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← 2010年08月 →- 手抜きメモ2010年8月 [2010/08/31]
- さらっと [2010/08/30]
- ちょっと忘れてたので [2010/08/29]
- 長さを感じさせません [2010/08/27]
- さわやかです [2010/08/26]
- 雑誌のタイトルにもなってますね [2010/08/24]
- ピアノはヤマハです [2010/08/21]
- この次くらいは聴いてみてもいいかも、とちょっとだけ思います [2010/08/17]
- 国際的人気グループです [2010/08/16]
- このTシャツを着ている人を見かけました [2010/08/15]
- しっくり来ないです [2010/08/14]
- 的が絞られてたけど、幅も広かった、ような気がします [2010/08/13]
- 往復はがきも出してみるもんです [2010/08/10]
- アメリカですか [2010/08/07]
- まっただ中 [2010/08/04]
- この季節には良いかもしれません [2010/08/02]
今月は、このような感じです。
08/06/10 Sardine Head @ 梅島 Yukotopia 08/08/10 Altered States with Guests plays King Crimson @ 渋谷 NHK 509 Studio 08/11/10 Otomo Yoshihide New Jazz Trio+ @ 新宿 Pit Inn 08/20/10 Minami Hiroshi Go There! @ 新宿 Pit Inn 今月は4本で、前半に集中。 後になって考えてみると、今現在、このライブがあったらできるだけ見ておきたいと思うものばかりがそろった感じに。 Altered Statesのライブは、いろいろと面白い体験ができました。 CDは、たった1枚のみ。 The Thing with Otomo Yoshihide - Shinjuku Crawl 大友さんのライブの時に購入。 他にも欲しいのがあったんだけど、絞りに絞ってこれ1枚。 ここのところ買うのを抑えているけど、ここまで少ないのも珍しい、かも。 以上です。 太陽。 back-woods song その1 スポンサーサイト
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![]() RJD2 The Horror 忘れてたのをもう1枚。 同じくRJD2の2003年のEP。 やはり同じくDefinitive Juxよりリリース。 EP、と書いてはみたけど、買った当時はEPであることを知らず、あ、新しいのが出てる、という感じで購入。 で、聴いてみたら1曲目がアルバム で、これがEPであることを知ったのも昨日だったりして。 そして、アルバムの曲のリミックスやら、インストが入っていたり、ということもやっと知ったばかり。 改めて聴いてみると、基本的なことはアルバムとほとんど変わらない訳で、全然嫌いではないし、それなりに楽しめる。 でも、やっぱりどこか寄せ集めというか、ひとつの作品としての集中力みたいなのが感じられなくて、さらっと流れて行ってしまうところがある。 これに限らず、リミックス集とか、そういう類いのアルバムに今ひとつ入り込めない理由のひとつ、かも。 で、これをきっかけに、その後は興味がなくなってしまったので、その他の作品を聴いたことがない。 そんな訳で、悪くはないけど、これといった感想も思い付かず。 そう言えば。 忘れてたついでに、このブログも先週丸5年を迎え、6年目に入ってました。 まあ、更新頻度は落ちているけど、よく続いたものです。 中途半端です。 back-woods song その1 |
