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← 2010年09月 →- 念願叶って [2010/09/30]
- 奥行きがあります [2010/09/28]
- わりと良いんです [2010/09/27]
- 昨日思い出しました [2010/09/26]
- 幻なんだそうですよ [2010/09/25]
- 何だかいろいろと惜しい [2010/09/23]
- 何か足りてない気がする [2010/09/22]
- 佇まいが良いです [2010/09/21]
- 思い切りが良いです [2010/09/20]
- このくらいが落ち着きます [2010/09/18]
- せわしない [2010/09/17]
- 体調を選ぶかも [2010/09/16]
- なんなんでしょう [2010/09/14]
- 北から南へ [2010/09/12]
- 需要はある、っぽい [2010/09/09]
- これも需要はあるらしい [2010/09/07]
- 一応需要はあるらしい [2010/09/06]
- 期待していたのはこれです [2010/09/05]
![]() Abdullah Ibrahim 09/29/10 Suntory Hall, Blue Rose - Akasaka, Tokyo, Japan Sonnyさんのところで知ったアブドゥーラ・イブラヒム。 それ以来、最初に聴いたトリオのアルバム ピット・インの菊池さんと大友さんのデュオも見たかったんだけど、今回ばかりは仕方なし。 で、初めて行くサントリー・ホール。 ただし、小ホール。 それでも、それなりに広くて、椅子がずらっと並べられている。 ちょっと発表会っぽいけど。 で、開演時間の7時をちょっと過ぎた辺りで登場し、演奏スタート。 とてもゆったりと、大らかな演奏。 今回の来日では、"African Piano"と題されていたので、最近、アルバムの"African Piano" でも、何だかちょっと趣が異なるというか、躍動感の質もちょっと違うし、より一層大らかになっているような。 "African Piano"の方は約40年も前の演奏なので、比較するのもちょっと違うような気もするし、それも当然か。 ともかく、円熟、でも、現役感は失っていないのが素晴らしい。 そして、これがまた、一体いつまで続くんだろうというくらい、ひたすら演奏が続き、区切りがついたのが約90分後。 ところどころで知っているフレーズが出て来たので、一応、曲は用意されているようだけど、どうなんだろう。 小脇に抱えていたノートに文字がたくさん書いてあったのがチラッと見えたから、曲名を眺めながら、ランダムに繋いだのかも。 目を瞑って聴いているととても心地良くて、途中何度か吸い込まれそうになったけど、眠くなるのは退屈だからじゃなくて、心地良すぎて。 90分というのも、長く感じたような気もすりし、あっという間だったような気もするし、不思議な時間感覚。 その後、引っ込まずに再び演奏を始め、そこから約30分。 これまた、あっという間だったような、長かったような、時間の間隔を失う感じ。 アンコールはあるのかな、と思ったけどなし。 と言うより、この30分がアンコールな訳ですね。 という訳で、ずっと見たいと思っていた(と言ってもここ数年のことだけど)人を生で見ることができ、とても嬉しかった。 でも、欲が出るもので、こうなるとトリオやバンドでも見てみたいと思ってしまう。 もちろん、ソロでもいいけど。 太陽。 back-woods song その1 スポンサーサイト
