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Tristano

Lennie Tristano
Tristano


初めて聴くレニー・トリスターノ、55年のアルバム。
さすがにトリスターノ一派と言われるほど独自の道を歩んだ人であることくらいは知っていたけれど、ほとんど予備知識もなく、正真正銘、今日、いや日付が変わったから正確には昨日、初めて聴いた。
漠然と持っていたイメージと言えば、「難解」だろうか。
それと、ジャズというよりは現代音楽的なのではないかという予想もあり。

で、聴いてみると。
多分、細かいことを言えば理論的にも「難解」なことをやっているのだと思うが、単純に聴いた印象は、思ったほど「難解」ではない。
たしかに変わってはいるけれど。

前半4曲は、トリスターノのピアノにピーター・インドのベース、ジェフ・モートンのドラムというトリオ。
ピアノのピッチを変えてあったり、オーヴァーダブがされていたり、と一筋縄ではいかない。
55年という時代を考えれば、アイデア自体は相当早いのでは、と思う。
リズムセクションは、ひたすらストイックにリズムを刻み、その上にメロディアスなピアノが乗る。
予想していたほど楽曲は現代音楽的ではなかったけれど、響きがどこかひんやりとしていることと、実験的な試みなどは、現代音楽からの影響が強いのだろうか。

そして、後半5曲、愛弟子リー・コニッツとの5年ぶりの再会ライブでの演奏だそうで、雰囲気がガラッと変わる。
メンバーは、コニッツのアルトの他、ジーン・メイのベースにアート・テイラーのドラム。
やはりどこか整然とした冷たい感じはあるけれど、ちょっとリラックスしたムードもある。
とある本によれば、「かつての緊密感はない」ということだそうだが、これはこれで悪くはない。
むしろ、結構好き。

そんなこのアルバム、今朝、通勤の時に聴いて、一発で気に入ってしまった。
一般的に言って、楽しい雰囲気の作品ではないのだろうけど、次はどう来るんだ?、と先を早く聴きたくなるような楽しさがあった。
ちょこっと調べてみたら、いわゆるクール・ジャズと言われるものらしい。
多分、その辺りは今まで聴いたことがなくて、それほど興味を持っていなかったのだけれど、これがもし、その「クール」というものなら、意外と好きなのかもしれない。
もちろん、これ1枚で判断するのも早計だが。
何となく、Chicago Underground Duo/Trioなどは、この辺からも影響を受けていそうな印象を持った。

ああ、でも「黒い」ジャズがお好きな方々の評判は悪そう。
どうでしょう。
個人的には、「黒い」のも「クール」なのも好きですが。
[2006/11/01 00:46] | Jazz | トラックバック(0) | コメント(14)
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≪クラクラしましょう | ホーム | 端正≫
コメント
確かに
「響きがどこかひんやりとしている」っておっしゃる通りで、
まさにひんやりとしてますよね。

でも3曲目の「TURKISH MAMBO」あたりはユーモアも感じるし、
後半のコニッツとの共演は和めるし、
一筋縄ではいかないアルバムですよね。

[2006/11/01 05:57] URL | massive1970 [ 編集] | TOP ▲
>massiveさん

どうもコメントありがとうございます。

>ユーモア

そうですね、言われてみると、全体的にどこかうっすらとユーモアで覆われているような気もします。
もしかしたら、このアルバムを気に入ったのって、そういうことと関係しているのかも。
自分にとっては、新発見、でした。
[2006/11/01 09:19] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
「クール・ジャズ」のアルバムは、
ジャズを聴き初めの頃に、コニッツのその名も『Very Cool』というやつを買ったのですが、どうしても馴染めなくてレコード棚にしまいっぱなしになってます...25年は聴いてません。ほとんど新品状態です。
今聴けば良さが理解できるかもしれませんので、聴いてみます。
[2006/11/01 13:56] URL | turu [ 編集] | TOP ▲
>turuさん

>25年は聴いてません

えええ、それは凄い。
でも、手放さなかったんですね。
クールというのもイメージばかり先行していて、今まで手を出さなかったのですが、聴いてみるとなかなかよかったです。
ぜひ、感想を聞かせてください。
[2006/11/01 14:01] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
ども。

L・トリスタ~ノ・・・・・・・・・。
30年くらい前にJAZZ喫茶で初めて聴いてから、未だに2度目ありません。

中古レコード屋で、サクサク獲物を選んでいても
手が止まった事がないんですよ。。コレ。

今度メッケタラ、聴いてみょうかしら。
[2006/11/01 17:29] URL | charchan [ 編集] | TOP ▲
>charchanさん

>未だに2度目ありません

あらら....。
聴いてみて欲しいのは確かですが、自信を持ってお薦め、もできないのも確かです。(笑)
エヴァンスもこの人から影響受けているみたいですね。
[2006/11/01 17:37] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
どもども。

