久しぶりに。
素人臭い打楽器による演奏が延々と続き、ノイジーなギターや声などがその上に乗るという、言ってしまえば実験的で単調な内容だ。
以前はこれがかなりキツかったのだけれど、今の耳で聴いてみるとそれほどではなく、意外と聴ける音だった。
自分の好きなもので言えば、同世代で同じドイツのバンドのFaustやCanに通じるところはあるし、後のThis Heatあたりにも繋がるようにも思う。
この繋がりは、以前は全然気付かなかった。
まあ、その頃はThis Heatの良さも全然分からなかったと言うだけかもしれないけど。

ただし、これを聴くなら、FaustやCan、This Heatを聴いた方がよっぽど面白い、と言うのが正直なところ。
打楽器が中心なのでグルーヴを感じるかってところだけれど、確かにいびつなグルーヴのようなものはあると思う。
でも、少なくとも、今の自分が求めているものとちょっと違う。
何かが結実してる訳でもなく、何かに向かっているような印象も受けず、多分、その辺がしっくり来ないのではと感じているところ。
それなりに面白いとは思うけど、凄いというほどでもなく、こんなのもありました、という感じか。

でも、高円寺辺りのライブハウスにはまだこういうのがいそう。
そんな音。
[2007/10/18 00:34] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
こりゃどうですかね
TOP ▲
Armageddon

Armageddon
Armageddon


Yardbirdsのキース・レルフが在籍したことで知られる(どのくらい?)Armageddonの75年の唯一のアルバム。
その昔、B級なハード・ロックやプログレもどきみたいなのを聴いていたことがあって、そんな頃に買ったもの。
手に入りにくかったり、売っていてもヨーロッパ盤で高かったりだとかで、実際はそれほどたくさん聴いた訳ではないのだけれど、そんな中でも有名な部類に入るCaptain Beyondが好きだったので、そんな感じの音はないだろうかと思って買った憶えがある。

1曲目のワウを使ったギターのリフが格好良く、おっ!と思った、たしか。
で、続いて入ってくるベースとドラムの音の軽さに、あれ?となった、たしか。
で、さらに入ってくるヴォーカルを聴いて、うーん...、となった、たしか。
リフやフレーズも格好良いところがあるし、アイデアも悪くないが、もうひとつ面白くなくて、その後ほとんど聴くことはなく終わる。
このアルバムと一緒に何枚かこの手の少々マイナーなバンドのアルバムがCD化されていたのだけれど、このアルバムの印象のおかげで1枚も手を出さなかった。
今となっては、一緒に再発されたのがなんだったのかさっぱり記憶にない。
91年のこと。

で、先日iPodを新調したので、あまり聴いていないのも少しずつ入れてみようかと思い立ち、何となくこのアルバムを選んだ。
1曲目が始まると、ああ、こんな感じだったなと少しずつ思い出してきて、それなりに懐かしかったりも。
印象の方は、以前とそれほど変わらないけれど、マイナス・ポイントに目をつぶるとこの1曲目なんかはなかなか良いと思う。
ライナーを読み返してみたら、ドラムはCaptain Beyondにも参加していたボビー・コールドウェルだった。
知っていたような気もするけれど、すっかり忘れていたほど印象にないが、言われてみればたしかに演奏そのものは悪くない。

他の曲では、ジミー・ペイジの陰がちらつくギターのオーバーダブだとか、"Presence"の曲をペラペラにしたようなギター・リフだとか、アルバム後半ではよせば良いのに組曲仕立てだとか、いろいろと微笑ましいところもありつつ、それなりに格好いいところもあり。
曲そのものはそれほどLed Zeppelinっぽくはないが、時々妙にそれっぽく感じる。
展開が変わるとその度にワン・リフで押すので、凝っているわりには単調に聴こえてしまうのと、ヴォーカルの表現力に乏しいところが欠点か。

そんな感じなので、けなしているようではあるけれど、こうして久しぶりに聴いてみるまではもっと「しょうもない」という印象を持っていたので、考えていたよりはしょうもなくはなかった。
いろいろと以前には気付かなかったことにも気付いたし。
しかるべき環境で、しかるべき時間を掛けて作られたなら、もっとマシ、いや、良い作品、良いバンドになったのではないかと思う。

一番驚いたのは、今でもちゃんと流通していることだが。
こんな感じです、falsoさん。
[2007/10/17 00:00] | Rock | トラックバック(0) | コメント(4)
この記事のURL | TOP ▲
こりゃいいですね
TOP ▲
The Trials of Van Occupanther