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![]() DJ Krush Strictly Turntablized まだ、テクノ方面のものがいくつかあるので、続けて行こうかと思ったんだけど、ちょっと飽きてしまったので気分を変えて。 DJ Krushの94年のセカンド・アルバム。 一応、最初のアルバム で、これは最初からすぐに気に入ったことを思い出す。 1曲目のイントロ的なところから、次の曲へ入るところ。 ほぼ、これだけで。 それかはもう一気に聴いてしまう感じで、一時かなり聴いた1枚。 そして、DJ Krushの作品としても、この手のインストのヒップホップの作品としても(そんなにたくさん聴いてないけど)、たぶん、これが一番好きだと思う。 で、それだけ好きなアルバムなので、今聴いても良いです。 今では、ごくたまに聴くだけだけど、聴く度に良いなと思う。 ラップ入りのトラックからラップを抜いてインストにしたものとはちょっと違った奥行きがあるような。 こういうのをあまり聴かなくなった今でもそう思うんだから、本当に良いんです。 そんな感じで、好きなやつほど、新たな感想がないパターン。 短めです。 なんとなく。 back-wood song その1 |
![]() Spacetime Continuum Emit Ecaps デトロイトを離れ(というのも、後はコンピレーションの類いしか持ってないから)、こんなところへ。 Spacetime Continuumの96年作。 こんなところへ、なんて書いたけど、このアーティストのことは何ひとつ知らなくて、当時CD屋で見つけて、ジャケ買いしただけ。 ジャケットは確かにこの画像の通りだったと思うんだけど、それが何やらきれいな袋というか、容れ物というか、ともかくビニール製(?)のケースに入っていて、それが目に付いたという、本当にそれだけの理由。 以前は、Spacetime ContinuumとEmit Ecapsのどっちがアーティスト名で、どっちがタイトルかさえ分からなかったほど。 そして、これが、ジョナ・シャープ(でいいのか?)なる人物によるものであることを、今さっき知ったばかり。 アルバムも何枚かあるらしい。 なるほど。 で、これが最初は、まあこんなものか、とそんな感じ。 でも、何曲目だったか、ウッドベースで弾いたような音のベースラインの曲があって、それがちょっと引っかかり始めた。 それから、深くハマったというほどではないんだけど、通して聴いていて何となく良いなと思うように。 そんな、わりと印象の良い1枚。 久しぶりに聴いてみると、まあ、以前と同じような印象で、やっぱりあのベースラインの曲が良くて、そこから何となく聴いて行くような、そんな感じ。 もともとドラマーで、ジャズなんかの心得もあるらしく、そういった下地がちょっと感じられるような気も。 なるほど。 派手だったり、大胆だったりするようなこともないんだけど、自分としては聴くのにちょうどいい。 それなりに好きなものなので、それほど書くことも思い付かず、こんなところでしょうか。 まだ、太陽。 back-woods song その1 |
![]() Kenny Larkin Metaphor 続いて、ケニー・ラーキンの95年作。 この辺の人達はいろいろ名義を使い分けてたりするんでよく分からないけど、自分の名前のアルバムでは、どうやら2枚目、らしい。 よく分かりませんが。 ともかく、このジャケットの印象が強くて何となく覚えてはいたものの、カール・クレイグとごっちゃになっていて、持っていたような、持っていなかったような、そんな曖昧な記憶だった。 で、昨日、Underground Resistanceを検索していて、たまたまケニー・ラーキンという名を見かけ、あ、 そういえばとこのジャケットと結びついた次第。 URほど手に入りにくいということはないみたいだけど、これもどうやら廃盤らしい。 そんな具合なので、内容については記憶なし。 何で買ったかと言うと、たぶん、デトロイトの中心的な人物のひとりということで名前を良く見かけたからだと思う。 で、間違いなく、何度かは聴いているけど、確認しただけで終わってしまったような感じ。 悪い印象を持ってない代わりに、特に印象にも残っていない。 なので、久しぶりに聴いてみたら、結構新鮮に聴けたような気が。 ちゃんと聴いてみると、まだどの曲がどうというのはないけど、なかなか悪くないと思った。 当たり前だけど、しっかりと作られているし、その筋ではきっと評価も高いんだろうと思う。 ただ、今こういうのを熱心に聴いていない自分としては、これからハマるかっていうとそこまでではないんだけど。 たまに流して聴いてみる分には、良いと思います。 花。 back-woods song その1 |