![]() RJD2 Deadringer Company Flow/Definitive Jux絡みのところで、この人をすっかり忘れていたことをふと思い出したので。 プログレも行ったん落ち着いたし。 という訳で(?)、RJD2の2002年の多分、ファースト・アルバム。 Definitive Juxよりリリース。 インスト中心で、映画音楽みたいな、場面が浮かぶような雰囲気があって、わりと好きだった1枚。 場面が浮かぶような、と思ったのはジャケットがそういう感じだったからかも。 なので、やっぱりあんまり書くことがなかったりするんだけど、改めて聴いてみると。 音がいろいろとたくさん入っていてゴテゴテした音楽はあまり好きではないものの、このアルバムはその辺の加減がなかなか良くて、分かりやすくもあり、単純に格好良いと思える。 押しもそれなりに強いんだけど、強くなり過ぎず。 例えば、DJ Shadowのセカンド・アルバム その他、こんなの ただ、分かりやすい反面、ちょっと飽きるのも早そう。 実際、一時よく聴いていて、いつの間にかパッタリと聴かなくなってしまったし。 そんな感じで、なくてはならない1枚、というほどではないけど、結構好きな1枚です。 太陽。 back-woods song その1 |
![]() Yes Close To The Edge 予定通りにもう1枚。 72年の5枚目。 前回書いた通り、CDプレーヤーを持ってないくせに、"Fragile" これも一時、本当によく聴いた1枚。 なので、やっぱりあんまり書くことが思い付かないんだけど、今聴いてみると約19分の大曲が、意外と長く感じなかったり。 それはもちろん、構成の見事さとか、楽曲が優れているから、というのは当然ながら、これをよく聴いていた当時よりも演奏が長いことにもっと慣れたから、かも。 これがアナログのレコードが主流の時代ではなくて、今現在作られたとしたら、もっと曲が長くなっていたりとか、そんなこともあるんだろうか。 単なる想像だけど、長くなったとして、同じように優れた作品になったかもしれないし、そうではないかもしれないし。 そう考えると、LPレコードの片面というのはなかなか絶妙な長さだなと、改めて思う。 手持ちのCDの盤が古いものなので、最近のリマスターした盤なんかも聴いてみたいかも。 で、Yesを聴いたのは残念ながら2枚だけ。 もちろん、前後の作品にも興味はあったんだけど。 ひとつには、2枚組やら3枚組やらが多くて、ちょっと高かったからというのもある。 でも、一番の理由は、主要なメンバーが集まって来日した時に見に行ったライブを見て冷めてしまったから。 それはもう豪華なメンバーだし、演奏も当然ちゃんとしたものだったんだけど、例えば、ビル・ブラッフォードとアラン・フォードの2人によるドラムだけの演奏とか、そういったちょっとしたところでやっつけっぽいものを感じていしまい、あまりのめり込めなかったことを思い出す。 過去の作品は過去の作品として、もうちょっといろいろ聴いておいても良かった、と今なら思うんだけど。 Yesは、そんな感じ。 以上です。 4月。 back-woods song その1 |
![]() Yes Fragile プログレついでに、ちょっと大物(?)でも。 71年の4枚目のアルバム。 YesというとLonely Heart 時期的には、ほとんどCDが主流になったかな、という頃。 そして、自分にとっては、初めて買ったCDがその2枚。 その時はまだCDプレーヤーを持っていなかったんだど。 だから、友人の家でわざわざカセットテープに録音してもらい、それを一生懸命聴いていたという思い出が。 それはともかくとして、これは本当に良く聴いた1枚。 どちらかと言えば"Close To The Edge"の方が好きだったような気がするけど、ほとんど差はなくて、こっちはこっちでかなり好きだった。 でも、Yesに関しては、あることがあって(明日、続きを書きます、たぶん)パッタリと聴かなくなってしまって、結局聴いたのは2枚のアルバムのみ。 なので、結構長いこと聴いてなかったから、そういえばここはこんな風だったなとか、思い出しつつ、今聴いてみると、結構さわやかだな、とかかなりカッチリした構成が見事ながらもちょっと息苦しいところがあるかな、とか、やっぱりクリス・スクワイアのベースの音は格好良いな、とか懐かしかったり、新鮮だったり、わりと素直に楽しめた、かも。 そして、とても有名な作品だし、以前好きだったものなので、あまり書くことも思い付かず。 一応、続きます。 街並みを。 back-woods song その1 |
