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7:3くらいの感じ
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David Murray

David Murray Super Session
11/28/08 Pit Inn - Shinjuku, Tokyo, Japan


2日ほど経ってしまったけど、先週の金曜日に見たこのライブ。
デヴィッド・マレイという名前を知ったのは、去年だか一昨年だかに来日してライブをするということをピット・インのスケジュールで見かけた時。
その時にGrateful Deadとも関係のある人、ということを教えてもらい、結局そのライブには行かなかったけれど、何となく気になっていた。
でも、未だに作品は全然聴いたことがなくて、オクテットでGrateful Deadの曲を演奏している音源を聴いたことがある程度。

こんなアルバムもありますね。
Dark Star: The Music of the Grateful Dead

で、この日のライブを見に行こうと決めたのは、やっぱり共演者の名前を見て。
山下大輔、内橋和久、不破大輔、芳垣安洋、なんて、マレイ抜きでもこんな組み合わせなかなかないでしょ、という豪華さ。
リーダー格の人ばかり。
興味はあるけどオーネット・コールマンのライブにゲスト参加した時やとあるイベントでしか演奏を聴いたことのない山下さん、前から生で聴いてみたいと思っていた不破さんのベースに、普段好んで見に行っている内橋さんと芳垣さんが絡むとなったら、それはもう。

行ってみたら、チケットがソールド・アウトということで、座席は普段の半分ほど、立ち見客多数で大変なことに。
デヴィッド・マレイが日本でどのくらい人気がかるのかまったく分からないけど、何となく山下さんのファンと思われる方々が多めだったような印象。
そんな中スタート。

不破さんとともに今回のセッションの企画者であるという年配の方(お名前、分かりません)の司会で、メンバーが一人ずつ紹介され登場。
デュオとかトリオとか、いろいろな組み合わせで演奏するのかなと想像していたけど、どうやら全員での演奏が基本となるらしい。
で、1曲目から大爆発の凄い演奏だった。
司会の方が「剛のミュージシャンばかり」と言っていたけれど、ほんとにゴリゴリ。
鋭い山下さんのピアノに低音域でうごめくような不破さんの独特なベース、煽りまくりの芳垣さんのドラムと、この組み合わせの中で間違いなくかなりのアクセントになっていた内橋さんのギターと、どこを中心に聴いていいのやら、という状態。
もちろん、主役のマレイのサックスの存在感も大。
1曲目を聴いただけで、来て良かったと思えるほどだった。

2曲目以降、少し雰囲気が変わり、よりジャズっぽい感じだったり、バラードだったり。
1曲目では、様子を探るように妙な音を入れつつ、ソロでは弾きまくりだった内橋さんのジャズ・ギターっぽい演奏が聴け、これ以降、なんとなく自然と耳が内橋さんのギターの音を探すようになった。
全体としては、マレイのサックスが引っ張り、後ろでは不破さんのベースを中心に残りのメンバーが肉付けして行く、といったような印象。
終盤では、聴いたことのあるフレーズ、曲名が出て来ないけど、多分マイルスの演奏で何度も聴いているはずの曲のテーマが登場するも、1曲目のような激しい展開になだれ込んで終了。
あまりにも濃い。

そして、セカンド・セット。
まず、この日急遽出演ということになったらしい中村明一さんという尺八奏者の方とマレイのバス・クラリネットのデュオからスタート。
中村さんの尺八も、その後ろで細かいフレーズを吹くマレイのクラリネットも面白く、印象的な演奏だった。
しばらくして、そこに山下さんのピアノが加わり、今度は尺八がバックに、クラリネットが前に、と変化して行く辺りも面白かった。
この後、残りの3人が加わり、中村さんが抜け、と進行。

で、しばらくすると、区切りがどうなのかよく分からないのと既に憶えてないのとで曖昧だけど、いつの間にやらファンキーな演奏に変化。
ファースト・セットにはなかった展開。
途中、マレイによるヴォーカルまで飛び出す。
芳垣さんのしなやかなドラム内橋さんのカッティングやアルト・サックスのようなフレーズに耳が行く。
で、後ろのリズムがどうあろうと、独特のスタイルで鋭く切り込む山下さんのピアノがとても素晴らしかった。