Midlake
The Trails Of Van Occupanther


先日、ニュージーランドにお住まいのyasさんのブログで知ったアルバム。
最近、こっち方面(どっち?)はほとんどチェックしていないので、名前すら知らなかったバンドだが、yasさんがライブ映像のリンクを貼ってくださっていて、それを見て気になったのでさっそく購入してみた。
映像を見た、とは言っても、回線の具合なのか、ブツ切れなため、ほんの触りを見ただけなのだけれど、たっぷり試聴してしまうと後回しにして結局買わないことが多いので、ちょうど良かったのかも。
そんなこのアルバムは、このMidlakeというバンドの昨年リリースされたセカンド・アルバムだそうだ。

という訳で、聴いてみたところ、予想以上に素晴らしい内容で、ここ数日、聴き入っているところ。
久しぶりにこっち方面のツボを刺激された感じで、スポッとハマってしまった。
キーワードは70年代だそうだが、まあ、確かにそういう空気感は漂っているし、その辺りに腐心したことも窺える。
でも、取って付けたようなところもないし、ごく自然に90年代以降のバンドらしい雰囲気と混ざっていて好感が持てる。

何っぽいかなと考えると、月並みなところでは時々Beatlesなんかを感じさせるところはあるかも。
それより個人的には、これこれのあたりのニール・ヤングっぽいメロディーが、全面的ではないけれど、ちらっと登場するのがポイント高い。
その時の鼻にかかった声もちょっと似ていたりして。
その他、身近なところでは、あくまで曲によってだけれど、ロン・セクスミスや、Belle And Sebastianみたいな雰囲気もあり。

でも、一番近いものを感じたのは、数年前に友人の影響でよく聴いていた、デイブ・フリッドマンがプロデュースした一連の作品だ。
このアルバムのプロデュースは、バンドのメンバー自身らしいので違うけれど、Flaming Lipsとツアーしたり、そのフリッドマンが関わっているMercury Revが引き合いに出されることもあるようなので、あながち間違いでもないかもしれない。

まあ、それはそれとして。
ジャケットを見てもコンセプチュアルな作品で、歌詞も物語のようなことになっているようだけれど、それを突き詰めるほどそこには興味はないのが正直なところ。
でも、出てくる音が素晴らしいので、単純に凄く気に入っている。
このアルバムとは、ちょっと雰囲気は違うようなのだが、他の作品を聴いてみてもいいかな、と思う。
yasさん、ありがとうございます~。
[2007/10/16 00:23] | Rock | トラックバック(1) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
歪んでました
TOP ▲
Yoshihide Otomo

Otomo Yoshihide New Jazz Orchestra
10/12/07 Starpine's Cafe - Kichijoji, Tokyo, Japan


さらに続いて、「裏芳垣3days」3日目。
3日連続、吉祥寺、再びスターパインズ・カフェへ。
そして、初ONJO。
前から興味はあったのだけれど、なんか混みそう、とか、タイミングが合わなかったりで、見る機会を逃していた。
で、今年になって2度ほど大友さんの演奏を聴く機会があり、さらに興味が湧いていたところ。
このライブのことを知ったのは、国立で芳垣さんとのデュオを見た時だ。

開場時間をちょっと過ぎて到着してみると、自分の整理番号のちょっと前の方々が入場しているところで、それほど待たずに中へ入ることができた。
さすがに前の方の席は埋まっていたけれど、比較的早めに入ったおかげで、後ろの方とは言え、条件としてはまずまず悪くない席を確保できた。
それにしても、客が多い。

それから待つこと約1時間、たしか7時を20分過ぎたあたりでやっと始まる。
ステージ上には総勢11名、直前のアナウンス通り、山本精一さんの姿も。
音の方は、ある程度予想していた通りと言えるけれど、インプロ重視のアンサンブルと言った感じ。
どこからどこまでを、そして、どう決められているのかとても興味が湧くし、聴く方にも緊張感を要求する音を実際目の当たりにしてみると、かなり面白い。
"New Jazz"と名乗っているくらいなので、ちゃんとジャズを感じさせてくれる(この辺の感じ方には個人差があると思うけれど)ところもあり、なんというか、歪んだジャズ、といった趣。
弱から強へと緩急つけたアレンジ、演奏は前日のライブと同傾向。
ベース&ドラムが静寂を切り裂くかのような場面にゾクッと来た。

期待していた山本さんはと言うと、聴こえるか聴こえないかとあたりを彷徨う場面が多く、期待通りではなかったのが正直なところだ。
途中、琵琶をベンベンやる場面があり、あまりにも似合っていたのが可笑しかったが。
そんな具合に、50分弱ほどでファースト・セットが終了。