![]() Peter Hammill Fool's Mate ちょっと間が空いたけど、Van Der Graaf Generatorの続きと言うか何というか、ピーター・ハミルのソロ作品など。 71年の、ソロ名義では最初の作品、でいいんだと思うんですが。 ともかく、Van Der Graaf Generator で、このアルバムを買ったときのことを妙に良く覚えていて、一緒に買ったのがこれ。 ちょうどNirvanaが来日していた時だったことやら、CDを買った後、新宿のロフトへライブを見に行ったなんてことも、以前書いていたらしいですが、まったくの余談です。 それはそれとして、結構期待して買ったんだけど、聴いてみたら想像していたのとは全然違う感じで、最初は馴染めず。 VDGGに近いところもあるけど、"House~"のような曲はないし。 結局、ハマるようなこともなく、何となくどう聴いたらいいのか分からないまま、あまり聴かなくなってしまった。 でも、久しぶりに聴いてみると、結構内容を覚えていて、それなりに好きだった曲があったことや、ハマりはせずとも、それなりに聴いていたことなんかも思い出して来た。 これにいろいろと付け足すと(?)VDGGになりそうだし、また、VDGGからピーター・ハミルの歌とベースとなる曲の部分を取り出すと、こんな感じになりそう。 それもそのはずで、バンド結成以前にできていた曲の中でVDGGに採用されなかった曲が中心らしい(さっき知りました)。 なるほど。 改めて聴いてみてどうかというと、多少の懐かしさと、嫌いではないなという感覚。 でも、他にこれと比較できるような音は思い付かないけど、積極的に好んで聴くような音ではないのも正直なところ。 今日はピータ・ハミルが聴きたいなと思うようなことは、多分ほとんどないだろう、という、そんな感じ。 でも、嫌いかっていうと、そんなことはないという。 ちょっと中途半端だけど、そんな感想。 なので、これ以降のソロ作品というのは聴いたことがなくて、もしかしたら気に入るのもあるかもしれないんだけど、結局その機会はないまま。 さらに余談ながら、そんな(?)ピーター・ハミルが、いつからかは知らないけど、毎年のように来日してPit Innで演奏していることを、Pit Innにライブを見に行くようになって知った。 ちょっと見てみたい、と思いつつ、通常なら3回ほどPit Innでライブを見ることができる価格設定と、自分にとっては上記のような印象のアーティストなので、躊躇してしまっているところ。 一度くらい見といてもいいかなとは思うんだけど、多分、また値段で尻込みしてしまうと思う。 そんな感じです。 4月。 back-woods song その1 |
![]() Minami Hiroshi Go There! 08/20/10 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 1ヶ月とちょっと振りに南博Go There!です。 2度目の新作 セットリストは、こんな感じだったでしょうか。 Set 1: Serene Falling Falling Petals Barack Obama December, December Window In The Sky Set 2: Tears Angie Dickinson Sakura Sea And The Ocean Peaceful Destruction Encore: Blue Monk 1曲目は、新作には入っていない"Serene"からで、最初はやや流れがぎこちないかなという感じも。 でも、曲が進むにつれ、徐々に軌道修正、軽やかに。 ライブハウスが違うからというのも大きいけれど、前回のライブとはまたちょっと趣が異なったかも。 こういうところがやっぱり面白いので、極力毎回見たくなるという訳です。 そして、"Barack Obama"の後、曲紹介とアルバムの宣伝を兼ねて毒をまき散らし(?)、"December"から"Window In The Sky"ヘ。 水谷さんと芳垣さんの組み合わせってなんて凄いんだろう、と"Window~"を聴く度に思う。 セカンド・セットは、しゃべりもなく、ダーッと一気に駆け抜ける感じに。 静かに始まり、"Angie Dickinson"で盛り上がり、また落ち着きラストと向かって大きくうねるような。 聴いている間はそう感じなかったけれど、あっという間に終わってしまった。 "Angie~"の後半、激しくなる展開はとても格好良いです。 で、アンコールは何をやってくれるんだろうと思っていると、芳垣さんのドラムから、"Iko Iko"のような感じでリズミカルにスタート。 最初は何の曲だか分からず、南さんのピアノでようやく"Blue Monk"と気付く。 そのくらい、大胆なアレンジに。 こういう終わり方も、結構少ないかも。 今回は、リリース記念とあってか、なかなかの盛況で、座席も前の方からビッシリ埋まって行くという、最近ではちょっとなかった光景も。 普段から、このくらい入ってもおかしくないような演奏が毎回繰り広げられてるんですけどね、とちょっと思います。 それと、ここのところ、ほぼ曲目が固定化されているので(アルバムがリリースされてるんで当然ですが)、そろそろ最近やってない曲なんかも聴きたいなと思う今日この頃でもあります。 次回も楽しみに。 引いてみます。 back-woods song その1 |
