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← 2008年05月 →- サイン入り [2008/05/31]
- 見事にブレンドされてます [2008/05/29]
- 短いのが残念です [2008/05/28]
- あの人のベースのあの音 [2008/05/27]
- もう1枚出るんですね。 [2008/05/26]
- 浸りましょう [2008/05/25]
- ビシビシ来ました [2008/05/24]
- CD見つけなければ [2008/05/22]
- 平べったい感じ [2008/05/20]
- 成長だったんですかね [2008/05/19]
- やっぱりダモさん [2008/05/18]
- この浮遊感は良いかもしれません [2008/05/17]
- 牧歌的 [2008/05/16]
- サックス、生えてるでしょ [2008/05/15]
- 大阪のお土産、のようなもの [2008/05/13]
- ピットインも行きたいけど [2008/05/12]
- あっという間 [2008/05/10]
- 少し昔に戻ったでしょうか [2008/05/08]
- 最初っぽい [2008/05/07]
- Wilco好きにはどうですか? [2008/05/06]
- 貴重な光景 [2008/05/02]
![]() Hiroshi Minami Trio Like Someone In Love 4月にリリースされたばかりの、非常に楽しみにしていた1枚。 前からライブを見てみたいと思いながら、いろいろとタイミングが悪かったり、妙に外すことが多くて、未体験。 だから余計にアルバムが楽しみだった。 で、このアルバムのリリース記念ライブも、都合が悪くて見に行けず。 言った友人からは、やたらと「買って、買って」と連発していたと聞いていたので、見に行く予定にしていたNo Trunksではどうだろう、と思っていたら、やっぱり「買って、買って」と仰っていました。 そして、No Trunksで購入。 サイン付き。 もちろん、買ってと言われなくてもこの日に買うつもりでいたのだけれど。 ちなみに、キャスパー・トランバーグのライブの時はどういうんだろうと思っていたら、「人助けだと思って買って」と仰ってました。 それはともかく。 聴いて一発で気に入り、それから何度も聴いているけれど、聴く度により深くはまっているところ。 隅々まで気を配った音の雰囲気、選曲、曲順も素晴らしい。 南さんのもうひとつのグループGo There!とは、メンバーが2分の1以上重なる(ドラムがどちらも芳垣さんというだけなんだけど)にも関わらず、見事に別の音楽になっているし、同時にどちらも南さんらしさを感じるし。 はっきりと分けられるものではないけれど、Go There!では南さんのヨーロッパ的な部分を、こちらではアメリカ的な部分を感じる。 そして、もちろん、どちらもそれらがほどよくブレンドされていて。 さらにGo There!の時以上にジャズな芳垣さんのドラミングがあまりに見事。 毎度のことだけど。 そして、鈴木正人さんのベースも存在感があり、とても印象に残る。 これは、ますますライブを見なければ、と思っているところで、どうにか来週やっと見ることができそう。 スケジュールを確認すると、しばらくライブの本数も比較的多いようだし、行ける限り行ってみたいと思う今日この頃です。 清水が続きます。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 スポンサーサイト
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![]() HIM New Features 先日、何気なく久しぶりに聴いてみたら、とても良かったので。 2001年リリースの、フル・アルバムとしては5枚目となるアルバム、らしい。 久しぶりに聴いてみたら良かった、と言っても、別にいままで嫌いだった訳ではなく、以前から好きで、一時結構愛聴していたもの。 まず、1曲目のジャズ色の濃い演奏に惹かれ、気付いたら結構はまっていたことを思い出す。 でも、どうやらダブっぽいベースやアフロっぽいリズムなどの方が本筋というか、それらをベースにいろいろ展開して行くような感じであることが、改めて聴いてみて分かった。 まあ、いずれにしろ、聴いていて気持ちがいい。 実は、愛聴していたというわりには、アルバム後半の記憶があまりなかったりするのだけれど、徐々にジャズっぽさよりもリズムの濃さが強調されるようになっていて、それがまた面白かった。 で、当時、このアルバムをいたく気に入っていたので、これ以前の作品を1枚聴いてみたり、この次のアルバム ジャズ色はあまりなくて、かなりダブ寄りだったからだと思う。 なので、結局その後はまったくチェックしていなかった。 今聴いてみたら、どうだろう、とは思ってますが。 少なくとも、このアルバムに関して言えば、"TNT" で、チェックしていなかったわりには、一度生で見たいなあとは思っていた。 でも、こちらも全然チェックしていなかったので知らなかったのだけれど、結構まめに来日していて、日本のミュージシャンとも共演しているらしい。 チャンスがあったら、やはり見てみたいとは思うけど。 どうだろう。 適当な写真が続きます。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Jasper & The Prodigal Suns People Get Ready この人達の唯一のアルバム これもアルバムと同じく、95年のリリース。 情報があまりないので、どちらが先にリリースされたのか分からないけど、調べた限り主立ったリリース作品は作品は2枚だけらしい。 曲調、演奏については、アルバムとほとんど同じ。 時期も近いし、そう変化がある訳もない。 音の方は、予算の都合なのかなんなのか、やや荒削り。 でも、その音の荒さはマイナスではなく、妙にライブ感があり、生々しく、実力が確かなものであることがはっきりと分かる。 EPなので収録時間が短野が残念ではあるけれど、これはこれでとても格好良い。 