そして、休憩を挟み、セカンド・セット。
水木しげる談義の後、その水木さんに関する、とある番組のために作ったという曲から。
さすがにテレビ番組のためとあってか、途中に分かりやすい展開もあり。
分かりやすい、と入ってもあくまで「比較的」だが。
次にゲストのハーモニカ(お名前は失念)を迎え、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を大胆にアレンジ、加えて短めのインプロ。
これ、なかなか良かった。
そして、大友さんのお知り合いの詩人の方の詩をカヒミ・カリィが朗読、バックでは「お馴染み」と言っていた曲を演奏。
お馴染み、とはいっても初ONJOゆえ、曲名分からず。
この日、もっともジャズ成分の多い曲だったと思う。
もしかしたら、エリック・ドルフィーのあれの一部だったとか?
その辺、不明。
セカンド・セットはこれで最後だったと思うが、ちょっとうろ覚え。

で、アンコールは2曲メドレー。
絶望的ともいえる暗い雰囲気から、希望を感じさせる明るい(あくまでも比較的)雰囲気へ至る感じが、とても良かったと思う。

という訳で、全体としては、ぜひともまた見てみたいと思うに充分な内容だった。
もっと早く見に来れば良かった、とも。
ただ、大友さんのギターは良かったけれど、期待していた山本さんの「大人げないところ」を見ることができなかったのが残念でならない。

それと、今回、たまたま席が良かったので、不快に思うのはタバコの煙くらいで済んだのだけれど、聴く側にも緊張感が必要な音ゆえ、立ち見が出るほど人を詰め込まれると少々息苦しさを感じるのはたしか。
もちろん、こういう音楽にあれだけ人が集まるというのは素晴らしいことだが。
難しいところだ。

そんな感じで、3日連続の吉祥寺通いが終了。
[2007/10/15 00:35] | Live | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
芳垣さんが3人いました
TOP ▲
Buttercup Metal Polish

Buttercup Metal Polish + Jacques Demierre
With Yashuhiro Yoshigaki, Kumiko Takara
10/11/07 MANDA-LA2 - Kichijoji, Tokyo, Japan


続いて、「裏芳垣3days」(勝手に命名)2日目。
同じく吉祥寺、マンダラ2へ。
このライブのことは、どこかでもらったチラシで知ったのだけれど、Buttercup Metal Polishと言っても、まるっきり名前も知らず、どんな音かも知らず。
でも、芳垣さんの名前とドラム×3+ピアノという編成の面白さに惹かれ、行ってみようと思い立った。
吉祥寺だと行きやすいということもあり。
で、行ってみるとチラシにはなかった高良さんの名前もあり、ますます期待は高まる。

Buttercup Metal Fieldはスイスから来たグループで、Nicolas FieldとAlexandre Babelという2人のドラマーからなるユニット。
今回は、同じくスイスからやって来たJacques Demierreというピアニストが同行し、日本ツアー行っている最中だそうだ。
さらに調べてみると、NicolasとAlexandreの2人はそれぞれ別のグループでも活動していて、別々のグループとして来日したこともあるらしい。
見た目からすると、結構若そう。
芳垣さんとは、大友さんのグループでヨーロッパへ行った際に共演したことがあり、それが今回の共演に結びついたようだ。

で、定刻7時半を15分くらい過ぎたあたりで、芳垣さんのMCがあり、スタート。
まずは、BMF+JDのみの演奏。
シンプルなドラムセット2台と様々な小物を駆使して、弱から強へ、時には無音も含め、音を使い分ける緊張感たっぷりな演奏。
すべて動作の順番が決まっているんじゃないかと思えるほどの動きが見事。
音を聴いていても、演奏する姿を見ていてもかなり面白い。
弱音から2台のドラムの乱れ打ちへ至る過程が圧巻。

ピアノはと言うと、鍵盤ではなく、最初からグランド・ピアノの中へ手を突っ込むところから始まり、弦を弾いたり、ミュートしながら鍵盤を叩いたり、仕舞いにはピアノの側面を手でこするなど、反則技(?)の連続。
ちょうどピアノの蓋(?)に動きが映り込んでいたので、なかなか面白いものが見れたけど、鍵盤の手元がまったく見ることができない配置だったのが惜しい。

そんな具合に、ファースト・セットがたしか50分ほどで終了。
演奏は素晴らしかったものの、残念だったのが、店側の設備から異音がしていて、音量の小さい場面で邪魔になっていたこと。
てっきりエアコンが古いからだと思っていたのだけれど、どうやら上の階の店のダクトの音らしい。
だとすると、どうにもならず、結局、ここってこういう音楽の演奏場所には向いてないのでは、と思う。

