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独り言
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セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー

Thelonious Monk
Straight, No Chaser


88年に製作されたセロニアス・モンクの映画。
製作総指揮にクリント・イーストウッドの名前がある。
映画は年に数回見に行くだけで、レンタルも利用しない上、テレビでもほとんど見ないし、でも決して嫌いな訳ではなくて興味もそれなりにあるのだが、あまり普段の生活には関わりがない。
そんな程度だから、この映画の存在も知らなかったし、88年当時、この映画が日本で公開されたのかどうかも分からないのだが、まだジャズを聴いてもいなかったから、知っていたとしても見る機会はなかったと思う。
クリント・イーストウッドがジャズ好きで、自身もピアニストである、なんてことも初めて知った。

そして、セロニアス・モンク。
この人の作品はまだ2枚ほどしか聴いていない。
でも、とても興味はあるし、いろいろ聴いてみたいと思ってはいるものの、まだちょっと入り込めないでいる。
もちろん、妙な音使いだとか、ちょっと変わった曲調だとか、そういったことはそれなりに楽しめるのだが、まだグッと来るものが少なくて、"'Round About Midnight"の良さも最近になってやっと分かって来た程度。
そんな時、rollins1581さんがこの映画のことを紹介されていて、興味を持った。
単純に動いているところを見てみたいというのもあったし、シダー・ウォルトンがそうだったように、興味はあるけどまだあまりよく知らないアーティストの動いている姿を見ることで、印象がきっと変わるだろうと思った。
加えて、どんなアーティストにも当てはまることかもしれないが、その人柄が少しでも分かるとその人の音楽がより一層面白く感じられることがあって、セロニアス・モンクという人の音楽はそういう傾向の強いものなのではないか、なんて感じたから。

で、運良く安く手に入れられる機会があったので、さっそく購入してみた。
まず、最初のシーンがピアノを演奏している姿ではなく、バンドの演奏に合わせてステージ上でクルクルと回っているところから。
どうも回るのが好きなようで、空港で回っているシーンもあるし、楽屋などでは始終落ち着きなくウロウロしている姿も見られるし、想像通り少し変わった人だったようだ。
また、有名になるにつれ、精神も蝕まれていったなんてこともこの映画を見て知った。
多分、もともと繊細で、そういう傾向にあった人なのだろうけれど、バド・パウエルといい、やはり紙一重なんだろうか、と少し複雑な気分になる。

クルクル回るところ以外に印象に残ったのは、なんと言っても演奏している姿。
鍵盤のことはさっぱりなので、細かいことは分からないが、音の飛び方とか、間の取り方が独特だし、手の使い方、特に右手の使い方がとても印象的だった。
モンクに捧げるような形で、トミー・フラナガンとバリー・ハリスによるピアノの演奏のシーンが2度ほどあるのだが、それが「音による会話」のような感じで、とても良かった。
この2人の演奏が「会話」なら、モンクの演奏は「音による独り言」か。
そして、その「独り言」を分かりやすく他のメンバーに伝えるのが、チャーリー・ラウズの役目。
この人がバンドにおいてかなり重要な役割を果たしていたことがよく分かった。
途中、レコーディングのシーンで登場するテオ・マセロ、いかにも業界人のようで胡散臭いのが少し笑えた。
でも、このレコーディングのシーンも見所だと思う。
67~68年に撮影された映像が中心なのだが、よく残しておいてくれたなと思う。
83年の葬儀のシーンなんかも。

という感じで、映画としてもなかなか面白かったし、思惑通り、いろいろと聴いてみたくなっている。
その上で、もう一度見たら、また面白いかも。
[2006/04/16 02:11] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(4)
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コメント
大賛同です。
この記事、全部「うんうん、そうだよなぁ」と頷きながら読んでました。
「その人柄が少しでも分かるとその人の音楽がより一層面白く感じられる」というのはまさにそのとおりですよね。話はそれますが、映画「レイ」を見たときにもそう感じました。私はレイ・チャールズにはほとんど関心が無かったんですが、あの映画を見てからは非常に興味深く彼の音楽を聴けるようになりました。「ストレート・ノー・チェイサー」はモンク本人の映像なので、より一層面白味がわきますよね。
「音による独り言」「その『独り言』を分かりやすく他のメンバーに伝えるのが、チャーリー・ラウズの役目」という個所、ハッとさせられました。そういえばそうだよな、と。映画の中で何のコードを使っているか二人でやりとりしているシーンがあったと思いますが、ラウズがモンクの通訳者のように見えました。
テオ・マセロはほんと、胡散臭い(笑)。あんな人ではなく、もっと芸術家肌の人だと思ってました。あの人が「ビッチェズ・ブリュ―」や「イン・ア・サイレント・ウェイ」「アット・フィルモア」を編集していたなんて……意外ですよね。もしかしたらアルフレッド・ライオンもあんな感じだったりして(笑)。うー、やめてくれ~。イメージが壊れるぅ!
ここ最近はレコードで格安で入手した「イン・トーキョー」を聴いています。映画に収録されているクラブ演奏とは全く逆で非常に端正で、そこがまた面白いところです。他のライブ盤も聴いてみるつもりです。お薦めのを見つけたら書いてみますね。では!
[2006/04/16 12:51] URL | rollins1581 [ 編集] | TOP ▲
>rollinsさん

さっそくありがとうございます!
90分という短い時間の中で、とても分かりやすくモンクという人が描かれてますね。
良いドキュメンタリーでした。
モンク自身への興味がより一層高まったのはたしかですが、チャーリー・ラウズという人にも興味を持ちました。
おっしゃる通り、まさに「通訳」ですよね。

テオ・マセロ!
そうですね、イメージとは違いました。(笑)
マイルスの作品に関わった人とには見えませんでしたね。
でも、結果を残してる訳ですから、才能のあったことはたしかなのですが。
アルフレッド・ライオンは、多分違うと思うます、というか、そう信じたい。(笑)
子供のような人だったんじゃないかとは思いますが。

モンクのお薦め、またよろしくお願いします!
[2006/04/16 15:49] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
映画と聞いても黙っちゃいられな…
「音楽家が出会った3本の映画」というので紹介されていたことから、ストップ・メイキング・センスとこの映画が妙に頭に残っていました。

http://www.theaterpark.jp/sp/musician/060220/index.html

いつか見てみたいです。

イーストウッドは自分の映画の
音楽も担当しているほどの
プレーヤー、作曲家としての腕もあり、
ジャズに関するドキュメンタリーを
作ったりするなど相当ジャズにも
詳しいようです。
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」という番組では
「もし俳優じゃなかったらなりたい職業は?」という質問に
「もう少しピアノを勉強していたらカーネギーホールに立てたかな」と
答えていました。
[2006/04/19 00:05] URL | taka [ 編集] | TOP ▲
>takaさん

そうそう、映画お好きでしたね。
映画好きで音楽好きなら、多分楽しめるんじゃないかと思います。
クリント・イーストウッドって作曲までするんだ?
いろいろと情報ありがとう。
[2006/04/19 00:21] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
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