タイトル曲が"People Get Ready"なので、てっきりカーティス・メイフィールドのカヴァーでもやっているのかと思えば、まるっきりオリジナル曲だった。 ついでに3曲目の"Tough Guy"もBeastie Boysのカヴァーかと思った、というのは嘘です。 しかし、作品がこの2枚だけとは寂しい限り。 よっぽど人気なかったんだろうか。 ライブなんかは大いに盛り上がりそうだけれど。 ともかく、アルバムが好きなら聴いてみても損はしないと思います。 廃盤ですが。 画像は近々なんとかします。 なんとかしました。 清水寺が続きます。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Jerome Richardson Roamin' With Richardson ぬどいさんに教えていただきました。 ジェローム・リチャードソンというマルチ・リード奏者の59年作。 ぬどいさんの記事を読むまでジェローム・リチャードソンという名前はまったく知らなかったが、ベースがジョージ・タッカーであることを知り、興味を持った。 タッカーといえば、ホレス・パーランのアルバム で、聴いてみると、タッカーの曲だという1曲目、まさにあのベースの音。 パーランのアルバムの1曲目ほどの勢いのある曲ではないけれど、とても格好良い。 こういうベース、やっぱり好きだ。 アルバム全体としては、この時代特有の雰囲気の中の1枚といった趣で、特別何かが抜きん出ている訳ではないけれど、全員一丸となった演奏が聴いていて心地良い。 リチャードソンを始め、ピアノもとても勢いを感じるし。 長く楽しめるんじゃないかと思う。 多分、ぬどいさんが紹介してなければ知ることはなかったのでは。 ありがとうございます。 近所です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Nasuno Mitsuru Prequel Oct. 1998 - Mar. 1999 + 1 ベーシスト、ナスノさんの初ソロ作。 まだリリースされたばかり。 ベーシストとしての凄さはライブで体験しているけれど、どんな音楽を作るのか興味があったので買うつもりでいたところ、先日のin Fでのライブの時、芳垣さんが「2枚だけ」リリース前のこのアルバムを持って来ていたので、その場で購入。 すると、同日、別の場所でナスノさんご本人からこのアルバムを購入した友人2人のCDにはサインと手書きのシリアル番号が入っていたそうな。 む。 それはそれとして。 中身はタイトル通り、98年から99年にレコーディングされたものが大半というもの。 ちょうど10年前の音源。 打ち込みの比率も高く、音響的だったり、実験的だったり。 そして、人脈を活かした(?)参加メンバーが、やたらと豪華。 予想できたような、できなかったような、そんな感じで、音のスケッチのような印象を持った。 特別新しさは感じないけれど、10年前というには古臭さも感じないのは好印象。 パッと聴いてどうとかではなく、聴くたびに面白いところを見つけているところ。 実際、このベースラインに似たフレーズをAltered Statesのライブで聴いたことある、なんてところもあったし、なかなか面白い。 欲を言えば、やっぱり「今」の音を聴いてみたい、というのと、ベーシストとしての演奏も聴いてみたい、ということだろうか。 と思ってたら、近々もう1枚 どんな内容なんだろうか。 楽しみだ。 それと。 リーダー・バンド、リーダー・ユニットなんかも聴いてみたいなあと思う今日この頃。 もちろん、ライブで。 まだまだ清水寺です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Sun Kil Moon April yasさんに教えていただきました。 タイトル通りに、今年の4月にリリースされたばかりのアルバム。 このSun Kil Moonのことはまったく知らなかったのだけれど、Red House Paintersのマーク・コズレックによるユニットだそうで。 と言っても、かろうじてRed House Paintersという名前を知っていただけで、音に触れたこともなく、今まで興味を持ったこともなかったのだけれど、yasさんの記事を読み、リンクされていたmyspaceで曲を聴いてみるとあまりにも好みな音だったので、即購入してしまった。 今月、CD買うのは控えていたのに。 で、聴いてみました。 まず、myspaceでも聴いた1曲目を聴いて、まず思い浮かべるのがニール・ヤング。 ニールのある部分を切り取って拡大解釈したような、そんな雰囲気。 何よりも、歌い出しの声が似ている。 始めは、ニールの60年代後半から70年代に入ったあたりに特に似ているかなと思った。 でも、聴き進むうちに、アコースティックな曲では"Harvest Moon" で、思った通りに凄く気に入り、聴き入っているところ。 でも、もちろんニールを思い起こさせるからというのは単なるきっかけに過ぎず、それ以上のものを感じるから。 似ているだけなら、つまらないものとしか思わないし。 ジャケットをみて、最初はSmog たしかに曲によっては少し通じるところはあるけれど、あそこまで病んだ感じでもなく。 暗い音ではあるが、まだ正気を保っているような、適度に抑制が効いた音。 1曲あたりが結構長くて、大雑把に言ってしまえば同じような雰囲気の曲ばかり。 でも、この場合、それが良い。 どっぷり浸れるし。 と言う訳で、これはこれからまだまだ嵌ることができそう。 他のアルバムも聴いてみなければ。 Red House Paintersもそれほど違いはないとのことだし。 先週、来日していたそうでもう少し早く知っていれば見ることができたかもしれなかったのが残念。 余談。 このアルバムを聴いて、こいつに聴かせたら絶対気に入るだろうと思っていた友人が、ちょうど昨日遊びに来ることになっていたので、聴かせてみたら案の定、いたく気に入っていた。 少なくとも、ファンが2人増えたようです。 近所です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() 芳垣安洋×石田幹雄 05/23/08 No Trunks - Kunitachi, Tokyo, Japan 季刊芳垣安洋です。 