そして、少々休憩を挟み、セカンド・セット。
最初は、BMPの2人が抜け、芳垣さんのドラム、高良さんのヴィブラフォン、Jacquesさんのピアノという編成で1曲。
これもまた面白く、実はJacquesさんのピアノが一番良かったのがここだった。
Altered Statesと高橋悠治さんとの共演を思い出したりも。

で、今度はピアノが抜け、BMPが加わり、ドラム×3、ヴィブラフォンという編成で1曲。
やはりここがハイライトだろうか。
打楽器奏者が4人のはずなのに、気付くと全員が弓を手にしていたり、音が出るもの、音が出るところなら何でも利用する様子がかなり良い。
さらに、3台のドラムのやり取りが面白く、叩きまくりの場面での迫力が凄い。
目をつぶって聴くと、いろんなところからいろんな音が聴こえてくる。
場をコントロールしていたのは、おおむね芳垣さんだったように思うが、どうだろう。
少なくともステージ上に芳垣さんが3人いた。

で、最後にピアノを加えたフル・メンバーで。
ここでは、比較的静か目な演奏。
やはり緊張感のある演奏ではあったけれど、この日の演奏の中では一番インパクトが弱いところだったかも。
途中、芳垣さんがビリンバウを取り出したので期待したが、わりとすぐに引っ込めてしまったのが残念。

で、まったく予備知識もないまま見に行った訳だけれど、全体としてはかなり面白いものを見ることができたのではないかと思う。
ただ、これだけ凄い演奏にも関わらず、客が10人前後(多分)だったのは残念なことだ。
それとダクトの件か。

CDがあるなら聴いてみたいと思い、でも、会場で売っていることに気付いたのが帰り際。
後で調べれば良いかと、会場を後にしたのだけれど、帰って調べてみたら結構探すのに難儀しそうな様子。
失敗。
[2007/10/14 13:47] | Live | トラックバック(0) | コメント(0)
この記事のURL | TOP ▲
ミラーボール回りました
TOP ▲
DSCF5279.JPG

Sardine Head
10/10/07 Starpine's Cafe - Kichijoji, Tokyo, Japan


6月以来、Sardine Headにとっては2度目のスターパインズ・カフェでのライブへ。
なんと、この日出演の他のバンドのゲストとして、芳垣さん&ナスノさんのお二人の名前が。
Altered Statesの2/3。
という訳で、Sardine Head以外にも少々楽しみがあった。

で、まず、1組目、ちくわぶという男女2人組。
なんというか独特の雰囲気(主に女性の方が)を醸し出していて、普段、好んで聴くタイプの音楽ではなかったけれど、ブルースと言いながら全然ブルージーじゃないところとか、あれはあれで面白いんじゃないかと思った。
個性的だし。
この1組目が、20分ほどで終了。

DSCF5265.JPG

そして、いよいよSardine Head。
1曲目は、"Block Signal"から。
この日、ライブの前に少し時間があったので、次の日に行く予定だったライブの前売りを買っておこうかと同じ吉祥寺にあるマンダラ2へ寄ったのだけれど、通りすがりに"Shuffle"と店を見つけ、もしかすると今日は"Shuffle"からか?、いや、でも今日は"Block Signal"からだと嬉しいな、とか取り留めもないことを考えながら、そして、8月のクロコダイルの時の"Block Signal"を聴きながら歩いていた。
なので、何となく嬉しい。

DSCF5266.JPG

"Block Signal"終了後、聴き慣れないフレーズが始まる。
どうやら新曲な様子。
叙情的に聴かせる感じのから、2本のギターがそれぞれ弾きまくるという展開へ。
ほとんど乱射に近い。
どちらか一方が出ると、一方はバッキングに回ることが多いので、こういうのは今までにあまりなかったパターンかも。
少なくとも知っている限りでは。
多分、きっとこの曲も徐々におかしなことになって行くのでしょう。(褒め言葉)
それを期待しているし、それが期待できる曲。

DSCF5269.JPG

そして、最近の定番(?)"Cream Cheese Cake"で軽快に飛ばし、"Killifish Dance"へ。
そして、ジョージさんのギターに"Beg"っぽいフレーズが時々混ざるなと思っていたら、そのまま"Beg"へ繋がって行った。
この辺の布石がお見事。

