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おひねり
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DSCF4469.JPG

Taarab from Zanzibar
Culture Musical Club and Bi-Kidude
07/19/07 C.C.Lemon Hall - Shibuya, Tokyo, Japan


タンザニアのザンジバル島のターラブという音楽。
まったく聴いたことがなければ、馴染みもないのだけれど、何やら面白そうな感じだったので、ライブへ行ってみた。
約15年振りくらいの渋谷公会堂、改めC.C.レモン・ホール。
ここで最後に見たのは何だっただろう、と思い出してみたが、多分、Dinosaur Jr.ではなかったか。
そのくらい、久しぶり。

ターラブというのは、プロモーターのサイトの引用になるけれど、[アラブの大衆歌謡]~[アフリカのリズム]~[インド音楽]~[ヨーロッパの香り]ということらしい。
が、これを読んだだけでは、漠然としたイメージが出来上がるのみで、分かったような分からないような感じ。
でも、それはそれとして、予習する訳でもなく、何の予備知識もなく、臨んでみた。

まず、第1部、全7曲で1時間弱。
1曲目のインストの曲の後、その他は3人ほどの歌い手が交代で歌う、という進行だった。
総勢13人による演奏で、楽器の編成は、予想と違い、西洋圏や現代の日本では馴染みのあるものばかり。
見たことがない楽器と言えば、マンドリンのような弦楽器と琴のように演奏する楽器の2つだけ。
マンドリンのような楽器の方は、マンドリンのようなのでそれほど馴染みがないというほどではないのだけれど、何となく中近東辺りの楽器のような気がしたが、どうだろう。
もうひとつの琴のような演奏法の楽器は、演奏している姿も面白かったし、音色も良かった。

音の雰囲気は、詳しくはよく分からないけれど、やはりいろいろ混ざっていて、特にメロディーがインドぽかったりとか、ジプシーっぽい雰囲気が強かったように思う。
聴く前に想像していたよりもずっと緻密で、ドラマティックな曲ばかりだったし、歌い手が変わると少し雰囲気が変わるもの面白い。

その歌い手さん、マカメ・ファキという男性ヴォーカリストも雰囲気があって素晴らしかったし、アムナ・ミゼーという女性ヴォーカルのインド的な雰囲気も良かった。
でも、やっぱり目玉は「推定95歳」という触れ込みのビ・キドゥデさんだろうか。
まず、登場からコントのようで、観客の拍手も一段と大きかった。
佇まいは下町の銭湯にいそうなおばあちゃん。
「バカ言ってんじゃないよ」が口癖です。(ウソ)
というどうでも良いことはさておき、うまさで言えば、若いアムナさんの方がうまい歌手だと思うけれど、そのぶっきらぼうな歌い方が圧倒的な存在感。
現代的なものに影響を受けていない土着的な感じは、素晴らしい。

また、ビ・キドゥデさんが歌っている曲の途中、多分、日本在住のタンザニアの方々と思われる客が何人か、紙幣をひらひらさせながらステージの前へ躍り出てきた。
で、それを歌い手に渡す。
どうやら、この「おひねり」というのが一般的なスタイルらしく、そう考えると、今回のこのホールは会場としては似つかわしい。
蒸し暑いくらいの大衆的な酒場などで、思い思いに踊ったり、酒を飲んだり、おひねりを渡しながら演奏を聴くのがピッタリで、今回、演奏はとても素晴らしかっただけに、そこだけちょっと残念。

そうこうするうち、第1部が終了。
あまりにあっさり終わったので、てっきりライブそのものが終わってしまったのかと思ったほど。

そして、15分ほどの休憩を挟み、第2部へ。
幕が上がってみると、1部よりもイスの数が少なく、配置も換わっていた。
メンバーが第1部とは違う楽器を持っていて、雰囲気としては共通するものがあるが、前半よりもアップテンポ。
ライブを見る前に想像していた音に近いかも。
後で知ったのだが、2部はターラブではなく、キドゥンバグという音楽だったらしい。
そして、この2部の1曲目が30分近く延々と続き、気持ちいいことこの上なし。
2本のヴァイオリンがトランス的に盛り上げ、ベースを担当する、不思議な楽器がさらに煽る。
木製の箱の上に棒を立て、そこに張ってある綱のようなものを、演奏者が箱の上に座りながらはじくのだけれど、ベースであり、パーカッションであるような、独特な音が魅力的。
やはりここが今回のハイライトだっただろうか。
立ち上がって踊っている人も増え、おひねりの数も第1部より増えていた模様。

で、この曲が終わると、拍子抜けするくらいあっさりと引っ込んでしまう。
ちょっと短い。
そして、アンコールへ。
アンコール1曲目は、先ほどの曲と同じような曲。
やはり気持ち良かったので、このまま1時間くらいやってくれても良いのにと思っていたところ、多分、5分くらいで終了。
再び、引っ込む。

2回目のアンコールでは、ビ・キドゥデさんが再び登場。
登場すると、コンガのような打楽器を腰に括りつけ始める。
準備が整うと、その打楽器を腰に縛り付けた状態で、またに挟むと言う不思議な格好に。
で、パーカッション2人のシンプルだが複雑なリズムをバックに、自らも演奏しながら歌う。
これがまた、ごく自然に、当たり前のように難しいリズムを演奏していて唸ってしまった。
ここも間違いなく、今回のハイライト。

こんな感じで、第2部は少々短めだったけれど、盛況のうちに終了。
通常の上手い、下手では測ることのできない、必要な技術だけをごく自然に身につけてきた演奏は、真似できないし、素晴らしい。
今後、またこんなライブを見てみたい、と素直に思った。
ちょっと冷房の効き過ぎた会場のことだけは残念だったけれど。

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[2007/07/22 21:00] | Live | トラックバック(1) | コメント(0)
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アフリカン・リズム・フォー・パーカッション
African Rhythms for Percussion /アフリカン・リズム・フォー・パーカッション コンガ・トゥンバ・ジャンベの本の監修とCDの編集を行っています。 打楽器奏者:(パーカッション&ドラムス)大久保宙:いろいろ今日の出来事[2007/07/29 22:48]
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