今回のお相手、石田幹雄さんというピアニストのことはまったく知らなかったけど、当然行きます。 石田さんは、最近東京に活動の場を移したばかりということで、調べてみると81年生まれ。 若い。 今回も、2セット、アンコール1曲という内容。 途中区切りのようなところはあって、数えようによっては、ファースト3曲、セカンド2曲とも言えなくはないけれど、セット丸ごとぶっ続けの全編即興な感じなのも毎度お馴染み。 でも、相手が変われば当然内容も雰囲気も違ったものになるし、今回はそれが特に顕著だったと思う。 最初は、音を探りつつ、静かな感じが続き、徐々に展開して行き、2人のぶつかり合いが始まりピークを迎える。 で、再びクールダウンし、またピークを迎え、の大雑把に言えば山を作る繰り返しなのだけれど、その過程の面白いこと。 初めて見る石田さん。 音を探るように弾いていたと思えば、うなり声が混じったり、足を激しく踏み鳴らしたりと、徐々にヒートアップして行く様子が印象的だった。 文字通り、何かが乗り移っている過程を見ているような。 こういうタイプのピアニストを生で見たのは初めてだ。 多分。 激しい展開となると、肘打ち、チョップは当たり前。 ピアノをぶっ壊すんじゃないかと思ったり。 ピアノの中にも手を突っ込むのも当然のこと。 なので、こういうところに目が行きがちだったけれど、それ以外のところでの、ひとつの音に魂を込めるようなフレーズもとても良かったし、強く印象に残った。 それに応える芳垣さん。 激しい展開にあっても冷静に状況を判断し、いろいろな技を繰り出して来るところは、毎度のことながら圧巻。 文字通り、胸を貸す、という感じに見えた。 そして、石田さんの、そこに遠慮なく果敢に挑む感じは、非常に好印象。 結果、今まで見たこのシリーズの中では、最も激しい内容だった。 ビシビシ来ました。 このデュオ、またぜひやって欲しい。 そして、ここに船戸さんのベースが加わったところなんかも見てみたいなあ、なんてことも勝手に思っているところ。 さらに、石田さんの他の活動も気になるところ。 大変、楽しかったです。 と言いながら、次回の相手が誰なのか、今から気になっているところでもあります。 本日のドラムセット。 ドラムセットを見て、今日はどっちの方へ持って行こうとしているのかを想像するのが楽しいです。 ![]() 山本画伯(?)の画がナイス。 ![]() 清水寺の続きです。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Steve Reich 05/21/08 Tokyo Operacity Concert Hall - Hatsudai, Tokyo, Japan ライブまでには何とかしようと思っていた一番好きだったアルバム 初台というところもあまり馴染みがなく、最後に行ったのは20年近く前ではなかろうか。 もちろん、生ライヒ初体験。 まず、第1部が"Daniel Variations"。 メンバーが入場した後、ヴォーカルの面々と指揮者が一緒に入場し、所定の位置に付くと、なんとなくN響アワーでも見ているような気分に。 そして、演奏が始まると、今までに体験したことのある緊張感とは少し違った緊張感。 一糸乱れぬ演奏の凄いこと。 スティーヴ・ライヒの音楽の変遷、歴史についてあれこれ言えるほど知っている訳ではないので、自分の知る範囲のごくごく狭い範囲での印象で言えば、"Tehillim"以降の雰囲気か。 ちょっと前に立て続けに持っているアルバムを聴いた後、それだけで満足してしまって全然チェックしていなかったのだけれど、先月リリースされた もう遅いけど。 そのうちじっくり聴いてみたい。 で、この曲が30分ほどで終了。 既にここまでで見に来て良かったと実感した。 そして、しばし休憩。 休憩中には、大幅な楽器の配置換え。 この手のライブには初めて来たので、興味津々で眺める。 で、第2部"Music For 18 Musicians"。 曲目は事前に分かっていたが、やはりこの曲は好きだった(正確に言うと以前はこの曲くらいしか良さが分からなかった)ので、とても楽しみだった。 さらに、ライヒ自身が演奏に加わるということもあったし。 でも、メンバーが登場しても、特に紹介もなく、さりげなく何台かあるピアノの1台の前に着席。 気付いたのは着席してからだけど。 演奏者の皆さん、凄く姿勢が良い。 演奏が始まると、そうそう、こんな感じだったと、思い出した。 細かい音の積み重ね、ひとつの音が現れたと思えば消え、の繰り返し。 途中、傍らに座っていたメンバーが加わったり、ある人が別の楽器へ移動したり、という光景に、こうやって演奏するのかと感心するばかりだった。 なんとなくメンバーのうちの2人ほどがキーになって曲が展開していたように見えたのだけれど、実際のところはどうなんだろう。 弦楽器とコーラス、そして、バス・クラリネットの絶妙なずらし方がとても心地良かった。 途中、ちょっと吸い込まれそうにはなったけれど、今目の前で何が起こっているのかとか、時間の感覚とか、どうでも良くなるような感じ。 素晴らしかった、60分。 CD、早いところ見つけなければ。 終われば、もちろん大喝采。 拍手が鳴り止まず、4回くらいは舞台に戻って挨拶していたけれど、クラシック系の音楽のこの辺のマナーがよく分かりません。 いや、本当に素晴らしかったんで、良いんだけど。 会場に入って思ったこと。 客層が幅広く、文字通り老若男女、服装の雰囲気も、普段からクラシックを好んでいそうな方々も多ければ、クラブ系の音楽が好きそうな人たちなど、多種多様。 幅広い層に支持されているということと、あらゆる方面の音楽に影響を与えている、ということなんだろうか。 面白い。 これなら無理して2日連続でも良かったかなと思ったけれど、もうどうしようもないです。 またの機会がありますように。 やっと終了。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Gorky's Zygotic Mynci Patio せっかくなので最後にもう1枚。 