DSCF5281.JPG

で、続く"Romanchica"。
この曲でピークを迎えたように思う。
少なくとも、個人的にはこの日のベストだった。
そして、最後は"Soil"で締め。
この曲も、最近演奏されることが多いけれど、聴く度に引き込まれている。
1時間強と、このバンドとしては長い演奏時間ではないけれど、こういう時、"Soil"は締めにふさわしい。
とても充実した内容で、たっぷり堪能。

DSCF5286.JPG

そして、トリの梵鉾!セッション。
このバンド、前回のスターパインズの時も出演していたのだけれど、ちょっとガシャガシャした感じが苦手で、ちょっとだけ見て帰ってしまった。
でも、この日は前述の通り、芳垣さんとナスノさんが参加するということで、一応、最後まで見てみた。
で、前回とは少し印象が変わっていた。
参加するゲストによって少し雰囲気を変えたりしているのかもしれない。

が、出てくる音はやはりちょっと苦手であることには変わりはなく、極力ベースとドラムに意識を集中して聴くことに。
さすがと言うべきか、お二人とも随所でプロの技が光っていたけれど、残念ながら見せ場らしい見せ場は少なかった。
さらに、このお二人をフィーチャーしながら、打ち込みの音を最前面に出す、と言う???な場面もあり、やはりちょっと好みではないなというのが正直なところだ。
もちろん、他の演奏者の方々もレベルが高い(特にサックスの人とか)のは充分承知している上で。
世の中にはいろいろな音楽があって、好きなものもあればそうでないのもある、という当たり前のところへ落ち着きます。

という訳で、実はこの日から自分としては「裏芳垣3days」でもあったのだけれど、その第1日目としては、やや消化不良。
ただ、もちろんこの日の一番の目的はSardine Headな訳で、それを上回るほどの素晴らしい演奏を聴くことができたので、大変満足でした。


この日の音源が既に2つもアップされてます。

Taped by HuD
Taped by Koji


この日は、前回は回らなかったミラーボールがちょっとだけ回りました。

DSCF5287.JPG

なぜかこの写真が一番きれいに写っているのが腑に落ちません。
[2007/10/13 21:42] | Live | トラックバック(0) | コメント(9)
この記事のURL | TOP ▲
3倍
TOP ▲
Live at the Lighthouse

Lee Morgan
Live At The Lighthouse


70年のライブを収録した3枚組。
日付は7月10、11、12日ということだけれど、ジャケットの裏の写真を見るとトランペットを持ったリー・モーガンの横に6月30日から7月12日と書いた看板があるので、連夜の出演の最後の3日間であることが分かる。
元々は、4曲入り2枚組のLPだったものを95年に曲を追加してリリースされたらしい。
追加されたトラックの内1曲はリー・モーガンによるイントロダクションとは言え、8曲も増えていて、曲数にして3倍という大盤振る舞い。
イントロダクションにしても、モーガンの肉声が聴けるという意味では、もしかしたら結構貴重だったりするのかも。

そんなこのアルバムは、以前にどこかでTさんに教えてもらって、興味を持ったもの。
3枚組ゆえ、ちょっとばかり値が張るので、手に入れる機会を窺っていたのだけれど、気付いたら結構時間が経っていた。
でも、この度めでたく(?)手に入れることができたという次第。

このアルバム、70年ということとLighthouseということで、よく内容も知らないうちに、なぜか勝手にファンクな方向へ行っているものと思い込んでいた(多分、これの所為。)のだけれど、聴いてみたらいきなりハードバップ全開なので、ちょっと肩すかし。
でも、暑苦しいと言っても良いくらいの熱い演奏にすぐ引き込まれた。
これは、凄い。

一通り聴いてみて、60年代のマイルスのグループのような雰囲気だなと思った。
そして、時折、同じ時期のコルトレーンのグループのような雰囲気も。
もちろん、演奏者が違うので、似ているという意味ではなく。
なので、70年ということを考えると、当時として多少古臭さはあるのかもしれないが、でもちゃんと聴いてみると、特にベース・ラインのあたりにやはり当時として先へ繋がる感じもあったりして、なかなか興味深い。
で、今の耳で聴いてみると、そんな演奏にも特別古臭さは感じないし、何より一丸となった暑苦しい演奏が圧巻。

ところで、さっきジャケットを眺めていて気付いたのだけれど、1曲だけ、ジャック・デジョネットがドラムを担当しているようだ。
今のところ、どんなだったか印象に残ってないので、また聴き直してみなければ、と思っているところ。

まあ、とにかく凄いです。

Lighthouse、と言えば、エルヴィン・ジョーンズのも聴いてみたいとずっと思っているのだけれど、こちらはなかなか見つからず。
再発希望。
曲数の多い、輸入盤の方を。
[2007/10/10 00:24] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(8)
この記事のURL | TOP ▲
細長いやつ
TOP ▲
Songs of Freedom

