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- 渋い [2011/07/19]
- 個性的 [2011/07/16]
- とても贅沢でした [2011/07/07]
- 手抜きメモ2011年6月 [2011/07/03]
- もっと知られても良いんではないかと思います [2011/07/02]
![]() Matsukaze Koichi Quartet 07/15/11 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan またまた1週間以上経ってしまいましたが、先週の金曜日。 ピット・インで、松風鉱一カルテット。 他の会場でも見てみたいと思いつつ、行きそびれているけれど、ピット・インの時はコンスタントに見に行くようになり、三月の末以来、これで4度目。 セットリストはこんな感じではなかったでしょうか。 Set 1: Marionette No Easy K2 Shallow Dream 3.11 W.W.W. Set 2: Life Time Blues Outside Black Tree In Shochu Island Blue-Black Stairs 洋子さんの散歩 Song For Young Dried Sardines 前回は、それまで見た中では最も印象に残っていて、静かに、グッと迫って来るような感じだった。 今回は、その前回と比べると、フラットな印象。 フラットと言っても、盛り上がりに欠けるとか、そう言うことではなくて、迫って来る感じは少なめだったけど、クールというか何というか、独特な曲の独特な表現が、ただただ気持ち良かった。 ギターやドラムの音が浮遊する中、ベース・ラインが気持ち良くて、水谷さんの動きを凝視していることが多かった、かも。 その他、加藤さんのギターが同じSGではあるんだけど、いつも使っている物ではなく、新品かどうかは不明ながら、よく見るとピカピカ。 そのせいか、音がいつもと少し違って聴こえて、若返った(?)ような。 シャキッとした歯切れよく、いつもの年季の入った音とは印象が変わって、その違いが面白かった。 という感じで、1週間も経ってしまったし、新たな感想があまり浮かばないんだけど、今回も堪能したことはたしかです。 休み。 back-woods song スポンサーサイト
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![]() Phonolite Trio 07/10/11 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 引き続きダラダラしておりまして、先週の日曜日。 水谷さんのPhonoliteは、ライブ自体少ないし、今のところ、Bozoとやった時に見ただけで、すっかり見逃してしまっている。 さらに、そのBozoの時には参加していなかった中牟礼さんのギターを生で聴いてみたいなとずっと思っていて、水谷さんと中牟礼さん、そして外山さんのトリオで度々ライブをやっていることは知っていたんだけど、こちらもすっかり見逃してしまったいたところ。 で、ようやく見ることができたのが、先週の日曜日。 今回は、ゲストに竹内直さんがバス・クラリネットで参加。 竹内さんの名前は見かけてはいたけれど、失礼ながら、どんな方か知らず、今回初体験。 セットリストは、こんな感じではなかったでしょうか。 Set 1: My Heart Belongs To Daddy Still Crazy After All These Years Peace Something Sweet, Something Tender I Let A Song Go Out Of My Heart Set 2: Oblivion Obsidian Crepuscule With Nellie R.J. Song 315 Encore: You Are My Everything 選曲は、水谷さんのアルバムに収録されている曲だけでなく、竹内さんの新しいアルバム オーネット・コールマンやエリック・ドルフィ、セロニアス・モンクにロン・カーターなどなど、選曲が独特、な気がするけどどうでしょう。 とにかく全編落ち着いた雰囲気で、渋いの一言。 生で聴く中牟礼さんのギターの音は、やっぱり良かった。 考えてみると、いわゆるジャズ・ギターのスタイルを貫いている(?)ギタリストの演奏を聴いたことって、意外と少ない。 アンプを使ってはいるけれど、生音にも近い音が気持ち良いです。 竹内さんのバス・クラリネットも同様に、何とも心地の良い音。 アルバムも聴いてみたい。 そして、機会があったらサックスの演奏も聴いてみたい。 外山さんは、相変わらずの特異な叩きっぷりだけれど、その特異さにも関わらず、こういう音にもはまってしまうというのな、なんなんだろう、と改めて思った。 不思議なドラマー。 竹内さんを加えてというのは初だそうで、初顔合わせならではのちょっとよそよそしさ(?)みたいなのがあって、それはそれで妙に心地良かった。 でも、またこういう機会があるならば、ぜひ聴いてみたい、と思った。 そんなライブでした。 休み。 back-woods song |