ちょっと遡って、92年の10インチレコードでリリースされたものにいろいろ足したもの。 レコーディング時期は91年から93年で、この形態としては94年にリリースされた、とCDのクレジットにはある。 "Tatay" で、その頃の印象。 まず、1曲目の"Peanut Dispenser"という曲が、その後のバンドの音とは全然違いながらも、なかなか良かった。 でも、聴き進むうち、いくつか良いと思える曲はあったものの、演奏も楽曲も荒削り、寄せ集め故のゴチャコチャした感じと収録時間の長さであまり楽しめず、その後それほど聴くことなく終わった。 なので、特にアルバムの後半などは、ほとんど記憶なし。 で、久しぶりに聴いた印象。 やっぱり演奏はヘタクソ。 勢いだけのどうでもいい感じの曲も見受けられる。 でも、以前から好きだった"Peanut Dispenser"の他、素直に良いなと思える曲が思っていたよりも多かった。 それが前半12曲目までのオリジナルの"Patio"にあたる部分。 そして、13曲目のライブと思しき演奏を聴いて、そのあまりに適当な感じにちょっと不安になる。 この辺から印象がほとんどないことなどを思い出しながら。 でも、中には最初の頃のGongをヘタクソにしたような曲もあったりして、聴いてみたら思っていたよりもまともな曲もあるし、まあ、熱心なファン向けであるとは思うけど、それほどつまらなくはなかった。 とは言っても、やっぱり収録時間の長さと演奏の稚拙さから、平坦な平べったい印象なので、1枚のアルバムとしてはちょっとキツいところがあるかな、というあたりに落ち着く。 そんな感じです。 一応、以前よりは印象が多少良くなったかなというところ。 それよりも前回の"Bwyd Time" 清水寺へ到着しました。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Gorky's Zygotic Mynci Bwyd Time 95年の3枚目のアルバム。 このバンドを聴いたのはここまで。 特に理由は見当たらないけど、なんとなくピンと来なくて、いつの間にか興味がなくなってしまったから、としか言いようがない。 来日したのが、このアルバムが出てからだったか、出る前だったか、はっきり憶えてないのだけれど、ライブがまあまあだったのと、多少は関係があるのでは、と思う、と言うことは"Tatay" という感じなので、それなりに聴いていたとは思うのだけれど、内容に関してはほとんど記憶になかった。 で、ディスコっぽい曲調の1曲目を聴いた時、ありゃー、と思った。 本当に、記憶なし。 そして、これはやっぱり外れかなあと思いながら聴き進むと、ちょっと聴き覚えのある曲もあったり、だんだん悪くはないなと思うようになった。 で、さらに進むと曲によってはロバート・ワイアット化していたりして、徐々にサイケ色が強くなるあたりの終盤、なかなか良い。 これ以前と比べると、演奏面でも楽曲面でも素人臭さが薄れ、いろいろな面で成長していたのだなと感じた。 多分、以前、このアルバムをあまり気に入らなかったのは、音にまとまりが出て来たからではないかと思う。 久しぶりに聴いてみると、意外とその辺りも気にならなくて、思っていたよりも良いアルバムなんじゃないかとさえ思った。 そんな、ちょっとした発見でした。 もうちょっと聴いてみようと思います。 花、いろいろ。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Sixtoo Chewing On Glass & Other Miracle Cures カナダのSixtooの2004年作。 Sixtooはこれ以前のものも1枚持っていて、一時Anticonからリリースしていたり、その周辺、という認識だったので元々興味があったし、リリースからしばらくして買ったような憶えがある。 でも、オークションで見つけ、よく確認せずに落札し、届いてみたらアナログ盤で、後でわざわざCDも購入したという、ちょっと苦い思い出のあったりする。 で。 もうすっかりこの手のものはチェックしなくなってしまったので、最近はどんな感じになっているのか知らないけれど、このアルバムは何となく、ほんのごくたまにではあるものの、聴く機会がある。 というのも、まだこの辺のもはこのアルバムしかiPodに入れていないから、ということも大きいのだけれど。 それはそれとして、こうしたインスト中心のヒップホップでもエレクトロニカ寄りになると、どうやら苦手らしく、聴いていて途中で辛くなることが多い。 このアルバムは、決してエレクトロニカ寄りという訳ではないけれど、ちょうど良いバランスというか、ヒップホップとして楽しめるギリギリの線というか、自分にとってはそんなところ。 というのを最近久しぶりに聴いてみて実感した次第。 そして、やっぱりもっとも耳が行くのがアルバムの終盤、ダモ鈴木参加曲。 これが、ちょっとCan時代を意識したようなトラックでもあり、やたらと格好良い。 アルバム中、やっぱりインパクトが強いし、好きな曲。 このアルバムに興味を持ったのは、ダモ鈴木が参加ということがかなり大きな理由だし、この曲がなければこのアルバムに対する印象も変わっていたのではないかと思う。 というのもちょっと言い過ぎかもしれなくて、もっとヒップホップをもっと熱心に聴いていた頃であれば、そんなこともなく、じっくりと楽しめたとは思う、なんてことも少し考えているけれど。 やっぱり今、それほど興味を持っていない辺りの音なので、たまに聴くと良いかな、というくらいの、なんとなく中途半端な、そんなところに落ち着く。 でも、なかなかの佳作だと思います。 仁和寺より移動。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Gorky's Zygotic Mynci An Introduction To Gorky's Zygotic Mynci このバンドの持っているCDを全部iTunesに読み込もうと思い、このアルバムを見つけた時、はて?こんなのあったかな?と思った。 アルバムを3枚くらい持っていた記憶はあったのだけれど、これを含めて4枚。 