Bob Marley
Songs Of Freedom


先日遊びにきた友人が、ボブ・マーリー再評価と言うか、改めてアルバムを全部揃えてしまうほどハマっているということで、いくつかお薦めのアルバムを持ってきてくれた。
で、久しぶりにじっくり聴いてみてとても良かったので、いずれそれらは自分でも購入してちゃんと聴いてみるとして、とりあえず手持ちのアルバムを聴いてみようと思い立ち、先週の通勤の行き帰りに聴いていたのがこれ。
92年にリリースされた、4枚組のベスト・アルバム。
中身は、スカ、ロック・ステディ時代から始まり晩年までを時系列で並べ、さらに未発表曲、アルバム未収録テイク多数、という内容、だったはず。
だったはず、というのは、本当なら付属のブックレットを読み返せば良いのだけれど、結構な長さの文章のため、面倒なのでやめた。

ボブ・マーリーと言うと、大ファンというほどでもないののだが、以前に(また別の)友人に借りて一時よく聴いていたことがある。
でも、それはオリジナルのアルバムではなく、やはりベスト盤の"Legend"
ジャケットなど諸々含めて一番有名だと思われる"Live!"も借りたのだけれど、なぜか好んで聴くことの多かったのが"Legend"だった。
で、自分でもCDを買おうかな、なんて考えている頃、リリースされたのがこの4枚組だった。
特に大ファンでもなければマニアでもないのに、いきなりこんなのを、と思って結構悩んだ末、でも、未発表多数の文字に惹かれ、結局買ってしまった記憶が...。

4枚組という大ボリュームな作品なので、さすがに一気に聴く訳にも行かず、やはりディスクごとに気が向いたときに聴くことになる訳だが、何度か通して聴いた後、気付けばスカ~ロック・ステディから始まり、初期へと至るディスク1を聴くことが多かった。
次いで、これも初期にあたるディスク2。
で、かなり久しぶりに聴き直してみた訳だけれど、以前と変わらない印象で、やはり古ければ古いほど惹かれるものがあった。
ボブ・マーリーらしさが顕著になるのはもうちょっと後のことだし、音が洗練され、音楽性の幅が広がった後半も、もちろん充分魅力的。
好きな曲もあるし、その頃のアルバムもちゃんと聴いてみたいと思う。
でも、古い時代の空気感のようなものに妙に惹かれ、この4枚組のディスク1のおかげでレゲエに関しては古い方にばかり目が行くようになってしまった次第。(とは言っても大して聴いてないけど)

それと、ちょっと蛇足的に。
この4枚組がリリースされた時、未発表曲の目玉のひとつとして紹介されていたのが、ディスク2に収録されている弾き語りのメドレー。
いつ録音されたものか、ブックレットを読み返してないので分からないけれど、もうかなり最初の段階からこの人はこの人だし、単なるレゲエ・シンガーではなかったのだな、と感じた。

ともかく。
いろいろ書いてはみた結果、今ひとつまとまりがなくなってしまったけれど、本当は、久しぶりに聴いてみたらなかなか楽しかった、という単純な感想。
以前はあまり聴いていなかったディスク3と4についても同様。
とりあえず、今までちゃんと聴く機会を逃していた感のあるアーティストなので、これを機会にもう少し聴いてみたいなと思っているところだけれど、どうなりますか。

ちなみに、持っているのは92年リリース当時の細長いやつ。
収納に困ります。
でも、こうして見るとジャケットは現行のより良いかも。

Songs of Freedom
[2007/10/09 00:44] | Reggae/Dub | トラックバック(0) | コメント(6)
この記事のURL | TOP ▲
遮るものがないのは素晴らしい、リプライズ
TOP ▲
Hiroshi Minami

Hiroshi Minami Go There!
10/03/07 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


すっかり「行けるときは極力見に行こう」ローテーション入り(?)したGo There!のライブへ。
でも、8月は都合が悪く行けなかったので、6月以来の約4ヶ月ぶりだ。
前にも書いたけれど、見る度に自分なりの楽しみ方が出来上がってきていて、見るのがとても楽しみなライブ。
なので、気合いを入れて予約を取ったら、かなり早く入れたので、先日のBozoですっかり味を占めた最前列へ。