ソロ回しでは、ベース・ソロに行くかと思いきや、芳垣さんのドラム・ソロへ、そして、その間不破さんはウッド・ベースからエレクトリック・ベースへチェンジ。
エレクトリックを弾く時が特に凄いと聞いていたので、両方見れて嬉しい限り。
そして、そのままソロに行くかと思えば、突然、アルト・サックスが乱入。
やはりこの日急遽出演ということになった、ステージ上の人達の中では若い方。
名前を忘れてしまったけど、多分、渋さ関連の人じゃないかと。
マレイとの掛け合いもあったりして、これもなかなか面白かった。

この後、区切りがあったかどうか、やっぱり憶えてないけど、いつの間にかサンバっぽい明るい曲調へ。
これまた、確実に聴いたことがある曲、のはず。
曲名が出て来ないけど、ソニー・ロリンズの曲だったような気が。
でも、まったく自信なし。
違うかも。
ここから、いつ終わるんだろうというくらいにさらに延々と続き、山下さんのソロに対してベースでそんなことしちゃうの?とか、凄い聴き所はたくさんあれど、さすがにちょっと長いかなと感じなくもない。
今思うと。

で、終盤、というより結果的に終盤となってしまったのだけれど、ハプニングが。
バックの演奏なしで、内橋さんがいつものエフェクトを多用した演奏でソロを始めると、しばらくして座って眺めていたマレイの方からビールだか何かの飲み物が内橋さんへ飛ばされた。
自分の席からはマレイの表情がまったく見えなくて何が起こったのか分からず。
でも、不破さんと芳垣さんが顔を見合わせ、マレイの様子を伺っていたので、何だか妙な雰囲気に。
さらに今度はカップを投げつけ、そのままマレイ退場。
マレイが考えていた流れと違う方向に行ったのが気に入らなかったのか、内橋さんの演奏が気に入らなかったのか、ああいったエフェクトを多用した演奏が嫌いなのか、いろいろと想像してみるも、何が起こったのかまったく不明。
内橋さんの、誰が相手でも遠慮をしない演奏が好きなAltered Statesファンとしては、待ってましたの演奏だっただけに、残念。
そんなこんなで、マレイ不在のまま、演奏終了。
一応、最後の挨拶ではマレイも出て来て、内橋さんにヘッドロックして怒っている仕草してたけど、アンコールはなし。

終わってみると。
やっぱり凄かった。
もう2度と見れない確率の方が高そうだし、とても面白かったと思う。
山下さん、不破さんのベースは、また違う機会に見に行ってみたいと思うし、元々好きで良く見に行っている芳垣さんと内橋さんの、普段とは違う雰囲気の中で聴く演奏もたっぷり堪能。
内橋さんに至っては、いるのといないのとでは全く違う内容になっていたのでは?と思うほどのインパクト。
初めて見るマレイも、いろいろなタイプの演奏を聴くことができ、若干、どんな個性なのか未だ掴めないところはあるけど、演奏は素晴らしかったと思う。

それだけに。
最後のあの態度は、理由がどうあれ残念としか言いようがない。
アンコールがないことに関しては、アンコールがいらないくらい濃い充実した内容だったので構わないけど、終わり方が終わり方だっただけに、短くても良いからバシッと決めて終わって欲しかったのが正直なところ。
なかなか見れないハプニングとしては面白かったとも言えるけど、複雑な、妙な気分が残る。
満足なのと、残念なのと、7:3くらいの感じ。