![]() Van Der Graaf Generator H To He, Who Am The Only One イタリアからイギリスへ飛びまして、こんなバンド。 70年のサード・アルバム。 かすかな記憶を辿ると、このバンドに興味を持ったのは、King Crimsonを聴いて感銘を受け(?)、他にそんな感じのものはないだろうか、と思ったのがきっかけだったような気がする。 このアルバムにロバート・フリップがゲスト参加しているから。 で、聴いてみたら期待していたのとは全然違う音。 妙に風変わりで、妙に取っ付きにくく、あまり馴染めず。 でも、しばらく聴いているうちに2曲目の"House With No Door"という、このアルバムの中では唯一、激しく展開することもなく、前衛的になることもない、ピーター・ハミルの歌を聴かせる感じの曲を気に入り、何となく全体的に気に入り始めるように。 なので、ピーター・ハミルのソロ作品 久しぶりに聴いてみると、まあ、それなりに好きなアルバムだったので、取り立てて問題もなく。 ピーター・ハミルのヴォーカルは結構クセがあって好みが分かれそうだし、ちょっとばかり強引なところもある展開にB級っぽさを感じたりもするけれど、他に似た音楽性のバンドも思い付かないし、なかなか個性的だな、と改めて思った。 これを聴いてた当時には、一応他のアルバムも聴いてみたいと思い、この次の"Pawn Hearts" じゃあ、今から聴いてみるか、っていうと、イタリアのバンド達同様、そんなに積極的にはなれないのも正直なところ。 でも、"Pawn Hearts"くらいは、とはちょっとだけ思う。 そんな感じです。 4月。 back-woods song その1 |
![]() Area Arbeit Macht Frei イタリアのバンドをもうひとつ。 Areaの73年のファースト・アルバム。 前々回、前回よりはもっと名が通ったバンド、なんだろうか。 その辺、よく分かりませんが。 Osanna CDが手に入りにくかったのかも。 うろ覚え。 で、実際に聴いたのは、もう少し後だったと思う。 吉田達也さんのルインズと想い出波止場が一緒にやっていたルインズ波止場のアルバムに、このアルバムの1曲目が収録されていて、原曲を聴いてみようというのがきっかけで。 で、聴いてみると、ルインズ波止場の演奏ってのが、原曲よりもスピードが速いだけでほとんどそのままであることが分かり、面白かったんだけど、ルインズ波止場の鋭い演奏に比べると少々物足りなく感じてしまったのが正直なところ。 ジャズっぽいところが格好良いんだけど、そのわりにはベースとドラムがもっさりとしていて(少なくとも当時はそう感じた訳です)、やっぱり物足りなくて、結局ハマれず。 そんな訳で、かなり長いことまともに聴いてなかったんだけど、改めて聴いてみたら、依然物足りなく感じていた部分が意外と気にならず。 イギリス辺りからの影響を感じない訳ではないけれど、ここ数日聴いていた他のイタリアのバンドと比べると、それ以上に独自色を強く感じるし、演奏面でも格の違いを感じる。 思いの外、面白かったりして。 なので、他のも聴いてみよう、となるかと言うとちょっと分からないけど、少なくともOsannaやNew Trollsよりは興味あります。 聴いてみるもんですね。 ちょっと拡大。 back-woods song その1 |
![]() Osanna Palepoli この暑い中、プログレもなかなか良いものです。(?) という訳で、続けてイタリアのバンド。 73年のサード・アルバム、らしいです。 2年ほど前、ここで書いたことがあるのだけれど、友人の影響でイタリアのプログレにちょっと興味を持ったことがあり、友人にカセット・テープに録音してもらった中のひとつがこれ。 その後、自分でもCDを買い直したのが、Fleaというバンドのアルバム で、買って聴いてみて、特に嫌だった訳ではないものの、ハマりはせず。 興味を持っていろいろと聴いてみようと思っていた、イタリアやらその他ヨーロッパのバンドに対する興味もいつの間にかなくなってしまったので、深入りしないまま。 ひとつには、英米のバンドに比べるとCDにしてもレコードにしても割高だったということもあるんだけど。 そんな訳で、何となく印象が残っているだけで、細かいところまで覚えておらず。 久しぶりに聴いてみると、多少強引だなというところもあるし、そこかしこにこの辺 素直に格好良いと思えるところもあるし。 単純に好みの問題ではあるけれど、前回のNew Trolls そんな感じで、意外と収穫。 まあ、今から深入りしようと思うほどではないけれど。 今年の4月。 back-woods song その1 |