8時を10分ほど過ぎたあたりでスタート。
6月に見たときに「仮題」と言っていた"A3"から。
今回は何も言ってなかったから、正式なタイトルになったのだろうか。
それはともかくとして、水谷さんのベースのリフが印象的な曲だ。
最前列とあって、じっくり堪能する。
で、やけに長いので2曲続けているのかと思いきや、終盤でまたベースのあのフレーズが登場したので、どうやら1曲ぶっ続けだったらしい。
ここまでで約30分。
今日は、やけに長い。
だから、てっきり曲数を減らしたりするのかと思ったら、そんなことは全然なくて、"Falling Falling Falling"、"December"、"Sakura"、多分初めて聴いた"Massachusetts"と全5曲で80分近くにもなった。
このグループを見たのは、まだせいぜい4回程度だけれど、最長だ。
どの曲も良かったが、抽象的な"Sakura"という曲の良さが以前よりグググッと伝わって来た。
最前列効果か。

そして、しばしの休憩を挟み、セカンド・セット。
1曲目は、やはり6月のライブで新曲と言っていた"Chase"から。
この曲も格好いい。
この曲の途中の芳垣タイムが、毎度のことながらすごかった。
で、その芳垣タイムの直前、妙な間が開いたのだけれど、後で南さんが間違えたところがあると言っていたのは多分ここ。
熱があって体調が悪かったそうなので、その影響もあったりするのだろうか。
その分、MC(毒舌)がいつにも増して面白かったけど。

で、続いて"Serene"。
この曲も聴く度に良さが染みてくる。
もしかすると、一番好きかも。
そして、"Deep Thoughts Between The Fourth"と来て、その後は曲紹介がなかったので曲名不明でもう2曲。
さらにアンコールで、もう1曲。
終わってみると、11時頃。
やはり最長。
体調が悪いというのに大サービス。

今回は、いつもどうしても埋もれがちなベースの音を中心に聴いていたのだけれど、やはり音を遮るものがないおかげで、かなり細かいところまで楽しむことができた。
ちょっと音を外しているところにも気付いてしまったけれど、まあ、それはそれとして。
前から水谷さんは、エレクトリック・ベース寄りな弾き方をする人だなあと感じていて、多分、スタートはそうなんだろうなと思っていた。
初めて見た時がエレクトリックだったこともあり、刷り込まれていたせいもあると思うけれど、今回、じっくりと見て、改めてそう思った。
で、オフィシャル・サイトを初めて覗いてみたら、やはりそのようだった。
だから何、という訳でもないんだけど、納得。

ライブは、もちろん大満足。
次回が楽しみです。
[2007/10/05 00:35] | Live | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
これだけあればいいかな
TOP ▲
Illmatic

Nas
Illmatic


Heath Brothersを聴いたら、久しぶりに聴いてみたくなったこの1枚。
94年のデビュー・アルバム。
ヒップホップの世界や状況について特別詳しかった訳ではないのでうろ覚えだけれど、たしか当時鳴り物入りな感じのデビューだったように思う。
それに違わず、ラージ・プロフェッサー、プレミア、ピート・ロック、Qティップなんて大物たちがこぞって参加していて、さらにデビュー作にしてかなりの完成度のアルバムだ。
名盤中の名盤なんて言われるけど、そう思うし、異論はまったくない。

ただ、当時、周囲の評価と比べるとわりと冷静に聴いていたことも思い出す。
最初はそれこそピンと来なくて、徐々に良さに気付いて行った感じか。
繰り返し聴くほどはまっていたかと言えば、意外とそうでもなかったと思う。
例えば、その頃よく聴いていたヒップホップの中から10枚選ぶなんてことをするとして、もしかしたらこのアルバムは入れないかもしれない。
入れたとしても、結構下の方。
かといって、このアルバムに対する評価が低い訳でもないんだけど。
とにかく、自分にとってはそんな作品。

で、久しぶりに聴いてみると、とても素直に、やっぱり良いね、なんて思ったりもする。
山場は、やっぱり中盤、"Halftime"から"Memory Lane"と来て、"One Love"(Heath Brothersのアレ)あたりだろうか。
その後、売れに売れるわけだけれど、最初から華があったのだなとも思う。
ただ、売れるにつれて、(売れたからという理由からではないが)興味がなくなったので、Nasというアーティストに対して思い入れはあまりないというのが正直なところでもある。
このアルバムは好きだし、高く評価はしているけれど、結構冷静に見ているのはそんなことも関係しているのかも、と今思った。

一応、あとNasのアルバムは2枚ほど持っていて、せっかくなので併せて聴いてみようかな、と思っているところだが、あんまり気が進まなかったりもしている。
別に無理に聴く必要もないんだけど。

