![]() Stereolab Emperor Tomato Ketchup 続いて、ジョン・マッケンタイアがプロデュースした96年作。 たしか、このアルバムの頃に来日もして、人気も飛躍的にあがったような覚えが。 某所のレビューを見ると、最高傑作なんて言葉も見受けられるし、評価の高いアルバムでもあるらしい。 あんまり気にしてなかったけど。 というのも、このアルバム、当時はあまり好きになれなかった。 聴いていて嫌だというほどではないし、嫌いとまでは言い切れないんだけど、何となく馴染めないところがあって。 それには、来日してライブを見たことが関係していて、そのライブで聴いたこのアルバムの1曲目が、そのライブではあまり格好良くなかったから。 また、ライブ全体に関しても、期待していたのとちょっと違った感じだったからというのもあった。 今思えば、自分が期待していたのはノイジーな音で、このアルバムではそういう面はかなり押さえられているからそれも当然で、演奏が悪かったとかではなく、自分の期待と合わなかっただけ、ということではあるけれど。 でも、ライブを見て以来、このアルバムと、このバンド自体にも興味が薄れていったのはたしか。 で、久しぶりに聴いてみたら。 思っていたよりも内容を覚えていてちょっと驚いた。 よくよく考えてみると、馴染めないながらもなんとか馴染もうと、それなりに聴き返していたことを思い出した。 これ以前にはなかった変化(特にリズム面で)もあるし、これまで通りの路線もあるし、いろいろ混在していて、個人的には結構過渡的なものに聴こえるけど、過渡的であることが悪い訳でもないし、たしかに完成度は高いかも。 本当は、これはつまらん、という感じで締めようかと思っていたけど、聴いてみたら思いの外、楽しめてしまって、ちょっと拍子抜け。 やっぱり自分としては、これ以前の作品の方が好きではあるけど、これはこれで悪くないです。 いや、なかなか良いと思いました。 クジャクが再び。 back-woods song その1 back-woods song その2 back-woods song その3 back-woods song その4 back-woods song その5 back-woods song その6 back-woods song その7 |
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今月のStereolabは『Emperor Tomato Ketchup』(1996)ですよ。
このアルバム1枚で世界的な人気を一気に博した、はずです。
それでも、そんなこととは無関... ぶっとばすぜハイウェイ[2009/10/12 01:41]
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