![]() New Trolls Concerto Grosso Per I Altered StatesのKing Crimsonを見て以来、プログレづいているというほどでもないんだけど、何となく気分的にちょっと聴いてみたくなったので、持っているものを久しぶりにいくつか聴いてみよう、と思い立ちまして。 そんなに持っていないので、すぐ終わりますが。 そんな訳で、イタリアのこのバンドの71年作。 いつだったか、少なくとも20年以上前、ラジオでこのアルバムの曲を聴き、買ってみようと思ったけど、たしか売っていなくて探してたところ、たまたま立ち寄った普通の本屋に中古盤があって、それを手に入れた、ということをなぜかはっきり覚えている。 で、聴いてみたけど、ラジオで聴いたときほどの感銘は受けず、全体的にもあまりしっくり来なくて、結局聴いたのはこれ1枚のみ、だったと思う。 改めて聴いてみると、ストリングスがちょっとイージーリスニング的に聴こえ、少々辛いというか、恥ずかしいというか。 以前聴いた時にはそこまで感じなかったんだけど、これもそれなりにいろいろと聴いて来て自分の感覚が変わったと言うことだろうか。 曲の構成なんかはとても凝っているし、部分的には格好良いと思えるところもあるものの、ピンと来るところは少ない。 後半に行くと、ロック色がグッと強くなり、それはそれで格好良いと思えるところがあるんだけど、そういうのが聴きたい時にこれをわざわざ選択する、といこともないような、そんな感じ。 結局、今も昔も、今ひとつ自分にはしっくり来なかった、ということで。 去年の2月。 back-woods song その1 |
![]() Otomo Yoshihide New Jazz Trio+ 08/11/10 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 4月以来の大友さんのトリオ。 今回から、単にトリオではなく、"New Jazz Trio"だそうです。 久しぶりなんで(久しぶりじゃなくても)やっぱり見たいなあと思っていたところ、所用で見に行けない可能性が大きくなり、どうしようかなと迷ったんだけど、念のため予約だけはしておくことに。 で、そうこうするうち、ジム・オルーク、SachikoMという2人のゲスト入りで、しかもアルバムのためのライブ・レコーディングも行うという発表があり、見に行けないかもしれないんだけど、ますます見に行きたいという状態に。 で、そうこうするうち、うまいこと予定が変わり、希望通りに見に行くことができた次第。 で、今回も特殊なセッティングなのかなと思いつつ行ってみると、客席は通常通り。 レコーディングのためだと思うんだけど、ここ数回変わったセッティングばかりだったので、こういう普通のもいいかも。 そして、立ち見が出るほどの客入り。 予約しておいて良かった。 ファースト・セットは、まずトリオでの演奏。 抑えめで始まったかと思えば、芳垣さんのスネアをきっかけにかなり激しい方向へ展開。 直球なフリー・ジャズといった感じ。 曲は、アルバート・アイラーかな? 今までもこの曲やってたかも。 "Ghosts"だか"Spirital Unity"だか、最近わりと良く耳にしているメロディーなんだけど、曲名特定できず。 後で確認。 そして、"Lonely Woman"。 もうこの曲が出てくるとは思わず。 これも直球。 しびれる。 この後、ゲストの2人が加わりもう1曲。 サイン・ウェーブとシンセサイザーということで、それらを活かした演奏。 この前の2曲とはまったく違った雰囲気。 この振幅の激しさがとても面白い。 セカンド・セットは、5人全員でスタート。 最初の2曲は、ファースト・セットでやった曲と同じ。 でも、もちろん同じ曲をモチーフにしているというだけで、演奏内容はまったく異なる。 