上高地の続き。
back-woods song その1
back-woods song その2
back-woods song その3
back-woods song その4
back-woods song その5
back-woods song その6
back-woods song その7
[2008/11/30 18:41] | Live | トラックバック(0) | コメント(8)
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≪黒いのは3枚目 | ホーム | 気の抜けた感じが良いのかも≫
コメント
巨漢が怒ると怖いと思うよー
こんにちわ。
David Murrayかぁ。Murrayと言えばSunny Murryで、
Sunny Murrayと言えばAlbert Aylerで、
David MurrayはAlbert Aylerの影響を受けているようで・・・
ん?あっ!意味が有る様で無いですね(笑)。

私は内橋と言う人を知らないのですが、David Murrayって間口の広い音楽だと思うので、何か周囲を無視するような演奏をしてしまっただとか、黒人音楽を馬鹿にするような事を知らずの内にやってしまったのでは?
それか、ただたんにDavid Murrayの機嫌が悪かっただけとか、ビールが冷えてなかったとか(笑)。
[2008/11/30 23:22] URL | falso [ 編集] | TOP ▲
>fさん

あー、やっぱりアイラーの影響は受けているのですね。
その他、コルトレーンだったり、ソニー・ロリンズだったり、という感じでした。

>何か周囲を無視するような演奏をしてしまった

いえ、内橋さんという方は、というより、あそこにいた全員は、そんなことをするようなレベルの人達ではないです。
普段、内橋さんの演奏を楽しんでいるファンの一人としては、当然の演奏だったのですが。

>ビールが冷えてなかったとか

うーん、意外とこれだったのかも。(笑)
[2008/11/30 23:30] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
やっぱビールかぁ(笑)
こんにちわ。

David Murrayが今回のLiveに関してどれだけ事前にコミュニケーションをとっていたか知りたいですね。

音楽なんて結局は好き嫌いですから自分の思っていた方向へ行かなかった時にヌルいビールなんて飲まされたらキレますよ、きっと。

あっ!ビールと思って飲んだら発泡酒だったとかっ!
[2008/12/01 14:58] URL | falso [ 編集] | TOP ▲
>fさん

>どれだけ事前にコミュニケーションをとっていたか

それは、まったく知る由もありませんが、日本人メンバーではベースの不破さんのみが譜面を見ていたので、不破さんを中心にある程度準備して、マレイ自身とは当日のみ、って感じじゃないかと推測します。
それでも、あれだけの演奏をしちゃうのですから、皆さん、やっぱり凄いです。

>発泡酒

それです!
それに間違いないです!(笑)
[2008/12/01 19:23] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
こんばんは。興味深い記事が多かったんですが、今週はかなり忙しくしていて、今頃ようやく書き込みに来られました。

デイヴィッド・マレイというと、僕にはなんといっても80年代前半の、ラフ・トレード~CBS期のジェームス・ブラッド・ウルマーとの共演盤です。当時ジャズなんて全くわからず(今でもよくわかっていませんが)、ラフ・トレードから(ポップ・グループとかと同じ文脈で)出てきたとんでもなくファンキーな人達だと思って聴いていました。今聴いても超カッコいいです。

結局、冗談で(?)ヘッドロックするぐらいには仲直りしたんでしょうかね。
[2008/12/05 22:31] URL | yas [ 編集] | TOP ▲
>yasさん

お忙しいのにありがとうございます。

デヴィッド・マレイ、ご存知でしたか。
勝手なイメージからすると、ちょっと意外でした。
とは言っても、自分はマレイのことほとんど知らなくて、ウルマーとの共演盤のこともまったく知りませんでした。
でも、マレイにしろウルマーにしろ、ラフ・トレードって、あまりイメージ湧きません。
ぜひ、聴いてみたいものです。

>仲直り

ええ、まあ大人ですから。(笑)
そうだと思いますけど、どうなんでしょう。
[2008/12/06 00:48] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
piouhgdさん、こんばんは。

この記事のことについて当方の本日のログでちょこっと触れています。事後報告ですみませんです。
[2009/03/30 22:55] URL | ぬどい [ 編集] | TOP ▲
>ぬどいさん

あ、そうですか。
わざわざありがとうござます!
後ほど覗きに行きます~。
[2009/03/30 23:01] URL | piouhgd [ 編集] | TOP ▲
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