でも、徐々に思い出して来た。 たしか、日本のみの企画でシングルなどを集めたものだったはず。 で、調べてみたり、ライナーを読んでみたら、94年のシングル2枚と95年のシングル1枚を収録したものだった。 来日記念盤とかだったような気もするけど、記憶違いかも。 そんな感じなので、特別悪い印象もなかったけれど、繰り返し聴いたような記憶もないし、内容についてもこれと言った印象がない。 これこそ、本当に久しぶりに聴いた。 やっぱりサイケ色の強い曲が多く、カンタベリーのバンドなんかも思い起こさせる音だ。 それにギター・ポップやらネオアコ(はよく知らないんだけど)とか、90年代の音が結びついたような、そんな感じ。 きっとパンクも無関係ではないと思う。 ライナーを読んでみたら、前回の"Tatay" 以前は、そんなこと全然知らずに聴いていたようだ。 まあ、別に良いんだけど。 という訳で、内容としては決して悪くはないけれど、シングルの寄せ集めだけあり、アルバムのような充実感は薄いかな、というところだろうか。 独特の浮遊感は、なかなか魅力があると思う。 たまにはこんなのも、という感じです。 桜、そろそろ終了です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Gorky's Zygotic Mynci Tatay 先日、何気なく久しぶりに聴いてみたら、妙に良かったこのアルバム。 94年の、フル・アルバムとしてはファーストでいいのか、"Patio" これは当時もかなり気に入り良く聴いていたものだ。 なので、来日した時にも見に行ったし、この次 久しぶりに聴いてみると、お世辞にもうまいとは言えない演奏と、ウェールズ語という聴き慣れない言語による歌が、牧歌的でほのぼのとしていて、ああ、こういう感じだったようなあ、としみじみとしてしまった。 当時は、あまり気にしていなかったけれど、雰囲気も佇まいも結構サイケっぽい。 しかもB級の。 まあ、曲名に"Kevin Ayers"なんて付けるくらいだから、きっとルーツのひとつでもあるんだろうと思う。 あとはBelle & Sebastianあたりにも通じるかな、と思った。 まあ、要するに好きな音のひとつです。 でも、当時見たライブの方はというと、アマチュアっぽい演奏でほのぼのとした雰囲気ではあったものの、淡々として特に盛り上がる訳でもなく、妙に印象の薄いものだった。 その後を追いかけていないので、もしかしたらもっと成長したのかもしれないけど、少なくともまだその程度だったということだと思う。 あまり憶えていないけど、冷めてしまったのはライブを見てしまったからというのもあったのかも。 そんなところです。 でも、このアルバムは良いです。 今日は休みます。 back-woods song |
![]() Sonny Rollins 05/14/08 Tokyo International Forum, Hall A - Tokyo, Japan 行ってみました、ソニー・ロリンズ。 久しぶりの東京国際フォーラムへ。 興味は大いにありながら今のところ少ししか聴いたことがないし、ファンと言えるほどではないけれど、この世代で、しかも一時代を築いた人を見るチャンスは、今後減る一方なのは間違いないから。 キャスパー・トランバーグのライブが、同じ日だというのを知った時にはちょっと揺らいだりもしたけれど、やはり楽しみだった。 キャスパーのスケジュールがもっと早く分かっていれば、ロリンズの方は追加公演に行ったと思うけど、というちょっとした葛藤を抱えながら。 で。 定刻を10分ほど過ぎたこと、メンバー登場。 おお、本物だ。 1曲目は、"Sonny, Please" やはりと言うか何と言うか、1曲目にふさわしい曲だと思う。 ちょっと感動した。 でも、延々とトロンボーンのソロが続き、ロリンズさんは軽めに吹く程度だった。 なので、本調子ではないのかな?と思ったが、吹き始めると、延々と、なかなかソロが終わらず。 それはもちろん、全盛期並みではないだろうし、年を重ねたなりの衰えはあるのだろうけど、まだまだ全然現役感のある感じ。 そして、ソロが長いのはロリンズのみだけではなく、トロンポーンやギターなども結構長めなので、1曲が15分から20分とやたらと長い。 最初はちょっとややばらつき気味(演奏面ではなく、バランスです)だったバンドの音もすっかりまとまり、長いソロと相まって心地良かった。 心地良すぎて、2曲目の途中から眠くなってしまったけど。 3曲が終わったところで、8時ちょうどくらい。 ここで、「アリガトウゴザイマシタ!キュウケイデス。」と日本語で。 で、少々休憩を挟み、再び。 曲名一切分かりません。 もちろん、前半同様、吹くこと、吹くこと。 サックスが間違いなく、生えてます。 そして、さりげなく他のメンバーをフィーチャーしたり、体を揺らしたり。 この後、3曲ほど演奏し、もう終わりかな?と言う雰囲気のところで、"St. Thomas"が。 やっぱりやるんだ。 まあ、そうですよね。 会場は、大喝采で、手拍子まで起こるほどで、ここまで求められているのかと、ちょっと驚いてしまった。 とは言え、生で聴くとどんな感じなのか、自分も聴いてみたかったのだけれど。 この後、数曲を演奏。 多分、代表的な曲だったりするのだと思うけど、何しろあまりにも曲を知らないので、要領を得なくてすいません。 もちろん、場内、割れんばかりの拍手。 で、もう一度出て来てガッツ・ポーズ。 アンコール?と思いきや、演奏はなし。 まあ、"St. Thomas"から後、ステージ上のメンバーがロリンズの様子を伺う感じだったので、あの辺からアンコールみたいなものだったのではないかと思う。 終わってみれば、9時半近く。 見る前に予想していたよりもずっと長かった。 どうだったかと言えば、素直に良いライブだった。 バックのメンバーも優しくバックアップする感じなので、現在ピークを迎えている人達の演奏に比べればやや緊張感に欠けるのはたしか。 それでも、動いているところを見ることができたのは、やはり良い体験だった。 見る価値は充分あったと思う。 また、来日、と言ったらどうするかな。 その時考えます。 仁和寺。