![]() Underground Resistance Revolution For Change 続いて、ジェフ・ミルズとマッド・マイクのUnderground Resistance。 この人達についても、やっぱりコンピレーションで聴いた曲が気に入っていて、でも、アルバムらしきものがないのでなかなかちゃんと聴く機会がなかったんだけど、当時このCDが再発されたかなにかで手に入れたもの、だったはず。 リリースは92年で、調べてみると中身は初期の頃の曲を集めたもの、らしい。 で、聴いてみたら、期待していたのとは作風が違っていて、まったくと言っていいほどピンと来なかった。 妙に地味にも聴こえたし、当時の自分にはよく分からなかったのが正直なところ。 当然、あまり聴き込まず。 改めて聴いてみると、曲によっては、あまりピンと来ないところがあるのは変わらず。 でも、曲によっては、このシンプルさがいいのかも、と思えるところがちらほら。 感覚的には、80年代や90年くらいのヒップホップを聴いて、少々しっくり来ないのに似ているかも。 それでも、以前よりは、この良さが少し理解できたような気がする。 検索してみて知ったんだけど、このアルバムは本人達の意向でその後再発されることもなく、現在、廃盤らしい。 ディスコグラフィーにも載っていなくて、「幻」扱い。 オークションなんかでは、アナログもCDも高値で売られている模様。 再発しない趣旨は分かるけど、あんまり健康的ではないような気も。 その後、あまり興味はなかったものの、何年か前にこれ こっち まあ、無理に買うほどでもないか、という感じです。 太陽。 back-woods song その1 |
![]() Derrick May Innovator 続いて、デリック・メイ。 この人の場合もやっぱりコンピレーションで聴いた曲がとても好きで、もっと聴いてみたいなと思っていたんだけど、アルバムを作るということをしない人なので、12インチを漁ったりしない者にとってはなかなか聴くチャンスが少なかった。 で、それまでの作品をまとめたコンピレーションがリリースされたのが、はっきり覚えていないので調べてみると97年頃。 それが、この2枚組。 もちろん、購入。 でも、97年だと、この辺が早くも興味の対象から外れつつあった頃だったし、気に入っていた曲というのはRhythm Is Rhythm名義の"Icon"という曲だったんだけど、それはそのままの形では収録されていなくて、別のタイトルで曲の長さも短くエディットされたものだったり、あとは2枚組ということでなかなか一遍に聴く気も起こらず。 という具合に、いろいろな要素が重なって、期待が大きかったわりにはあまり深く聴き込まずに終わってしまった。 改めて聴いてみると、やっぱり良いなと思う。 ミニマルだったりしても、ダンス・ミュージックであることが常に意識されているような感じ。 ただ、ホアン・アトキンスのアルバム 長いので一通り聴いただけだから、もうちょっと聴いてみたいとも思うけど。 この人と言えば、当時、あとはDJとしてのミックスもの もう1枚 いずれにしろ、今となってはそれほど興味ないかも。 で、これは本当にさっき知ったばかりなんだけど、System 7とのコラボレーション そして、ここには"Icon"も入っているらしい。 これはちょっと聴いてみたいかも。 草。 back-woods song その1 |
![]() Carl Craig Landcruising せっかくデトロイトまで来たので、こんなのを。 カール・クレイグの95年作。 本名では、最初のアルバム、らしい。 たぶん、この人も前回のホアン・アトキンス同様、コンピレーションの類いで聴いていて、この周辺では重要なアーティストであることくらいは知っていたので、気になって買ってみた、とかだったと思う。 ホアン・アトキンスのアルバム でも、聴いてみたら、期待に反して、と言うほどでもなかったような気もするけど、とにかく、物足りないと言うべきか、あまりピンと来なかった。 ビックリするほど。 なので、深く聴き込むこともなく、残念なことに、いまひとつ、という印象のみが残ってしまった1枚。 で、久しぶりに聴いてみたら。 やっぱり、あまりピンと来ない。 別に過激な音である必要はないし、それを期待している訳でもないし、悪くはないものの、妙にサラッと流れてしまう。 どうも何かが失敗しているように聴こえてしまう、なんて言えるほど、この手の音楽をたくさん聴いている訳ではないんだけど。 終盤の方では、結構好きな感じの曲はあったりして、自分としては惜しい、と感じる。 修行が足りませんでしょうか。 そんな感じだったので、この人の作品としてまとまったものは、これしか聴いたことがないです。 太陽。 back-woods song その1 |
