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限りなき探求(完全生産限定盤)

Miroslav Vitous
Infinite Search


チェコスロバキア出身のベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスの69年の初リーダー作。
Weather Reportのオリジナル・メンバーであり、ジョー・ザビヌル、ウェイン・ショーターとともに中心人物だった人、ということは今までまったく知らなくて、つい最近、kikkaさんのブログでこのアルバムが紹介されているのを読んで知ったばかり。
Weather Reportを聴いたのはかなり以前のことで、たしか"Black Market"を友人に借りたのだったと思う。
当時はまだジャズも聴いていなかったから、今だったら印象が変わるかもしれないのだが、完成度の高い音楽であるけれど面白みの無いものに聴こえ、それ以来手に取ることが無いままになっている。
そんな感じで、ちょっと苦手意識も持っていったため、結果、このベーシストの存在を知る機会も失っていたらしい。
で、kikkaさんのブログでこのアルバムを知ったちょうどその頃、「そのあまりにベース離れしたアプローチにジョー・ザビヌルが苛立ちを覚え、結局グループを離れることとなった」、ということをある本で知り、興味を持った。

69年という時代であること、参加メンバーの中にジョン・マクラフリン、ハービー・ハンコック、ジャック・ディジョネットがいるということから、聴く前から間違いなく気に入るはず、という確信があった。
で、思った通り、スリリングな1曲目から引き込まれた。
演奏しているメンバーがマイルスのバンドにいた人がほとんどだからということもあるが、内容的にもこの頃のマイルスの音楽性(特にライブでの)に近い。
違いといえば、よりフリー度が高く、演奏者同士のぶつかり合いのような場面も多い。
まあ、これはマイルスのアルバムではないから違っていて当然なのだけれど。

今までにもう何度か聴いているのだが、あまり曲名などを気にしていなくて、このエントリーを書くにあたってクレジットを読んでいたら、1曲目が"Freedom Jazz Dance"。
いくつか前のエントリーで取り上げたエディ・ハリスの曲だ。
この曲について、Tさんがコメントで触れていたのでどんな曲なのだろう?と思っていたのだけれど、もう既にカヴァーの方を聴いていたとは思いもよらなかった。
でも、多分、このアルバムでのアレンジは原曲とはかなりかけ離れたアレンジなんだろうと思う。
こうなると原曲もぜひ聴いてみたい。

ベースについては、超絶かつメロディアス。
こういうアプローチのベーシストは知らないだけで探せばいるのだと思うが、なかなか聴き応えあり。
ただ、インパクトが強い分、意外と飽きるのが早そうな気もしているのだが、ロック方面からも入りやすいアルバムだと思う。
いい機会だから、いい加減、Weather Reportも聴いてみましょうかね。
[2006/02/13 00:13] | Jazz | トラックバック(1) | コメント(8)
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コメント
スイマセンね、エントリーまで紹介して貰っちゃって(笑)。
トラバ、こっちも貼っておきましたから。

>インパクトが強い分、意外と飽きるのが早そう

これ、前にpioさんが言ってたから気になってる(笑)。
ただ、現状では3日に1回は聴いてますね。
混沌とした感じが最近のお気に入りというところかと。

>ロック方面からも入りやすい

確かに。
これってクリムゾンとかが好きな人だったらアッサリとハマると思う。
結局、自分の感覚に従うというのはジャズ的な思想から始まっていったと思うし。

どんな音楽をやっていても、表現と感覚の関連性で問題にぶち当たると思うんですわ。
そういう意味では、上手くクリアしつつ指針を示しているアルバムではないかと。
[2006/02/13 02:49] URL | kikka [ 編集] | TOP ▲
>kikkaさん

コメント&トラックバックどうもです。

>意外と飽きるのが早そう

これは人それぞれだし、あくまでも俺の場合ってことで、あんまり気にしないでください。(笑)
経験上、最初からガツント来たものより、後からじわじわ聴いてきたものの方が長く聴いていたりするので。

>上手くクリアしつつ指針を示しているアルバム

そうですね、こんなアルバムがあったなんてまったくの盲点でした。
なかなかこういう見事なバランスで成り立っている作品も意外と少ないような気がしますね。

それにしてもディジョネットのリズム・アプローチって特徴あるんだなと改めて実感しました。
だって、"Celler Door Sessions"と同じですもの。
[2006/02/13 09:12] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
おー、ミロスラフ・ビトウズのリーダー作かー
これは聴いてみたい。
ミロスはWEATHER REPORTの1stでゴリゴリの音で弾いていたのが印象的だったなー。
正直俺もWEATHER REPORTは7,8枚聴いても物足りないものが多かったんだけど、1STだけはミロスのベースの凶暴さのおかげでちょっと好きなんだよね。
OVERKILLかよ!って思ったw
OVERKILL好き必聴!(笑)
[2006/02/14 07:58] URL | DT+Cui [ 編集] | TOP ▲
OVERKILLかよ!
>DT

その例え、誰も分からんって。(笑)

このアルバムだと、音はそこまでゴリゴリではないけど、弾きまくりに次ぐ弾きまくり。
Weather Reportのファーストは聴いたことないから、まずはそれから行ってみるよ。
[2006/02/14 09:03] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
あ、やはりpiouhgdさんもこのアルバム、取り上げていたんですね。
読んでいたはずなのに、忘れていました。

改めて読むと、実に的確なこと書かれていますねー。
脱帽!

1曲目は実にスリリングですよね。

飽きるのは早いかもしれませんが、たまに無性に聴きたくなるときがあります。

リンクの件、こちらもお願いいたします。
[2007/01/09 22:56] URL | massive [ 編集] | TOP ▲
>massiveさん

リンクの件、ありがとうございます!
さっそく追加しました。

>実に的確

、なのでしょうか。(笑)
自分では分かりませんが。
とにかくスリリングで、ガツンと来るアルバムですね。
無性に聴きたくなる感じ、分かります。
さっそく、ちょっと久しぶりに聴いてみたくなりました。
連鎖反応ですね。(笑)
[2007/01/09 23:50] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
piouhgdさん、こんばんは。

すっかり過去ログ専門になっておりますが・・・(汗)。

この作品のインパクトは凄いと思います。当時のマイルス・バンドを彷彿とさせる刺激的なサウンドが散りばめられていて特にヴィトウスとディジョネットのマッチングが素晴らしいと思っています。

おっしゃられるとおり、ロックからは入りやすいでしょうね。他の方が指摘されていますがプログレ・ファンは反応する音だと思います。

ところで飽きられましたか?(笑)
[2007/08/26 01:47] URL | ぬどい [ 編集] | TOP ▲
>ぬどいさん

さっそく、ありがとうございます。
過去ログ、大歓迎です。(笑)

>ヴィトウスとディジョネットのマッチングが素晴らしい

まさに!
ここでのディジョネットは本当の素晴らしいですね。
こういうのを生で聴いてみたいですが、もう無理でしょうか。

>ところで飽きられましたか?(笑)

もちろん、好きなことは好きなんですが、ええ、実は最近聴いてません。(笑)
飽きた、というか、それほど頻繁に聴きたい感じではない、という方が正確ですが。
[2007/08/26 11:22] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
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久々にアルバムレビューというか感想を書きます。 本日のお題はミロスラフ・ヴィトウ kikka's blog :大人になりきれない人の日記(仮題)[2006/02/13 02:41]
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