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Don Pullen New Beginnings 先日大阪へ行った際、Sonnyさんのお店でいろいろと聴かせてもらった中の1枚。 ドン・プーレンという名前だけは知っていたけれど、どんなスタイルのピアニストかまでは知らず、特別興味があった訳でもなく、でも、何と言うかとてもハッとする感じだったので帰ったら探してみようと思った。 で、さっそく探してみると、どうやら廃盤。 しかし、さて、どうするか、なんて思っていた矢先、運良く中古盤を見つけた。 嬉しい。 そんなこのアルバムは、88年作。 メンバーが、プーレンの他、ゲイリー・ピーコックにトニー・ウィリアムス、というのはSonnyさんのところでは全然知らないまま聴いていて、CDが手元に届いて知りさらに嬉しかったという興味深い組み合わせ。 音の方は、躍動感に満ちあふれ、一本ピシッと筋が通った感じで、聴いていて気持ちがいい。 トニー・ウィリアムスがイメージよりもおとなしく(だと言い過ぎかも)聴こえたけれど、ピアノとベースがグリグリ行くのでメリハリを利かせた感じだろうか。 実のところ、未だマイルス時代くらいしか碌に聴いたことがないというのもあるし、もうある程度年を重ねた時期なのでそれも当然。 大人になった(?)トニー・ウィリアムス。 そして、やっぱり耳が行くのが、拳をグリグリやるというイレギュラーな奏法。 最初、聴き慣れない響きだったので、ちょっとばかり驚いたけれど、リズムが狂うことなくフレーズの中に自然に織り込まれるのがあまりに見事。 ただ、アルバムを通して、フリーっぽい曲だけでなく、静かな曲でも多用されるので、少々使い過ぎの感はなきにしもあらず、だけれど。 まあ、きっと自然に出て来てしまうのだろうし、面白いことはたしか。 さらに、それがすべてではないし、本筋でもないと思う。 という訳で、あのとき聴かせてもらわなければ、知らなかったかもしれない1枚でした。 感謝します。 何だかちょっと廃盤が多いような気配もあるけれど、そのうちジョージ・アダムスとのアルバムなど聴いてみたいと思っているところ。 桜、もう一息です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Kasper Tranberg Japan Quartet 05/11/08 Motion Blue - Yokohama, Kanagawa, Japan なんとなく未だに買いそびれているのだけれど、1年ほど前に買ったアルバム それとは別に、来日することがあるならぜひ生で見てみたい、とも思っていた。 で、他のアルバムの方は未だ聴いていないが、先日、南さんのスケジュールをチェックしていて今回の来日のことを知り、これは行かねば、ということで行ってみた。 今回は、ベースの水谷さんのグループのレコーディングへキャスパー・トランバーグが参加するための来日だそうで、残念ながらレギュラー・グループでの演奏ではないのだけれど、ピアノが南さん、ベースが水谷さん、ドラムが外山さんと来ればそれはもう。 そして、やっぱりピット・イン、と思いきや、その日はソニー・ロリンズのライブへ行く予定になっていたため、断念。 さらに、さすがに平日の鎌倉は無理。 横浜モーション・ブルーはやや遠いけど、日曜日だし、その上普段よりもスタート時間が早いので、それも良さそうだなと考え、とは言えほぼ消去法により決定。 他に比べやや高くつきそうなのは、諦めまして。 ちなみに、モーション・ブルーは2回目。 最初に行ったのは2年半ほど前、与世山澄子さんだ。 そう言えば、その時もピアノは南さん。 と言う訳で、スタート。 1曲目は、前述のトランバーグのアルバムに入っているし、南さんのGo There!でもよく演奏する"Window In The Sky"から、というのがとても憎い。 しかも、どちらのアレンジとも違い、より、ゆったりした雰囲気。 その後、トランバーグの曲を中心に、南さんの曲を時々交え、という感じで進行。 南さんのピアノを中心とするグループにトランバーグが加わったような、そんな印象。 でも、とても息が合っているし、素晴らしく相性が良い。 皆さん、それぞれ素晴らしいのだけれど、まず耳と目を奪われたのが久しぶりに見る外山さん。 あの叩き方にして、あのグルーヴとスウィング感。 一体、どうなっているのかさっぱり理解できず。 3曲目あたりのトランバーグとの掛け合いが非常に面白く、聴きどころのひとつだった。 たしか5曲ほど、ちょうど1時間で終了。 そして、セカンド・セット。 さらにギュッと集中力が増す。 曲名などは全然憶えていないけれど、どれもアルバムで聴いていたのとは全然異なる雰囲気。 少なくとも唯一聴いたことのあるアルバムではアンサンブル重視だけれど、今回はトランペット(時にはフリューゲルホーン)をじっくり聴かせることが多かった。 途中、南さんがマイクをセット、何をするのかと思えば、朗読を始め、残りの3人がバックに演奏をつけるという趣向。 中身は、当然、近日発売のほんの一節。 筋は省略するけれど、なんか凄い話。 面白そう。 そんなこんなで、かなり省略してるけど、アンコールではトランバーグと水谷さんのデュオ。 曲名なのか、"Bamboo Forest"と言っていたが、少なくとも日本や東南アジアなどの竹林をイメージした曲らしい。 デンマークには竹林はないらしいです。 静かな演奏で、とても印象的な曲だった。 素晴らしい。 セカンド・セットも、アンコール込みでちょうど1時間で終了。 正直なところ、期待していたのはトランバーグのアルバムで聴けるようなものであるけれど、単身での来日でメンバーは日本のミュージシャンばかりだし、今回のような内容は当然か。 それにこの組み合わせによる演奏もそう機会はないだろうし。 そして、そうとは思えない演奏により、メンバー4人の凄さを改めて実感することができたし、楽しむことができたと思う。 てなところで、納得の行く席で見たかったので早めに入ったから、演奏開始までの1時間半、セットブレイクが1時間、合計2時間半は飲んだり食べたり。(ちょっとね) それに対して演奏時間は2時間。 ファースト・セットが終わると帰る人達も結構いたりして。 