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![]() Grant Green Feelin' The Spirit 62年にレコーディングされたアルバム。 "Am I Blue" スピリチュアルという音楽についてその時初めて知ったのでちょっと調べてみたが、簡単に言ってしまうと、奴隷としてアメリカに連れてこられた黒人の間にキリスト教が広まり、ヨーロッパの宗教音楽、賛美歌とアフリカ的なものが結びついた音楽、ということらしい。 ゴスペルとごっちゃに語られることも多いらしいのだが、ゴスペルにとってはルーツとも言える音楽だそうだ。 スピリチュアルはもちろんのこと、ゴスペルについても漠然としたイメージしか持っていないので、"Am I Blue"とこのアルバムを聴き比べることで何か少しは掴めるかなと思ったのだ。 結論から言うと、そんな付け焼き刃の生半可な知識で分かる訳もなく...。 知ったかぶりするのもどうかと思うので、素直な印象だけにとどめておくとしましょう。 ボーナス・トラックの"Deep River"を除き、作曲のクレジットが"Tradirional"とあるから、すべてスピリチュアルの曲のようだ。 これがグラント・グリーンのギターととても相性がよく、とても良い作品になっていると思う。 いや、単純にとても気に入ってしまった。 このアルバムと比較すると、"Am I Blue"の方が響きがポップというかキャッチーな印象で、よりルーツに根ざした感のあるこの"Feelin' The Spirit"の方がどこか垢抜けないグラントのギターにはまるのではないかと思う。 ちょっと面白いのが、ハービー・ハンコックの存在。 クレジットを見てピアノがこの人であるのを知って少し驚いたのだが、バッキングもソロも素晴らしく、都会的な感じのするこの人のピアノとグラントのギターの対比が聴き所の一つだ。 ついでに、ドラムは最近何かと縁のあるビリー・ヒギンズだ。 で、今、"Am I Blue"の方を引っ張り出してきて聴いている。 もともと悪い印象は持ってないのだけれど、"Feelin' The Spirit"を聴いた後で、また少し印象が変わった。 もちろん、良い方に。 スピリチュアルとゴスペルが関係あるように、この2枚にも関連があるように感じる。 時系列で見ても、"Feelin' The Spirit"の方が先だから、何となく筋は通るし。 やっぱりこの人、面白いです。 |
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グラント・グリーンFEELIN' THE SPIRIT今日の一枚。昨日のコテコテオルガンの次にコテコテギターを。グラント・グリーンは60年代から70年代にかけて活躍したジャズ・ギタリスト。 猫花JAZZごよみ[2006/04/22 18:26]
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