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Bryars: The Sinking Of The Titanic / Barnett, Bryars Ensemble, et al

Gavin Bryars
The Sinking Of The Titanic


ギャビン・ブライヤーズの95年リリースのアルバム。
タイトル通り、1912年に沈没したタイタニック号を題材にした曲。
何度か映画化されたり、テレビでも扱われる題材であるから、それなりに知られた話なのだと思うが、船が沈む最後の瞬間までバンドが賛美歌を演奏し続けた、というエピソードがあり、その時の曲を再現するというコンセプトのアルバムだ。
演奏されていた曲については諸説あるらしいのだが、その中の1つである"オータム"という賛美歌に基づき作曲されたそうだ。
69年に作曲され、75年と90年の2度録音されているが、それに続く3度目の録音にあたる。
残念ながら、90年録音のものは聴いたことがないのだが、オブスキュア・レコードからリリースされた75年の録音と比べると演奏時間も倍ほどになり、音響的な処理も加えられ、格段にスケールアップしている。

実際は音など出るはずもない水中へ沈み行く中での演奏、というものがとてもうまく表現されていると思う。
決して明るい音楽ではないのだが、かといって絶望感や暗さはない。
ちょうど水に潜って上を見上げた時、太陽に光が差し込んできて、それがゆらゆらと揺れている感じだ。
希望の光とも取れるような。
"Jesus' Blood Never Failed Me Yet"同様、このアルバムもある程度集中力がいるというか、聴く時の気分に左右されるのだが、自分の精神的な揺らぎのようなものと一致した時のはまり方が尋常ではない。

最初、このアルバムの輸入盤を買ったのだけれど、日本盤には初回限定でAphex Twinによる"Rising The Titanic"というリミックスのシングルが付いていて、それを聴きたいと思っていた。
その後、発売から2、3年経っていたにもかかわらず、普通に売っているのを見つけ、わざわざ買い直した。
Aphex Twinにしてはおとなしめではあるが、原曲の雰囲気に忠実で、個人的には好きなリミックスだ。

そして、その日本盤を買ってみて初めて知ったことなのだけれど、ライナーには細野晴臣氏のインタビューが載っていて、氏の祖父にあたる方がタイタニック号の生き残りで、帰還してから相当つらい思いをされたそうだ。
当時の軍国主義的な雰囲気の中で、「なぜ生きて帰ってきたのか」というバッシング。
これもテレビ番組などで取り上げられたりしているので、知っている方も多いと思うが。
そんなこともあって、このアルバムを聴く時、いろいろと考えてしまう。
いろいろと考えてしまうのだけれど、たまに聴きたくなってしまう。
そして、数年前にヒットした"あの映画"にはこれっぽっちも興味が湧かないし、一生観ることはないだろうと思う。
[2005/12/25 02:19] | Contemporary/Classical | トラックバック(0) | コメント(0)
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