![]() Model 500 Deep Space せっかくなのでこんなところ。 ホアン・アトキンスによるModel 500の95年作。 知らなかったけど、この名義によるアルバムとしては2枚目、らしい。 ともかく、この頃テクノのコンピレーションなんかを聴いていて、デトロイト方面に興味を持ち、そんなときにリリースされたのがこのアルバムだった。 雑誌で見かけたのが先か、CD屋で見かけたのか先かは忘れてしまったけど、何となくジャケットにも惹かれて買ったような覚えが。 その時一緒に買ったのがこれ それはさておき、このアルバム。 最初は、それほどピンと来ないところもあり、何となく聴いていたんだけど、それが徐々にクセになって来るというか、気付いたら結構好きになっていた、とかそんな感じだったと思う。 12インチのレコードを買い漁るほどこの辺を深く聴いていた訳ではないけど(物理的に避けてもいたんだけど)、こういうアルバムならもっと他にも聴いてみたい、思わせてくれるような内容だった。 そんな、とても良い印象の1枚。 で、かなり久しぶりに聴いてみたら、これがとても良かった。 地に足がついている感が妙に心地良く、妙に落ち着く。 これは、イヤフォンでもじっくり聴き直してみたい、という感じ。 元々好きなんで、改めて感想を思い付かないけど、これは良いです。 と言いながら、あまり深入りすることなく、結局聴いたのは、コンピレーションの類いを除いてこれ1枚。 でも、こういう感じなら、ほんとに他の作品を聴いてみても良いかも。 花。 back-woods song その1 |
![]() Squarepusher Feed Me Weird Things ついでに、こんなのを聴いているところ。 96年のファースト・アルバム。 トラックが過激なだけではなくて、こっち方面にしては珍しくベースまで弾いたりしていて、結構あちらこちらで紹介されていて興味を持った、とかだったと思う。 で、聴いてみて、まず1曲目がとても良かった。 素直に、格好良いと思った。 そして、何度か聴いているうちに、ところどころに好きな曲ができた。 で、それらはどちらかと言えばベースを弾いている曲に多くて、そうではない曲の中にはあまりピンと来ないのもあったり、全体的には悪くはないんだけど、まあまあ、くらいの感じ。 それでも、好きな曲を聴くためにわりと通して聴いていて、最終的にはまあまだったところも気にならなくなったんだけど。 と言いつつ、パタッと聴かなくなって、それっきり。 久しぶりに聴いてみると、やっぱり以前好きだった曲は格好良い。 こういうジャコ直系なタイプのベーシストってあんまり聴いていないので、新鮮と言えば新鮮。 ベースの腕もかなりものだと思うけど、上には上がいると言えばいいのか、(少なくともこの頃は)トップクラスとまでは言えないような気がするものの、アイデアの勝利、のような感じ。 で、以前はあまりピンていなかったところも、なかなか力強く、好き放題やっている感じがなかなか良くて、でかい音で聴くと結構良いかも。 ただ、曲が進むにつれ、ちょっと飽きるけど。 当時、この次のアルバム その買うのを躊躇したアルバムは、結構売れていたようだけど、中古盤をやたらとたくさん見かけたことを思い出す。 で、結局これしか聴いたことがない訳です。 太陽。 back-woods song その1 |