![]() blacksheep 07/08/11 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan 先週の金曜日。 前々から気になっていたblacksheepを見るためにピットインへ。 バリトンの吉田隆一さんは、一応、渋さ知らズで見たのが最初のはずだけど、その時は誰が誰だか分からない状態だったので、その後見た芳垣さん絡みのライブが、吉田さんを意識して聴いた最初の機会。 で、その吹きっぷりに興味を持っていたところ。 ピアノのスガダイローさんは、演奏を聴いたことはなかったんだけど、やたらと名前を見かけるので、あちらこちらで活躍中と言うのは一応知っていて、漠然と興味を持っていたところ。 トロンボーンの後藤篤さんは、失礼ながら初めて知りました。 そんな感じで、どんな演奏をするのかを知っているのは吉田さんだけ、という状態ながら、少々変わった編成にも興味があるし、行ってみようということで。 で、始まってみると、ミニマルだったり、ジャズだったり、現代音楽風だったり、かなり緻密に練られた楽曲で、個性的で、不思議な雰囲気のアンサンブル。 スガさんのピアノが、何とも表現しにくいけど、幅広く下地を作って、吉田さんのバリトンが中心にあり、後藤さんのトロンボーンが、個性的な他の2人に比べると派手さには欠けるけど、渋めな演奏でしっかり支える感じ。 で、ソロが入れ替わると、さっと役割分担が変わるような。 で、緻密ながら、やっぱりフリーな要素もしっかりあり。 曲名も文学的で、やっぱり個性的で、その辺も面白い。 セカンド・セットになると、なぜメイド姿の鼓奏者の方がゲスト参加。 石井千鶴さんという方らしい。 ステージ上には、椅子とマイクが1人分余分にセットされていたので、ゲストが入るらしいことは分かっていたんだけど、マイクが椅子の前後に1本ずつ立てられていて、はて?何の楽器だろう?と思っていたところ、やっと謎が解けました。 そこで、次回作を示唆する曲をということで映画「惑星ソラリス」で使われているバッハの曲と「プリズナーNo.6」というテレビ番組(だっけ?)の曲を演奏。 鼓の音も「いよ~」という声も、意外と違和感なく、いや妙な違和感はあるんだけど、不思議な感じをさらに付加していて、さらに不思議な雰囲気に。 たしかアンコールにやった曲だったと思うんだけど、邦楽的なスキャット(?)が印象に残った。 という感じで、この1週間、いろいろ立て込んでいたり、ダラダラしていたりで、もう1週間以上経ってしまったけど、良いライブでした。 順番に聴いてみようと思い、まずはファースト・アルバム 休み。 back-woods song |
![]() 広瀬淳二・芳垣安洋 07/05/11 Knuttel House - Matsugaya, Tokyo, Japan 平日だし、行こうかどうしようか数日前まで迷ってたんだけど、そろそろ広瀬さんのサックスも聴きたいしな、ということでちょうど半年振りくらいに、なってるハウスへ。 今回は、芳垣さんとのデュオ。 数えてみたら、デュオで見るのは3度目。 でも、もう2年も前なんで、かなり久しぶり。 で、ファースト・セットが2曲で30分前後、セカンド・セットが3曲で、やっぱり30分前後、だったはず。 演奏については、もう毎回見事なので、改めて書くことがあまり思い付かないけど、広瀬さんが、変わった音を出したり、特殊奏法(?)っぽい演奏は比較的少なめで、ストレートにサックスを吹いている感じだった。 いや、実際どうだったか、ぼんやりといろんなことを考えながら、でも集中して聴き入っていてはっきり覚えてなくて、ストレートにサックスを吹いているところが強く印象に残ったといった方が良いかも。 ともかく、過去2回見たお2人のデュオとは、またちょっと違った感じだったような気がする。 30分くらいだと決して長い演奏時間とは言えないけど、聴いている間は時間のことは気にならず、物足りないということもなく(もっと聴いていたいというのはあるけれど)、充分堪能できました。 しかし、今回は本当に客が少なくて、待っている間なぜかこっちがドキドキしてしまった。 それも演奏が始まってしまえば、関係なくなるんだけど。 とても贅沢だったと思います。 休み。 back-woods song |