とりあえず、このアルバムは好きです、と締めておきます。
[2007/10/03 00:24] | Hiphop | トラックバック(0) | コメント(3)
この記事のURL | TOP ▲
やっと見つけました2
TOP ▲
John Coates, Jr. - Alone And Live At The Deer Head

John Coates, Jr.
Alone And Live At Deer Head


久しぶりにコーツさん。
77年レコーディングのアルバム。
ジョン・コーツのホーム・グラウンドであるペンシルバニア州デルウエアのディア・ヘッド・インと、1曲だけイースト・ストローズブルグ・ステイト・カレッジでの演奏。
このアルバム、以前にレコードをオークションで、300円(+送料)という破格値で手に入れていたのだけれど、最近、同じくオークションでCDを手に入れることができた。
正確なところは知らないけれど、調べた限りCD化されたことがあるのはこのアルバムと"Portrait"というアルバムの2枚だけな上、どちらも廃盤らしい。

で、このアルバム。
聴いたアルバムすべて同じ時期で、しかもどれもがピアノ・ソロ作品なので、代り映えはしないけれど、本拠地での演奏とあってか、実にのびのびと楽しそうに弾いているように感じる。
ピアノと合わせてメロディーをく口ずさむ様も絶好調(?)。
ライナーを読んで納得したのが、ニュー・ヨークなどのメインストリームを離れて活動していたことが大きいのでは、ということ。
純粋培養と言うべきか、とにかく独特なスタイルだと思う。
キース・ジャレットのことは、横に置いといて。
これもまた、味わい深い1枚。
廃盤にしておくには勿体ない。

余談。
このCDのブックレットには、レコードのジャケットにはなかった写真が3点ほど掲載されている。
おそらく自宅の庭と思われるところで笑顔で寛いでいる、なかなか良い写真だ。
その中の1枚に、多分、娘さんであろう女の子が写っているのだけれど、顔が同じ...。
同じような眼鏡をかけて、ブロンドのカツラを被せたような...。
なかなかのインクパクト...。
アップしたいところだが、残念ながらスキャナーがないので。
[2007/10/02 00:00] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
この記事のURL | TOP ▲
やっと見つけました
TOP ▲
The Heath Brothers - Marchin' On!

The Heath Brothers
Marchin' On!


アルバート、ジミー、パーシーのヒース三兄弟とスタンリー・カウエルによるグループの75年の第1作目。
ストラタ・イーストよりリリース。
どこで、どなたに教わったのか、すっかり忘れてしまったのだけれど、とにかくどこかのエントリーのコメント欄とか、どこか他所のブログにてどなたかに教えていただいたアルバム。
その時すぐにアマゾンで見つけ、カートに入れたのだけれど、買わずにしばらく放置していたらいつの間にか入手困難な状態に。
その後、思い出してはチェックしていたのだけれど、どこを探しても売っていないので、これは長期戦だなと思っていたところ、最近になって運良く手に入れることができた。

で。
下地にジャズがあることは間違いないし、それを感じることはできるが、ジャズにこだわっている訳ではなく、他にもっと表現したいことがありそうな、そんな音。
このアルバムに関する予備知識はほとんどなく、どんな音なのか想像すらしていなかったので、予想外という言葉も当てはまらないのだけれど、まあ予想外と言えばそうなのかも。
後半が組曲仕立てになっていることからも、多分、明確なコンセプトを持って、かなり練り込んだ感じがするし、ビシッとまとまりのある作品だと思う。
反面、あまりにもきれいにまとまっているので、作品としては少々スケール感に乏しくなってしまっているようにも思うけれど。
なので、最初は、ちょっとピンと来ないところもあったものの、何度か聴くうちにそれも気にならなくなり、独特な心地良さを感じるようにもなった。

で。
以前、熱心にヒップホップを聴いていた者として気になるのが、後半、たぶんアナログではB面に収録されていたと思われる、"Smilin' Billy Suite"。
多分、ネタがどうこうと気にする方々にとっては周知の事実なのだろうけど、Nasの唯一の名盤(?)"Illmatic"に収録の"One Love"で使われていた曲だ。
それを気にすると曲そのものを楽しむことに邪魔になりそうなので、どうでも良いと思ってはいるのだけれど、実際、目の当たりにしてみると、ちょっと嬉しかったりも。
"One Love"の方も好きな曲だったし、原曲の方も格好良かったので、なお良し。
ちなみにライナーには、この曲でのベースとドラムが古臭いなんて書いてあったけど、全然そんなことないです。

という訳で、やっと聴くことができた、なかなかの佳作です。
[2007/10/01 00:25] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(3)
この記事のURL | TOP ▲
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。