![]() Polygon Window Surfing On Sine Waves Aphex Twin絡みでもうひとつ。 Polygon Window名義での93年作。 アルバムは、これだけ、だったはず。 たぶん。 たしか、Warpのコンピレーション 調べてみたら、その時の名義はThe Dice Manで曲が"Polygon Window"だった。 ややこしい。 で、これもわりと好きで聴いていた、と思う。 Aphex Twinとはちょっと違う雰囲気もあって、どちらかと言えばこちらの方が聴きやすかった印象。 でも、内容をはっきりと覚えていたとは言えないのが正直なところ。 で、久しぶりに聴いてみると。 全体的に凄く静かだった記憶があったんだけど、意外とそんなことはなくて、激しい曲もあるし、静かな曲もあるし。 たぶん、その静かな曲が好きだったので、その印象が強かったんだと思う。 激しい曲にしても、Aphex Twinのような凶暴性は少し押さえられていて、まともに(?)テクノ付近に踏みとどまっている感じ。 リズム面では、せわしなくドラムンベースに走るよりも(嫌いではないけど)このくらいの方が聴いていて落ち着くし、懐かしさもありつつ、結構今でもそれなりに楽しめるのは、もしかしたらこのアルバムかも。 以上です。 花。 back-woods song その1 |
![]() Aphex Twin Richard D. James Album 続いて、96年作。 この頃になると、こういう音楽への興味がやや薄れつつあったんだけど、この人にはちょっと期するものがあり、手に取ってみた、とかそんな感じだったような覚えが。 違うかも。 で、聴いてみて、やっぱりそんなタイミングで聴いただけに、内容がどうこうではなくて、あまり聴き込まずに終わった、と思う。 なので、前作 で、久しぶりに聴いてみて、すっかりドラムンベース化(ほとんどSquarepusher化?)した1曲目を聴いて、そういえばこんなだったのと思い出した。 聴き進むと、細かいところはさておき、意外といろいろと覚えていたり、歌(本人だっけ?)が登場した時には、リリース当時結構話題になってたようなことをかすかに思い出したり。 記憶に残っているよりは、それなりに聴いていたらしい。 で、リズムがかなり忙しくなっているので、格好いいところもあるけど、ちょっと疲れるな、と思った。 でも、もう1度聴いてみると、忙しいリズムを覆うようなメロディが際立つところがあって、結構良いかも、と思った。 やっぱりせわしないので、聴きたいと思うことは少ないかもしれないけど。 ただ、アルバム1枚として、長過ぎない(どころかかなり短め)なのが良い。 これが70分超えてたりすると、今となっては少々辛いかも。 いや、以前でも辛かったと思う。 そんなこんなで、聴き込まなかったものなので、期待は薄かったけど、なかなか良かったアルバムでした。 で、Aphex Twin名義の作品は、ここまでしか聴いてないので、これ以降どうなっているのか知りません。 飽きずに太陽。 back-woods song その1 |
![]() Aphex Twin ...I Care Because You Do 続いて、95年作。 この前に初期のコンピレーション 他名義まで含めると、ほんと、よく分かりません。 それはともかく、これは1番聴いたアルバム。 1番聴いたとは言っても、そんなにたくさん聴いてないんだけど。 耳障りと言えなくもないほどの乱暴な音作りのインパクトが強く、振り切った感じが強烈で。 さらに乱暴なだけではなくて、時々良いメロディーがふと出て来たり、静かになったり。 で、改めて聴いてみると、まあ好きなアルバムだったので、改めて書くこともあまり思い付かず。 聴くものを突き放したところもありながら、結構分かりやすさもあり、これもまたセンスだな、と実感。 最近では、こういう音を聴きたいと思うことは少ないけれど、たまには良いかも。 という感じでした。 4月。 back-woods song その1 |