レストラン感覚なんですかね。 別に良いとか悪いとかではないけれど、この場に不慣れな自分はちょっと驚く。 やっぱりピット・インへも行きたいかも。 きっとまた違った雰囲気を味わえるだろうし。 残念。 ライブ前、あそこの国の工作船を鑑賞。 面白いというのとは違うけど、いろいろな意味で見る価値はあると思いました。 ![]() 帰りは当然、赤レンガ倉庫。 実は、これも目的だったりして。 ![]() こっちは仁和寺です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() 津上研太×南博 05/09/08 No Trunks - Kunitachi, Tokyo, Japan いろいろと面白そうなライブをやっているのを知りながら、今まで芳垣さんが出演する時にしか行ったことのなかった国立No Trunksにて、津上さんと南さんのデュオがあるというので行ってみました。 お二人の参加するBozoも、興味がありながらなかなかタイミングが合わずに、今のところ一度見たきりだし、かなり楽しみなライブだった。 内容は、予想していた通りにスタンダード中心で、それに加えてBozoでも演奏しているという津上さんの曲が1曲、南さんの"Elegy 3"だった。 曲数は、途中でどうでも良くなってしまい忘れてしまったけれど、ファースト、セカンド共に5、6曲、そして、アンコール1曲、だったと思う。 そして、演奏はとても素晴らしく、あっという間に終わってしまった感じだ。 以前は、ベースやドラムのいないデュオという形式だと聴いていて嫌と言う訳ではないものの手放しで楽しめたとは言えず、実は今回も途中で眠くなってしまうかも、という心配もしていた。 でも、どうやらここ1、2年でかなり鍛えられた(?)らしく、とても楽しかった。 相変わらずスタンダード曲は全然知らないけど。 サックスもピアノも、カルテットなどでの演奏とはきっとフレーズが違うんだろうな(特にピアノ)、と思いながらじっくり聴くことができた。 セカンド・セットが始まる時、お二人と一緒に小柄な女性がフルートを持って登場。 誰?と思えば、太田朱美さんと紹介が。 たしか国立周辺の出身だか縁があるだかでこの店でも大プッシュしていて、定期的にここで演奏しているのは知っていたけど、こういう機会で見ることがあるとは思いもよらず。 曲によっては入りづらそうなところも見受けられた(ような気がするだけ?)が、その吹きっぷりはかなり堂々としたもので、かなりインパクトが大きかった。 特に1曲目。 以前、20~40代のジャズ・ミュージシャンが参加する演奏を聴いた時に、やはり40代の演奏の円熟振りに感銘を受けたのだけれど、若かろうがそう言うのを飛び越えてしまう人もいるところにはいるもんだと感心することしきり。 きっと、この先もっと凄くなるのでしょう。 と言う訳で、ファーストではサックス&ピアノの絡みをじっくり堪能し、セカンドではフルートが加わり、競う相手が増えたためか妙に楽しそうな津上さんの姿が印象に残った。 曲で言えば、スタンダードなら津上さんがお好きだと言っていた曲や、ミンガスの曲、それとお二人それぞれのオリジナル曲が印象的だった。 できれば、オリジナルももう少し聴きたかったかも。 期待通り、あるいは期待以上に楽しく、できればまた聴いてみたいデュオだった。 7月にはBozoで出演とのことなので、非常に期待しているところ。 しつこく、桜。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Wheat Everyday I Said A Prayer For Kathy And Made A One Inch Square いつの間にかリリースされていた4枚目のアルバム。 いつの間にか、と言っても動向を全然チェックしていなかっただけなんだけど。 それどころか、結構気に入っているにも関わらず、未だにメンバーがどんな連中なのかも知らず。 とは言え、出ていると知ったなら気になるし、安く売っているのを見つけたので迷わず手に入れてみた。 聴いてみると、セカンド でも、別に退化している訳ではなくて、相変わらずメロディーは良いし、今のところ、この曲が特に好きと言えるほど聴き込んではいないものの、素直に良いアルバムだと思う。 多少地味だけど、今に始まったことではないし。 で、今日聴いていて気付いたことがひとつ。 いくつかの曲で、何かに似ているなと感じたのだけれど、それはFlaming Lips(比較的最近の)だった。 もともと決して遠くはない音だし、多少なりとも影響を受けていたとしても不思議はないと思う。 でも、どうせなら独自の路線で進んで欲しいと思うし、Flaming Lipsも好きではあるが、少々気になる。 どうなることやら。 考え過ぎでしょうか。 一応、このバンドはこれにて一旦終了。 でも、この前にひとつミニ・アルバムがあるらしく、とても気になっているところ。 やっと仁和寺へ到着。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Wheat Wheat 引き続き、Wheatです。 新しいアルバム 一応、前から気になってはいたのだけれど、ほとんどCD屋でも見かけたことがなかったし、見かけても少し高かったりで、買いそびれたまま忘れていた。 で、新しいアルバムがリリースされていたことを知った時、チェックしてみるとこのアルバムの中古盤が安く売られていたので一緒に購入してみた。 調べてみると、98年のリリース時には"Medeiros"と言うタイトルでリリースされ、2003年に"Wheat"というタイトルで再発されたようだ。 と思って、手元にあるCDをチェックしてみるとクレジットは97年になっていて、"Medeiros"という文字はどこにもなし。 よく分かりません。 とりあえず、そう言ったことは置いといて。 気になりながら買いそびれていたのは、前述の通り、あまり見かけなかったからと言うのも大きいのだけれど、先に聴いていたセカンド・アルバム たしかに聴いてみると、完成度の点では後のアルバムに劣るし、演奏、アレンジ、音などなど、曲によってはまだこれから、と感じられるところはあると思う。 