![]() Grant Green Standards 今年最後のグラント・グリーン。 61年に録音、でもリアルタイムではリリースされず、80年に日本で"Remenbering"というタイトルでリリースされたもの。 メンバーは、ベースにウィルバー・ウェア、ドラムにアル・ヘアウッドのトリオ編成。 現行のタイトル通り、スタンダード曲を取り上げたアルバム。 全体的に落ち着いた印象だが、地味と言えば地味。 アルバム通して、ほぼ同じトーンで進行して行くので余計にそう感じるし、若干ギターが浮いて聴こえてしまう。 見方を変えると、ギターを聴くためのアルバムと言ってもいいのかもしれない。 ただ、そのギターもだんだん熱くなってきたところでとちっている箇所があったりもするのだけれど。 このアルバムが録音された61年は、リーダーとしても、サイドマンとしてもレコーディングのためのセッションが最も多かった時期だから、あえてリリースが見送られたのも何となく頷ける。 だからと言ってつまらない訳ではなく、この独特の緩やかなムードは聴いていて妙に気持ち良かったりもする。 ベース、ドラムの演奏も抑えめだが、決して悪くはないし。 同じトリオのアルバムなら、"Green Street" 部屋でタラタラ流して聴くにはちょうど良いかも。 1年の最後に来て、なんだか妙に地味なのを持ってきてしまったが、今年は突然、未発表ライブ 来年もまだまだ続きます。 |
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