![]() Aphex Twin Selected Ambient Works Volume II 何となくこんなのを聴いているここ数日。 Aphex Twin名義での94年の2作目。 CDでは2枚組。 はっきり覚えてないんだけど、最初は友人に借りて聴いたような気がする。 そして、もの凄く気に入ったというほどではないんだけど、ぼんやりと聴いていてなかなか良いかも、と思って自分でも購入、したような気がする。 違うかも。 で、自分で買って、多分それなりには聴いていたと思うんだけど、2枚組というかなりのボリュームだったこともあって、なかなか集中して聴くという気にもならず、ハマるには至らず。 内容も、どの曲がどう、という印象までは残っておらず。 でも、これがなければならないというほどではないにしろ、決して嫌いではない1枚、いや、2枚。 で、かなり久しぶりに聴いてみているところ。 やっぱり聴き方は、何となくぼんやりと音の羅列を眺めている、ような感じで聴いている。 これは何なんだろう、と考えてみるんだけど、何だかよく分からないのも正直なところ。 でも、いやな感じもなく、何となく耳に入ってくるような。 多分、ある程度まで行けば中毒性を発揮し始めるんだろうけど、そこまでは至らず。 最近は、あまりこういうのを聴いていないし、それほど求めている訳ではないので、たまに思い出した時に流しているくらいが自分にとってはちょうど良いかも。 でも、嫌いではないです。 ちなみに、最初のアルバム 太陽。 back-woods song その1 |
![]() 内橋和久&ドラマーズ 09/10/10 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 先週の金曜日なので1日空いてしまったけど、昨年11月に続き、内橋さんと4人のドラマーに夜この企画へ。 今回は、古澤良治郎、中村達也、千住宗臣、山本達久というメンバーで、自分としては4人中3人は生で見るのは初めてという顔ぶれ。 古澤さんに至っては、今回初めて知った方。 どんな音になるのか、ある程度想像できるところと、そうでないところが入り交じった感じ。 で、スタート。 北か南か、ということで、北になり(?)、仙台出身という古澤さんが一番手に。 4台のドラム・セット中、最も小振りなセット。 終始、内橋さんがギターを弾く様子をずっと窺いながら、古澤さんから仕掛けることもなく、シンプルな演奏。 この手の即興はあまりしないのかな、と思わせるような雰囲気もあるし、そうでもなさそうでもあるし、とても不思議な演奏で、不思議な感触。 続いて、名古屋出身(だったっけ?)ということで中村さん。 ここ数年、この界隈のミュージシャンとの共演も多く、こういった演奏に積極的に参加していることは知っていたけど、不思議と見る機会がなかった。 というのも、中村さんのようなタイプのロック・ドラマーによる即興演奏というのに今ひとつ興味を持てなかったからでもあるんだけど。 で、まず中村さんがビートを叩き出し、内橋さんがそれに乗るような感じでスタート。 ロックな内橋さんの演奏が聴きもの。 中村さんの方も、ビート感はさすがだし、ダイナミックで見ていても聴いていてもなかなか気持ちがいい。 機会があるなら、何かのバンドでの演奏を聴いてみたいかも。 3番手は、大阪出身の千住さん。 千住さんも名前はあちこちで見かけるんだけど、見る機会がなかった方。 内橋さんの様子を窺いつつ、静かな場面でも激しく叩く場面でも、切れ味の鋭いドラミング。 迷いもなく、気持ちの良い演奏。 最後が山口出身の山本さん。 山本さんは、唯一見たことがある方。 とは言っても、3年前にやはり内橋さんとの演奏を見て以来、今年になってやっとナスノさんのバンドの一員として見ただけなんだけど。 ともかく、3年前に見た時には、光るものを感じつつ、まだこれから、という印象を持ったんだけど、今回は違った。 今回の4人のドラマーの中では、最も好みの演奏だった。 ここのところ、本当にあちこちで名前を見かけるようになったけど、その理由が分かった。 これから見る機会が増えるかも。 と、ここまでがファースト・セット。 セカンド・セットは、まず千住さんと山本さんから。 一緒にアルバム 内橋さんを相手に、目一杯遊んでいる感じ。 で、それに応える内橋さん。 続いて、古澤さんと中村さんという、今回の中では、見た目もスタイルも、ドラム・セットも対極と言っても良い組み合わせ。 演奏が始まっても、しばらく内橋さんの様子を窺い、なかなか演奏を始めない古澤さん。 そしてその様子を窺いつつ演奏をする中村さん。 