でも、メロディー・センスは、ほぼ確立されているし、このバンドを気に入っているならまったく許容できるレベル。 今のところ、この曲が特に良いとか、ここが凄いとか、そこまでは行っていないけれど、全体として好みの音なので充分楽しめた。 集中して繰り返して聴くまでには至らないと思うが、そのうち気に入る曲が出てきそう。 そんな感じです。 やっぱり興味があるなら自分で聴いてみないと駄目ですね。 まだ、桜が続きます。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() Wheat Per Second, Per Second, Per Second... Every Second 数日振りにWheatの続きです。 2003年のサード・アルバム。 前作 歪んだギターが、皆無ではないが少々後退、音もクリアになり、パワフルに変化した、という印象を最初に持った。 それは良い印象ではなく、最悪というほどではないけれど、変わってしまったなあ、という感じだった。 でも、しばらくして曲の良さに気付くと、あっという間にそれらの印象も覆り、むしろもの凄く成長、スケールアップしたなと思うまでになった。 そして、しばらく愛聴。 その後も、そう頻繁ではないものの、たまに思い出したように聴いている。 と言うのは、最近までこのバンドの作品は、このアルバムしかiPodに入れていなかったから、と言うだけなんだけど。 と言う訳で、例によって気に入っているものに関してそれほど書きたいことを思いつかず。 でも、久しぶりに聴いてみて、やはり曲の良さ、ヴォーカルの声とメロディーの良さを実感した。 前作と比べると、とても堂々としていて、妙にカラフル。 もちろん前作の少々地味な感じもとても好きなのだけれど。 とは言え、一般的に言うとこれも地味な部類かも。 まあ、その辺はどうでも良いですね。 ともかく、良いアルバムだと思う。 そう言えば、先日ちょっと友人宅でのバーベキューの時、Wilcoのライブ盤 数日振りに、京都です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
![]() 上野洋子(vo)内橋和久(g)芳垣安洋(ds) 05/01/08 in F - Ooizumigakuen, Tokyo, Japan 内橋さんと芳垣さんがin Fに出演ということで興味を持ったが、上野洋子さんという方は全然知らない。 そして、ヴォーカルとのこと。 インプロでヴォーカル入りとなると、好みでなかった場合のリスク(と言うとちょっと大袈裟だけど)が、他のパートに比べて少なくとも自分にとっては大きいので、ちょっと賭けだった。 でも、内橋さんと芳垣さんがこんなに近くに来てくださるなら(?)、という気持ちの方が大きく上回り、行ってみました。 で、行ってみると、予約で満席、立ち見あり、とのこと。 in Fへは、過去3回ほど行ったけれど、初めてだ。 数日前に、ふと思い立って予約を入れておいて正解だったようだ。 調べてみると、上野さんにはかなり根強いファンが多いようなので、なるほどと納得。 比率としてはどのくらいだったんだろう。 で、ライブです。 アンコールまで含め、ファースト、セカンド、共にちょうど1時間ほど。 曲(区切り?)数にして、ファーストが2、セカンドも(たしか)2、アンコール1と言ったところ。 ファーストは、インプロながらもしっかり構成されたかのような展開。 上野さんのメロディーに対し、瞬時に反応する内橋、芳垣両氏が毎度のことながら見事。 3人のうち、誰が仕掛けるかによって、雰囲気が変わるのが、これも毎度のことながら面白い。 上野さんは、小さいゲーム機くらいの大きさの、サンプラーのようなもの、キーボード、ピアノを使用、内橋さんはギターの他、ダグソフォンも少しだけ使っていた。 セカンドは、ちょっと遊びの要素が強くなり、会話に出て来た「ブルース」と言う言葉を上野さんが歌に取り入れ、その後「ボサノヴァ」から「ジャズ」へ。 まあ、言葉通りの雰囲気の演奏だったのは「ジャズ」だけだったけど。 初めて見る上野さんは、インプロ慣れ(?)している様子ではあったけれど、一般的に言って分かりやすいメロディーが自然と出て来るような、最近自分が好んで見に行くあたりではまだ見たことがないタイプという印象。 今回、その音楽性に興味を持ったかというと、そこまでではないものの、良い意味で変に癖がないので、なかなか面白く聴くことができた。 内橋さん、芳垣さんについては、もう言うことないです。 初めての組み合わせにて、また新たな引き出しを垣間見たような感じ。 で、アンコール。 ライブの途中から見に来ていた芳垣夫人が呼び出され、何を演奏する?と言うことで、ピアノに落ち着く。 そして、上野さんはヴォーカルに専念。 芳垣さんは、上野さんが使っていたマシンに興味津々な様子で、少々使い方を教えてもらい、そのままそれを使用。 すると、内橋さんは、じゃあドラムを、と言うことに。 内橋さんのドラムは、以前マニさんとのデュオで少し見たことがあるけれど、高良さんのピアノは初めてだ。 途中、マシンに飽きた芳垣さん、今度はダグソフォンへ。 しかし、いろいろ試すも思うように音が出ず、ほとんどギー、とかそんな音。 演奏の方は、まあ、ほんとのほんとにお遊びだったけれど、こういうのは、例えばピット・インなどではあり得ないし、曲間に交わされる会話も含め、こういう会場ならではの貴重な体験だ。 もう二度と見られない光景かも。 そう言えば、セカンド開始時のお店の方の話。 保谷から大泉学園に移転して今年でちょうど10年だそうで、移転後初のライブが内橋さんと芳垣さんのデュオだったそうだ。 見たかった。 とは言っても、その頃、in Fはおろか、内橋さんや芳垣さんの存在すら知らなかった訳で、かなうべくもなく。 また、いつかやってくれることを期待。 と言う訳で、今回も面白かったです。 もう桜という時期でもないですけど、桜です。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
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