レコーディングのためではない通常のライブであれば、同じ曲をやるということも滅多にないと思うので、凄く面白いし、得をした気分。 水谷さんのベースが、マレットを使ったベースが壊れるんじゃないかというくらいの激しい演奏等など、凄く印象的だった。 この後、もう1曲。 長いようでいて、アッという間に終わってしまった、でも、長く聴いていたような、不思議な感覚。 アンコールは、また最初のような直球で来るのかな、と想像していると、ライブを見に来ていたと言う吉田アミさんが急遽ステージに上げられ、1曲。 4月の演奏に近く、この日の本編のどの演奏とも違う雰囲気に。 演奏をリードするのとは違うんだけど、その場の雰囲気を支配するような声と歌唱法(?)。 改めて、インパクトが大きい。 過去何度か見たこのトリオの演奏からすると、作品という形にする目的があったからか、随分と的が絞られていたような演奏だった印象が強い。 でも、後になって考えてみると、もの凄く幅も広い。 直球な感じのももう少し聴いてみたかったけれど、とても面白い内容だった。 これがどういう形でリリースされるのか、楽しみです。 今年の4月。 back-woods song その1 |
![]() Altered States with Guests plays King Crimson 08/08/10 NHK 509 Studio - Shibuya, Tokyo, Japan 一昨年のChicagoを最後に、しばらく鳴りを潜めていた(?)Altered Statesの再現プロジェクト(?)がNHK-FMの番組の一環という、こんな形で復活。 ということで、今までそんなことは一度もしたことがなかったんだけど、観覧希望の往復はがきを出し、無事当選。 でも、はがきを出していた周囲の人達は皆当選したので、外れた人はいないっぽい。 それでも、やっぱり嬉しい。 で、どのアルバムをやるのかは発表になっていなかったけど、今までの傾向と編成からすると多分あれ ![]() スタジオへ入ってみると、何もかもが初めてなので、とても新鮮。 事前にスタッフから注意事項などの説明があり、いつもライブハウスで感じるのとはまったく異質な緊張感。 なにしろ生放送だし。 で、メンバーが登場すると、出演者にとっても同様らしく、ライブハウスでの演奏時とはまったく違った緊張感がある様子。 ピリピリとしたムード(嫌な感じのではないです)がこっちにも伝わって来て、さらに緊張。 そして、もちろんあの曲からスタート。 芳垣さんが珍しく、ツー・バスのロック仕様のセットでドスン、という感じで、ナスノさんがアンペグのアンプで重低音。 この安定感と外さない感じは、改めて凄いと思った。 これを聴けただけで、まず満足。 で、内橋さんのソロに続く、塩谷さんと吉田さんによる乱れ吹き(?)、特に吉田さんの暴れん坊っぷり(?)が凄かった。 ヴォーカル参加のお2人もなかなか良い感じで、今までのこのシリーズ(?)の中では一番良かった。 岡本さんによるメロトロンの再現も素晴らしい。 で、曲はもちろんアルバム通りに進み、A面とB面の境目もきっちり再現。 このアルバム、CDを持っていないため、長らく通して聴いておらず、結構細かいところを忘れていたし、そういえばこんなだったな、と思い出しながら演奏を聴いてたのだけれど、細かいところがどこまで再現されていたのかってのは、かなりの再現度であることが何となく分かる程度。 どう聴いてもAltered Statesそのまんまなパートもあったし。 でも、そんなことは抜きにして、演奏そのものに圧倒され、ただひたすら楽しい。 いい加減、CDを買おうかな、と毎回のように思うんだけど、まだどれも実現してなかったりして、でも、これは本当に買おうかなと思っているところ。 これだけで終わってはもったいないなと思っていたら、どうやら11月にPit Innでの再演があるらしく、しかも演奏時間はもっと長いから、これに何がプラスされるのか、いろいろと楽しみ。 これは良い体験でした。 行ってみて良かったです。 太陽続き。 back-woods song その1 |