次回の、漁の時に見つけたら、
レジに持っていってみます。

30年も年月が過ぎていれば、
あの頃聴き逃していた、ナニカにも気付くかも。

案外ハマッテ…
「イヤ~、中々グッドじゃん!」
なんて事になっているかも・ですよね。

音楽って、そんなことがありがちですから…。 ね。

アタシは今、E・ドルフィー@5スポットの
FireWaltzに、やられてしまているところです。
[2006/11/01 20:34] URL | charchan [ 編集] | TOP ▲
スウィングする事を我慢してる?
こんにちわ。
彼へのイメージが固まり過ぎていて、このアルバムも自分の中のイメージとの違いをコントロールするのが難しかった覚えが有ります。
1965年10月31日にデンマークのコペンハーゲンで録画されたソロのLiveの映像を持っているのですが、やはり同じような感覚でした。
彼はスウィングしたくなる自分を一生懸命抑えているようにも感じてしまいます。
[2006/11/01 22:33] URL | falso [ 編集] | TOP ▲
こんばんは。クール・ジャズは嫌いではないもののレコードを買ってまでは、と思っている私ですが、この人だけは別格です。
 というかこのアルバムのA面だけに限って言えば、この人はクール・ジャズではないのではと思ってしまいます。
 ゲッツやコニッツといった人達がクールなら、トリスターノはコールド(cold)ではないかと(でもコールド・ジャズってカッコ悪いなー)。要するにクール・ジャズは「涼しー」で、トリスターノは「寒ッ!」というイメージなんです。
 50年代のジャズを例えるとするならば、ブレイキーやミンガス達がグツグツ煮たった熱湯、フツーのハード・バップがぬるま湯、クール・ジャズが常温または少し冷やした水、トリスターノは氷、いやマイナス何百度(でしたっけ?)の冷たすぎて逆に煮立っている液体窒素、というのが私の独断と偏見に満ちた印象です。ちなみにマイルスは、一瞬で熱湯と液体窒素の間の温度を行き来出来る地球上にはない液体、といったところでしょうか(ムチャクチャ言っとりますが)。
 ところで「turkish mambo」を聴いていてあっ、と思いネットで検索したら予想通りトリスターノはユダヤ人でした。
 デイヴ・ブルーベックにも「トルコ風ブルー・ロンド」という曲があったと思いますし、ビル・エヴァンスも「イスラエル」という曲を録音していましたね(作曲は違う人ですが)。
 実際にはどういう事なのかは分かりませんが、出自がこういうところに影響しているのかな、と勝手に想像して面白がっています。
 そういえば「マイルス・スマイルズ」でのハンコックのプレイがトリスターノそっくりというのはよく言われる話ですね。実はハンコックのプレイは一般的に言われているほど良いと思っていないのですが、「マイルス・スマイルズ」でのハンコックは好きです。
[2006/11/01 23:40] URL | おみや [ 編集] | TOP ▲
>charchanさん

度々、どうもです。

>中々グッドじゃん!

そうなることを切に願っております。(笑)
ぜひ感想をお聞かせください。
ドルフィーの5スポット、前から聴いてみたいと思っていました。
"Fire Waltz"ですね?


>falsoさん

スイングしていることを我慢している、面白い表現ですね。
もし、それが音に表れているのなら、そのせめぎ合いが面白いのかも知れません。
このアルバムでは、前半はともかくとして、後半はちょっとだけスイングしているように聴こえます。


>おみやさん

Cold Jazzですか。
Coolerよりは良い表現ではないでしょうか。(笑)
個人的には、たしかにひんやりとした感触ですが、そんなに凍てついた印象は持ちませんでした。
思っていたよりも、突き放した感じではないといいましょうか。
そうですか、ユダヤ系の人なんですね。
いろいろ、情報ありがとうございます。

>一瞬で熱湯と液体窒素の間の温度を行き来出来る地球上にはない液体

ああ、この話の流れでいったら、よく分かりますよ。(笑)
マイルスは、特殊ですね。
"Miles Smiles"、聴き直してみます。
[2006/11/01 23:57] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
このレコードはサブコンシャス リーのような一身同体のような所があまり
無いですね、、コニッの変化でトリスターノ感情が解る、だから二人の互角
にわたりあっている所がスリリング
です。
[2006/12/25 20:45] URL | 武雄 [ 編集] | TOP ▲
>武雄さん

このアルバムは、この時代の作品としては異質な感じですね。
異質なスリリングさが魅力です。
[2006/12/25 22:05] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
クールジャズは街の喫茶店の中に蛍光灯が出始めて、それまでの温かな灯り
の中と違い、ジャズ喫茶で聞くクール
ジャズは一層クールに聞こえた、
今はデジタルの時代だけど、CDって
音をカットしてるんですね、レコード
と聴き比べたら入って居ない音がありました、耳の錯覚かな?
[2006/12/29 13:20] URL | 武雄 [ 編集] | TOP ▲
>武雄さん

蛍光灯とクールジャズ、ですか、なるほど。
ジャズ喫茶全盛の時代を体験していないので、想像するしかありませんが。

>CDって音をカット

音、というよりも音域といった方が良いですかね?
たしかに人間の耳には聴こえない音域がカットされているようですが。
音域ではなく、特定の「音」だとしたら、そういう話は聞いたことことないです。
どうなんでしょう?
まったくないとも言い切れないですね。
[2006/12/29 22:19] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
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