もう7月ですが、6月はこんな感じでした。
最近、ピット・インばかりだったけど、久しぶりにあちらこちらに出向いてみました。 どれも内容は良かったし、おかげで、なかなか充実。 06/03/11 シャバヒゲ/teneleven @ 吉祥寺 MANDA-LA2 06/14/11 内橋・外山 Duo @ 南池袋 Music.org 06/17/11 南博 The Futuristic Future @ 池袋 Apple Jump 06/24/11 Orquesta Libre Plays Standards @ 新宿 Pit Inn 06/27/11 teneleven/Diaries/teneleven-proto @ 秋葉原 Club Goodman CD。 Hiroshi Minami Trio - Body & Soul Neil Young International Harvesters - A Treasure Sex Pistols - Spunk Geriatric Unit - Kill The Pose 山本達久 & 千住宗臣 - A Thousand Mountains 南さんの新しいアルバム、良いです。 ニールのは、iTunesストアなんかだと、曲数がもっと多いとか。 どうしよう。 その他、なぜか妙にパンクが聴きたくなり、2枚ほど。 なぜかって言うと、グレン・マトロックがFacesのメンバーとして来日するなんて話を聞いて、何となく。 でも、いわゆるこれ さらになぜかって言うと、その昔、こっち とりあえず、そんな感じです。 |
![]() teneleven/Diaries/teneleven-proto 06/27/11 Club Goodman - Akihabara, Tokyo, Japan もう7月に入ってしまいましたが、今週の月曜日。 ナスノさん主催のライブを見るため、久しぶりに秋葉原のグッドマンへ。 tenelevenは同じ月の頭に見たばかりだけど、見たことのないDiariesと、何と言ってもteneleven-protoとしてSardine Headのジョージさんとのデュオとしての演奏があるということで。 1番目は、teneleven-proto。 基本は、ベースとギターは同じフレーズを繰り返し、エフェクト類や音量で変化をつけたり、といったシンプルなもの。 ぶっ続けの演奏だったけど、3つか4つくらいの展開があって、その辺は本家のtenelevenと同じスタイルな模様。 ナスノさんが淡々とフレーズを演奏するのに対し、ジョージさんがギターらしく少々突っ込み気味にフレーズを重ねたり、エフェクトの使い方が絶妙だったり、ナスノさんの作り出すいびつなリズムが印象的だったり。 見ている以上に難しそうで、また、それ以上に演奏しているのが楽しそう。 この試みは、継続してくれると嬉しいです。 2番目は、Diarires。 随分と前に1度見たきりになっていた酒井俊さんに、ギターに大島輝之さんというメンバー。 大島さんは、今回の出演者中、唯一初めて見た方。 さて、どんなでしょうと思っていると、teneleven-protoとは全然違ったアプローチ。 ナスノさんはもちろんのこと、大島さんのギターとラップトップによる演奏がとても良い。 好きな感じ。 大島さんって、simに参加してる方なんですね。 いろいろ、納得。 で、酒井さんの歌が入ると、やはりそちらに自然と耳が行く。 人の声の力って大きいんだな、と思った。 もちろん、説得力のある歌い手さんなら、ってことだけど。 最後に「満月の夕」、だったはず。 3番目は、当然、teneleven。 前回見てから1ヶ月も経ってない訳で、内容はそう変わらないんだけど、微妙に聴かせ方を変えているような印象。 何より、音響設備の違いによって、聴こえ方が違うのが大きい。 とにかく、大迫力。 マンダラ2での、アンプからの音が直に聴こえて来るような感じも好きだけど、グッドマンのような会場がバンドのコンセプトに合っているのかも。 ラストを飾るにふさわしく、ただただ引き込まれた約1時間。 と、感想が短いけれど、細かいことはもう良いんです。 とにかく凄かった。 好みが大きく分かれる音楽性ではあるけれど、もっと知られても良いのにな、と思います。 堪能しました。 休み。 back-woods song |
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