![]() Sardine Head 08/06/10 Yukotopia - Umejima, Tokyo, Japan この日は、国立の方でももの凄く見ておきたいライブ(芳垣さんと加藤さんのデュオです)があって直前までどちらに行こうか迷っていたんだけど、ここのところのSardine Headの充実度を考え、こちらを選択。 今年は結成10周年ということで、いろいろな手で楽しませてくれているので、今回は何をやってくれるんだろう、という期待もあったし。 ![]() ![]() で、5月に同じユーコトピアでやった時同様、半アコースティックでスタート。 やっぱり途中まではどの曲なのか分からず、で始まったのが"脳男"。 わりと落ち着いた演奏なんだけど、もの凄く引き込まれた。 ![]() ![]() この後も、あんな曲やらこんな曲が、あんなことやこんなことになっていたりして。 もちろん、アコースティックとは思えないような音や展開もあり、曲の重複が少ないのもさすが。 前回の半アコースティック・セットでは、いつもと違うことをやる緊張感があってそれが良かったんだけど、今回は良い意味でそれがあまりなくて、落ち着いた堂々とした演奏、に聴こえた、ような気がする。 ![]() ![]() アコースティックによる演奏が、セカンド・セットの冒頭まで続く。 "Trick Cycling"の後、"Interlude"から"Goose Bumps"へ行く途中で、ドラム・ソロになり、そこでギターをエレクトリックにチェンジ。 この展開、格好良いです。 ![]() ![]() ![]() これまた、集中力のある、引き込まれる演奏。 重要な曲が続き、一気に駆け抜けた感じ。 5弦ベースの音が気持ちよいです。 ![]() ![]() アンコールは"Block Signal"で締め。 こっち見に来て良かったと思えた、充実した内容でした、って国立の方へ行ってもそう思ったような気がするけど、ともかく楽しかったです。 ![]() ![]() なんと11月には初のアメリカ遠征が決まったそうで、さすがにくっついて行くのは難しいけど、期待してます。 セットリストは、鰯メモ。 その他の写真も。 音源もあります。 休み。 back-woods song |
![]() Gato Barbieri In Search Of The Mystery ガトー・バルビエリの67年作。 調べてみたらこれ以前に自主制作みたいなのがあるらしいけど、一応、初リーダー作、らしい。 これは、ぬどいさんに教えてもらった1枚。 ご自身も取り上げておられます。 フリー・ジャズまっただ中のニュー・ヨークに飛び込んで作った作品だそうで、中身のの方もフリー・ジャズまっただ中、な音。 こういう音って、作品としては意外とまだあまり聴いていなくて、どう表現したら良いのか、これがどこに向かっているのかとか、ちょっと掴めないところがあるんだけど、最近はフリー・ジャズ(そのものじゃなかったとしても)を踏まえた演奏を生で聴く機会が少なからずあるので、絞り出すようなサックスの音や音の広げ方とか、いろいろ興味深い。 たぶん、この手としては比較的聴きやすい部類だと思うし、単にフリー・ジャズというだけに終わっていないような気もする。 で、この人自身は、この後こういう作品というのは作っていないということで、それもまた興味深く、これ以降というのも気になるところ。 とりあえず、先に聴いたライブ盤 この日は終了。 back-woods song その1 |
![]() Taisei Aoki Primero 青木さんのソロ作品。 芳垣さんプロデュースで、2004年リリース、だそうです。 初めてBrassticksを見た時に聴いた青木さんの曲がとても良くて(特にピアニカを弾いていた曲)、これはアルバムを聴いてみなければ、と思いながらも買うタイミングを逃し、1年半以上も経ってしまっていて、今年の2月のBrassticksのライブの時にやっと購入。 曲がどういう感じなのか等、そういうことはある程度想像できたものの、どういうアレンジになっているのか、どういう雰囲気なのか、というのは実際に聴くまであまり想像ができないでいた。 で、聴いてみたら、曲によってはわりとフュージョンぽくもあり、ちょっと意外と言えば意外だった、かも。 でも、やっぱりそこかしこにラテンの香りが漂うし、そういうのとも全然違う要素もあるし、何とも一言では表せないような、そんな感じ。 で、期待通りに、曲が良くて、とても心地いい。 音楽を聴くのに季節やら時間帯やらはどちらかと言えば気にしないんだけど、これはこの季節に良いかも。 この季節じゃなくても良いけど。 Brassticksもこうして作品を聴いてみたい、と思う今日この頃、です。 太陽。 back-woods song その1 |
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