序盤は、中村さんが少しやりづらそうに見えたけれど、徐々にヒート・アップ。 ただ、古澤さんは周囲を気にすることなく、ひたすら演奏していて、中村さんとの応酬もなく、あまり噛み合っているようには見えず。 でも、一応成立しているという、不思議な感じ。 最後は、もちろん、全員。 やかましい、の一言。 でも、楽しい。 アンコール。 去年は、内橋さんがドラムを演奏というオチ(?)で終わったけれど、今回は全員登場。 そして、山本さんの提案、というより中村さんのドラム・セットに興味津々だったらしく、古澤さん以外の3人がセットを交換しての演奏。 古澤さんが中村さんのセットで叩くのをちょっと見てみたかったかも。 ともかく、これは演奏者が楽しんでいて、それを見ているのが楽しい、という状態。 いや、ここだけではなくて、全編そうだったかも。 という訳で、この企画は、とても楽しい。 過去に出たことがある人でも、また違う組み合わせで見れたらそれも面白そう。 知らなかったミュージシャンを知る機会にもなるし、続いてくれると嬉しい。 釣り。 back-woods song その1 |
![]() Hackensack Up The Hard Way もうひとつ、こんなのを。 これもやっぱり70年代のブリティッシュ・ロックの本で見かけてジャケットが印象に残っていて、後にCD屋で見つけて買ってみたもの。 それもかなり前のことだけど。 これもブートだったかも。 Hackensackというバンドの74年作。 唯一のアルバム、らしい。 引き合いに出されていたのは、たしかFreeとかその辺で、前回や前々回のバンドとはちょっと毛色の違う感じ。 で、聴いてみたら、やっぱりそんな音で、悪くはないなと思いつつ、あんまりそういう音を熱心に聴いていた方ではない(どころかFreeでさえちゃんと聴いたことがない)ので、ハマることもなく。 でも、ジャケットやらバンド名やら、妙に印象に残っていたバンドだった。 改めて聴いてみると、やっぱり思い浮かぶのがFreeとかFacesとか、ブルージーなロック。 やっぱりどこかB級感が漂っているんだけど、記憶に残っているよりもいろいろやっているし、結構悪くないかも。 今の方がわりと普通に楽しんでいるような気がする。 ただ、飛び抜けた特徴があるかといういうと、これといって感じられないけど。 でも、悪くないと思います。 本当にこのバンドのこと全然知らないので、ちょっと調べてみたら、ヴォーカルの人は後にSamsonに入ったりしていたらしい。 Samsonなんてバンド、ありましたね。 メンバーもそれはそれなりに、名前を知られている人達らしい。 なるほど。 で、こんなのとか、こんなのとか、発掘音源っぽいのが今年になってリリースされているらしい。 特に後者なんかは、ジャケットが何とも言えない(ヴォーカルの人)。 こういう、ちょっとマイナーなバンドも、CDはあんまり持っていないのでこれで終了。 多分。 アナログなら他にも少し持っていて、こういうの 太陽。 back-woods song その1 |
![]() High Tide High Tide あんまり詳しくはないんだけど、続いてこんなのを。 High Tideというバンドの、多分70年作で、多分セカンド・アルバム。 これも前回同様、本でジャケットを知っていて、ちょっとだけ興味があったアルバムだった。 で、それから数年後、このアルバムの曲の全部だったか一部だったかは忘れたけど、ある友人にカセットに録音してもらって聴いたのが最初で、それから自分でCDを買い直した、とかそんな感じだったはず。 このCDは7曲入りだけど、元々は3曲で、それに何かの曲を追加してあるんだったと思う。 で、中身の方は暗くて重くて、サイケデリック。 CDを買い直したくらいなんで、それなりに気に入るところがあったんだけど、1曲が長いし、ちょっと単調なので、1枚通して聴くには途中で飽きてしまうので、ハマるほどではなかったんだけど。 本当に何年振りだろうというくらい久しぶりに聴いてみると、妙な懐かしさもあり、なんかダラダラしてるよな、というところもあり、もっと暴れてくれたらもっと格好良いのにと思えるところもあり。 