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オヤジのお絵描き
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Thelonious Himself

Thelonious Monk
Thelonious Himself


57年のアルバム。
ジョン・コルトレーンが参加した"Monk's Mood"を除き、すべてピアノのみの演奏、なんて説明は必要無さそうだけれど、一応。
モンクのドキュメンタリーである"Straight, No Chaser"を見る前に聴いたことのあるアルバムは"Genius Of Modern Music Vol.1"とこのアルバムだけだった。
このブログを始めてから、このアルバムを何度か取り上げてみようと思ったことはあるのだが、つまらない訳ではなく、かといって頻繁に聴いていた訳でもなく、掴み所がないと言うか、何を書いたら分からなかったというのが正直なところ。
つまらないのなら、つまらないなりに何か書くことが出来る筈なのだけれど、それすら出来ないという困ったアルバムだったのだ。
でも、"Genius~"がそうだったように、ドキュメンタリー映画を見た後だったらきっと違って聴こえるだろうと思い、最近たまに聴いてみている。

で、結論としては、どこがどう凄いとか、まだ全然分からないのだけれど、聴こえ方が以前と変わったのは確か。
弾いている姿を見るということが、例えそれがテレビの画面上のことだったとしても、効果があったようだ。
たまに絵画(全然詳しくないけど)を見ると音楽に共通するものを感じることがあって、何かを表現するということは、どんなジャンルのことでも共通する部分があると思うのだが、特にピアノ・ソロというのは絵を描くことに近いんじゃないか、とキース・ジャレットのライブを体験して以来、勝手に思っている。
このモンクのソロを聴くとやっぱり何かを描いているような気がする。
でも、「絵画」というより、「お絵描き」のような感じだろうか。
恐ろしく高度な「オヤジのお絵描き」。
的外れかもしれないが、なんだかそんな風に感じてしまった。

このCDには、22分近くに及ぶ"'Round Midnight"のアウトテイクが収録されている。
前に借りて聴いていた盤では、それが本来の曲順を無視した位置である"'Round Midnight"の前に入っていて、なかなかそれがこのアルバムを聴くことに対するハードルを高めていたような気がする。
曲順を変えて聴けばいいだけだったのかもしれないが。
たまたまオークションで安く手に入れることの出来たこの盤では、それが最後に収録されていて、曲順としてはこちらの方がしっくり来る。
その前にこうしたアウトテイクが収録されることの善し悪しというのもあろうが、モンクという人の性質上、曲を完成させる作業を聴く、というのは意外と助けになったようにも思う。
このアルバムを遠ざけていたのもこのアウトテイクによって、「お絵描き」のような印象を持つに至ったのもこのアウトテイクによって、というのも不思議なものだ。
曲順も重要であることも実感。
[2006/05/02 01:48] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
こんばんは。当方へのコメントありがとうございます。
ちょうど私もこのコメントを書いていたところでした。
後ほどお返事しておきますね。

>つまらないのなら、つまらないなりに何か書くことが出来る筈なのだけれど、
>それすら出来ないという困ったアルバム
 この部分、大笑いしてしまいまいました。昨日からpiouhgdさんのところにコメントを
 書こうとしてて、でも長くなりそうなので記事にしようかと。でも、書きにくいですね、
 このアルバム。ほんと、「困ったちゃん」です(笑)。
 他のピアノ・ソロ・アルバムとはかなり趣が違うなぁ、というくらいしか
 今のところ思いつかないんです……

>恐ろしく高度な「オヤジのお絵描き」。
>的外れかもしれないが、なんだかそんな風に感じてしまった。
 いや、そんなことないと思います。なんとなく、わかります。
 私は、絵を描くことに例えるなら、このアルバムは画用紙の外側にまではみ出して
 お絵かきしているような、そういう感じがするんですよね。
 音楽でもなんでもそうかも知れませんが、「枠」のようなものって、ありますよね?
 ジャズだったらリズムだとか、絵だったら額縁だとか。
 そういうものを無視しているような。それでいてフリージャズでもないし。
 うまく表現できなくてもどかしいんですけれども(笑)。

>それが本来の曲順を無視した位置である"'Rouond Midnight"の前に入っていて、
 非常に無茶な曲順ですね(笑)。いわばメイキング映像が本編の途中に
 いきなりインサートされている映画みたいですね、それだと。

>このアルバムを遠ざけていたのもこのアウトテイクによって、
>「お絵描き」のような印象を持つに至ったのもこのアウトテイクによって、
>というのも不思議なものだ。
 「イン・プログレス」は流して聴いた程度なので、今度じっくりきいてみますね。
 今は「ピー」とか「ウィーン」という音が鳴ってたな、位の記憶しかないです(笑)
[2006/05/05 01:56] URL | rollins1581 [ 編集] | TOP ▲
>rollinsさん

こちらこそコメントありがとうございます!

>困ったちゃん

ですね~。
でも、けっして嫌いではないんですよね。

>画用紙の外側にまではみ出して

まさにそんな感じですね。
フリージャズとはまったく違いますし、ある意味ではそれらよりもっと自由な気がします。
一体頭の中はどうなっているんでしょう。(笑)

"'Round Midnight"のアウトテイクでは、ブツブツ言いながら弾いているのが面白いです。
あのしゃべり方で。
そうしょっちゅう聴きたいものではないですが、他のアーティストだったらあまり面白くはなかったのではないかと思います。

[2006/05/05 08:52] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
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