もう少し録音環境が良かったら、もっと格好良くなっていたかも、という反面、この音質だからこその妙なB級として魅力があるような、そんな気もするし。 結局どうなんだというと、好きなところもあるし、こういうところがダメなんだよなあ、というところもあるし、何となく煮え切らず。 今現在、これを積極的に聴くか、って言うと、まずそれはないだろうし、人にも薦めないんだけど、嫌いとは言い切れないという、そんな感じです。 たしか当時は正規盤としては再発されてなくて、ブートだったような気がする。 収録曲を調べてみると、今出回っているちゃんとした(?)CDとは、追加の4曲が違うらしい。 なるほど。 まあ、こんなバンドもあったということで。 カメ。 back-woods song その1 |
![]() May Blitz The 2nd Of May 一応、プログレ絡みは一旦落ち着いたんだけど、近いところでこんなのを思い出したので。 プログレと言うよりは、随分前に取り上げたことのあるこれ で、これはMay Blitzというバンドの71年のセカンド・アルバム。 実際にCDを手に入れるよりも何年も前に、この辺のブリティッシュ・ロックを特集した本を読んでいて、聴いてみたいなと思っていた中の1枚、だったような記憶がある。 聴いてみると、1曲目のリフとか、格好良いと思えるところはあったし、雰囲気は嫌いじゃなかったんだけど、妙にモッサリした録音と、何度聴いてもどこか中途半端な印象が拭えず、もう1枚のアルバム そんな1枚。 久しぶりに聴いてみると、モッサリした感と、これからというところで曲が終わってしまったりとか、どこか中途半端な印象なのは変わらず。 でも、以前は知らなかった(と言うよりも気にしなかった?)んだけど、ドラマーがジェフ・ベックのところにいた人だったりとかで、演奏はそれなりにちゃんとしていたり、もうちょっと鋭さがあれば格好良いのにと思えるところがあったり、それなりに面白かった、かも。 極端な話が、例えば、これを今の音でちょっとアレンジして再現したりしたら、そんなに悪くないんじゃないかと思う。 ただ、この音だからこの雰囲気というのもあるので、何とも言えないけど。 検索してみると、アルバムは2枚しかないけど、今でもちゃんと流通していたり、国内盤に至っては紙ジャケット 個人的には、こういうの昔好きだったなあ、という感じ、です。 太陽。 back-woods song その1 |
![]() Matsukaze Koichi Quartet 09/02/10 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan ちょっと間が空いてしまったけど、先週の木曜日。 5月に初めて見に行った時には、噛み合なかったゲストのおかげで、妙な印象が残ってしまったので、またの機会に改めて見に行こうと思っていた松風さんのカルテット。 今回はゲストが入りませんように、と願いつつ。 4人がバラバラに、全然違う方向に進んでいるんじゃないかという時もありながら、不思議な一体感もあるし、普通ではあり得ないような妙な間が、埋められることもなく、演奏の一部として自然と存在しているようだったり。 松風さんが抜けたトリオ状態では特に、この演奏でベースラインをキープするのは凄く大変そう、という時があるんだけど、そこはさすが水谷さん。 水谷さんと外山さんという組み合わせなので、バンドの成り立ち方が、強いていえばBozoに似ているところもあるけれど、当然ながら雰囲気がまったく違うのも面白いところ。 さらに、加藤さんのギターが、見ていても聴いていても面白くて、音の選び方とか、唸るばかり。 そして、松風さんの楽曲はとても耳に残りやすくて、そんな中でこんなメチャクチャなことが静かに行われている(?)のが、さらに面白く。 という訳で、これが期待通り、いや、期待以上で、とても素晴らしかった。 すっかり足が遠のいているNo Trunks辺りで見たら、また違った面白さがありそう、とは思うんだけど、なかなか。 でも、また見に行くことは確かです。 カメ。 back-woods song その1 |
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